2009/06/12
【企画のココロ】Part2 第099号~らしさに徹する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □2009年6月12日 第099号 ─────────────────────────────────── ■■■ ■■■ 企┃画┃の┃コ┃コ┃ロ┃Part2 ■■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ ■選ばれる存在へ@共感ブランディング■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ バタバタの日々が続くと、 やはりどこかで息抜きしたくなる。 そんな日々の中、ぽっかり空いた1日。 夫婦で讃岐うどんの本場ツアーに行った。 飲みたいばかりに、いやいや長距離バスツアー。 何件もの人気店を巡り、最後に金比羅さんに立ち寄るコース。 そこでの支払い時にうちのカミサンは、 「おさいせん、お願いします」 (おかんじょう) …ったく、神か! まあ、「卓球って“動体離脱”の訓練になるって」と、 動体視力と幽体離脱を混同するほどの、 言葉間違い天才の我が妻。 こんなことでは驚かない私。 帰りのバスに乗り込み、ふと後ろのバスに目をやると、 うちのカミサンが乗り込んで、 運転手となにやら話している。 (やれやれ…バスまで間違って…) と周りを見渡すと何かが違う。空気が。 バスを間違っていたのは自分だったと気づく私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランド構築について、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロ式共感ブランディング───────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │■らしさ表現 ←……■今週はここのお話 │□共感を耕す │□恋愛型マーケティング │□狩猟型から農耕型へ │□ハードの前にソフトありき │□独創・独自化 │□ブランディングの現場 │□私的なココロ │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今回のテーマ──────────────────────────── ┃ ┃ ┃ 【らしさに徹する】 ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ずいぶんご無沙汰してしまいました。 なんと2ヶ月ぶりの配信です。(^_^;) これだけ空くとなんかこう、 スムーズに書き始められない感じでいけません。 最近ご依頼いただくお仕事に、 現状を打破するための根本的なリニューアル、 いわゆる“再生プロジェクト”が増えてきました。 それが出張仕事で、しかも提案のリミットが迫ってる・・・ なんていう案件が重なると、 アッという間に時間が経過してしまいます。 前回ちょっとお話した、 破綻したリゾート施設も投資銀行が絡んで進行中ですし、 そしてまた、北海道の危機的状況にある温泉郷の再生にも 取り組もうとしています。 お話を聞くとね、どこだって必死で頑張ってるんです。 あの手この手をやり尽くし・・・それでもうまくいかない。 何が悪いかなんて、 あまりに複雑に要因が重なり合っていて、 それを探るだけでも大変な事。 そんな時は、根本に立ち返って見直すことしかないんです。 根本とは、やはり“らしさ探し” 自社らしさ。 自分らしさ。 そんな固有の個性。 やはり、それを明確にしないと生きながらえないし、 間違ったことにコストを投入してしまうことにもなりかねない。 そこから何がみつかるか、何をつくれるか。 しかし“らしさ”を見つけ、より良く作り込む・・・ なんて作業はとっても難しいんです。 そもそも、自分たちに、 他のライバルたちにはない個性や特色があるのかどうか・・・ という話になる。 自分の個性が自分ではよくわからないように、 内部にいると、自社らしさもわからなくなってしまうんですね。 ■他社と似たような商品、似たような技術、似たようなメッセージ・・・ そこから脱却しようと活動し、 これこそという“らしさ”を見つけたと思ったら、 すぐに他社が似たようなことを始める。 その結果、せっかく見いだした優位性も続かなくなる。 これまではこういうの、多かったでしょ。 実はこれって・・・ “らしさ”というより、 他社と比べた優位性や差別性なんです。 これまで多くの企業や組織では、 他社に出来ないだろうと思える、革新的技術や機能の開発に 重きを置いてきました。 でも成熟した現代社会では、 新技術はすぐに模倣され、また市場も飽きてくる。 もう瞬時に終わってしまう。 