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2008/05/31

【読むと幸せになるメルマガ! #175悪口は苦しみの元】

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【読むと幸せになるメルマガ! #175悪口は苦しみの元】2008.05.31
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【目 次】
●1 悪口は苦しみの元
●2 お知らせ
●3 文献案内
●4 はじめて読んだ方に
●5 編集後記
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●1 悪口は苦しみの元
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お元気ですか?発行人の寺崎です。

『法句経』の133番目の法句について考えてみたいと思います。


133、粗(そあら)なる

    ことばをなすなかれ

    言われたるもの

    また なんじにかえさん

    いかりに出(い)づることばは

    げに くるしみなり

    返杖(しかえし)かならず

    汝の身にいたらん (友松圓諦訳)

   (現代語訳)荒々しいことばを言うな。
         言われた人々は汝に言い返すであろう。
         怒りを含んだことばは苦痛である。
         報復が汝の身に至るであろう。 (中村元訳)


「自我が強い人は、人をけなしてばかにしては、自分が偉いかのように振るまいが
ちです。」

これは『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』に出てくる一文です。

つい人をけなしてしまう癖をなおすにはどうしたらよいか、という質問に対する答
えの一部なのですが、やられたと思いました。

ほかならぬ私自身がこのような人間だ(った)からです。

会話の中で誰かが誉められると、その人物をついけなしてしまうのです。

子ども同士の会話で、一方が「オレの家なんか○○あるんだぞう」と言うと、もう一
方の子が負けじと実際にはそれがなくとも「オレの家には○○があるんだぞう」と言
い合う、あのレベルの話です。

実に子どもじみた低級な話です。

しかし、存外おとなでもこんなレベルのことをやっているものです。

他人をけなして自分が優越感に浸るわけです。

面と向かってけなしているわけではないから構わないだろうと思ってもそうはいき
ません。

それはめぐりめぐって本人の耳に入るものです。

道元禅師は次のように示しておられます。

「面(むか)いて愛語を聞くは面(おもて)を喜(よろこ)ばしめ、心を楽しく
す、面(むか)わずして愛語を聞くは肝に銘じ魂に銘ず」

面と向かって慈愛の気持ちがこもったことばを聞くと、笑顔がこぼれ、楽しい気持
ちになるし、人づてに聞いた慈愛の気持ちがこもったことばは深く心に刻まれる、
というような意味になるでしょうか。

他人をけなす悪口は、愛語の反対の効果を発揮するでしょうから、じかに言えば、
相手を悲しませ、場合によっては怒らせ、喧嘩になってしまうでしょう。

人づてに悪口が耳に入れば、うらみを買い、信頼も失うでしょう。

また、他人の悪口を聞かされた人もいい気持ちはしないでしょうし、この人は私の
悪口を別な人に言っているのかもしれない、と疑われ、信頼を失うことにもなりか
ねません。

さらに、悪口を言ってしまったときのことを思い出してみてください。

少々痛快な気分がしますが、その後には何かやましくとがめられるような気持ちが
しませんでしたか?


このように、他人をけなすことは、他人を傷つけ・悲しませ・怒らせ、自分自身後
ろめたい気持ちになり、さらには、喧嘩になり、信頼を失うのです。

他人をけなす暇があったら、自分をたかめるべく努力しましょう。

「不言実行」の気分で行きたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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●2 お知らせ
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このメルマガのバックナンバーを中心にした「法句経.net」というサイトを作り始
めました。
少しずつコンテンツを充実させていきたいと思いますので、よろしくお願いいたし
ます。
→ http://www.hokkukyo.net/

「般若心経ドットインフォ」も変わらずよろしくお願いいたします。
→ http://www.hannyasingyo.info/
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●3 文献案内
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当メルマガで使用している『法句経(ダンマパダ)』の翻訳本を紹介します。

1、友松圓諦『法句経』講談社学術文庫
名訳として知られています。詩のリズムを大切にして訳しています。

2、中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫 
仏教学の世界的権威の翻訳です。意味の正確さはさすがです。
『法句経』のほかに、『感興のことば(ウダーナ・ヴァルガ)』の翻訳も収められ
ています。

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●4 はじめて読んだ方に
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このメルマガは、最古の仏教経典の一つ『法句経(ほっくきょう)』を題材に
「幸せ」について考えようというものです。

月に一度のペースで配信していきたいと思っています。

末永くおつき合いをお願いいたします。

『法句経』についてはコチラをご覧下さい。↓
 http://blog.livedoor.jp/blackbutter/archives/24112876.html

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●5 編集後記
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四月は発行できず(せず)、五月もぎりぎりようやく発行にこぎつけました。

発行直後は、「ようし!来月は早々に一度発行し、末までにもう一度発行するぞ」
と意気込むのですが、結局一度の発行か、下手をすると発行せず、ということに
なってしまいます。

学生時代、テストが終わると、「ようし!今度こそは頑張るぞ」と意気込んだはい
いが、結局いつもどおりダラダラと過ごしてしまったことを思い出します。

あ―あ、こんな調子で人生終えてしまうんでしょうか!?

いけない、いけない、「不言実行」でいきましょう。


くれぐれもご自愛ください。

合掌
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    発行人 寺崎 敬道(てらさき けいどう)

postmaster@hokoji.net ←ご意見・ご質問はこちらへ

    私が住職をしているお寺のホームページです。

オンライン宝光寺 http://www.hokoji.net/

読むと幸せになるBlog! http://blog.livedoor.jp/blackbutter/

般若心経ドットインフォ http://www.hannyasingyo.info/
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