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世の中はオノマトペ(擬音・擬態語)に満ちあふれています。オノマトペを通じて現代(今)を切り取るとどうなる?ちょっぴりタメになって、時に納得?オノマトペを制す者は明日を制す!(かも)

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2006/05/08

「ワンダフル・オノマトペ」楽しんじゃえ擬音・擬態語VOL.44【ぎおんごぎたいごじしょ】

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【ワンダフル・オノマトペ】楽しんじゃえ擬音・擬態語
  
   No.44【ぎおんごぎたいごじしょ】:2006年5月8日(月)

        ガイジンが出てくるだけで
        カッコいいだろう、なんて
        コマーシャルだけにしてよ

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自然の営みも、気持ちも、動作も、そのひと言だけですべてを言い表すことが
できる魔法のことば、オノマトペ(擬音語・擬態語)
オノマトペから現代(今)を切り取ると、さあ、どうなる?

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みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
「ワンダフル・オノマトペ」も連休中は休みをいただきました。
さて、再び発信!
今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

□━44:今週のオノマトペ━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
┃
┃		     「ぎおんごぎたいごじしょ」
┃
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オノマトペを扱ったメルマガを始めるに当たって、
多くの関連資料を読みあさりました。

そのひとつに、「GIONGO GITAIGO J゛ISHO ぎおんごぎたいごじしょ」
という本があります。( http://tinyurl.com/pgz5z )

900語以上のオノマトペを取りあげ、その意味や用例を、
たとえばこんな風に紹介しています。


【すいすい】の文字が書かれたピンポン玉がすいすいとプールを泳いでいたり、

ソフトクリームの上に雪がこんこんと舞い降りている写真を添えて
【こんこん】を説明していたり、

【ねちねち】では、例文が4ページに渡り、ねちねちと綴られていたり、と。


舞台は架空の「かぜのまち」
そこで暮らす人々の生活や気持ちが描き出す「ぎおんごぎたいご」を切り取った
絵本のような、写真集のような、そんな趣です。

ちりばめられた写真やイラストも微笑ましく、書体やレイアウトも穏やかで、
ときおり手に取り、パラパラと眺めてみたくなる本、という感じです。



でも私には、この本がなぜかしっくりときません。
どことなく居心地の悪さを感じてしまいます。
気恥ずかしさや窮屈ささえもあります。

なぜ?

お気に入りのオノマトペがいっぱい出てくるのに?




例文を読み進める内に、違和感の正体が分かりました。
登場する人物の名前をざっと挙げてみましょう。
ジョージ、ジュエル先生、ストルマーレじいさん、リサ、ヤンセン巡査、
ジャンピエール、ストレンジ先生、などなど。


言葉の響きと意味が直結しているオノマトペはとても感覚的です。
日本語で育った私たちは、特別に習ったわけでもないのに、
自然と理解でき、使いこなしています。

でも、


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日本語の達者な留学生が腹痛で医者に行ったら、
「しくしく痛むの?きりきり痛むの?」と聞かれてとても困ったと訴えます。
「しくしく」と「きりきり」の意味の違いが全く分からなかったそうです。
(山口仲美編「暮らしのことば 擬音・擬態語辞典」より)
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そうなんです。

日本語のなかで育った私たち以外の人々にとって、オノマトペはヒジョーに
難解なコトバでもあるのです。
「しくしく」と「きりきり」なんて、その違いなど理解できるはずもありません。

オノマトペこそ、日本人なのです。
↓
この件に関しては、バックナンバーで一度触れています。よろしければご覧下さい。
( http://tinyurl.com/pw7b7 )



で、違和感は、その紹介に「ガイジン」を起用していること、だったんです。
「ガイジン」にオノマトペは似合わないよ。



執筆者を見て、なんとなく納得。
某大手広告代理店のアートディレクターとCMプランナー、というではないですか。
コマーシャルならば、商品のイメージを高める(高まると錯覚させる)ためガイジン
を使うことが多々あります。
でもオノマトペは日本人ならば誰もが使っている普段使いのコトバ。
無理してカッコつけなくても、着飾らなくてもいいじゃない。

オノマトペはそのままでもじゅうぶん魅力的でワンダフルなんですよ。


□━━━━━━━━━━あとがき的補足━━━━━━━━━━━━━━━□

今発売中の季刊誌「広告KOHKOKU」の特集は「ことばエネルギー」。
「ことば」についてさまざまな特集が組まれています。

そのなかで、この「ぎおんごぎたいごじしょ」が紹介されています。
ちなみに、「ぎおんごぎたいごじしょ」の仕掛け人であるアートディレクターと
執筆者であるCMプランナーは、某大手広告代理店の方。
季刊誌「広告KOHKOKU」の発行は、同じ某大手広告代理店。

自社発行の雑誌で自社社員の手がけた本をさりげなく記事のカタチで
紹介(宣伝)するなんて、さすが大手広告会社です。
しかも、「感じる辞書」として話題の、なんていう枕詞を添えています。
え?話題なの?
どこで?いつ?誰の間で?

世の中には記事の仮面をかぶった広告や宣伝がいかに多いか。
メディアには心して接しましょう。


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【ワンダフル・オノマトペ】楽しんじゃえ擬音・擬態語

:44「ぎおんごぎたいごじしょ」

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