だから、次の革新を、次の真新しい商品をと、 フル回転で新しいものを出し続けないといけない。 でももう、そんな企業活動には限界がきてるんです。 それに今のご時世ですからね。 そんなことに多くの企業が気づいて、 企業活動の軸を、目に見える最新技術や開発から、 感覚的な、情緒的なことを重視するようにシフトしてきています。 必要なのは、他と比べる優位性より、 本当の“らしさ”なんだということが、 真剣に考えられはじめたんですね。 ■あなたはハーレーダビッドソン、ご存じですか? そう、あのアメリカンな大型バイクのハーレー。 ハーレーダビッドソンって、 70年代からの日本製バイクの攻勢にあって、 80年代に入るころにはもう、破綻の危機に瀕していました。 しかしハーレーは滅亡しなかった。 なぜ今のクライスラーやGMみたいなことにならなかったのか。 それは、彼らがハーレーらしさの本質を見つけたからなんです。 日本でナナハンと呼ばれていた、751cc以上の大型二輪車。 ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキと、 日本には世界に誇るメーカーが乱立しています。 1980年代のはじめ、 日本でのハーレーの年間販売台数は、たった700台ほど。 それが今や、なんと1万5000台以上販売しているんです。 すごいでしょ。 しかもその数字って、 ホンダよりも、ヤマハよりもハーレーが売れているってこと。 どちらかというと鈍重なイメージのハーレーが、 最先端、高性能を誇る日本車より売れている。 もう驚きです。 なぜ、そんな事ができたのか。 考え方のポイントは・・・ 「挑まない」 「比較しない」 「非凡に徹する」 徹底してハーレーらしさを追求して見いだしたことは、 「変わらない」という選択です。 その戦略は、常識の否定からのスタートです。 日本の二輪メーカーが性能や価格など、 あらゆる面で競争を行っている中で、 ハーレーはまったく別の道を歩んだわけです。 そして活動のポイントは・・・ メーカー、販売店、ユーザーという3者の、 「きずなの構築」 主催イベントやカスタムパーツ販売、ファッション情報などの、 「ライフスタイルの提供」 徹底的に顧客の視点に立ち、それぞれの顧客に対し、 きめ細やかなサービスを提供。 販売店も仲間と考え、共に儲ける体制を整えている。 特にハーレーで驚かされるのは、 圧倒的なイベントの多さです。 こういったイベントでハーレーのオーナーは仲間と知り合い、 ハーレーに乗る楽しみを増やしていく。 つまり、バイクという「モノ」を売るだけでなく、 ハーレーに乗るという「コト」の包括的な楽しみを、 オーナーへ提供しているんです。 最新技術や優位性ではなく“らしさ”に徹した戦略。 変わらないことが生み出す、 ハーレーの個性と魅力に特化しているんです。 その結果が、一部のマニアにだけ受けるような商品が、 メジャーになり、現在のハーレーの成功につながったわけです。 ■では、二輪車に限らず他のメーカーや業種でも、 ハーレーと同じ戦略が取れるでしょうか? 不可能ではないにしても、簡単ではありません。 確かに、非凡に徹することができるのは、 その根本には「ハーレーダビッドソン」という商品が持つ、 強烈なキャラクターがあるからなんです。 より速く、より快適にという、 多くの工業製品が評価される価値観とは、 別のところにハーレーはいます。 そういう商品は決して多くはないでしょう。 でも性能や技術でなくて、 伝統の訴求や、ライフスタイルの提供など、 情緒的なものの中から“らしさ”を発信できるとしたら・・・ あなたの会社やお店は、 ハーレーと同じ成功が見えるはずなんです。 ■いま私がアドバイスしている2つのお店があります。 ひとつは、リニューアルを考えておられる飲食店。 もうひとつは、新規開店のカフェ。 飲食店のオーナーは、 好きなこと、得意なことから、 「燻製料理」という自店らしさを見いだされましたし、 カフェのオーナーは、 自身の趣味からとびっきりの音楽を聴かせる、 オーディオカフェという道を見つけました。 このオーディオに特化することが決まったことで、 建築計画をはじめ、すべてをそちらにシフトした店舗づくりを 進めています。 来春には、日本のどこにもない独創のピュアオーディオサロンが 完成する予定です。 これらはそれぞれ1店舗の小さな事例ですが、 しっかりと“らしさ”を軸に据えようとしているんです。 あなたの好きなこと、得意なことは、 それは外部からみたら、あなたの“らしさ”の源です。 常識の否定からのスタートだっていいんです。 