2009/12/10
【企画のココロ】Part2 第100号~いろいろ現場報告・その1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □2009年12月10日 第100号 ─────────────────────────────────── ■■■ ■■■ 企┃画┃の┃コ┃コ┃ロ┃Part2 ■■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ ■選ばれる存在へ@共感ブランディング■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 女房から短い携帯メールが来た。 「9時より遅い!」 ん?なんだ? 帰りが遅くなるってか? しかしなんで語尾が強いんだ? 何か怒ってるのか? 発音してみる。 「9時より遅いっ!」 うん、やっぱり怒ってるようだ。 あの事まだ根にもってんのか・・・・。 こんなときは、ケーキでも買って帰るかな。 帰宅すると謎が解けた。 女房が送るつもりだったのは・・・・ 私の帰宅時間は「9時より遅い?」だった。 ご機嫌でケーキをほおばる女房を見ながら、 !と?を間違えるだけで、 とんでもなく伝わる印象が違うんだぞと恨む私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランド構築について、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロ式共感ブランディング───────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │□らしさ表現 │□共感を耕す │□恋愛型マーケティング │□狩猟型から農耕型へ │□ハードの前にソフトありき │□独創・独自化 │■ブランディングの現場 ←……■今回はここのお話 │□私的なココロ │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今回のテーマ──────────────────────────── ┃ ┃ ┃ 【いろいろ現場報告・その1】 ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■またまたご無沙汰してしまいました。 心配していただいた読者さんもおられましたけど、 毎日バタバタ、元気にしておりましたよ。 ただね、長い出張の後なんか、 疲れがとれないんですよね。 で、人間ドックにも行って調べてもらいました。 言われたのは・・・・脂肪肝(^_^;) これって中年の酒飲みならみんな指摘されること。 まあ、健康ってことです。 しかし、ずいぶん配信にブランクつくっちゃいましたので、 近況報告に代えて、最近取り組んでいるプロジェクト報告など、 つらつらと書いてみますね。 ______________________________ ■ ソフト熟成 ______________________________ この春からご縁をいただき、毎月おじゃましているのは、 首都圏で個性を発揮されている自然食品メーカー。 仲間の建築家Yさんと共に、 私もプロジェクトメンバーとして参加させてもらってます。 そこでスタートしたプロジェクトはまさに、 「ハードの前にソフトありき」を地でいく開発計画。 取得された3,000坪の土地に、 新社屋、新工場、直営ショップ、 それに共感を育むスペースを配置するというのが主な構想です。 何をやるのか、やりたいのか。 形を作る前に徹底してソフトネタを練っています。 しかもそれ、着工は早くて3年後。 3年前から施設開発を熟成させていく計画なんです。 けっして大きくはない規模の会社なんですが、 私の長年の経験の中でも、これほどソフトを理解され、 またその構築の過程をを楽しむことを知る会社は珍しいですね。 ツーカーで話が進むミーティングも、 そりゃもう、刺激的で楽しかったんです。 こちらの頭を自由にさせてくれるから、 発想もノリよくできる。 会社に縁のある数字の「5にこだわる」という要望から、 五感で表現するという施設計画が生まれ、 「五感=互感」 というコンセプトが生まれたんです。 「互感」とは互いに補完しあうもの・・・ だからお客様だけでなく、従業員や生産農家も巻き込む というテーマも生まれました。 そこまでくると、施設建築のハード的にも 何を造ればいいか、およそのカタチが見えてくるんですね。 ここには私のテーマでもある“可変する店舗空間”もつくりますし、 土地の合理的活用で市民農園もつくります。 首都圏で市民農園は絶対に受けますよ。 土地を貸すことで収入を得る。 外構整備費も節減できる。 ↓ 農業指導することで農家との交流を生む。 ↓ 収穫の喜びを体験してもらう。 ↓ その収穫を自分で販売してもらう。 ↓ 収穫物を使っての料理教室の開催、等々。 ↓ それらを一連の集客イベントにしていく。 という、一石五鳥にも六鳥にもなる可能性を秘めている。 すべて、「五感=互感」という、 言葉のコンセプトによって、発想がスタートしたんです。 あらゆる角度からアイデアを出し、発想と検証、熟成を重ね、 シミュレーションしていく。 それも、皆がワクワク楽しみながら。 私の、最も得意で最もやりたい、 コンセプト構築〜グラフィックデザイン〜店舗デザイン〜販促という、 一貫した縦軸の開発ができそうです。 他にもいろいろと面白い仕掛けやデザイン、 それに現在進行形のアイデアはいっぱいあるんですけどね、 プロジェクト完了まで、まだまだお見せできないのが残念です。 こういうやり方なら、失敗のリスクは限りなく少なくなります。 巨額の投資で失敗している開発は、 結局はそういうソフトの熟成をしていないんです。 ネタが空っぽのまんま、見切り発車で、 ハード主導開発をやってしまっているんですね。 ______________________________ ■ 共感グランドデザイン ______________________________ ところで、あなたは、 自分の死について考えたことはありますか? まだお若い方にはピンとこないことでしょうね。 40歳をとうに過ぎ、時の経過に加速度の付いた現在、 また2年前に母を看取ってからの私は、 時折「死の過程」について考えることがあります。 そんな今年、お声をかけていただいたのが、 10年前にご縁のあった九州の会社。 介護保険開始と同時に 訪問介護サービスをご夫婦でスタートした会社です。 当時私も、施設開発のお手伝いをしたんですね。 