2006/03/09
【第31号】オンリーワンの家を!建築家と家を創ろう!
(ご開封、ありがとうございます!)
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◆◇◆オンリーワンの家が建った! 建築家と家を作ろう!◆◇◆
家の雰囲気はちょっとした事で変わります。建築家から聞き出す
“住まい創り・部屋作りの情報”を、本年から隔週でお届けします。
〔第31号〕 強く優しく美しく…昔のお屋敷の実力
URL: http://www.bridge-studio.net/
・・・‥‥……━━━ 2006.03.09 vol.31 ━━━……‥‥・・・・
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■ご購読、ありがとうございます!
ブリッジスタジオ(略してビースタ)では
家を建てたい方と『複数の建築家さん』をお引き合わせする
『お見合いの場』を提供しております。
出会いの中で、これまで多勢のお客様が、家に対する想いを
現実になさっています。
このメルマガでは、そんな“住まい作り・部屋作り”の現場から
これから、家を建てよう・改装しようという方に役立てて
いただける情報をお届けしてまいります。
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皆さま、いつもご愛読ありがとうございます。編集者の田村です。
季節はめぐってはや3月。寒い寒いと言われながらもようやく、梅が
咲き始めています。桜はまだまだ先ですが、木々の枝には色づき始めた
つばみが、ちゃんと春の準備をしていますね。だんだん枝がピンクに
染まってくるのがわかります。
編集者が住んでいるのは京都。全国でも学生が多い街として知られて
います。学生だけで京都の人口の1〜2割まで達するそうで、学生街は
昔ながらに腹ペコ学生の腹を満たす、ボリュームのある料理を出して
くれるところがたくさんあります。
近年目立つのは、築100年も経つ町家を改装して下宿したり、トイレ・
台所共同のアパートを今風に改装した家に住む学生さんが増えたことです。
アジアをはじめとする海外からの留学生も多い京都では、外国人の方も
多く、日本の文化に興味を持ってお住まいになることも多いのだとか。
なんだか嬉しいですね。
京都は特に、暑さ寒さが厳しく、そんな中で快適に住めるよう創意
工夫された町家は、独特の雰囲気があり一種芸術の域に達している
のではないかと思うほど。しかし、西陣など昔ながらの町家が建ち並ぶ
ところでも、時代の流れか、取り壊しが決定しているところもたくさん
出ています。
多くの学生や芸術家達を受け入れてきた京都の町家ですが、学生の7割が
ワンルームマンションに住む時代、生き残り策にも決定打がなくさびしく
なっていく一方です。反面、町家を改造したレストランや雑貨やさんも
最近ではできていますので、京都にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみられ
ては。レトロな雰囲気がステキですよ。
□■膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり□■
京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町283-2 TEL 075-257-5766
□■ロビンソン烏丸□■
京都市下京区烏丸通仏光寺西入ル釘隠町238 TEL 075-353-9707
町家ではないのですが、旧国務大臣の私邸がレストランになっています。
□■京都洛東迎賓館■□
京都市山科区竹鼻堂ノ前町35-1 TEL 075-581-0001
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■第31号 INDEX
1.高橋是清邸の耐震補強に感動
2.建替えたいな、と思ったら
3.編集後記
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◇◆◇◆1.高橋是清邸の耐震補強に感動◇◆◇◆
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東京に行った折、「江戸東京たてもの園」というところに立ち寄りま
した。「江戸東京たてもの園」は、都立小金井公園内に、1993年(平成
5年)3月に開園した野外博物館です。なんと江戸時代から昭和初期までの、
27棟もの復元建造物が建ち並んでいて、建築の貴重な歴史をたどる
ことができます。
その中でも、高橋是清邸は、もとは赤坂にあったといわれる政治家の
高橋是清のお屋敷の主屋部分を移築したもので、古さの中にも美しさの
ある、風格ある住まいです。この高橋是清邸、建築家の目から見ると、
今で言う耐震補強にあたる工夫がなされているようで。
しかも、それがいかにも、という感じのものでなく、周りに溶け込んで
さりげないのです。既存のサッシの内側(あるいは外側)の本来ならば
筋交(すじか)いの必要な箇所に、かっちりとした格子を取り付けて
あります。
筋交いとは、木造住宅で建物の強度を増やすために、土台に立ち上げて
組んだ柱・梁に対して、斜めに木材を取り付けたもの。この筋交いが
あることで、建物の変形に対してつっぱって耐えてくれますので、建物
の強度が増します。
古い木造建築で、建物の角がサッシになっているものなどは、当然壁
ではないわけですから、強度が弱くなりがちです。その反面、現在の
木造建築は、建物の角は壁になっていて、壁の中に筋交いが入っている
建物が多いので、古い木造に比べて耐震強度に優れていることになり
ます。
この古い木造建築で、いかに美しく強度を上げるか、そのお手本がこの
高橋是清邸でした。筋交いのかわりに、現存の柱に溶け込む木製の、
あたたか味のある色に塗られた格子をあてがってあります。
格子とはいえ取り付けてあることで、多少は内部は暗くなりますが、
光と風も通り風格もあり、なかなか考えられているなあと思いました。
建物の内部側に取り付けしているので、廊下や部屋の面積はその分狭く
はなりますが、いかにもといったいやみがないのがいい感じ。是清は、
1902年(明治35年)この家が完成してから昭和11年の2・26事件が起こり
暗殺されるまで、約30年間この家で暮らしたのだとか。歴史を見続けて