そういった“らしさ”って、 あなたやあなたの会社にはありませんか? ┏━━━━━━━━━━━━ 今回のココロ ━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■優位性や差別性に走らない“らしさ” ┃ ┃ その考え方のポイントは・・・ ┃ ┃ 「挑まない」「比較しない」「非凡に徹する」 ┃ ┃ ┃ ┃ ■そして活動のポイントは・・・ ┃ ┃ つくる者、販売する者、お客さまの3者の「きずなの構築」 ┃ ┃ それに「モノ」ではないライフスタイルという「コト」の提供 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロからおすすめ@ブック───────────────────── メルマガ発行者でよくお便りいただく、中野貴史さんの本を紹介します。 名刺に特化したという、面白い切り口のノウハウ本です。 ------------------------------------------------------------------------- □■『口ベタなあなたを救うしゃべる名刺)』 (日本実業出版社 ¥1470 中野貴史 著 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044860/kotodamam-22/ref=nosim 会話が弾む!初対面で好印象!仕事が舞い込む! 反応率アップ!そして売り上げが上がる驚異の名刺術! -------------------------------------------------------------------------- ■しゃべる名刺って???本を開いて解りました。 しゃべる名刺の本らしく、巻頭カラーページだけで「なるほど」となる。 確かに初対面でいかに印象づけられるかって重要なことです。 会話を交わす前に興味をもってもらうには・・・なんてことを相当に 研究されたんでしょう。随所に実体験に裏打ちされた事例が満載です。 ■トークが苦手なら名刺にしゃべらせようという発想。 そのネタをこの1冊の本にまで増幅させるのはすごいことです。 もう「非凡に徹底」してますねえ、中野さん。 たくさんの事例や作成マニュアルも含まれているから、 この本を見ながら、個人でもつくって行けそうですよ。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロからおしらせ───────────────────────── 広島限定情報ですが・・・ 以前ご紹介した『内向型営業マンの売り方にはコツがある』の著者で、 メルマガ仲間である渡瀬謙さん(サイレントトレーナー)の 法人営業セミナーが7月7日(火)広島で開催されます! なんと!90名セミナー! (だ、大丈夫?) 詳細はこちら http://www6.ocn.ne.jp/~khs/index.html 東京まで行かなくても広島で参加できる、またとないチャンスです。 もう、続々申し込みがきているみたい。 まだ間に合う、急げ! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記────────────────────────────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。 先日、外資系の投資会社の社長と半日一緒でした。 年間でウン千億という資金を動かすことも驚きでしたが、 その行動と決断の早さも半端じゃなかったです。 でもそんな彼らも大切にしていることは、 リアルに会うこと。 そして素早く動くこと。 縁を大切にその地域の住民に還元すること。 それがないと、プロジェクトは成功しないと。 投資ファンドだって、 成功しているところは、人の繋がりの大切さとか、 そのあたりわかっているんですね。 大手不動産デベロッパーと、 新進気鋭の投資会社。 コーディネート役の私としては、 どちらに軍配があがるのか、 興味あるところではあります。 つづきは100号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企画のココロ 】Part2 ─────────────────────────────────── ■発行周期 隔週刊(…を目標に配信) ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■ミクシィ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445 ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000161000 ■ご意見・ご感想は→ mailto:info@dclabo.com *心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005-2009 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/115.html



