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企画畑20年のプロデューサーが、中小企業や個人店のためのコンセプト、デザイン、商品、店舗、広告を通し、心に響き共感されるブランド化の視点を伝授。これで人はあなたのことを「この人ただ者じゃない…」と思うハズ。現在Part2配信継続中!

  • 発行周期 不定期(コレ!という情報があるとき)
  • 最新号 2009/12/10
  • 部数 1,205部
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2009/04/15

【企画のココロ】Part2 第098号~のれんとブランド

★Weekly Mag2 4/13号の「まぐまぐ読者さんの本棚」に掲載されました!
 http://www.mag2.com/wmag/hondana/
 miwaさん、投稿ありがとうございました〜!

★そして新規講読いただいた貴方、今後ともよろしくお願いいたします!

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□2009年4月15日 第098号  
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■■■
■■■ 企┃画┃の┃コ┃コ┃ロ┃Part2            
■■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛                
                                  

                ■選ばれる存在へ@共感ブランディング■
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                共感ブランド・プロデューサー:奥本健二
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 仕事仲間のNさんが、
 緑内障の手術のため入院した。

 緑内障は自覚症状のない眼の病気だが、
 彼は早期発見だったので簡単な手術で終わるらしい。


 「でも部分麻酔だからメスが近づいてくるのが見えて怖いよ〜」
 と脅かしてあげると、
 
 「チビルくらいならいいけど、脱糞したらどうしよう…」
 と心配していた。


 手術はそそうもなく無事終了し、術後の経過も順調。
 安心したあとは、入院前のやりとりが話題に。


 奥さんが娘さんに、

 「お父さんは目を入れ替えてアンドロイドになるんよ」
 と話したら、

 「ええー、じゃあ違う顔になるん?」


 それを聞いたNさんは、
 「目の手術をして、首から上が福山雅治になれたらええの」


 奥さん曰く「首から上だけ福山雅治になってもねー」



 お腹の出た身長160cmの福山雅治って・・・

 想像するだけで笑える私は奥本です。




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■このメルマガの内容─────────────────────────


 ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱
  人の皆さんを支援するものです。
  共感されるブランド構築について、制作の現場からお伝えします。
 
 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの
  ポイントを、体系づけて発信していきます。
  もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日
  使えるミニ知識としてどうぞ。
 
 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳
  に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。
  ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。



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■ココロ式共感ブランディング─────────────────────
 │
 │
 ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは
 │
 │□らしさ表現
 │□共感を耕す      
 │□恋愛型マーケティング   
 │■狩猟型から農耕型へ    ←……■今週はここのお話    
 │□ハードの前にソフトありき
 │□独創・独自化       
 │□ブランディングの現場  
 │□私的なココロ              
 │
 ↓------------------------------------------------------------
 ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、
  考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 



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■今回のテーマ────────────────────────────
┃
┃
┃ 【のれんとブランド】
┃
┃
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 ■最近、「ブランド」「ブランディング」という言葉が
  あちこちで見かけるようになりました。

  しかし多用されると共に、
  使われ方も乱れてきているように思うんですよね。


  “ヒット商品でブランド化を”
  “今すぐあなた自身のブランディングを”とか。

  速攻でブランド化が完成するような、
  今がチャンス!みたいな謳い方。

  そんなのがとっても多いんです。


  「ブランド化」「ブランディング」って言葉、
  多少新しくて、聞こえが良くて・・・

  なんだか、都合のいいPR文句に使われているような
  気がするんですよね。

  そんな甘いもんじゃないでしょ、ブランド化って。

  一朝一夕でできるもんじゃないんです。


  私のお伝えしたいブランディングは、
  花火のような瞬間ヒットや、付け焼き刃でつくるもの
  なんかじゃありません。

  日本らしく、じっくり農耕的に熟成させて、
  心からお客様に共感していただけるメッセージ。

  即効性はないかもしれないけど、永く輝き続けるもの。
  そんな本質的なものを探求したいんですね。

  そういうものが、
  日本のブランド“らしさ”だと思うんです。



 ■日本人にブランドの意味合いを説明をするには、
  「のれん」を使った方がいいかもしれませんね。


  ここでいう「のれん」は「暖簾」ではなく、
  「のれんにキズが付く」って使い方をするのれんのこと。

  昨年なんて、

  「船場吉兆、廃業!のれんにアグラ」
  「三越、のれん過信のツケ」
 
  とか、新聞の見出しに「のれん」の文字が踊りました。


  しかし、もしあなたが外国の人に、

  「ノレン? ソレハナンデスカ?」

  と問われたらどう答えます?

