2007/08/08
【企画のココロ】第081号~仕事にココロはある?
本当にご無沙汰です! なんと4ヶ月ぶりの配信となりました。 わけあって休刊状態でしたが、とにかく「企画のココロ」再開します。 解除せずお待ちくださった(忘れてただけ?)皆さま、本当に感謝です! ─────────────────────────────────── □2007年8月8日 第081号 ─────────────────────────────────── ■ ┌─┬─┬─┐ ■ ■■ │企│画│の│ ■■ ■■■ ├─┼─┼─┤ 選ばれる存在へ@共感ブランディング ■■■ ■■ │コ│コ│ロ│ ■■ ■ └─┴─┴─┘ ■ ─────────────────────────────────── 共感ブランド・プロデューサー:奥本健二 ─────────────────────────────────── 公私ともに多忙だった日々が一段落し、 妻と二人である保養地に滞在した。 その夜のホテルのレストランでは、 落ち着いた生演奏を聴かせていた。 ゆったりくつろいだ気分の中、 聞き覚えのあるボサノバの曲が始まった。 「お、これはイパネマの娘…好きだなこの曲」 というと、隣で料理をほおばっていたカミサンがいった。 「ああ、あれねイグアナの娘」 (は〜?) 「イグアナのむすめぇ?そんな曲あるわけねーだろ!」 と一笑に付してやると、 いや、ぜ〜ったいにある!と言い張る。 なんだそのイグアナの娘ってのはっ! そんなの楳図かずおのヘビ女しかイメージできない。 隣で「あるある〜イグアナの娘」とうるさいので、 ネット検索してみると… …あった。 マンガからドラマ化されて、 サウンドトラックまであるらしい。 勝ち誇ったようなカミサンを見ながら、 それをイパネマの娘と間違うお前の天然ぶりは天下無双だと すかさず話を切り替える私は奥本です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■このメルマガの内容───────────────────────── ■中小企業の経営者や企画担当者、個人店の方、そして地方や田舎の情熱 人の皆さんを支援するものです。 共感されるブランドづくりについて、制作の現場からお伝えします。 ■企画の根本から、デザイン開発〜商品開発〜店舗開発〜広告販促などの ポイントを、体系づけて発信していきます。 もうご存じの方は復習のつもりでリラックスして、ご存じない方は明日 使えるミニ知識としてどうぞ。 ■モットーは広く浅く、豆乳の表面にできる湯葉のように、ノンホモ牛乳 に浮かぶクリーム層のように、サラ〜とやっていきます。 ただし、そこには栄養分がいっぱいあるよ、というわけでして…。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ココロのコンテンツ───────────────────────── │ │ ┼───────────────→心に響き、共感される視点とは │ │□ブランディングって何? │□伝わるコンセプトづくり │□デザインのチカラ │□ブランディングの現場 │ □ブランドの基本表現 │ □心を満たす商品とパッケージ │ □共感を呼ぶ店舗開発 │ □伝わる広告、共感ツール │□循環のリニューアル │■魂のブランディング ←……■今週はここのお話 │ ↓------------------------------------------------------------ ■これらをタテ糸に、「心に響き、共感される」ってことをヨコ糸に、 考えていきます。どんなものが織り上がるかは、あなた次第。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────< 今週のテーマ >───────────── <魂のブランディング(3)〜仕事にココロはある?> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今、人生の基盤の2つが揺らいでいます。 1つは社会保険庁のずさんな年金管理、 もう一つはコムスンに象徴される介護問題。 ただ、介護問題にはピンときていない人って多い。 年金は誰にでも関係ありますけど、 介護の必要性は、人によってばらつきがありますからね。 しかし、今までに例のない高齢化社会はもう目前。 まもなくセカンドステージに入る団塊世代は、 その現実に直面するんです。 まだ若いあなた。 あなたも、他人事ではなくなるんですよ。 ■実は、この4月に私の母が亡くなったんです。 早いものでもう100日が過ぎました。 この4ヶ月、もうアッという間でした。 相変わらずバタバタと過ごしながらも、 母がこの世にいないという現実がピンとこなくて、 どこかに旅行でも行っているような気がしてました。 最近ようやく、 そのリアルな現実が実感になってきたところなんです。 ■私の母はガンを患っていました。 それも転移が見つかった再発でしたから、 いつかはその日がくると覚悟はしていたんです。 78号の編集後記でも報告しましたけど、 あらゆる薬剤が効かなくなり、 ガン細胞が再び増殖を始めた昨秋に、 母の余命は“月単位”と宣告されました。 