わかる!オペラ入門 RSSを登録する

これさえ読めばオペラがわかる!3分で読める有名オペラのあらすじ。 初めてからのオペラの見かた、聴きかた、通いかた。チケット前売り情報も。 クラシック音楽は好きでもオペラは苦手というあなたも大丈夫!

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/08/01

「わかる!オペラ入門」2008年8月1日号

この記事を取り寄せる

                     (毎月1日配信、無料)
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●                            ●●
●●    「わかる!オペラ入門」 2008年8月1日号    ●●
●●                            ●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
     http://www.geocities.jp/wakaru_opera/index.html

【目次】

●特集『神々の黄昏』(ワーグナー作曲)
   ・3分で読めるオペラのあらすじ
   ・ココが見どころ聴きどころ
   ・『神々の黄昏』のデータ
   ・おすすめディスク
●総合芸術オペラとは何か(連載)
   ・オペラ制作者が明かす音響の仕事
●シリーズ オペラの名歌手
   ・プティボン(S)
   ・シュロット(Br)
   ・ガランチャ(Ms)
●オペラ備忘録(8月)
   ・テレビ&ラジオ
   ・クラシカ・ジャパン
   ・オペラ界の出来事
●シリーズ オペラの名指揮者
   ・ナガノ
●DVDレビュー
   ・『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)



●●特集『神々の黄昏』(ワーグナー作曲)●●

■ 3分で読めるオペラのあらすじ ■━━━━━━━━━━━━━━

【時と場所】神話の時代、ライン川近くのギービヒ家
【登場人物】ジークフリート(T) =ヴォータンの子ジークムントと
                  ジークリンデの子
      ブリュンヒルデ(S) =ヴォータンの娘、
                  ジークフリートの妻
      アルベリヒ(Br)   =ニーベルング族の小人、
                  ハーゲンの父
      グンター(Br)    =ギービヒ家の長男
      グートルーネ(S)  =グンターの妹
      ハーゲン(Bs)    =グンターの異父弟
      ノルンたち      =エルダの娘
      ラインの娘たち    
      ほか

【序幕】
 時は神話の時代、舞台はワルキューレの岩山。3人のノルンたちがこ
れまでの経緯を話しています。ジークフリートとブリュンヒルデは幸せ
に暮らしていましたが、ジークフリートは武勲を求めて旅立つことにな
り、彼は妻に指環を残し、ブリュンヒルデの愛馬に乗って旅立ちました。
 
【第1幕】
 ライン川近くのギービヒ家の長男グンターは、異父弟ハーゲンに一家
が栄える知恵を聞きます。ハーゲンは、グンターにブリュンヒルデを妻
として迎えることを勧めます。
 何も知らずにギービヒ家にやってきたジークフリートは忘れ薬を飲ま
され、グンターの妹グートルーネに求婚することになります。そこでグ
ンターは、ブリュンヒルデを自分の嫁にできればという条件を出しまし
た。
 ジークフリートは「隠れ頭巾」を使ってグンターに変装し、炎を越え
てブリュンヒルデのもとに現れ、ついには彼女の指環をも奪い取ったの
でした。

【第2幕】
 夜、ハーゲンの夢の中に、父アルベリヒが現れ、神々に奪われた指環
の経緯を説きます。ハーゲンは指環を手に入れることを誓います。
 ギービヒ家の館では、婚礼の儀式が行われようとしていました。一組
はジークフリートとグートルーネ。もう一組はグンターとブリュンヒル
デ。ブリュンヒルデはジークフリートの指にグンターに奪われたはずの
指環を見つけ驚きました。加えて、自分との幸せだった日々を忘れてい
るジークフリートに対し、怒りがこみ上げてきます。
 ハーゲンはブリュンヒルデに近寄り、ジークフリートの弱点を聞き出
します。ブリュンヒルデは、彼は無敵で決して敵に背を向けて逃げるこ
とはないが、そのため背中は不死身の体になっていないことを教えまし
た。