  「え?え〜と・・・」

  という調子で、
  即座に答えられる人はあまりいないんじゃないでしょうか。


  「暖簾」なら実物を見せれば分かります。

  また、老舗の意味は説明できても、
  「のれん」のほうは感覚では分かるんだけど、
  どうにも説明しにくい。

  たいていの人の答えはたぶん、

  「のれんとは、まあその、ブランドみたいなものです」


  ブランドパワーとは、
  のれんの持つ力とも解釈されますから、
  ブランドとのれんは等しいという理屈は成り立つんです。



 ■「暖簾」とは、読んで字のごとく暖かな簾(すだれ)です。

  暖簾の語源は、禅宗の僧堂の風除けに使われた、
  禅語の「ノウレン」が始まりだそう。

  暖簾は主に木綿製で、
  木造の家屋になじむ形で固定され、
  汚れを目立たなくするため、染料で染められました。

  平安時代には、
  家々の軒先にかけられていたようです。

  室町時代の中期には、
  それが商家でも利用されるようになり、
  簡単な標識のようなものが染め抜かれていました。

  この時代で特筆すべきは、
  すでに固有の商標を使うという考え方が、
  日本にあったということです。


  とはいえ、屋号や家紋、商いの名前などを染め抜いた暖簾が
  町に並ぶのは、17世紀後半からの江戸時代のこと。

  その代表例は、三越百貨店の前身「越後屋」

  しかし、この越後屋にしても、
  当時はもちろん老舗なんかではありません。

  現在のような、いわゆる老舗の「のれん」の概念が
  出来上がるのはもっと時代を経た後の時代。

  信頼・信用の年月を経て、
  商標を示した「暖簾」が「のれん」になったんですね。



 ■ではブランドの語源は?
 
  ブランドの歴史は、北欧スカンジナビアのバイキングにまで
  さかのぼるそうです。

  語源は古ノース(ノルウエー)語の「brandr」で、
  もともと英語でいえば「burn(焼く)」の意味。

  彼らは飼育している動物の背中に、
  自分の所有であることを示すため、
  独自の模様の焼印を馬や羊などに押したんです。

  そんな焼印が、固有の商標に変化していった。

  辞典に載るbrandという言葉には、
  いまも焼印の意味が併記されています。


  のれんは僧堂の道具、のちに商家の商標が染め抜かれた布。

  そしてブランドはバイキングの言葉であり、
  動き回る家畜の背中にジュ〜と押す焼印が始まり。

  片や禅僧と染料と布。
  片や海賊と皮と鉄。

  現代で使われる意味合いは似ていても、
  その両者の成り立ちは、生活文化の本質的な違いを
  示しているような気がしますね。

  やはり、西洋は狩猟民族、東洋は農耕民族
  ということなんでしょうか。



 ■さて、「布」も「鉄」も使いこなす現代の日本人は、
  なぜか西洋文化に弱い。

  戦後に刷り込まれた横文字文化への憧れみたいなものが、
  根強く残っているのかもしれません。

  会社名をわざわざ分かりにくい英語に直してみたり、
  Tシャツの文字は日本語だとカッコ悪いと思ったり。

  そんな勘違いに似た行為は、
  日本の商業施設やリゾート開発にも多く見られます。


  先週私は、瀬戸内海に浮かぶ島の、
  破綻したリゾート施設に行ったんです。

  海に面した7万坪の広大なその施設は、
  元は巨大企業の社員用保養施設だったところを、
  ある急成長企業が買い取ったもの。

  そこがもう、リゾートの本質と違うような気がしますが・・・。

  また、そこに5億かけたという、
  リゾート風リニューアルの内容が最悪。(^_^;)