その段階で家族・兄妹で話し合ったことは、 もはや奇跡的回復が望めないならば、 いま母が一番望んでいること、一番喜ぶことをしてやろう、 ということでした。 母の望みは「住み慣れた我が家に居たい」 それで、医師の反対を押し切って、 最期まで入院せず、完全在宅介護で看取ったんです。 ■担当医師に言われました。 「最期を自宅で…言うのは簡単ですが実際には大変ですよ」 「介護する側が、精神的なダメージや身体を壊したり、 そんな例をたくさん見ていますから…」 確かに、仕事や家族を抱える生活の中で、 半年以上実家に泊まり込んでの在宅介護は、 筆舌に尽くせないものです。 いろいろ犠牲にしたものもありましたけど、 後悔はありません。 想いは全うできましたから。 24時間体制の在宅介護は、家族・兄妹の協力はあっても、 当然それだけで成り立つ事ではありません。 プロの訪問介護ヘルパーさんにもお世話になりました。 その姿は、本当に甲斐甲斐しくて、 すばらしいヘルパーさんたちだったんです。 プロの仕事に、慈愛の精神が加わっていて、 もう頭の下がる思いでした。 ■母は、人に迷惑をかけないというのが信条の人でした。 ですから、 ほぼ寝たきりの状態になっても口癖は、「大丈夫」 そういう人間ですから、 相手が介護ヘルパーさんといえども、 (手を煩わせたくない、世話になりたくない) という気持ちが強い。 逆に心を開きにくいんです。 そんな母を担当してくれたヘルパーのTさんは、 必要な処置が終わっても、あたかも実の娘のように 自然に母の相手をしてくれました。 奉仕に対し対価を得る作業というより、 “あなたを見てますよ”という対応でした。 気持ちを渡し、気持ちを受け取る。 そういうやり取りに見えました。 そばで見ていた私も、 この人の対応は、仕事の範疇(はんちゅう)を超えているなぁと 感服したんです。 そんなだから、 母もTさんを信頼し、心を開いていったようです。 「ココロ」ってのは、 病人にとっても特効薬だなと思いました。 きっと、痛みも和らいだはずです。 残り少ない日々を安寧に過ごす。 これはもう、宝石のように大切なものでした。 どんなときにも明るいTさんの、 母の葬儀に参列してくださった際の号泣を見たとき、 私は、心からお礼をしたい衝動にかられました。 ■介護の日々のなかで、気づいたことがあるんです。 ある深夜、手足をさすってやっていたときのことです。 母がポツリと何か言いました。 「ん、何?」と聞き返すと、 「いま…ツバキの花が落ちた」 母はかすかに笑っているようでした。 庭に面した母の寝室の近くには、ツバキの木があるんです。 ご存じのようにツバキの花って、 花びらが散るのでなく、花ごとドサッと落ちますよね。 どうもその音を聞いていたようでした。 そのときにね、気づいたんです。 ここにあるのは“生活の音”なんだって。 いくら選挙カーの声がうるさくとも、 裏手にある高校の野球部員の声が大きくても、 それらは母が日常に聞いていた音。 ガンが視神経にきて、片目が見えなくなった時も、 窓の外の庭木が揺れるのを、 わずかに見える片方の目で感じていたようでした。 それらはすべて、日常の音や光や風なんです。 それが心を落ち着かせ、安らぎを呼ぶ。 “心のケア”になっていたんです。 これこそが、在宅介護だから可能な、 緩和ケアのひとつになってるんだと気がつきました。 そういうのは、病室では絶対に得られないものです。 いくら設備は整っていてもね。 そんなことに気づくことができたのも、 在宅介護を続けることができたから。 気持ちがとぎれそうな私たちを毎日励ましてくれた、 ヘルパーさんのおかげなんです。 月単位と宣告された母が、半年以上も自宅で過ごし、 ひどく苦しむことなく逝くことができたのは、 そんな人と環境による、 心のケアによるところが大きかったと思います。 ■高齢者の在宅介護という市場。 これまで、介護ということに縁のなかった私は、 あまり真剣に考えたことはありませんでした。 病床の絶対数不足や医療費の激増に対する、 国の施策だという認識の方が強かったんです。 在宅介護というものを推奨しどんどん認可する。 しかし、安易に民間に参入させてるような気がしてならなかった。 一定の奉仕に対し対価を支払うという、ビジネスの場。 そのための市場を創造し、民間の参入を促す。 そのために、当初はハードルを下げ参入を促す。 しかし、現場からはさまざまな不協和音が聞こえてきた。 それならと、法改正する。 昨年の法改正で、介護報酬単価が引き下げられました。 これで一気に儲からない市場へと様変わりしたんです。 介護市場は、社会的責任が重んじられる事業であるため、 たとえ赤字になっても続けなくてはならない。 それでも続ける覚悟があるかどうか。 そのエネルギーである「ココロ」があるかどうか…。 コムスンの事件は、 なんでも規制緩和したらうまくいくなんて、 そんな考えが“幻想”だということが露呈した事件でした。 ■グループの会長が、記者会見やテレビに登場し、 謝罪し、誠意あるような態度をとっても、 だれからも共感を得られない。 「拡大路線」 「売上至上主義」 「金儲け第一主義」 そんなのがプンプン臭うんです。 いくら隠そうとしても、わかってしまうんですよ。 お客さまに。 