2009/07/31
【読むと幸せになるメルマガ! バラモンともいうべき#181】
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【読むと幸せになるメルマガ! バラモンともいうべき#181】2009.7.31 □■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ ───────────────────────────────────── 【目 次】 ●1 ●2 お知らせ ●3 文献案内 ●4 はじめて読んだ方に ●5 編集後記 ───────────────────────────────────── ●1 釈尊の怒り(その2) ---------------------------------------------------------------- お元気ですか?発行人の寺崎です。 『法句経』の141・142番目の法句について、考えて参りたいと存じます。 141、裸かの行も、髷(まげ)に結うのも、身が泥にまみれるのも、断食も、露 地に臥すの(ふ)も、塵や泥を身に塗るのも、蹲(うずくま)って動かないの も、──疑いを離れていない人を浄めることはできない。 142、身の装いはどうあろうとも、行ない静かに、心おさまり、身をととのえ て、慎みぶかく、行ない正しく、生きとし生けるものに対して暴力を用いない人こ そ、〈バラモン〉とも、〈道の人〉とも、また〈托鉢遍歴僧〉ともいうべきであ る。 (中村元訳) 釈尊の時代は、古代インドにおいては激動の時代でした。 価値観が相対的・流動的になり、特に都市においては旧来の価値観が迷信として退 けられました。 それにともない、自由思想家が多数輩出した時代です。 仏典には、仏教以外の著名な宗教家(思想家)として、6人の外道(六師外道)を 紹介し、さらに62の異なる宗教(思想)を六十二見として紹介しています。 141番目の法句は、そんな宗教家たちの修行の様子を示しています。 これらの宗教家の末裔は、現代のインドやネパールに、サドゥーsadhuと呼ばれて 修行を続けています。 英語版のWikipediaをご参照ください。 http://qurl.com/5hcg3 次の例は全裸の写真です。 承知の上で興味のある方はどうぞご覧ください。 http://chaichai.campur.com/indozatugaku/sadhuphoto.html 体に灰を塗っているのがおわかりになったと思います。 7世紀にインドで修行した玄奘三蔵は、「塗灰外道(ずけげどう)」と呼んでいま す。 また、裸の修行者を「露形外道(ろぎょうげどう)」と呼んで、その存在を報告し ています。 釈尊の時代から玄奘の時代をへて、現代にいたるまで、こういった相貌の修行者が いるわけです。 そんな修行者たちを、釈尊は形など問題ではない、問題は内面であり、行為だと一 刀両断に切り捨てています。 現代の日本にも程度の差はあっても同様の考え方をしている人々がいますし、私自 身もそのような考えを持ち、実際に行動している場合もあります。 たとえば、金持ちになる財布、ご先祖様の供養になる壺、多宝塔とかです。 お寺や神社で受けるお守り、お札なども同類かもしれません。 まあ、財布やお守り、お札程度でしたら、高価なものでもありませんし、気休め程 度のものだということは承知の上だと思います。 しかし、場合によっては数千万円もする壺や多宝塔は深刻な問題を起こしかねませ ん。 世の中には、そうそう甘い話はありません。 毎日の生活の中で、意識を鋭敏にして、なすべきことを努めてなすことが大切で す。 他を傷つけず、正しく生きている人こそ、バラモンなどのように尊敬されるべきで す。 外見や地位などに惑わされれてはいけません。 その人が、実際どのように話し、行うかが肝要です。 最後までお読みいただきありがとうございました。 ───────────────────────────────────── ●2 お知らせ ---------------------------------------------------------------- このメルマガのバックナンバーを中心にした「法句経.net」というサイトを作り始 めました。 少しずつコンテンツを充実させていきたいと思いますので、よろしくお願いいたし ます。 → http://www.hokkukyo.net/ 「禅語的日日是好日」といたうブログをはじめました。 役に立つ禅語を中心に掲載していきますが、身の回りのできごとや感じたことなど も書いていきたいと思います。→ http://zengoteki.blog84.fc2.com/ 「般若心経ドットインフォ」も変わらずよろしくお願いいたします。 → http://www.hannyasingyo.info/ ───────────────────────────────────── ●3 文献案内 ---------------------------------------------------------------- 当メルマガで使用している『法句経(ダンマパダ)』の翻訳本を紹介します。 中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫 仏教学の世界的権威の翻訳です。意味の正確さはさすがです。 『法句経』のほかに、『感興のことば(ウダーナ・ヴァルガ)』の翻訳も収められ ています。 このほか参考にしているのは、友松圓諦『法句経』講談社学術文庫です。 名訳として知られています。詩のリズムを大切にして訳しています。 ───────────────────────────────────── ●4 はじめて読んだ方に ---------------------------------------------------------------- このメルマガは、最古の仏教経典の一つ『法句経(ほっくきょう)』を題材に 「幸せ」について考えようというものです。 週に一度のペースで配信していきたいと思っています。 末永くおつき合いをお願いいたします。 『法句経』についてはコチラをご覧下さい。→ http://www.hokkukyo.net/ ───────────────────────────────────── ●5 編集後記 ---------------------------------------------------------------- お盆が近づいてまいりました。 毎年のことながら憂鬱です。 でも、前向きに行きたいと思います。 くれぐれもご自愛ください。 合掌 ───────────────────────────────────── 読むと幸せになるメルマガ! 発行人 寺崎 敬道(てらさき けいどう) postmaster@hokoji.net ←ご意見・ご質問はこちらへ 私が住職をしているお寺のホームページです。 オンライン宝光寺 http://www.hokoji.net/ 法句経.net http://www.hokkukyo.net/ 般若心経ドットインフォ http://www.hannyasingyo.info/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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