  債権をもった東京の企業から、
  ここで何ができるかジャッジしてくれということで
  視察してきたんですが・・・


  ・・・このままじゃ無理。

  なんとも使い勝手の悪い、またセンスのない施設でした。

  無理やりに、バリ島ムードの家具や調度品をもってきてたり、
  とってもアンバランス。

  プライベートビーチには、バリ風コテージが点在。

  でも海の向こうに点在する島々に見えるのは、
  日本的な松だったりするんです。

  なのに・・・バリ風。


  日本人って、日本の良いものがあるのに、
  どうしてすぐに○○風とか、
  似合いもしない海外ネタをもってくるんでしょうか・・・

  「風」である以上、本家には勝てない偽物なのに。

  伊勢志摩のスペイン村は苦戦し、
  名古屋のイタリア村も、私の地元広島のニュージーランド村も、
  みんな破綻しました。

  全部とってつけたようなリゾートばかり。

  こういう破綻した跡を見ると、
  随所にダメなポイントが見えるし、大いに参考になるんです。



 ■それぞれの国において、
  非日常空間(リゾート)というのは存在します。

  確かにかつては、一部の特権階級(貴族や富豪など)の
  ものでしたけどね。

  日本だと、桂離宮なんてその最たるものです。

  そんな非日常空間を多くの人が共有できる現代は、
  やはり良い時代です。

  ただ、そういう事に慣れてない日本人は、
  リゾートとは海外の素敵なものをもってくるものと
  勘違いしてるんです。


  そんなことをする大きな理由は・・・

  「海外からのお客様を想定していない」ことが大きいんです。

  だから彼の国の人が見たら、
  とんでもなく陳腐なものをつくってたりする。

  欧米の映像なんかで見かける、
  「中国のドラが鳴って日本の芸者が登場する」みたいなことを、
  やってるんですよ、きっと。(^_^;)


  京都に、あの究極のリゾートホテル「アマン・リゾート」が
  進出してきます。

  本質をわかる彼らは、その国の伝統文化を尊重します。

  ですから、他の国からもってきた異国調のリゾートではなく、
  和の建築でアマン・リゾートをつくるはずです。

  どうせやるなら、
  異質な海外ネタをもってきて非日常だとうれしがるより、
  堂々とその国のアイデンティティで勝負する方が、
  理にかなってるとわかっているんです。


  私たちも、日本人として誇りをもって、
  自分たちに似合う“のれん的発想”で、
  ブランディングを考えるべきなのではないでしょうか。



 ┏━━━━━━━━━━━━ 今回のココロ ━━━━━━━━━━━┓
 ┃                               ┃
 ┃ ■日本においてブランドとのれんは等しいという理屈は成り立つ。┃
 ┃                               ┃
 ┃ ■“のれん的発想”と“ブランド的発想”双方の        ┃
 ┃  根本的な意味と原理を理解し、並行して取り入れることが肝要。┃
 ┃                               ┃
 ┃ ■日本で場違いリゾートが生まれる大きな理由は、       ┃
 ┃  「海外からのお客様を想定していない」から。        ┃
 ┃                               ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



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■ココロからおしらせ─────────────────────────

 ≪≪≪サイト内の開発プラン相談室を再開しました≫≫≫

 しばらく休止していた無料相談のページを再開しました。
 ここは、さまざまな企画に関するお悩みやご相談にメールでお答えする、
 純粋な無料相談室です。
 私奥本健二が、感じたままを新しい友人に送るつもりで返信します。
 ご利用ください。
    ↓    ↓
 https://s137.secure.ne.jp/~s137237/mag_inquiry/inquiry.cgi




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■編集後記──────────────────────────────
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 今回も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。


 今回はちょっとお堅い内容になったようです。

 ちょっとね、視察してきた破綻リゾートがあまりに
 がっかりさせる内容だったんで、リキが入ってしまいました。

 そのリゾート施設は半年前に突然閉鎖され、いまや静寂の中。
 しかし昨日まで人が居たような不思議な空間でした。

 でもあまりに整備されたようにきれい。
 不思議に思っていたら、一人の初老の男性がひょっこり。

 管財人から依頼され、
 広い7万坪を一人で管理していたらしいんです。

 いつか再建をと願うその方の、
 背が高く優しそうな風貌を見ていると・・・

 映画「天空の城ラピュタ」の、
 無人の城を守る、悲しいロボットを思い出してしまいました。(^_^;)









 つづきは099号のココロなのだ〜!
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             【 企画のココロ 】Part2
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■発行周期        隔週刊(…を目標に配信)
■発行者         奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ)

■サイト         http://www.dclabo.com
■主な実績一覧      http://www.dclabo.com/works/
■私的ココロのコラム   http://www.dclabo.com/idle_talk/
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