【第3幕】
 ラインの娘たちがジークフリートに指環を返すように求めますが、彼
は聞く耳を持ちません。
 ジークフリートとハーゲンが狩に出掛け、宴の際にジークフリートは
忘れ薬の解毒剤を飲まされます。記憶が戻ると、彼はブリュンヒルデの
ことを思い出しました。しかし、ハーゲンに背中から槍で刺され、ブリ
ュンヒルデを讃えながら息絶えます。
 「ジークフリートの葬送行進曲」が流れる中、遺体がギービヒ家の館
に運ばれました。ラインの娘たちからすべてを聞いたブリュンヒルデは、
ジークフリートの遺体の周りに薪を積んで火を放ちました。そのとき、
ライン川が氾濫し、すべてを飲み込みます。ラインの娘たちはその中で
指環を奪還し、指環を追ったハーゲンは溺れ死にました。
 ブリュンヒルデの放った火は、神々の居城ヴァルハラにも燃え移り、
神々は火に包まれ、その栄華は終焉したのでした。



■ ココが見どころ聴きどころ ■━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント1】大悪役・ハーゲン

※『ニーベルングの指環』の最後の作品である『神々の黄昏』は、この
大河オペラの最後にふさわしく、壮大なオペラです。さて、『ワルキュ
ーレ』ではブリュンヒルデというヒロインが、『ジークフリート』では
タイトルロールであるヒーローが活躍しました。この『神々の黄昏』の
キープレイヤーはというと……、悪役のハーゲンでしょうか。前作まで
にも、アルベリヒやミーメなどの小人族、またはファフナーなどの巨人
族など、悪役はいたのですが、どことなくパンチに欠けるものがありま
した。しかし、ハーゲンは正真正銘の大悪役です。無敵のジークフリー
トを背中から槍で突き刺し、指環を手に入れようとする執念は、父アル
ベリヒをも上まわる。バス歌手の力の見せ所となっています。

【ポイント2】指環のラスト・シーンの解釈は?

※『ニーベルングの指環』全体で200にも及ぶ示導動機(ライトモティー
フ)が用いられているとされており、ワーグナーの作曲法の極みといっ
たところでしょうか。また、『神々の黄昏』は4部作の最終章というだ
けあって、複雑な背景を持ち、オペラ自体いろいろな解釈が可能です。
しかし、女性の愛と死(自己犠牲)によって救済されるという構図は、
ワーグナーの真骨頂とも言えます。15時間を通して鑑賞して、その後に、
この作品からあなたは何を感じるのでしょうか。

【ポイント3】バイロイト祝祭劇場・その2

※ワーグナーが建設した祝祭劇場は、独特な作りとなっています。例え
ば、オーケストラ・ピット。通常、舞台と客席の間の空間に設置される
ことになっていますが、バイロイト祝祭劇場は、オケピットが半ば舞台
の下に埋没していて、天蓋で覆われています。バイロイトで活躍した指
揮者バレンボイムは、このオケピットが覆われた状態になっていること
の利点として、「声とオーケストラの結びつきを容易にし、サウンドが
申し分なく溶け合う」と評価しています。



■ データ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

リヒャルト・ワーグナー
『神々の黄昏』

【作  曲】1869〜74年
【初  演】1876年8月17日 バイロイト、祝祭劇場
【台  本】作曲者ワーグナー自身による(ドイツ語)
【原  作】ドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』、
      アイスランドの歌謡集『エッダ』ほかの伝説
【演奏時間】序幕、第1幕 120分
      第2幕     70分
      第3幕     80分  合計 約4時間30分



■ おすすめディスク ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【DVD】
ツァグロゼクほか指揮、コンヴィンチュニーほか演出
シュトゥットガルト州立管弦楽団、シュトゥットガルト・オペラ合唱団
ボンネマ(T) デヴォル(S) ブラハト(Bs)
(録画2002、03年、Creative Core)

※ドイツのオペラ雑誌『オーパンヴェルト』において、最近、4回も最
優秀歌劇場に選ばれたシュトゥットガルト歌劇場による『指環』のDV
D。このセットのおもしろいところは、なんといっても4作品それぞれ
演出家が違うこと。『ラインの黄金』はオペラ初演出のシュレーマー、
『ワルキューレ』はネル、『ジークフリート』はヴィーラーとモラービ
トの黄金コンビ、そして最後の『神々の黄昏』にはコンヴィンチュニー、
というようにひと癖もふた癖もある演出家が個性的な4部作を完成させ
ました。シェロー版以来、見てないと語れない名盤の出現です。



