2009/02/20
【企画のココロ】Part2 第095号~らしさ探求
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □2009年2月20日 第095号 ─────────────────────────────────── ■■■ ■■■ 企┃画┃の┃コ┃コ┃ロ┃Part2 ■■■ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ ■選ばれる存在へ@共感ブランディング■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ テレビのクイズ番組を見ながら、 息子と我先に回答を競っていた。 《二・二六事件で暗殺された当時の大蔵大臣は、高橋**何?》 という問いに、 「コレキヨ(是清)!」 と答えていると、 隣のキッチンにいた妻が、向こう向きのまま、 「ああ、コレキヨね…」 と言った。 「お? 知ってんのか?」と水を向けると、 「あれでしょ、白いマスクして湖で逆立ちしてた、映画の…」 「・・・・・・・」 「あのね…そりゃ、犬神家の一族のスケキヨ(佐清)!」 「こっちのは高橋是清!」と言う前につい、 「ス…スケキヨです…」と、 当時流行った声帯模写を入れてしまった私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランド構築について、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロ式共感ブランディング───────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │■らしさ表現 ←……■今週はここのお話 │□共感を耕す │□恋愛型マーケティング │□狩猟型から農耕型へ │□ハードの前にソフトありき │□独創・独自化 │□ブランディングの現場 │□私的なココロ │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今週のテーマ──────────────────────────── ┃ ┃ ┃ 【らしさ探求】 ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■不景気風が吹いています。 大変なもんです。 こんな時だからこそ元気出さなきゃって、 みんな思ってます。 でも何かの報道で言ってましたが、 日本人の今の景気に対する意識って、 主要先進国の中では最悪なんですってね。 不況の元凶の、アメリカの人たちより自信喪失してる。 まだ見ぬ先の事で「気」が病んでるんです。 景気も気。 元気も気。 やる気、雰囲気、気運。 すべて気が関係してる。 世の中、そんな人の「気の流れ」で経済も変わります。 どうせなら、いい方向に気持ちをもっていきたいものです。 「病は気から」ですもんね。 ■今からちょうど5年前、 一部の業界で、今回の世界同時不況以上の激震が走りました。 覚えてます? BSE問題で牛肉の安全性が問われ、 米国産牛肉の輸入禁止措置がされていたこと。 その輸入禁止の長期化によって、 牛丼業界は大打撃を被っていた真っ最中だったんですね。 平穏だった自分たちのビジネスが、 何も悪いこともミスもしてないのに、 時代の大波に翻弄されることになってしまった牛丼業界。 まさに青天の霹靂(へきれき)だったでしょう。 牛丼業界にとっては、 今の大不況とよく似た状態だったのかもしれません。 そんな中、業界1位の「吉野家」も踏ん張ってましたが、 素晴らしかったのは、 牛丼業界3位の売上げだった「すき家」です。 「すき家」は、看板商品を失ったことにより、 牛丼に代わる新たな主力商品の開発に積極的に挑みます。 牛丼の販売停止を行い、 すばやく豚丼へ看板商品を代替したんです。 自分たちに今できることは何か、 自分たちらしさは何か・・・。 そんな非常事態だからこそ、 相当に考え抜かれたはずです。 その勢いは、牛丼復活後も引き継がれ、 今やあの「吉野家」を抜いて、 国内では店舗数1位に躍り出ています。 「ピンチは最大のチャンス」を 地でいった例と言えるでしょうね。 良い方向に「気の流れ」を持っていった企業へは、 (おお、頑張ってるなぁ)という、 応援したい気持ちが芽生えます。 私たちが今すべき事は、 この大不況をチャンスと据える気概をもって、 今のビジネスを見直してみることなのでしょう。 ■どんなに不景気になっても、 繁盛しているお店や企業はあります。 生活必需品とは言えないものであってもね。 不景気になっても女性はオシャレをしたいし、 男性は一杯飲みたい(女性も) 頻度は減るかもしれないけど、 たまには息抜きの旅行なんかもしたい。 世界中が不景気だって、 消費がまったくゼロになるわけじゃない。 要はそんなとき、「選ばれる存在」になればいいんです。 もちろん厳しい淘汰は出てくるでしょう。 業界によっては半減するようなこともあるかもしれません。 でもその中で、 何とか踏ん張ることができたら・・・ 残った企業は大忙しですよね。 そのポイントはやっぱり、 「自社らしさ」であり「自分らしさ」の探求なんです。 「何もない、何もできない会社」も無ければ、 「何もない、何もできない人」もいないんですから。 ■そんな「選ばれる存在」になった事例をひとつ。 先月末に札幌に行ったときのことですが、 1日なんとか時間をつくり、 話題の旭川市「旭山動物園」に行ってきました。 動物たちの、生き生きとした生態を間近で見ることができる ユニークな展示で人気の動物園です。 今や映画にもなり、日本一の入場者数を誇る動物園ですが、 96年度には年間入場者数が26万人までダウン。 もう閉園の話も囁かれていたそう。 それが06年度には年間入場者数が300万人を突破。 そして現在もその記録は更新中なんです。 もう、奇跡みたいな事例です。 一体どうやって? しかも、旭山動物園のおかれた状況はとっても不利。 (1)どこにでもある規模 (地方の典型的な) (2)どこにでもいる動物 (目玉になる動物がいない) (3)日本最北、冬季の閉園(不利な立地) (4)傾斜地にある (不利な地形) 売りがない、個性がない。 中小規模で立地が悪く・・・ そんな状況と悩みは、 丸ごと日本中の企業に当てはまりそうですね。 ■パンダがいるわけでもない、 どこの動物園にでもいる種類しかいない動物園。 そんな閉園寸前だった旭山動物園が、 日本一の動員を誇るまで奇跡のようなV字回復したのは、 一言で言えば「見せ方を工夫したから」です。 