きた重みが加わって、なんともステキですね。
このように、今ある雰囲気のまま、耐震補強をしたいと考えておられる
方は、ぜひ建築家の先生にご相談ください。このような文化財にも使わ
れた優れた耐震補強を、あなたの家だけに合うようにアレンジして、
住まいを美しく、しかも強くしてくれます。安心や美しさに対する価値は、
お金だけでは測れません。ご相談だけでもお気軽になさってみられま
せんか。
耐震補強だけに限らず、昔の建造物は、古い中にも新鮮なデザインが
たくさんあって、本当に勉強になります。東京に行かれたらぜひ立ち
寄ってみてくださいね。住まい作りのヒントがたくさんありそうです。
□■江戸東京たてもの園□■
http://tatemonoen.jp/index.html
場 所 東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
アクセス JR中央線武蔵小金井駅又は西武新宿線花小金井駅
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◇◆◇◆2.建替えたいな、と思ったら◇◆◇◆
◆◇◆
人間が徐々に歳をとるように、住まいも老朽化していきます。物理的
な傷みだけでなく、使う方の人間も歳をとって、若い頃には平気だった
動作ができなくなり、住まいが使いにくくなったりします。
今流行のバリアフリーは、なにも車椅子など特別な方のためだけでは
なく、歳をとっても自宅で悠々自適に暮らしたいと願うすべての熟年
以降の方々に、必要不可欠な設備なのです。
加えてここ数年、住宅設備の進化はすごい!システムキッチン・カウ
ンターは当り前、スライド式のキャビネットからガラストップコンロ、
オール電化住宅などなど、ため息が出るくらいの設備が安価になって
います。ちょっと前まで朝シャンができると喜ばれたシンクの広い
洗面台は今や標準、ミストサウナや浴室暖房乾燥機付きバスルーム
などが出てきて、自宅でエステ、も当り前になりつつあります。
でもそれも当然ですよね。バスルームと言えば、濡れて滑りやすいです
から、暗かったり手すりがなかったりしたら危ない!トイレも同じです。
他の部屋に比べて室温が低いため、心臓発作などの疾病になりやすく、
暖房設備や安全設備は不可欠。おまけにどちらも、あまり人に見られ
たくない「個室」ですから、こだわっておきたいところです。
こんな時代ですから、インターネット設備環境や防犯セキュリティ
対策も見逃せません。家族構成や家族の趣味の内容などによって優先
順位は変わりますが、どれも押さえておきたいことです。工事などが
必要なものも、建て替えや住み替えのときに一緒に行ってしまえば、
入居後ソク使えて便利ですよね。
では、建て替えにはいくらぐらいの費用がかかるのでしょうか。
まず、建物の建設費、これは当然としても、建て替え中の間、仮住まい
を用意しなくてはいけません。そのための引越し費用、古い家がある
場合は取り壊し費用だってかかります。荷物が多い方は、トランク
ルームなどを借りることもあるでしょう。来てくださる職人さんに、
お茶も出さなくっちゃ…。時々だって現場を見に行きたいし、となると
近い方はいいですが、遠い方は交通費だってかかりますよね。純粋に家の
建設費だけではすまないのが怖い!手元にだっていくらか自由に使える
お金は残しておかなければ。
頭金にしても、引越し費用にしても、一般に売買代金の2割以上を用意
するのが理想だといわれています。現金支払いされる方は少なく、多く
の方は住宅ローンを組むことになりますが、年収や家計をもとにして、
返済額を決め、借入額を計算します。あなたのお宅はどこまで理想を
かなえられるのか、ぜひ専門家にご相談くださいね。
費用が心配、この金額でどのくらいまで自由がきくのか、なにごとも、
専門家はどーんと受け止めてくださいます。優先順位をつけて、徐々に
家族の夢に近づいていきましょう。ご相談、お待ちしています。
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http://www.bridge-studio.net/arc/cat5/cat7/
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◇◆◇◆3.編集後記vol.31◇◆◇◆
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高橋是清邸もそうですし、京都の町家もそうですが、昔の建物には
今の建物にないよさがありますね。あたたかく、やさしく住むものを
癒してくれる、そんな懐かしさがあります。
私自身も和裁を習っているのですが、和裁の場合、真新しい反物から
着物などを作ることもありますが、長くしまっておいた新古品の反物
とか、洗い張りといって、一旦着物にしたものを解いて、元の反物の
形にしたものを縫うこともあります。それなりに苦労や不自由もあり
ますが、古いものに新たに命を吹き込む作業は、けっして嫌ではあり
ません。
新品の反物は、着物に仕立て、擦り切れるまで着ます。そして解いて、
コートや羽織、最後には綿入れ半纏や寝巻きなどに仕立て、それでも
擦り切れたら今度は布団の表生地にします。そこまでとことん使い倒して、
ようやくお役ごめんとなるのです。昔は絹や綿などの繊維は貴重品だった
ため、長く始末して使ったものでした。
住まいをリフォームしたり建替えたりする場合も、今あるもので
使えるものは、どんどん使ってもらってはいかがでしょう。柱や取り
壊した家に使われていた建材、思い出の楽器とか家具とかを棚に
したりインテリアとして再利用したり。使えるものは大切に使って
いけたらいいのにと思います。リサイクルとか、ハイカラな大義名分
ではなく、思い出を大切に残すために。始末のために。
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さて、今回のメルマガ、いかがでしたでしょうか。
皆様からの実例や、ご質問、ご意見をお待ちしております。
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それでは、また次回!
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