●●総合芸術オペラとは何か(連載)●●

■ オペラ制作者が明かす音響の仕事 ■━━━━━━━━━━━━━

 小野隆浩さんという実際にオペラの現場で音響の仕事に携わっている
人が書いた『オペラと音響デザイナー』(新評論、2002)という本があ
ります。音楽評論家の許光俊さんは、この本のことを、《基本的に生の
声を味わうのがオペラ、というのがいままで信じられてきたオペラの姿。
でも、実はこんなに音響装置を使っているのだよ、とそのつもりがない
のに暴露してしまった本。》と紹介しています(『オペラに連れてって
!完全版』青弓社、2003)。

 さて、それではこの本には、どんなことが暴露されているのでしょう
か。

 まずオペラ公演に対する「音響」の考え方として、次のような記述が
あります。

 《オペラの舞台公演は、肉声と生楽器による生音(なまおと)で行う
ことを基本条件としている。オペラの音響デザインを考える場合、この
絶対的な命題を忘れてはいけない。そのデザインを具現化するための音
響の仕込みは、時としてオペラ独特ともいえる特殊な方法で行われるこ
ともある。客席に対しては生音を基本とした音が届けられているわけだ
が、舞台上は上演可能な音響環境をつくるために実際にはさまざまな音
響処理がなされている。》(128頁)

 つまり基本的にはここでいう生音であるけれど、実際にはいろいろ手
が加えられているわけです。もっと具体的な話も出てきます。例えば、
モーツァルトのオペラ『魔笛』の夜の女王の役をご存じですか。ソプラ
ノの中でも、最も高い音を出すコロラトゥーラと呼ばれるソプラノの難
役ですが、この夜の女王がアリアを歌うシーンは舞台の後ろの方、しか
も高いところにいることが多いのです。

 細くて、しかもキンキンの高い女性の声が、舞台の奥の方からよく客
席の後ろの方まで届くなあ……、なんて思ったことはありませんか。こ
んなとき、どんな音響処理がなされているのでしょうか。

 《方法の一つは一時音源の近くに拡声用のスピーカーを置き、その場
で集音した音をその場で出す方法である。歌手とスピーカーの物理的位
置が同じであれば、観客に到達する音に時間差はなく、不自然さを感じ
させることはない。》(181-182頁)

 なるほど、確かにマイクを使うときの違和感というのは、歌手の口か
ら発せられる音と、スピーカーから発せられる音が遠くにあるときなわ
けです。スピーカー自体を歌手が歌っているすぐ側、例えば、舞台大道
具の脇に隠して置けば、まったく違和感はありません。

(つづく もう少しマイクの話を)



●●シリーズ オペラの名歌手●●

■ パトリシア・プティボン(S)1970- 、フランス ■━━━━━━

 モンタルジーに生まれ、音楽学で学士号を取得した後、パリ音楽院で
声楽を学ぶ。指揮者ウィリアム・クリスティに認められ、エクサンプロ
ヴァンス音楽祭、バスティーユ・オペラ座、ミラノ・スカラ座などで共
演を重ねる。アーノンクールにも認められる。バロックを得意とするが、
卓越した演技力で客席を魅了する。



■ アーウィン・シュロット(Br)1972- 、ウルグアイ ■━━━━

 モンテビデオに生まれ、聖歌隊に入り、1994年には生地で『アン
ドレア・シェニエ』でデビュー。イタリアに留学し、ドミンゴ主催のコ
ンクールで優勝。2000年、ハンブルク州立歌劇場、メトロポリタン
歌劇場にいずれも『ラ・ボエーム』でデビュー。ドン・ジョヴァンニや
伯爵に定評がある。夫人はネトレプコ(S)。