先の(1)から(4)のマイナス面を逆手に取り、 見事なまでにプラスに変えてるんです。 見せ方といっても、曲芸をさせたわけではありません。 曲芸をさせて、客が「お上手、お上手」と喜んだとしても、 人はその動物を尊敬するわけじゃないですもんね。 ここ旭山動物園の考えたのは、 その動物のこれまで見えなかった素晴らしい能力を見せる ことのできる環境づくり。 人間が「動物の能力ってすごい!」と 感動してくれるような仕掛けです。 動物を檻に入れて見せるのを「形態展示」 動物の生態環境を園内に再現するのを「生態的展示」 というそうです。 それに対し、旭山動物園のは「行動展示」 動物のもっとも特徴的な動きを見せる工夫がされています。 どこにでもいる動物を見せながら、 どこにもない独創的なアイデアで、 チャームポイントの抽出をしたんです。 「当たり前なこと」を「当たり前でない情熱」で 行ったということですね。 ■小菅園長のお話では、 予算の付かない不遇の時期にも、 焦らず腐らず、皆でアイデアを出し合っていたそうです。 後々、それが予算獲得後の施設づくりに役立った。 思いつきでやってたら失敗していたかも知れない。 成功の裏には、そんなぶれないソフトの構築があったんです。 能力を発揮できる環境づくり。 人は「自分らしさ」を発揮できる場を与えられたら、 またそれを他の誰かに評価されたら、 とっても嬉しくなります。 もっとやろうと、生き生きしてくる。 動物も人間も「自分らしさ」を発揮できる環境は大切だなと、 改めて認識した1日でした。 もしあなたが今、不遇だと感じているとしたら、 それこそ目標やアイデアを練るチャンスかもしれません。 そして、「自社らしさ」「自分らしさ」を発揮できる 環境づくりについて、探求する時期なのかもしれません。 ┏━━━━━━━━━━━━ 今回のココロ ━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■今すべき事は、この大不況をチャンスと据える気概をもつこと。┃ ┃ ┃ ┃ ■消費がゼロになるわけじゃない。 ┃ ┃ 要は「選ばれる存在」になればいい。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■「らしさ」の探求と、それを発揮できる環境づくりを考える。 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロからおすすめ@ブック───────────────────── またまたメルマガ発行者仲間の、渡瀬謙さんの本が出ました! 実はこれ、彼が以前から開発・提供していた商材「アポ取り革命」を セミナーや実践を通して熟成されたもの。 だから内容がとっても濃いんです。 ------------------------------------------------------------------------- □■『アポ取りの達人(法人営業編)』−口ベタでも無理なく話せる (ぱる出版)¥1470 渡瀬 謙 著 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4827204659/pictworkscom-22/ref=nosim 電話で冷たく断られない「TFTアポ取り法」の解説書! 自分にもお客さんにもストレスのないアプローチ! しゃべりが苦手でも営業初心者でも高率でムリなくアポが取れる! -------------------------------------------------------------------------- ■もうこれは、ギュッと濃縮されたノウハウブックですね。 この本は、サイレントセールストレーナー(無口な営業トレーナー) を名乗る(^_^;)、渡瀬さん自身の実体験と検証から書かれています。 100%実践向き。机上論のコンサル本とはひと味違うんです。 ■確かに今、喋りまくる押しまくる営業なんて、みんな閉口してます。 もうみんな「裏」を知ってるし騙されない。 これからは、こういう営業スタイルを身につけた営業マンが、 共感されるのではと思うんですよ。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記────────────────────────────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。 先日、実に25年振りにある施設を訪ねたんです。 リゾート地ではないけど、自然豊かな田舎にある、 素敵な場所でした。 当時はここに来ることがステータスのように感じられ、 大人の仲間入りができたような気がしてました。 時代的に贅沢な企業接待にも使われてたけれど、 当時の一流のアーティストなんかの生演奏なんかも聴けて、 とっても輝いていたお店だったんです。 なんとなく疎遠になり、もう閉められたと聞いていたのですが、 行ってみると、廃墟のようにまだそこに建っている。 確かにもう営業はしてなかったけど、 扉を押し開け中に入ってみると、 暖炉のそばに小さな背中が・・・ 懐かしいお父さん(オーナー)の笑顔でした。 なんだか、亡くなった私の親父とだぶってしまい、 ちょっと目頭が熱くなりました。 でも25年前、きら星のようなアーティストが演奏した場所が、 埃をかぶり深閑としているのを見て、 なんとも言えない不思議な気分になったんです。 映画の「タイタニック」を思い出しました。 そんな中で、年老いたお父さんは、 みんながいつか訪れるのを待ってくれていたかのようでした。 つづきは096号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企画のココロ 】Part2 ─────────────────────────────────── ■発行周期 隔週刊(…を目標に配信) ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■ミクシィ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445 ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000161000 ■ご意見・ご感想は→ mailto:info@dclabo.com *心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005-2009 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/115.html


