2007/08/30
【企画のココロ】第083号~アソビが必要
─────────────────────────────────── □2007年8月29日 第083号 ─────────────────────────────────── ■ ┌─┬─┬─┐ ■ ■■ │企│画│の│ ■■ ■■■ ├─┼─┼─┤ 選ばれる存在へ@共感ブランディング ■■■ ■■ │コ│コ│ロ│ ■■ ■ └─┴─┴─┘ ■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ─────────────────────────────────── その可憐な彼女はモデルさん。 スレンダーボディに小さなお顔がのっている。 でもって気だてもいい子なので、 スタッフ間でもウケがいい。 あるカットの設定で、 彼女の愛犬も登場することになった。 「すっごく賢くて、いい子なんですよ〜」 「絶対いいカット撮れますから」 しかし撮り始めると、 とんでもないバカ犬だった。 ジッとしていない。 いうことは聞かない。 おまけにカメラの前でウ○コする。 ぶち切れそうなカメラマンと私が振り向くと、 飼い主の彼女がウルウルの涙目で、 「ごめんなさい…いつもはもっと聞き分けいいんです」 カメラマンと私は笑顔をつくろい、 いい〜んだよ!グリーンだよ! 彼女の必死のサポートで、何度も撮り直し。 災難の愛犬は、バコバコ発射されるストロボの光に 目が開けられなくなり、極度の緊張から最後はゲロ吐いた。 振り向くと、飼い主の彼女も吐いていた…。 一心同体なその姿に、母の愛を感じた私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランドづくりについて、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロのコンテンツ───────────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │□ブランディングって何? │□伝わるコンセプトづくり │□デザインのチカラ │□ブランディングの現場 │ □ブランドの基本表現 │ □心を満たす商品とパッケージ │ □共感を呼ぶ店舗開発 │ □伝わる広告、共感ツール │□循環のリニューアル │■魂のブランディング ←……■今週はここのお話 │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────< 今週のテーマ >───────────── <魂のブランディング(4)〜アソビが必要> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■私の知人に、ビジネスマンとして絶好調の人間がいます。 どこにそんな時間があるのかという位、 次から次へと新たなビジネス展開を試みている。 彼のスケジュールはいつも目一杯。 はたから見ていても、活き活き仕事しているようでした。 そんな彼と仕事を共にしたときのことです。 共通のクライアントである会社の仕事が、 夕方に一段落つきました。 そんなとき、ここの社長さんは、 談笑しながらの会食の場を用意される人。 私はその日もそうなるかもと、予想していました。 が、その彼の対応は違ってました。 「6時から次の打ち合わせを入れてますので、では」 と、サーッと出ていったんです。 とってもビジネスライク。 言い方を変えればとってもドライ。 お酒の入る夜の席を考え、 泊まりがけで来られていた社長は調子抜けで、 「○○さん、お忙しいんですな…」 ミーティングが済めば、即サヨナラ。 そつが無く、時間も無駄にしない代わりに、 間も余裕もない。 要するに“アソビ”がないんです。 相手によっては、「本当は冷たい人なんだな」とか 思われかねない。 お客さまに対して、万事そういうドライな対応なら、 ちょっとこれは黄信号なんです。 クルマのハンドルだってそうでしょ。 多少の遊びがあるから、円滑にハンドリングできる。 これがF1マシン並みに遊びがなかったら、 そこら中で事故が発生するはずです。 冗談のひとつだって、食事の席だって“アソビ”。 シビアなビジネスの中にあっても、 緩衝剤になるんです。 “アソビ”のない人は、 やっぱり人を引きつけない。 最後のところで、 共感を呼べない人なんじゃないかなと思うんです。 ■全体的に、日本人は遊び下手といわれます。 遊びと仕事を分けて考えすぎる傾向がある。 でもね、遊びが主で仕事が従であっても かまやしないんです。 だって仕事の出来る人、楽しそうに仕事している人って、 仕事を仕事と思っていなかったりするんです。 感覚的には遊びに近い。 やってることは仕事なんだけど、 心は遊び心がいっぱいってやつです。 最近、日本の企業でも“アソビ”を重視し始めました。 社員・スタッフには、どんな趣味や特技があるのか聞き、 それを仕事に生かす工夫をしているんです。 ギターが得意でライブに出演しているとか、 茶道の免状をもっているとか、 ゴルフシングルだとか、 はたまた、ダイエットに成功したとか、 なんでもいい、仕事以外に夢中になって取り組む、 そういう事をもっと磨けと推奨している。 なんで、そんなことをしているかというと、 今、企業で一番求められているのは、 理論じゃない「ソフト」の発想だからです。 従来の仕事をそつなくこなす能力では、 とても創造力は生まれない。 記憶中心の教育システムや机上論では、 ゼロから何かを生み出す能力を伸ばせないんです。 ■そんなふうにいうと、 「趣味も特技もないし…」 「そんな急に遊びなんていわれてもなぁ」 「自分にどうあてはめるの?」 とか、思われるかもしれません。 仕事の中の遊びを簡単にいうと… 「自己中心に考えたらいい」ってことなんです。 わかりにくいです? つまり… 私たちは仕事を通して、 誰かを幸せにしようとしていますよね。 