2008/08/16
no9875の小説集から「幼夢の刃<ヨウムのヤイバ>(19)」
no9875の小説集から「幼夢の刃<ヨウムのヤイバ>(19)」 実は、前回の配信も旅行中ですた 第87号、配信です〜。 ●●● 前書き ●●● どうもです、no9875です〜。 前回、これから出発〜、みたいな内容のメルマガを配信しましたが、 前回のメルマガを作っていたのは、 実は4日だったわけですw というわけで、前回の配信時は、 うまくいけば自分は京都で観光を終え、 名古屋で先輩と飲んでるぐらいのタイミングでしたww で、今回は……そう、あの3日間! 私は東京のお祭りに行っているはずなのです〜。 ●●● このメルマガについて ●●● このメルマガは、私、no9875が書いた、 自己満足たっぷりのオリジナル小説を配信しています〜。 一体どこが自己満足なの? 私の、小説を書き始めたきっかけが 「小説家になりたい」 とか 「なんかデビューとかしたい」 ではなく、 「書いてみたい」 という、なんともひどいモノなのです…… それも文芸部とかそういう部活やサークルに入ってたわけじゃないんですよね〜。 カンゼンに、ただのシュミ(自己満足)です(^_^;) 普通なら、3日坊主で終わってしまう理由ですよね〜。 でも、なぜか終わらなかった………… で、どうせ終わらなかったんなら 誰かに読んでもらおうかな? とか思ったわけです〜。 なので、このメルマガで配信される小説に “最高&完璧&それなり” を求めないで下さいね〜(^_^;) 発行は、作品ができあがり次第、とさせていただきます〜。 作品ができあがったら、それを週刊目指して配信していきたいと思ってます〜。 ●●● 作品前書き ●●● 今回配信しているのは、「幼夢の刃<ヨウムのヤイバ>」です〜。 この作品は、あるHPで行われるはずだった小説大会に投稿しようと 思っていた作品なんですね〜。 でも、完成した時、既に〆切を過ぎていて、 制限文字数を1万文字もoverしていて、 さらに、なんか大会が自然消滅したっぽくて……(^_^;) でもでも、それなりに力を入れて書いた作品だと思っていますww 一応、大会に投稿するために書いていたモノですからねww 子供の頃の暖かく希望溢れた夢は、 現実に研磨され、 徐々に鋭い刃になっていく…… ★★★ 作品本編 ★★★ 幼夢の刃<ヨウムのヤイバ>(19) 「……スカー、……今、なんて……?」 私は、恐る恐るそう聞き返した。 「だから、僕の組織にフェルも入ろうよ。そうすれば、二人ともいつも一緒に、共に行 動できるじゃないか!」 私はスカーの言葉に唖然とした。 「だ……、ち、違う。私が言ってるのはそういうことじゃなくて――」 「聞いてくれ、フェル。……僕は気づいたんだ、……僕達の敵は、この国そのものなん だっていうことに!」 スカーは嬉々とした表情でそう言うと、剣先を天井に向けた。 「ス、スカー? いったい何を言って――」 「今の君は近衛隊だから、すぐにはピンとこないだろうけど……。……フェル、僕達が 孤児になった原因はなんだい? それは、この国が私利私欲で巻き起こした戦争だ、だ ろう? だから、一緒に僕の組織に入ってレジスタンスになろう。そして、僕達の故郷 を奪ったこの国を、一緒に打ち滅ぼそうよ!」 スカーはにっこりとした笑顔で、天井に向けていた剣先を私に向けた。 「僕はレジスタンスだから、フェルとは一緒にいられない。そして、チャンスを使い切 ってしまった僕は、もう近衛隊にもなれない。だから、フェル、僕の組織においで よ。……僕はフェルと一緒にいたいよ? フェルもそうでしょ? それとも、僕と一緒 にいるより、敵であるこの国の近衛隊に残ることが重要かい?」 スカーの言葉に、私はただただ、呆然とするしかなかった……。スカーの言っている ことは、まるで支離滅裂だ。だって私達は……。 「……スカー、スカーは大きな間違いをしている! 私達はそもそも、この国を何も恨 んではいなかったじゃない!」 私は、スカーの剣を睨みつけると、そう大きな声をあげた。 「……確かにスカーの言うとおり、戦争は国同士の欲から生まれたものかもしれない。 でも、私やスカーの住んでいた所を奪ったのは相手の国だし、それを迎え撃ってくれた のはこの国の人たちじゃない。そして、この国は戦争の責任を取って、私たちをちゃん と養ってくれた。だからこそ私達は、近衛隊に入隊したいって思えたんじゃない!」 私の言葉を聞いたスカーは、少し哀れむような目で私を見た。 「……フェルは近衛隊だから、この国を擁護したいと思う気持ちはわかる。でも、この 国が戦争をしたのが悪いのは事実。そして、僕達が養われたのは、軍人が偶然にも僕達 を発見したからだ。発見されなければ、僕もフェルも野垂れ死んでいただろう、戦争に よってね」 ……これが、私の知っているスカーなの? ……私の知っているスカーは、こんなお かしなことを、こんな堂々と言う人だったの……? 「ちがうちがう! スカー、今のあなたは、この国の悪い部分だけしか見ていない。そ れじゃあ、どんな善人も悪人になっちゃうよ!」 「そういうフェルは、良い部分だけしか見ていないじゃないか。それじゃあ、どんな悪 人も善人になってしまう! ……なあフェル、こんな言い合いをしていてもらちがあか ないだろ? 僕は君と一緒にいたい。だから君を迎えに来たんだ。そして、君も僕と一 緒にいたい。……さぁフェル、君はどうするんだい?」 スカーはそう言うと、手を前に出し、一歩私に歩み寄った。……そこに、先ほどまで 見え隠れしていた敵意はまるでなく、まるで昔のスカーに戻ったかのようだった。 が、そこにいるのは、スカーの面影を残しただけの別人だった。言葉にはトゲがあ り、目は輝きを失い、笑みは怪しくゆれる……。