ここの施設は秀逸でした。 当時の介護ビジネスって、 早いもの勝ちみたいな風潮があって、 雨後のタケノコのように介護サービスセンターが乱立してました。 で、付け焼き刃的な簡単な事務所が多かったんですが、 ここは全く違う考え方でした。 大変な労力になる訪問介護のスタッフのために、 新築した事務所ビルにゆったりとした研修室・休憩室、 それになんと、疲れを癒す露天風呂までつくったんです。 果たして、口コミが口コミを呼び、 募集しなくても優秀な人材が集まり、 アッという間に地域一番店になりました。 不正で消滅したグッドウィル・グループなどと違い、 こちらはコツコツと事業を育んでこられてたんです。 それで、新築した事務所ビルの20年計画の返済を、 10年で完済してしまったんですね。 なんだか、いいことをいい方向で考え続ける人って、 運も味方に付けているみたいです。 そんなご夫婦ですから、次に考える事もすばらしい。 今回は難しいけど壮大な、 完成すれば素晴らしいビジネスモデルになるであろう構想を お持ちでした。 それは、自分たちも入居する「終の住まい」の建築構想。 素敵な環境で、万全な緩和ケアの受けられる施設。 それも、国や行政の施策をあてにしない独自採算制でつくりたいと。 そこの入居者がみんな出資者(オーナー)であれば、 理不尽な経営合理化もなく、スタッフの対応も違ってくるでしょう。 緩和ケアって言っても、 若くて健康で、介護経験のない人にはピンとこないと思いますので、 その辺りをちょこっと説明しますね。 WHOの定義する緩和ケアの最終目標は、 「当事者と家族にとって、 できるだけ良好なQOL(quality of life)を実現させること」 とあります。 QOLとは「人間らしい尊厳に満ちた生」ということです。 「生活の質」「生命の質」「生の質」が問われてくる。 具体的にどういうことかというと、 *痛みや不快感がなく、 *食事を経口で摂ることができ、 *自分で排泄ができ、 *思うことを表現することができ、 *わずかでも自分のやりたいこと(仕事や趣味)ができる ・・・・こういうことです。 いたって普通のことでしょ。 健康なときには普通にしているこういうことが、 どれだけできるかがQOLを測る基準なんです。 例えば病院って、 元気な人まで病気になりそうな空気というか匂いというか、 そんなの感じたことありません? そんなものが全く感じない施設、つくりたいですねぇ。 誰でもわかる親切な案内サイン、 新鮮な空気の流れを考えた施設ゾーニングに、 風水による「氣」の流れまで考慮し・・・ それに加え、スピリチュアルな側面(死への不安)まで ケアすることができる施設・・・ 実現すれば素晴らしい事例になるでしょう。 自分たちのための構想ですから、そこにはブレもない。 まさに、共感グランドデザインになるはずです。 いまその実現に向け、 みんなで仕組みづくりの知恵を絞っているところなんです。 終の住まい、緩和ケア、人間の尊厳・・・ これらは、今後の日本で最重要なキーワードになると思いますよ。 ■あといくつかお話したい事例があったんですが、 ちょっと長くなりすぎるんで、それはまた次回に・・・ 「楽園への扉」ってお話や、 「動産店舗」ってお話、 ふと気づいた良くない事例の、 「澱(おり)が溜まるように」ってお話は、 次回101号のココロなのだ〜! ・・・次号は近々配信しますから読んでね。(^_^;) ┏━━━━━━━━━━━━ 今回のココロ ━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■言葉のコンセプトによって発想をスタートさせ、 ┃ ┃ 発想と検証、熟成を重ね、シミュレーションしていく。 ┃ ┃ ハード主導ではなく、そんなソフトの熟成が成功のカギ。 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ■終の住まい、緩和ケア、人間の尊厳・・・ ┃ ┃ これらは、今後の日本で最重要なキーワードになる。 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記────────────────────────────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。 本当にお久しぶりです。 まぐまぐさんから、 「もう休刊になっちまいますよ〜」という警告メールをもらって、 重い腰を上げたようなことです。 次は100号だから、これまでお伝えしてきたことをギュッと まとめようと思ってたんですが・・・ これだけブランクあると、それも間抜けな感じです。 まあ、そんなまとめは次の次の号ということで。 しかし、2005年6月からスタートしたこの「企画のココロ」 何度も冬眠状態に入りながらも100号に届きました。 (ま、たいした数じゃありませんけど) 配信モチベーションが下がったりしながらも、 どうにか続けてこられましたのは、 長きに渡り、支えてくださった読者の皆さんのおかげです。 本当にありがとうございました! 今後も、これはお伝えしたい!というネタがあるときには配信します。 ですから不定期のメルマガになると思いますが、 私なりの選りすぐりエッセンスにはするつもりです。 そんな私でよろしければ、引き続きご愛顧のほど・・・ さて、この100号が届く10日の正午の私は、 ちょうど広島から東京に到着した頃です。 今年最後の東京出張なんですが、やはり夜は寒いでしょうね。 泥酔してどこかで寝込んでしまわないように気をつけよっと。 でも前回の東京は、泥酔して「銀座ルパン」の階段を転げ落ち、 とっても恥ずかしい目に遭ったので、 そういうのも気をつけないと・・・ つづきは101号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企画のココロ 】Part2 ─────────────────────────────────── ■発行周期 不定期 ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://archive.mag2.com/0000161000/index.html ■ご意見・ご感想は→ mailto:info@dclabo.com *心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005-2009 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/000045.html