それぞれの仕事で、それぞれの立場で。 そのためには、自分が幸せにならずして、 誰かを幸せにすることはできないはずなんです。 自己を犠牲にして、人を幸せにする…なんてのはウソ。 やっぱり自分が楽しくて、ワクワクして、幸せでないと、 人を幸せにする商品もお店もサービスも生まれないと思う。 あなたが、もっと遊びたいとか、楽しみたいとか、 もっとおもしろいものをつくってやろうとしたとき、 独自化された発想が生まれてくるんです。 人の成功談を聞きに講演会に行っても、 他社のヒット作を分析したり調査しても、 そこにあなたの成功はありません。 “ジコチュー”で考えましょう。 ただ、自己中心っていっても、 ほかのことなんか、ほったらかしにするってことじゃ ありませんよ。 自分の魂に答えを問いながらも、 同時に組織や条件の中で、 どうしたらそれを健全に具現化できるかを考えるんです。 自分本位に考えているだけなら、 子どもと変わりませんからね。 ■“アソビ”を広義にとらえると、 リセットする期間、熟成期間なんかも、 その範疇(はんちゅう)かもしれません。 あなたは、二宮金次郎をご存じですか? そう、かつてどこの学校にもあった、 背負子をせおって本を読んでいる、 勤勉の象徴みたいな銅像の、あの人です。 そんな二宮金次郎って、 怠けとかサボリには縁のない人のように思えますが、 「もういやだ!や〜めた」と、 仕事をほっぽり出したことがあるんです。 それは金次郎が、小田原藩主の命によって、 ある村の復興プロジェクトを総指揮(今でいうプロデュース) していたときのことです。 金次郎はあらゆる難題に、 試行錯誤しながら、立ち向かっていました。 しかし誹謗中傷や、足を引っ張る人間も多かった。 村人からも反感を持たれ、復興事業がうまく行かなくなると、 突然行方不明になったんです。 人間の価値は不在の時にわかるもの。 村人は、金次郎がいかに村のために、 誠心誠意仕事をしていたかを知りました。 3ヶ月後に帰ってきた金次郎の方も、 長期休暇でリフレッシュしていたから元気百倍。 約束の期日には、村は見事に復興したんです。 ■長年同じテンポで仕事してると、 それがルーティンワークみたいになって、 なんだか疲労のオリのようなものが溜まってきますよね。 これは、日常の休息ではとれない疲労感なんです。 あなたのお手元の、 キーボードのすき間に溜まるゴミみたいなもんです。 そんな疲労感を取り去るには、 一度ルーティンを崩してリセットするのがいい。 新鮮なエネルギーが充電でき、 きっと思いがけない発想と行動ができるはずです。 あなたも一度、周囲が度肝を抜くような“アソビリセット” してみませんか? 真面目な人ほどその効果は大きいと思いますよ。 ┏━━━━━━━━━━━ 今週のココロ ━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■仕事の中の“アソビ”のスタートは、 ┃ ┃ 自分が幸せになることを、自己中心に考えること。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■長年の仕事に疲労感を感じたら、リセットするのもいい。 ┃ ┃ リフレッシュすることで、新たな発想と行動ができるはず。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■人にも、仕事にも“アソビ”が必要。 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今週も「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。 かくゆう私も、 ルーティンワークに疲れた時期がありまして、 仕事を放り出して、インドを旅したことがあります。 確かにリフレッシュできました。 ただ、おおらかなインドの人たちと交わったせいで、 逆にしばらくスローペースが抜けませんでしたが…(^_^;) でもね、そんな方法だけが、 “アソビリセット”ではないわけですよ。 以前、ある組織で重役に大抜擢された方から、 「自分を変えたいんだ…」と相談されたことがあるんです。 そのFさんは、巨大な組織の中での空回り状態に疲れ、 地元に帰ってたんですね。 それで、仲間のスタイリストも動員して、 その人の「見た目」を劇的に変えたんです。 染めていた髪は白髪に戻し、短くカット。 伸ばしたことのないヒゲも伸ばし、 細身のFさんに似合うブランド物の服に靴。 さらにメガネまで変えると、 奥さんでさえ見まごうほどの激変でした。 お堅いFさんの組織ではあり得ない、 今でいう「ちょいワル」なムード。 気分をリフレッシュして、 東京に帰って行かれました。 その後見かけた雑誌記事で、 堂々とインタビューに答えるFさんを見つけたとき、 ご本人にとっては、満足なリセットができたんだなと、 実感したんです。 つづきは084号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企 画 の コ コ ロ 】 ─────────────────────────────────── ■発行周期 週刊(毎週水曜日?配信) ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■ミクシィ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445 *マイミク大歓迎です、よろしく! ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000161000 ■ご意見・ご感想は→ mailto:kokoro@dclabo.com 心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/115.html



