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2008/05/19

マネーパートナーズ為替分析 武市レポート

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   マネーパートナーズ為替分析 武市レポート

                             発行元 株式会社マネーパートナーズ
                  http://www.moneypartners.co.jp/

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―――――――――――――◆ 目 次 ◆―――――――――――――――
◇1)『外為っちゃ、おもしろい!』05/15(木)夕刊・05/16(金)朝刊掲載分より
◇2) 今週の為替相場、武市君はこう見る
◇3) 今週の主要経済指標発表予定と事前予想
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◇日本証券新聞:05/15(木)夕刊・05/16(金)朝刊掲載分より
 《掲載日が、今月から木曜夕刊・金曜朝刊に変更となっています》


 戻り売り期待の大きさとは裏腹に、今週のドル円は上値を模索する動きを続
けています。…(中略)…FRB関係者の講演が多く、ドル支援発言も相次いで
います。13日にはタカ派で知られるフィッシャー・ダラス連銀総裁が「ドルの
長期的信頼確保に向けて欧米当局は取り組んでいる」と指摘するなど、ユーロ
圏当局者による相次ぐドル安・ユーロ高阻止発言に続いて、FRB当局者からも
ドル安阻止発言が飛び出し始めています。背景にあるのは、FRBとしても容認
しきれなくなった、米国内のインフレ圧力上昇が考えられるところです。
               …(中略)…
 先月末のFOMC声明で、これまでの信用収縮対応からインフレ警戒へとFRBは
金融政策の舵を変更し始めていることが明らかにされています。主なインフレ
圧力の対応策としては「利上げ」と「通貨高(ドル高)」の2つになると見ら
れ、事実、現状ではこの2つに限られているともいえます。しかしどちらも金
融市場のファンダメンタルズが改善することが前提であり、そして現在は危機
的状況こそ後退したものの、脱却したとはいいがたい状況も続いています。
               …(後略)…


◇今週の為替相場、武市君はこう見る

 先週はFRB関係者から相次いだインフレ警戒発言や好内容だった米小売売上
高などを背景に、ドル円は週半ばまでは概ね堅調な動きを見せました。14日
には米消費者物価指数(CPI)が伸び悩んだことを背景にNYダウが上昇し、リ
スク許容度改善へと期待感が膨らんだことで105円半ばまで上値を拡大する場
面も見られました。しかしテクニカルで見た場合の抵抗ラインが密集してい
る105円台はドル売り圧力が極めて強く、国内輸出勢の厚いドル売りオーダー
もあって上値は押さえられ続けています。
 
 今週はまずは先週の下落に対する調整の動きから、ドル円・クロス円は値
位置を回復することが想定されます。景気の下振れリスクへの言及が回避さ
れた先月30日のFOMC声明が示唆するように、最近のマーケットテーマは信用収
縮不安からインフレ対応へと変わってきた感があります。このため予想を上回
る米経済指標が多く、また来月のFOMCでの据え置きもほぼ織り込まれている状
況では、上値への期待感台頭と共に下値の堅い状況も続きやすいとも見られる
ます。しかし史上最高値を更新してもなお、上値を追い続けている感のある原
油価格を見る限り、このままドル買いが進行するとも思いづらいところです。
先週は米リセッション懸念が遠退いたことを背景に、米経済の楽観ムードも漂
っていましたが、まだ時期尚早ということかもしれません。

 なお、今週の注目は20日発表の米生産者物価指数(PPI)と見られています。
先週の消費者物価指数が予想以上に落ち着くものであった一方で、新たなイン
フレ圧力拡大は、生産者の段階で着実に押し寄せているともいわれています。
このためこれが改めて確認されると、米経済を巡るスタグフレーション懸念が
さらに高まる可能性も指摘されています。さらに21日にはFOMC議事録の発表も
予定されており、利下げ打ち止めが示唆された同会合でインフレが論議されて
いたことが明らかとなれば、インフレ警戒感が増すことも想定されます。据え
置き観測という金利面からはドルの買い材料となるが、米景気の行く末(リセ
ッション懸念)につながる可能性もあり、ドルにとっては上値の重い展開を強
いられるかもしれません。

 もっとも株式や債券の動きは比較的しっかりしており、また為替ほど雰囲気
が悪化したという印象もありません。このため上値は重いものの、下値が支え
られる公算も高いといわざるを得ないところです。どちら方向にも警戒してお
かなければならないところですが、やはりより過度な上値期待への警戒を強め
ておいたほうがいいかもしれません。


◇今週の主要経済指標発表予定と事前予想================================

*日付   *経済指標                     *時間        *予想 
19日 (月)
日銀金融政策決定会合(〜20日) 
米4月景気先行指数                   【23:00】   -0.1%

20日 (火)
日銀金融政策決定会合(19日〜)
日3月第3次産業活動指数              【08:50】   0.5%
日3月景気動向調査・一致指数         【14:00】   N/A
日5月金融経済月報基本的見解         【15:00】   N/A 
独4月生産者物価指数                 【15:00】   4.8%
独5月ZEW景況感調査                  【18:00】   -37.0
欧3月建設支出                       【18:00】   N/A
加3月卸売売上高                     【21:30】   0.5%
米4月生産者物価指数                 【21:30】   0.4%

21日 (水)
BOE議事録                           【17:30】   
加4月消費者物価指数                 【20:00】   0.4%
加4月景気先行指数                   【21:30】   0.1%
米FOMC議事録                        【27:00】    

22日 (木) 
日4月通関ベース貿易収支             【08:50】   7290億円
日3月全産業活動指数                 【08:50】   N/A
英4月小売売上高指数                 【17:30】   -0.4%
米週間新規失業保険申請件数          【21:30】   37.0万件
加3月小売売上高                     【21:30】   0.3%

23日 (金) 
日銀金融政策決定会合議事要旨        【08:50】   
スイス4月貿易収支                   【15:15】    N/A
英第1四半期GDP改定値                【17:30】   0.4%
英第1四半期個人消費                 【17:30】   N/A
米4月中古住宅販売件数               【23:00】   485万件

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