「ココロ」がないってね。 確かにビジネスは利益を追求する作業です。 ただ、目的はそれだけでしたか? と、問いたいんです。 お客様に喜ばれたい。 感謝されたい。 そして共感を呼びたい。 それらが事業者の喜びでもあるはずです。 それがお金でないエネルギーになるはずです。 古今東西、そうであったはずなんです。 あなたのビジネスに、ココロはありますか? あなたのビジネスを、心から愛していますか? ┏━━━━━━━━━━━ 今週のココロ ━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ ■利益追求だけではない、ビジネス本来の目的を再確認する。 ┃ ┃ それがお金ではない、ビジネスのエネルギーになる。 ┃ ┃ ┃ ┃ ■ビジネスにはココロが必要。 ┃ ┃ 自分のビジネスを愛するココロが必要。 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 久々の「企画のココロ」をお読みいただき、ありがとうございました。 今日はちょっと長めに語ります。 言い訳しつつ…(^_^;) 気がつけば4ヶ月も配信してなかったんですよね。 この数ヶ月、時間の経つのがとっても早くて、 とてもそんな気がしないんですけど。 仕事に新たな流れが生まれたりして、 ほぼ休みのない日々を送ってはいましたが、 メルマガ1本書けないほど時間がないわけじゃない。 正直に言うと… 書けなくなってたんです。 4月にオフクロが亡くなり、 その3日後に人生の師匠であるM上人が亡くなって… オヤジを早く亡くした私にとって、岡山の高僧M上人は、 教えをこいながらも、大人の男として対話が出来る、 オヤジ代わりのような方でした。 (このメルマガにも何度か登場しましたね) なんだか、両親を1度に失ったような日々だったんです。 わかっていただけます? もちろん仕事では、相変わらずたくさんの文章を書き、 デザインし、講演やプレゼンでも喋りまくってました。 しかし私自身の私信のような、 自分の心そのものをお伝えしていた「企画のココロ」は、 なぜか書けなかったんです。 ビジネス文章は書けてもね。 私は、メルマガ読者の方々は気の合う友人と思っています。 そんな友だちに向けて書くってのが、どうにもできなかった。 それに次号を書くときには、 在宅介護の体験からの気づきを中心にしようと決めてたんで、 それを書くには時間的な猶予が必要だったのかも知れません。 こんなことは初めてでした。 ちょっと焦ったりもしましたけど、まあ仕方ないなと。 だから書けるまでお休みさせていただいてたってわけです。 ただ、ここ1〜2ヶ月ほどは、 配信しない日々に慣れてしまって、 締め切りに開放されたような気分でしたけど…(^_^;) …しかしまあ、 コンテンツのラストに近い時に4ヶ月もブランク空けちゃって、 メルマガの流れなんてもう誰も憶えてないでしょうねぇ。 でもこれから、 これまでの「ココロのコンテンツ」のラストとして、 何回かでまとめていきますからね。 メルマガ作成のリズムが戻るまで、 不定期配信になるかも知れませんが、 ま、そこは温かい目でみてやってくださいませな。 つづきは082号のココロなのだ〜! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 企 画 の コ コ ロ 】 ─────────────────────────────────── ■発行周期 週刊(毎週水曜日?配信) ■発行者 奥本健二(企画事務所ディーシー・ラボ) ■サイト http://www.dclabo.com ■主な実績一覧 http://www.dclabo.com/works/ ■私的ココロのコラム http://www.dclabo.com/idle_talk/ ■お遊びブログ http://blog.livedoor.jp/ekaken/ ■ミクシィ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2561445 *マイミク大歓迎です、よろしく!(最近入ってない…(^_^;) ) ■メルマガ登録はこちら http://www.mag2.com/m/0000161000.html ■バックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000161000 ■ご意見・ご感想は→ mailto:kokoro@dclabo.com 心からあなたのメールをお待ちしてます。必ずお返事は書きますよ。 ─────────────────────────────────── *このメルマガを気に入っていただけたあなた、友人・知人への一発転送、 社内での回覧はご自由にどうぞ。 *但し、このメルマガの内容を転載する場合はご一報よろしくです。 *ご意見やご質問、あるいは仕事のご依頼、お気軽にメールくださいね。 Copyright(C) 2005 Kenji Okumoto, All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■罫線がズレてる!てな方はコチラ http://help.mag2.com/115.html



