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ナチスに虐殺された選手。健常者チームに挑む盲目の少年。目も耳も不自由な観客。そんな逸話溢れる名著や有名タレントの翻訳絵本から、緻密で重厚な学術書まで、あらゆるジャンルのサッカー書評。ワールドカップ関連書籍も現在多数掲載中。相互紹介◎。

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2007/11/19

サッカーを読む第118号:サッカーへの招待

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━━━━━━━━━━━━━━━━◎第 118号━━2007/11/19━━
 サッカーを読む(フットボール書評)review football books        
 ────────────────────────────
 ☆目次
  ○ 今日の本
  『サッカーへの招待』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004303168/footballreview-22
  【あいさつ】
  【書評】
  【編集後記】
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 サイト → http://www7a.biglobe.ne.jp/~soccer_review
 ブログ → http://ameblo.jp/review-football-books/
       http://tagawamasaharu.seesaa.net/
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  ○ 今日の本

  書籍名 :サッカーへの招待
  著者  :大住良之
  出版社名:岩波書店
  出版年月:1993年12月20日
  




 【あいさつ】

  最近、忙しいですね。

  サッカーを見るだけでも。

  Jリーグもいよいよ大詰めですし。

  北京オリンピック出場をかけた戦いも、明後日がいよいよ最終
 決戦。

  先週水曜日の、真っ赤っ赤のACL決勝第二戦から、この土曜
 ・日曜と、サッカーづくしの時を過ごした方も多いのではないで
 しょうか。

  高校サッカーの代表校も続々と決定していますしね。

  もしかしたら、深夜のサウジvsカタール戦をハラハラドキド
 キしながら見ていた方もおられるのではないでしょうか。(あの
 二人股抜きシュートには驚きました)

  私もじつは、土曜日にサッカー観戦に行きました(スタジアム
 に自転車で!)。

  サッカー冬の時代を知っている身としては、隔世の感がありま
 す。

  そんな思いを抱きながら、この本を改めて読み返しました。






 【書評】

  電車の中で本書を読んでいて、メモを取る余裕がなかったので、
 気になる箇所が記載されているページの隅を折っていたら、本が
 まるでアコーディオンの蛇腹のようになってしまった。

  文量の少ないコンパクトな新書版でありながら、その内容の濃
 さゆえに、このような事態になってしまった。

  内容の濃さ、というと、難解で重厚なイメージを持たれるかも
 しれないが、本書は決してそんなことはない。

  本書は、新書版でありながら、掲載されている写真も多数ある。

  私事で恐縮ながら、私がかつて国立競技場で観戦した試合の時
 に撮られたものと思われる写真も見ることができて、懐かしさが
 こみあげてきた。



  本書は、題名からもわかるように、サッカーをあまりよく知ら
 ない人にとっての入門書のような内容となっている。しかし、普
 段サッカーをしている人や携わっている人、サッカーに日頃から
 熱心な人にとっても、本書は簡潔ながら多岐にわたる、かつ示唆
 に富んだ内容となっている。

  例えば、テレビについて、このような記述がある。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  では、現在のテレビ中継は、どのように行われているのだろう
 か。試合の生中継には、もっとも少ないときでも八台のカメラが
 使われる。二台はハーフラインの延長上、メインスタンドの上部
 に置かれる。これが中継の中心となる。その中心から見て右と左
 のメインスタンド中に一台ずつ。通常はペナルティエリア・ライ
 ンの延長線上におく。このカメラは、得点シーンの再生や、決定
 的なシーンがオフサイドだったかどうかを見るときなどに使われ
 る。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


  このような基本的な説明から始まり、さらにいくつかおもしろ
 い例も挙げてくれている。
  例えば、


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  さらに、最近開発された超小型カメラをゴールネットの上隅に
 ピンで止めてゴールインの瞬間をとらえる、ゴール裏に小型のク
 レーンを置いてゴールキックの瞬間などを上に移動しながら見せ
 るなどの手法も開発されている。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 と述べ、さらに山の頂上から撮影したり、飛行船からの映像を流
 したりという試みも紹介している。



  本書では、サッカーの歩み、プロとアマ、ルールと戦術、選手
 育成からスーパースターの横顔、さらには巨大化するサッカービ
 ジネスについてまで、このような形で説明されている。




  私は、久しぶりに本書を手に取り、もう十数年前に書かれたも
 ので、細かい点は変遷もあるものの、今読んでも新鮮な印象を持
 たされるのに驚いた次第である。








 【編集後記】

  某発行スタンドに激励の言葉や感想を寄せてくださった読者の
 方がおられました。

  ありがとうございました。励みになります。



  じつは、某超有名サッカー選手が、下着モデルになる、という
 ニュースを見て、その関係の本をチョイスしようかと思ったので
 すが……、

  その後に、非常に残念というか、悲しいニュースに接して、日
 本代表関連の本を取り上げようかな、とも思ったのですが……。

  なんか、そういう本を取り上げる気にもなれなくて、結局、前
 々から紹介しようと思っていた本を取り上げることにしました。

  上記に書いたような本は、代表監督の容態が回復に向かってか
 らにしようと思いました。

  一日も早く、よくなってほしいですね、オシム監督。







  ≪文中敬称略≫







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 ◇発行周期
   月(週1回発行)
 ◇発行者
   田川正治
 ◇『サッカーを読む』ホームページ
   → http://www7a.biglobe.ne.jp/~soccer_review
 ◇連絡先(メール)ご意見・ご感想はこちら
   → review@soccer.biglobe.ne.jp

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