■ エリーナ・ガランチャ(Ms)1976- 、ラトビア ■━━━━━━

 リガで学び、その後、ウィーンに渡る。1998年、ラトビア国立歌
劇場のメンバーとして『アンナ・ボレーナ』でデビュー。2003年か
らウィーンで活躍し、ニクラウス、シャルロットなどを歌う。その後も
ザルツブルク音楽祭、コヴェント・ガーデン、メトロポリタン歌劇場と
次々とデビュー。東京の新国立劇場にも2003年に出演。



●●オペラ備忘録(8月)●●

■ テレビ&ラジオ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・8/2 20:50〜02:40 NHK−hi
 チューリヒ歌劇場『アラベッラ』

・8/4 00:40〜04:00 NHK衛星第2
 ザルツブルク音楽祭『魔笛』

・8/18 00:40〜04:00 NHK衛星第2
 メルビッシュ音楽祭『ウィーンかたぎ』

・8/24 14:00〜18:00 NHK−FM
 二期会『ワルキューレ』

・8/25 00:40〜04:00 NHK衛星第2
 ベルギー王立モネ劇場『道楽者のなりゆき』

・8/30 21:00〜01:00 NHK−hi
 ロイヤル・オペラ『サロメ』



■ クラシカ・ジャパン ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※音楽専門チャンネル、「クラシカ・ジャパン」の主なオペラ番組の紹
介です。

・2007年、ソフィア王妃芸術館
 『シラノ・ド・ベルジュラック』
 フルニリエ(指)、スナニエツキ(演)
 ドミンゴ(T)、ラドヴァノフスキー(S)
 ギルフリー(Br)

・2001年、ミラノ・スカラ座
 『オテロ』
 ムーティ(指)、ヴィック(演)
 ドミンゴ(T)、フリットリ(S)
 ヌッチ(Br)

・2007年、ベルリン国立歌劇場
 『マノン』
 バレンボイム(指)、パターソン(演)
 ネトレプコ(S)、ヴィッラゾン(T)



■ オペラ界の出来事 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・新国立劇場が次期芸術監督に指揮者の尾高忠明が就任すると発表
 →尾高氏は「え、僕に決まったの?」と新聞を読んで驚き、「今後、
  納得のいく書面を出してもらえなければ、辞退の可能性もある」と
  述べた(朝日新聞、7月9日)

・ロイヤル・オペラの『ドン・カルロ』でビリャソン(T)が復帰
 (6月6日)

・チューリヒ歌劇場が次期総監督(2012/2013シーズン)に演出家の
 アンドレアス・ホモキが就任すると発表

・バイロイト音楽祭『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の公演
 (7月27日)がインターネットでライヴ中継される(有料:49ユーロ)



●●シリーズ オペラの名指揮者●●

■ ナガノ,ケント 1951- 、アメリカ ■━━━━━━━━━━━━

 1979-      バークレー交響楽団 指揮者
 1989-1998 リヨン歌劇場 音楽監督
 1991-2000 ハレ管弦楽団 音楽監督
 2000-2006 ベルリン・ドイツ交響楽団 芸術監督・首席指揮者
 2001-2006 ロサンゼルス・オペラ 首席指揮者
 2006-   バイエルン国立歌劇場 音楽監督
 2006-   モントリオール交響楽団 音楽監督
(主な録音)
 CD  『ウェルテル』 1995、リヨン歌劇場
 CD  『ホフマン物語』 1996、リヨン歌劇場
 CD  『ファウスト博士』 1997、リヨン歌劇場
 DVD 『ローエングリン』 2006、バーデン・バーデン祝祭劇場



●●DVDレビュー●●

■ DVD『ローエングリン』
     (ナガノ指揮、バーデン・バーデン祝祭劇場) ■━━━━

【ケント・ナガノの冴える指揮】
 久々に会心の一作に出会ったというようなDVDの出現です。それを
素直に喜びたいと思います。
 2006年に収録されたバーデン・バーデン祝祭劇場の『ローエングリ
ン』。まずベルリン・ドイツ交響楽団を指揮したケント・ナガノの手腕
に賛辞を送りたいところです。
 同じくバーデン・バーデン祝祭劇場において、2004年、『パルジファ
ル』が上演されたときのナガノの指揮ぶりに接していて、その緊張感と
集中力にあふれた演奏に感心していたのですが、今回の『ローエングリ
ン』でも本当にいい演奏をしてくれました。こういう演奏であれば、く
っきりと描かれた音楽の輪郭を、目を閉じて聴いていたいものです。
 しかし、そう目を閉じていることもできません。演出のニコラウス・
レーンホフの舞台は、光の扱い方のセンスが良く、シンプルな舞台は空
虚なのではなく、『ローエングリン』の望ましい世界観を実現していま
す。ローエングリンのかぶっているヘルメット(?)だけは少しおかし
かったのですが……。

