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企画畑20年のプロデューサーが、中小企業や個人店のためのコンセプト、デザイン、商品、店舗、広告を通し、心に響き共感されるブランド化の視点を伝授。これで人はあなたのことを「この人ただ者じゃない…」と思うハズ。現在Part2配信継続中!

  • 発行周期 不定期(コレ!という情報があるとき)
  • 最新号 2009/12/10
  • 部数 1,205部
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2007/11/14

【企画のココロ】第087号~場のダイナミクス

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□2007年11月14日 第087号  
───────────────────────────────────
■    ┌─┬─┬─┐                       ■
■■   │企│画│の│                     ■■
■■■  ├─┼─┼─┤ 選ばれる存在へ@共感ブランディング  ■■■
■■   │コ│コ│ロ│                     ■■
■    └─┴─┴─┘                      ■
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                共感ブランド・プロデューサー:奥本健二
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 先日のある夜、なんと近所の神社が全焼した。

 江戸時代からの貴重な本殿も、
 闇夜の中で異様な炎に包まれている。


 大変だ。
 しかし決定的なシーンだ。

 カメラを取りに帰ろうかと思ったが、
 不安な顔で集まってきたご近所さんの手前、ぐっと我慢した。

 消防車や交通規制のパトカーで騒然とするなか、
 顔見知りの面々と、勢いづく炎を見つめるしかなかった。

 子どもの頃からの遊び場であり、
 ある意味、心の拠り代(よりしろ)だったのにな…。


 ふと気づくと、ウチの息子がいない。
 さっきまで私の隣で、携帯メールを打っていたのに。

 しばらくして帰ってきた息子に、

 「どこ行ってたんだ!」と問いつめると、

 携帯に撮った火災シーンを、
 到着した報道記者やテレビ局スタッフに見せながら、
 「画像ありますよ」と売り込んでいたらしい。


 この親にしてこの子ありと納得しながらも、
 我が子の将来を憂慮する私は奥本です。



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■このメルマガの内容─────────────────────────


 ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱
  人の皆さんを支援するものです。
  共感されるブランドづくりについて、制作の現場からお伝えします。
 
 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの
  ポイントを、体系づけて発信していきます。
  もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日
  使えるミニ知識としてどうぞ。
 
 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳
  に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。
  ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ココロのコンテンツ─────────────────────────
 │
 │
 ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは
 │
 │□ブランディングって何?
 │□伝わるコンセプトづくり
 │□デザインのチカラ       
 │□ブランディングの現場
 │ □ブランドの基本表現     
 │ □心を満たす商品とパッケージ 
 │ □共感を呼ぶ店舗開発     
 │ □伝わる広告、共感ツール   
 │□循環のリニューアル      
 │■魂のブランディング      ←……■今週はここのお話
 │
 ↓------------------------------------------------------------
 ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、
  考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 



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─────────────< 今週のテーマ >─────────────


      <魂のブランディング(8)〜場のダイナミクス>


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 ■“迷ったら、現場に戻れ”という言葉があるくらいで、
  現場からの気づきや、現場から発想するアドリブは、
  とても重要です。

