2007/11/14
【企画のココロ】第087号~場のダイナミクス
─────────────────────────────────── □2007年11月14日 第087号 ─────────────────────────────────── ■ ┌─┬─┬─┐ ■ ■■ │企│画│の│ ■■ ■■■ ├─┼─┼─┤ 選ばれる存在へ@共感ブランディング ■■■ ■■ │コ│コ│ロ│ ■■ ■ └─┴─┴─┘ ■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ─────────────────────────────────── 先日のある夜、なんと近所の神社が全焼した。 江戸時代からの貴重な本殿も、 闇夜の中で異様な炎に包まれている。 大変だ。 しかし決定的なシーンだ。 カメラを取りに帰ろうかと思ったが、 不安な顔で集まってきたご近所さんの手前、ぐっと我慢した。 消防車や交通規制のパトカーで騒然とするなか、 顔見知りの面々と、勢いづく炎を見つめるしかなかった。 子どもの頃からの遊び場であり、 ある意味、心の拠り代(よりしろ)だったのにな…。 ふと気づくと、ウチの息子がいない。 さっきまで私の隣で、携帯メールを打っていたのに。 しばらくして帰ってきた息子に、 「どこ行ってたんだ!」と問いつめると、 携帯に撮った火災シーンを、 到着した報道記者やテレビ局スタッフに見せながら、 「画像ありますよ」と売り込んでいたらしい。 この親にしてこの子ありと納得しながらも、 我が子の将来を憂慮する私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランドづくりについて、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロのコンテンツ───────────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │□ブランディングって何? │□伝わるコンセプトづくり │□デザインのチカラ │□ブランディングの現場 │ □ブランドの基本表現 │ □心を満たす商品とパッケージ │ □共感を呼ぶ店舗開発 │ □伝わる広告、共感ツール │□循環のリニューアル │■魂のブランディング ←……■今週はここのお話 │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────< 今週のテーマ >───────────── <魂のブランディング(8)〜場のダイナミクス> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■“迷ったら、現場に戻れ”という言葉があるくらいで、 現場からの気づきや、現場から発想するアドリブは、 とても重要です。 商品開発なら店頭で。 新店計画なら現場で。 その場で何が見えるか。 店頭なら、消費動向やトレンドかもしれません。 現場なら、地域特性や施工デザインかもしれません。 それぞれの現場でじっくり眺めると、 いろんなことが見えるはずなんです。 その場の空気の中にある情報に気づき、 ピンポイントですくい上げることができるかどうかが、 カギなんですね。 でもそれは、簡単なことじゃありません。 多くの人が同じ場の空気の中にいるわけですが、 その中でピンとくる人はごく少数派。 その場にある情報を感じ取り、 的確に行動に移せる人だけが結果を得られる。 だからそれ以外の人は、成果を見せられた後、 「ウ〜ン、そういう発想があったんだ!」と唸る。 まさに“コロンブスの卵”なわけですね。 その場所、現場では、必ず何かが起こっている。 そのかすかなムーブメントに、 気づくか、見過ごすか。 そこにある、いろいろな要素と干渉することによって、 気づきや大きな変化が生まれるんです。 それは、新たなビジネスチャンスを生む、 言ってみれば“場のダイナミクス”なんです。 ■例えば、オフィス街の昼休み、 レジに並ぶ長蛇の列が出来るお店がある。 それを見て、支払いを瞬時に処理できるシステムを発想した人。 また、レストランでカード支払いをする際、 カードを手放すことでハッキング等が心配。 第一、カウンターまでわざわざ行くのは面倒だ。 それでテーブルに着席しながら、 目の前で決済できる、無線カード決済システムを考えた人。 こんな事例は、その場の空気から、 不便を解消するプランが発想されたんです。 そう考えると、場の空気を読むってことは、 時代の空気を読むことであり、 社会の「不便、不都合、不条理」を無くすことにも 繋がっているんです。 事実それを見つけ、 自らのビジネスに生かすことをやっている人が、 群を抜くことに成功してるんですよね。 ■実は、その2つの事例の発想は、 私のクライアントさんである、IT企業のM社長のもの。 M社長の会社は、ITといっても、 Web上だけで生きる会社とは一線を画した、 決済システムのソフト構築を得意とする会社です。 でまたM社長自身、世の中の「不」を無くすことを考える、 地に足のついた人なんです。 いつもその発想と行動力に舌を巻くんですが、 先日また、ウ〜ンと唸らせる構想をお聞きしました。 M社長曰く、 「奥本さん、もうこのプロジェクトは、 ビジネスモデル特許を取得したんで、 メルマガで紹介してもいいですよ」と…。 それは… 電気、水道、ガスの「無人統合検針システム」 ご存じのように、これらの料金チェックって、 いまだに係の人が一軒一軒を回って、 メーターを検針し、レシートを出力しています。 日本中で、大変な労力と経費が発生してるんです。 人的ミスもあるでしょう。 それをインターネットを使って、 社内に居ながらにして検針完了しようというもの。 人的ミスは起こらず、リアルタイムで24時間体制。 お客様のクレームにも即対応。 しかも電気、水道、ガスを一括で。 ね、すごいでしょ。 すでに上記3事業体との合同プロジェクトもスタートさせ、 稼働へのスケジュールを整えつつあるそうです。 検針を担当していた人材の新たな職場提供も プロジェクトに内包しながら…。 もうこれは全国を席巻するでしょう。 とんでもないビジネスモデルですよねぇ…。 ま、そんな話も、ちまたに溢れる成功話も、 我々にとっては“隣の芝生”なんです。 だから、私たちは、 自分の“芝生”の中から、時代の空気を感じ取り、 新しい何かを見つけなければならないんです。 ■場から発想する、新しいなにか…。 そんな、あなただけの場のダイナミクスを生むために、 以下の“7つのフィルター”を通して考えてみると、 有効だと思いますよ。 ★フィルター1【定点観測する】 まずそこで定点観測するんです。 じっくり見なければ、場の空気がどんなものか、 読みとることはできませんからね。 ポイントは、自分の立ち位置を一ヶ所において、 決めたひとつの定点だけを見る。 ★フィルター2【疑問をもつ】 疑問をもつ。 お客さまの立場、あるいは一人の消費者になって、 疑問点や「不」を探す。 「なぜ?」と思うことは、すべての企画の基本です。 そして、仮説を立てるんです。 ★フィルター3【人に聞く】 仮説を立てれば、それを検証することが必要です。 そのためには? 人に聞く、お客さまに聞く。 聞きながら、読み解いていくんです。 ★フィルター4【直感を信じる】 自分の直感を信じる。 そう、そこでの最初の気づきを大切にするんです。 自分がそこで何を感じたか。 場の空気って、やっぱり感じるものですからね。 ★フィルター5【面白いか?新しいか?】 どうせやるなら、 「面白い!」ことをやった方がいいに決まってます。 いくつかのアイデアが見つかれば、 その中で新しいこと、面白いと思える方を選択するのも ひとつの方法です。 それはつまり、独自性はあるか?ってことでもあるんです。 ★フィルター6【10年先をイメージする】 将来はどうなっているかを考える未来予想です。 商品なら、息の長いロングセラーになりそうか? サービスなら、良い人間関係が続きそうか? 良い状態が想像できないようであれば、 再考の必要ありってことです。 ★フィルター7【場数を経験する】 それでも何も感じない。 いまいち自信がない。 そんな場合は、経験をもっと積むしかありません。 苦々しい失敗も経験。 場数を経験することです。 場数を踏むことで、感覚が磨かれ、 感じる力もついてくるもんです。 ■あなたの仕事の中の“芝生”はなんなのか。 それを見つめ直してみることは無駄ではありません。 もしそこに、不便、不都合、不条理や、 時代が欲求するものを見つけられたら、 それを解消することを考えるんです。 何からインスパイアされるかわかりません。 最初は、その「場」と対峙し、対話してみるんです。 7つのフィルターを通してね。 ┏━━━━━━━━━━━ 今週のココロ ━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■場のダイナミクスを呼ぶ、7つのフィルターとは… ┃ ┃ ┃ ┃ フィルター1【定点観測する】 ┃ ┃ フィルター2【疑問をもつ】 ┃ ┃ フィルター3【人に聞く】 ┃ ┃ フィルター4【直感を信じる】 ┃ ┃ フィルター5【面白いか?新しいか?】 ┃ ┃ フィルター6【10年先をイメージする】 ┃ ┃ フィルター7【場数を経験する】 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロからおすすめ@ブック───────────────────── □■『営業ビジネスマナー超入門』(日本実業出版社) 〜売れている人も気付かない、売れる本当の理由がここにある!〜 ★売れる営業マンになるための、営業マンに特化したビジネスマナー本! ★あなたが売れている理由、そしてあなたが売れない理由がわかります! ★実は簡単でちょっとしたことが、売れるか売れないかの境目なのです! →「はじめに」「目次」「序章」をチラッとどうぞ。 < http://www.pictworks.com/books/2.html > -------------------------------------------------------------------- ■メルマガ発行者仲間である、渡瀬謙さんが出版された3冊目の本です。 ざっと読ませてもらって感じたのは、これまでの彼の作品の中で、 最高の出来じゃないかってこと。 ■なにがいいって、こういう細かい気遣いの、痒いところに手が届いた ビジネス書を知りません。うまく“すき間”を捉えてるんですね〜。 10年使え、陳腐化しない本。これはロングセラーになりえます。 ■確かに、自分でマナーができてないことに気づかずに、 お客さまから断られているケースってとっても多い。 この本に書いてあることを実行するだけで、営業マンの能力は、 格段にアップするでしょう。 こんな切り口のライバル本、他にないんじゃないですかね。 ★ご購入はこちら ↓ < http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534043074/pictworkscom-22/ref=nosim > ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今週も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。 各地の秋祭りも終わり、 街にはクリスマスイルミネーションが登場しています。 朝夕、めっきり寒くなってきましたね。 風邪を引かれている方も多いでしょう。 実は私も風邪引きで、 なんだか2週間近くひきずってるんです。 その間かみさんには、 なんだか変な咳をするとか、 風邪じゃないような気がするとか、 鬼の首を取ったようにいびられてます。 どなたも今年のラストスパートに向けて、 お体の管理、気を付けてくださいね。 つづきは088号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企 画 の コ コ ロ 】 ─────────────────────────────────── ■発行周期 隔週刊(水〜木曜配信) ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■ミクシィ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445 *マイミク大歓迎です、よろしく! ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000161000 ■ご意見・ご感想は→ mailto:kokoro@dclabo.com 心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/115.html