【新しいローエングリン】
 歌手陣も総じて充実しています。まず悪役の二人。テルラムント役の
トム・フォックス(Br)とオルトルート役のワルトラウト・マイアー
(Ms)が素晴らしい演技を見せています。この二人の存在がなければ、
この舞台は平凡なものに終わっていたでしょう。
 ローエングリン役のクラウス・フローリアン・フォークト(T)は評
価の分かれるところだと思います。ワーグナーを歌うには、声がリリッ
ク過ぎるきらいがあり、ある程度パワーの必要なところで満足のいく歌
唱となっていません。
 しかし、例えば第3幕第2場のローエングリンとエルザが婚礼の日の
夜を迎え、ローエングリンが「祝いの甘い歌の響きがやみ、私たちは二
人きりとなった……」と静かに語りかけるように歌い出すところなどは、
やはりこのフォークトのリリックな歌声が活かされています。
 また、白鳥が近づいてきたときに「私に聖杯が迎えを遣わした」と言
うところなども、その真摯な歌声にドキリとします。フォークトのロー
エングリンは、これはこれでおもしろいローエングリン像です。

【芸術的瞬間】
 このDVDの白眉とも言える場面は、ローエングリンが自らの出生を
語る「ローエングリンの名乗り」です。ここでも、フォークトの柔らか
く、そして美しい歌声が場面にふさわしい響きを作り出しています。
 そしてこのとき、国王ハインリヒ1世の胸に抱かれたエルザ役のソル
ヴェイグ・クリンゲルボルン(S)の表情が何とも言えません。ここま
で2時間以上をかけてこのオペラを鑑賞してきて、このディスクを見て
良かったなと思える芸術的な瞬間ではないかと思います。取り返すこと
ができず後悔したときや、感謝の気持ちを後で気が付いたときなど、私
たちはこうした心境になることも多いのではないでしょうか。
 そんなことを改めて考えさせてくれる「ローエングリンの名乗り」と
なっているのです。
 『ローエングリン』を見たことのない人、もしくはこれからワーグナ
ーの作品を鑑賞してみたいと思っている人に、ファースト・チョイスと
しておすすめできるディスクです。

【データ】
ワーグナー「ローエングリン」 
録画2006年 
ナガノ(指揮) レーンホフ(演出) 
ベルリン・ドイツ交響楽団、
マインツ・ヨーロッパ合唱協会、リヨン国立歌劇場合唱団
ローエングリン:フォークト(T)
エルザ:クリンゲルボルン(S)
テルラムント:フォックス(Br)
オルトルート:マイアー(Ms)
国王:ペーター・ケーニヒ(Bs)
伝令:トレケル(Br)



****************************************************************
■皆様の声をお聞かせください。できれば自己紹介とメルマガへのご意
 見、ご感想など下記のメールアドレスまでお送りください。お待ちし
 ております。
■タイトル: 「わかる!オペラ入門」
■サイト : http://www.geocities.jp/wakaru_opera/index.html
■メール : wakaru_opera@hotmail.co.jp
■発行者 : 神木勇介(かみき・ゆうすけ)
■配信解除: まぐまぐ  http://www.mag2.com/m/0000159380.html
       めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?011765
       メルマ!  http://www.melma.com/mag/52/m00140752/
■チケットをお求めの際は、主催者に十分お確かめください。
 またテレビ等の番組の録画の際は、当日の新聞でお確かめください。
■このメルマガの一部及び全てを転載、転送等をする場合は、事前にお
 知らせください。
****************************************************************

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
上へ戻る