  商品開発なら店頭で。
  新店計画なら現場で。

  その場で何が見えるか。

  店頭なら、消費動向やトレンドかもしれません。
  現場なら、地域特性や施工デザインかもしれません。

  それぞれの現場でじっくり眺めると、
  いろんなことが見えるはずなんです。

  その場の空気の中にある情報に気づき、
  ピンポイントですくい上げることができるかどうかが、
  カギなんですね。


  でもそれは、簡単なことじゃありません。

  多くの人が同じ場の空気の中にいるわけですが、
  その中でピンとくる人はごく少数派。

  その場にある情報を感じ取り、
  的確に行動に移せる人だけが結果を得られる。

  だからそれ以外の人は、成果を見せられた後、
  「ウ〜ン、そういう発想があったんだ!」と唸る。

  まさに“コロンブスの卵”なわけですね。


  その場所、現場では、必ず何かが起こっている。
  そのかすかなムーブメントに、
  気づくか、見過ごすか。

  そこにある、いろいろな要素と干渉することによって、
  気づきや大きな変化が生まれるんです。

  それは、新たなビジネスチャンスを生む、
  言ってみれば“場のダイナミクス”なんです。



 ■例えば、オフィス街の昼休み、
  レジに並ぶ長蛇の列が出来るお店がある。

  それを見て、支払いを瞬時に処理できるシステムを発想した人。

  また、レストランでカード支払いをする際、
  カードを手放すことでハッキング等が心配。
  第一、カウンターまでわざわざ行くのは面倒だ。
   
  それでテーブルに着席しながら、
  目の前で決済できる、無線カード決済システムを考えた人。


  こんな事例は、その場の空気から、
  不便を解消するプランが発想されたんです。

  そう考えると、場の空気を読むってことは、
  時代の空気を読むことであり、
  社会の「不便、不都合、不条理」を無くすことにも
  繋がっているんです。

  事実それを見つけ、
  自らのビジネスに生かすことをやっている人が、
  群を抜くことに成功してるんですよね。


  
 ■実は、その2つの事例の発想は、
  私のクライアントさんである、IT企業のM社長のもの。

  M社長の会社は、ITといっても、
  Web上だけで生きる会社とは一線を画した、
  決済システムのソフト構築を得意とする会社です。

  でまたM社長自身、世の中の「不」を無くすことを考える、
  地に足のついた人なんです。

  いつもその発想と行動力に舌を巻くんですが、
  先日また、ウ〜ンと唸らせる構想をお聞きしました。

  M社長曰く、
  「奥本さん、もうこのプロジェクトは、
   ビジネスモデル特許を取得したんで、
   メルマガで紹介してもいいですよ」と…。

  それは…
  電気、水道、ガスの「無人統合検針システム」

  ご存じのように、これらの料金チェックって、
  いまだに係の人が一軒一軒を回って、
  メーターを検針し、レシートを出力しています。

  日本中で、大変な労力と経費が発生してるんです。
  人的ミスもあるでしょう。

  それをインターネットを使って、
  社内に居ながらにして検針完了しようというもの。

  人的ミスは起こらず、リアルタイムで24時間体制。
  お客様のクレームにも即対応。
  しかも電気、水道、ガスを一括で。

  ね、すごいでしょ。

  すでに上記3事業体との合同プロジェクトもスタートさせ、
  稼働へのスケジュールを整えつつあるそうです。

  検針を担当していた人材の新たな職場提供も
  プロジェクトに内包しながら…。
  
  もうこれは全国を席巻するでしょう。
  とんでもないビジネスモデルですよねぇ…。


  ま、そんな話も、ちまたに溢れる成功話も、
  我々にとっては“隣の芝生”なんです。

  だから、私たちは、
  自分の“芝生”の中から、時代の空気を感じ取り、
  新しい何かを見つけなければならないんです。

  

 ■場から発想する、新しいなにか…。

  そんな、あなただけの場のダイナミクスを生むために、
  以下の“7つのフィルター”を通して考えてみると、
  有効だと思いますよ。


 ★フィルター1【定点観測する】

  まずそこで定点観測するんです。
  じっくり見なければ、場の空気がどんなものか、
  読みとることはできませんからね。

  ポイントは、自分の立ち位置を一ヶ所において、
  決めたひとつの定点だけを見る。


 ★フィルター2【疑問をもつ】

  疑問をもつ。
  お客さまの立場、あるいは一人の消費者になって、
  疑問点や「不」を探す。

  「なぜ?」と思うことは、すべての企画の基本です。
  そして、仮説を立てるんです。


 ★フィルター3【人に聞く】

  仮説を立てれば、それを検証することが必要です。
  そのためには?

  人に聞く、お客さまに聞く。
  聞きながら、読み解いていくんです。


 ★フィルター4【直感を信じる】

  自分の直感を信じる。
  そう、そこでの最初の気づきを大切にするんです。

  自分がそこで何を感じたか。
  場の空気って、やっぱり感じるものですからね。


 ★フィルター5【面白いか?新しいか?】

  どうせやるなら、
  「面白い!」ことをやった方がいいに決まってます。

  いくつかのアイデアが見つかれば、
  その中で新しいこと、面白いと思える方を選択するのも
  ひとつの方法です。

  それはつまり、独自性はあるか?ってことでもあるんです。


 ★フィルター6【10年先をイメージする】
  
  将来はどうなっているかを考える未来予想です。

  商品なら、息の長いロングセラーになりそうか?
  サービスなら、良い人間関係が続きそうか?

  良い状態が想像できないようであれば、
  再考の必要ありってことです。


 ★フィルター7【場数を経験する】
  
  それでも何も感じない。
  いまいち自信がない。

  そんな場合は、経験をもっと積むしかありません。
  苦々しい失敗も経験。
  場数を経験することです。

  場数を踏むことで、感覚が磨かれ、
  感じる力もついてくるもんです。



 ■あなたの仕事の中の“芝生”はなんなのか。

  それを見つめ直してみることは無駄ではありません。

  もしそこに、不便、不都合、不条理や、
  時代が欲求するものを見つけられたら、
  それを解消することを考えるんです。

  何からインスパイアされるかわかりません。

  最初は、その「場」と対峙し、対話してみるんです。

  7つのフィルターを通してね。



 ┏━━━━━━━━━━━ 今週のココロ ━━━━━━━━━━━━┓
 ┃                               ┃
 ┃ ■場のダイナミクスを呼ぶ、7つのフィルターとは…      ┃
 ┃                               ┃
 ┃   フィルター1【定点観測する】              ┃
 ┃   フィルター2【疑問をもつ】               ┃
 ┃   フィルター3【人に聞く】                ┃
 ┃   フィルター4【直感を信じる】              ┃
 ┃   フィルター5【面白いか?新しいか?】          ┃
 ┃   フィルター6【10年先をイメージする】         ┃
 ┃   フィルター7【場数を経験する】             ┃
 ┃                               ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 


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 ■なにがいいって、こういう細かい気遣いの、痒いところに手が届いた
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  10年使え、陳腐化しない本。これはロングセラーになりえます。

 ■確かに、自分でマナーができてないことに気づかずに、
  お客さまから断られているケースってとっても多い。
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■編集後記
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 今週も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。


 各地の秋祭りも終わり、
 街にはクリスマスイルミネーションが登場しています。

 朝夕、めっきり寒くなってきましたね。
 風邪を引かれている方も多いでしょう。
 実は私も風邪引きで、
 なんだか2週間近くひきずってるんです。

 その間かみさんには、
 なんだか変な咳をするとか、
 風邪じゃないような気がするとか、
 鬼の首を取ったようにいびられてます。

 どなたも今年のラストスパートに向けて、
 お体の管理、気を付けてくださいね。






 つづきは088号のココロなのだ〜!
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            【 企 画 の コ コ ロ 】
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■発行周期       隔週刊(水〜木曜配信)
■発行者        奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) 

■サイト        http://www.dclabo.com
■主な実績一覧     http://www.dclabo.com/works/

■私的ココロのコラム  http://www.dclabo.com/idle_talk/
■ミクシィ       http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445
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