まるで、スカーをまねて作った、蝋人 形のようだ……。こんな……、こんなスカー、私の好きだったスカーじゃないっ! 「……私はスカーみたく頭良くないから、戦争の何が悪いとかはわからない。……で も、そんな私でも確実に言えることは、今のスカーは私の知ってるスカーじゃないって こと! 昔のスカーは、恨みとか復讐とか、そんなどす黒くて悪意に満ちたものに目を 向けてはいなかった! ……お願いスカー、あのころのスカーに戻って!」 私は、心の底から叫ぶように、スカーに言葉をぶつけた。 ……しかし、私の言葉は、スカーに届かなかった……。スカーは、出していた手を力 なく下げると、 「……そうか、僕と一緒に来てくれないんだね?」 と、確認するように、ぼそっと呟いた。 「スカー、レジスタンスなんてやめて……。このままじゃ、私とスカーは、本当に敵同 士になっちゃうよ。……私、そんなの嫌だ……」 「僕だって、君と敵同士になるのは嫌だよ。……だから……、こうなることは仕方ない んだ……。……フェル、僕は、君を力ずくでも連れて行く!」 その瞬間だった。スカーは剣を振りかざしながら、私に向かって踏み込んだ。 ●●● 後書き ●●● 読んでいただきどうもです〜。 ちょっと長めでした(^_^;) この後、もう一波乱あるのですが……。 まぁ、それはおいといて。 こういう場面だと、どうも女の人を強く書いてしまいたくなりますね〜。 剣技じゃなくて、心の方、ね。 どうもこういう場面では、男は非情に頼りない描写や、 微妙に病んでる方が「らしい」気がしてなりませぬ(^_^;) 次回は『幼夢の刃<ヨウムのヤイバ>(20)』を配信する予定です〜。 では、次回の配信もよろしくお願いしますです〜。 ●●● 掲示板 ●●● (07/11/14) HPにて、『幽霊人間』と、 『幽霊人間-ビジュアルノベルゲーム版』を公開しました〜。 アドレスはコチラです。 http://www.a110.com/no9875/ 書斎→no9875の小説集よりどうぞww ページにはフレームを使用しています〜。 フレーム対応のブラウザでご覧下さいねww (07/07/01) HPにて、『死人に口なし』と、 『BodyKeeper.改』を公開しました〜。 公開が遅くなってスイマセンです……orz アドレスはコチラです。 http://www.a110.com/no9875/ ページにはフレームを使用しています〜。 フレーム対応のブラウザでご覧下さいねww (06/12/10) 『Forgotten HERO of Love.』を公開開始しました〜。 アドレスはコチラです。 http://www.a110.com/no9875/ ページにはフレームを使用しています〜。 フレーム対応のブラウザでご覧下さいねww (06/05/28) 小説の挿絵(キャラ絵)を募集しています〜。 頂いた絵は、 余程自分のイメージとかけ離れていなければHPで公開させてもらう予定です。 イメージにガッチンコの絵は……なんか贔屓します。 ……まぁ、贔屓とはいっても本当にささやかな贔屓ですから、 あまり期待しないで下さいな(^_^;) ……にしても、こんなのどっかの一流小説書きでもないとしてないのでしょうし、 ただの趣味の範囲で小説をかじっている人間がこういうお願いはどうかと思いますが、 お願いするだけタダですからねww(ぁ 描いていただける方は、できた画像をno9875@hotmail.co.jpに送ってくださいな〜。 添付する際は、書庫や実行ファイルに圧縮せず、画像をそのまま添付して下さいな〜。 (06/04/24) 『Forgotten HERO of Criticism.』を公開開始しました〜。 内容的には変更ありませんが、文章的に多少手を加えてあります〜。 アドレスはコチラです。 http://www.a110.com/no9875/ ページにはフレームを使用しています〜。 フレーム対応のブラウザでご覧下さいねww (06/03/27) 前に配信した、『BodyKeeper.』を簡単に書き直しました。 http://www.a110com/no9875/ の、『書斎』にある『小説集』からどうぞ〜。 ページにはフレームを使用しています〜。 フレーム対応のブラウザでご覧下さいねww (05/10/12) ちゃっかりもう一つメルマガを始めました〜。 内容は小説じゃありません〜。 あなたの思想の自由と表現の自由をガンガン使って、 わたしやあなたの考え方を磨き、柔らかくするメルマガです〜。 バックナンバーでも見てやって下さい〜。 そして、少しでも興味を持ったら購読してみて下さい〜。 どうせタダですからね〜♪ 紹介URLはこちら↓ http://www.mag2.com/m/0000172624.html (05/07/10) 感想歓迎です〜。 小説的な感想から、内容的な感想まで、どんな些細なことでも結構です!! あやふやな感想でもかまいません! 今後の執筆や、no9875の考え方を深めるためにもよろしくお願いしたいです〜。 ●●● メルマガ情報&発行者情報 ●●● ○発行者:no9875 ○発行者連絡先:no9875@hotmail.co.jp ○発行者サイトURL:http://www.a110.com/no9875/index.html *注意:サイトはフレームを使用しています。フレーム対応のブラウザでご覧下さい ○感想:no9875@hotmail.co.jp :http://fox.hokkai.net/~sajo/no9875/novelcgi/kansou/kansou.cgi(掲示板) ○登録・解除・バックナンバー:http://www.mag2.com/m/0000163190.html ○マガジンID:0000163190


