2007/11/29
【企画のココロ】第088号~共感を耕す
─────────────────────────────────── □2007年11月29日 第088号 ─────────────────────────────────── ■ ┌─┬─┬─┐ ■ ■■ │企│画│の│ ■■ ■■■ ├─┼─┼─┤ 選ばれる存在へ@共感ブランディング ■■■ ■■ │コ│コ│ロ│ ■■ ■ └─┴─┴─┘ ■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ─────────────────────────────────── 奥歯の詰め物が外れてしまったので、 いつもの歯科クリニックに行った。 小さな穴だったのに景気よくガリガリ削られ、 舌先でなぞると、でっかい穴になっている。 こんなに削られると次に外れたときには、 もうインプラント(高価な人工歯根)しかできません なんていうんじゃないだろうか。 そんな猜疑心で勝手に不機嫌になっていたら、 処置が院長から女性スタッフに変わった。 昨年までの巨乳スタッフではない。 なので、頭頂部に密着する楽しみもない。 (あ〜ぁ、つまんないな〜ク〜ッ)と、 背伸びするように首を伸ばしてみた。 するとそれに反応するように ムニッと頭を押さえつけてくるではないか。 (お?) さらにぐぐーっとやってみると、 位置が気に入らないのか、 またムニッと押さえつける。 (ほほ〜) ぐぐーっ ムニッ 頭頂葉と胸でコミュニケーションしているようで、 昨年とは違った味わいを感じる私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランドづくりについて、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロのコンテンツ───────────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │□ブランディングって何? │□伝わるコンセプトづくり │□デザインのチカラ │□ブランディングの現場 │ □ブランドの基本表現 │ □心を満たす商品とパッケージ │ □共感を呼ぶ店舗開発 │ □伝わる広告、共感ツール │□循環のリニューアル │■魂のブランディング ←……■今週はここのお話 │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────< 今週のテーマ >───────────── <魂のブランディング(9)〜共感を耕す> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■この【企画のココロ】では、共感ということをテーマに、 これまでいろいろお伝えしてきました。 日頃なにげなく使っている、 この言葉の意味を改めて突き詰めると… 『他人の体験する感情や心の状態、 個人や企業の主張や表現について、 自分も同じように感じたり理解すること』 簡単に言えば、 *好き。 *わかる。 *いいと思う。 *応援したくなる。 なんて言葉で表現されること。 もっと広義に、他の言葉で探してみると… 「同感」「賛成」「同情」「共鳴」 これらも共感の中に入ります。 で、そんな感情移入の先には、 「信頼」や「感動」もあるわけですね。 ■そうした人間の情緒的なものに火がつくと、 とてつもないパワーを生み出すことがあるんです。 最近の例では、「ケータイ小説」もそのひとつ。 携帯電話でスクロールしながら読むアレです。 気軽なブログ感覚と、事実・実体験が多いことが、 共感を覚えやすくなっているようです。 あっという間に人気作・ヒット作が生まれ、書籍化され、 素人から人気作家が誕生している。 そんな人気作家に聞いた、共感を呼ぶ書き方のコツは、 あまり場所やシーンを限定しないことだそうです。 確かに「表参道ヒルズの吹き抜けのクリスマスツリーの前で…」 とか限定すると、行ったことのない人はイメージしにくい。 読む人が、自分の日常的な場所やシーンに置き換えられる方が、 「うん、わかる、わかる」となりやすいですもんね。 ■共感って、「自分も同じ」とか「なんかいい感じ」って感覚から、 好きになる、ファンになる過程において、 ずっと存在するものなんです。 そして共感とは、 自分と相手との類似点を見つけることでもあります。 結局、仲良くなるってことは、 どこかに類似点や共通点を見つけることなんですよね。 ファンになることも、信者になることも、恋愛も。 そして仕事もそう。 仕事って、恋愛のプロセスに似てるんです。 恋愛の進む順序は… (1)赤の他人 ↓ (2)友人・知人 ↓ (3)恋人 ↓ (4)夫婦 (1)から(4)に向かい、どんどん親密になっていきます。 その過程で、気の合う類似点がいっぱい見つかってるはず。 そして唯一無二の関係になるんです。 イヤイヤ、私はさらに進んで、 (4)から(1)になっちゃったなんて話は…ここではナシね。 それを仕事に置き換えると、こうでしょ。 (1)拒絶・無関心 ↓ (2)名前は知っている ↓ (3)取引したことがある ↓ (4)信頼・ファン このプロセスのためには、 対象となる人たちが共感できる類似点を表現し、 見つけやすくしてあげる。 伝わる表現ってことですね。 その後は誠心誠意の対応で、唯一無二の関係を目指すんです。 ■ところで、世の中の争いのほとんどは、 習慣とか価値観の違いによっておこっています。 即ち、差異を問題にしてるんです。 長い間続く人種差別や戦争もそうですよね。 アラブとユダヤの、数千年にわたる争いも宗教の違いです。 実際、そんな相違点を問題にしている限り、 永遠に平行線、全く収まるはずがないんです。 そうじゃなくって、類似点を探そうよってこと、 どこかの国の大統領は言ったことがあるんでしょうか…。 仲良くやるには、相違点じゃなく、 類似点をクローズアップすべきなんです。 長い人種差別政策の歴史をもつ、 南アフリカ共和国が変わったのはこれでしたよね。 争い続けるより平和の方がいいという、 双方の類似点を見つけたんです。 ■それでも人って、 自分と他人との違いを意識することが多い。 確かに差異をあげつらうと、 明確に識別することはできるでしょう。 でも、敵と味方を正確に見分けたって、 そこからはなにも生まれないんです。 戦後の日本は、競争原理の中で成長してきました。 競争して勝つことは、正しく善であると信じてきたんです。 その考え方は自由競争という名の下に、 今だってまかり通っているし、 多数派の考え方です。 でも一方で、自然破壊とか、世の中をダメにしてきたのは、 実はその競争原理ではなかったのか、という反省が、 いま世界中でされ始めています。 勝つことがなぜ悪いのか。 それは、この勝てばいいという考えにとらわれすぎると、 人間はどんどん堕落することが証明されてきたからです。 今年は、日本でもたくさん証明されましたよね。 数々報道された企業や人の不祥事で。 目先の利益優先、売上げ至上主義。 そこから生じた消費者への裏切はまた、 ねじれた競争原理の産物なんです。 ■で、そうしたものたちへの容赦ないバッシング。 バッシングもまた、足の引っ張り合いで、 これも競争原理なんです。 相手を弱めて勝つ、という戦法ですね。 そんな企業も、対するマスコミも世論も、 競争社会の中で、「敵」と「味方」という観点でしか 観られなくなってるのかも知れません。 いったん敵と判断すれば、ガンガン攻撃する。 それって、正しいことなのでしょうか。 あまりにも相手と自分を切り離して考えてるような…。 これが恋愛ならどうですか? 悪いところより、良いところを見つける努力もするでしょ。 他人との差異より類似点を探す。 やはり、これから意識すべきはこれでしょう。 競争に明け暮れる限り、強者の論理がまかり通ります。 それがまた、自然破壊にもつながるし、 利権争いにも発展する。 それに競争相手との相対的なことばかり意識してると、 自己の成長という機会を失いかねません。 私たちは、他と比べる競争ではなく、 自分自身を高める独自化を考えるべきなんです。 競争原理に代わるものは何か? それは共感から生まれる「共生」「共有」です。 そんな共感を育てる努力を、これからもしたいものですね。 ┏━━━━━━━━━━━ 今週のココロ ━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■共感とは、自分と相手との類似点を見つけることでもある。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■差異ばかりを問題にすると、相手が「敵」に見える。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■競争原理に代わるもの、 ┃ ┃ それは、共感から生まれる「共生」「共有」 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今週も【企画のココロ】をお読みいただき、ありがとうございました。 今週は、共感ってことを突き詰めて書いていたら、 少々堅苦しい言い回しになってしまいました。 つまんなかったですか? もっと例え話なんか入れて、かみ砕きたかったんですが、 それやると、とんでもなく長くなりそうなんで…。 これからの、コンテンツのパート2では、 1号完結ってのはこだわらないほうがいいかもですね。 しかしいよいよ、現在のコンテンツ・メニューは、 4ヶ月の休刊を経てヨタヨタしながらも、 次号配信ですべて終了となります。 【企画のココロ】のメッセージの総括として、 壮大なテーマでお伝えしますね。(どんだけ〜) つづきはコンテンツ最終089号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企 画 の コ コ ロ 】 ─────────────────────────────────── ■発行周期 隔週刊(水〜木曜配信) ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■ミクシィ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445 *マイミク大歓迎です、よろしく! ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000161000 ■ご意見・ご感想は→ mailto:kokoro@dclabo.com 心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/115.html



