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2008/05/29

マトリックス通信 Vol.158 【社長のための税金講座・最終回】

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 【社長のための税金講座・最終回】
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 □■  戦略会計・DC・マトリックス会計 
 □■   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
 ■■   Vol.158 2008/05/29
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▼この先どうする?

 分析値や指標だけで会計を考える時代は終わりました。
 この先の経営を分かり易くするためには
 会計に対する「考え方」がとても重要になります。

▼マトリックス通信は…

 経営者の方たちにとって必要なのは「明日からの会計」です。
 戦略MQ会計、ダイレクトコスティング、マトリックス会計など、
 この先儲けるためには欠かせない情報をお届けします。
 経理担当者の方へもぜひオススメです。(^^) 

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■先日、ある企業の社長と話をしているとき、
 税金の勘定科目の話題になりました。

  『税金のことは良く分からん!』

 ということで、
 今週は「社長のための税金講座」の最終回です。

 ◎今回が初めての方は先にこちらをご覧ください。↓

  【社長のための税金講座1回目】 
  http://www.its-mx.co.jp/magazine/backnumber/archives/2008/05/post_157.html

  【社長のための税金講座2回目】 
  http://www.its-mx.co.jp/magazine/backnumber/archives/2008/05/post_159.html


■試算表や決算書を見ると、
 税金に関するだろう? と思われる勘定科目が
 いくつかあります。 

   A).仮払法人税等(B/S 資産科目)
   B).未収還付法人税等(B/S 資産科目)
   C).未収消費税(B/S 資産科目)

   D).未払法人税等(B/S 負債科目)
   E).未払消費税(B/S 負債科目)

   F).仮払消費税(B/S 資産科目)
   G).仮受消費税(B/S 負債科目)

   H).租税公課(P/L 費用科目)

   I).法人税住民税等(P/L 費用科目)
   J).法人税等調整額(P/L 費用科目)

 そして最近では、

   K).繰延税金資産(B/S 資産科目)
   L).繰延税金負債(B/S 負債科目)

 なんていうのも登場しました。  


■企業はさまざまな税金を払っています。

   ・固定資産税、都市計画税
   ・自動車税、重量税
   ・印紙税

   ・不動産取得税
   ・自動車取得税

   ・源泉所得税
   ・法人税
   ・法人住民税
   ・事業税、事業所税

   ・消費税、特別地方消費税

 もしかして
 払わされることになるかもしれない税金(^^;)

   ・延滞税、過少申告加算税、無申告加算税
    不納付加算税、重加算税、過怠税
   ・延滞金、過少申告加算金、不申告加算金、重加算金

 つまり「ペナルティー」です。


■ではこれらの税金を支払ったときに
 経理ではどんな勘定科目で処理しているのでしょうか。

 税金は、税務上損金(経費)になるものと
 ならないものがあります。

 一般的に損金(経費)になる税金は
 「租税公課」という費用科目で処理します。

 固定資産税、都市計画税、自動車税、重量税
 そして印紙税などは損金になります。

 一方、損金にならない税金には、
 法人税や法人住民税(都道府県民税と市町村民税)などがあります。
 (※ただし事業税は損金になります。)


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■先週号では

  「これだけは絶対にやってはいけない」

 という解答例を紹介しました。

 そして

  「もし、経理部長や会計事務所の答えがひとつでも
   このダメな解答例に当てはまれば、あなたの企業の決算書は、、、
   、、、経営に使ってはいけませんよ。(^^;;」

 ということをお伝えしました。


■会計情報を戦略的に使うためには、
 「税務のための処理」から「儲けるための処理」

 つまり、

  「この先の経営を考える上で分かりやすい決算書」

 を作成しなければなりません。

 しかし、

 税務申告中心に決算書を作成する税理士と
 経営活用を意識して決算書を作成する税理士との間では
 「考え方」が大きく異なります。

 が、、、

 これに対する答えは簡単です。

 社長が

  「経営に使える儲けるための決算書を本当に作りたいと思うか」

 そして税理士は

  「企業の要望にきちんと応えられるか」

 というだけの問題です。


----------------------------------------------------------------------
■会計情報を経営に活用するためには、
 支払った税金を次のように分類することが必要です。 

   ☆企業にとって生活費(固定費F)として必要な税金
   ☆生活費としてではなく利益(儲け)の中から支払うべき税金

 税務上損金になるかならないかは二の次です。
 二の次? そう 三です。

 じゃなくて、

 「儲けるために活用するのであれば
  分かりやすくしたほうが良いでしょう」

 と言いたいわけです。(^^;)

 ※もちろん損金になるかならないかは重要です。


■戦略MQ会計を実践する上で、次のように処理します。


 【解答】
 
   1.期末に確定した法人税及び住民税合わせて1000万円を
    決算書に計上しました。
    ひとつは「D).未払法人税等(B/S 負債科目)」という
    B/Sに計上する「未払金」です。
    では相手科目を(A〜L)の中から選んでください。 

    ★答え ⇒ I).法人税住民税等(P/L 費用科目)


   2.決算終了後、確定した法人税及び住民税合わせて1000万円を
    現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ D).未払法人税等(B/S 負債科目)


   3.同時に法人事業300万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ D).未払法人税等(B/S 負債科目)

    [解説]事業税は損金になります。しかし利益にかかる
     税金である以上、生活費(固定費F)ではありません。
     さらに前期の利益に対して課税されるので
     決算で未払金に計上し、前期の利益から控除すべき科目です。
     事業税は、経営計画を作成する上で
     利益と資金繰りに大きく影響する税金のひとつです。

     このような手間がかかる処理は、
     税務署用の決算書を作成している税理士の方にとっては
     「余計な仕事」かも知れませんよ。(^^; 


   4.予定納税(中間納税)分の
    法人税及び住民税500万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ I).法人税住民税等(P/L 費用科目)


   4.予定納税(中間納税)分の
    法人事業税150万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ I).法人税住民税等(P/L 費用科目)


   5.消費税予定納税分の800万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ F).仮払消費税(B/S 資産科目)

    [解説]仮払金で処理している場合はすぐに改めてください。
     本則課税において、期末に納付する確定消費税額の予測も
     重要な項目のひとつです。仮払金で処理すると、
     社長にとって、難解な試算表になってしまいます。

     さらに、経営計画を作成する場合において、
     消費税の予定納税や確定納税額を組み込む場合に
     とても分かりにくくなってしまいます。    


■会計情報を戦略的に活用する場合のポイント、

 それは

   ☆税務申告のための決算書は作らない

 ようにすればいいのです。

 この先の経営に活用したい重要な情報のひとつは、

   ☆毎月の生活費(固定費F)がいくらかかるのか

 です。

 生活費(固定費F)も分からないようでは、
 いくら稼げばいいのか? は分かりませんからね。

 したがって利益から支払う事業税は
 生活費(固定費F)に入れてはいけませんよ。(^^)


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■では最後に、

 簿記会計が苦手な社長のために
 マトリックス会計を使って解説します。(^^)

 慣れてくるとマトリックス会計で
 経営計画を考えられるようになります。

 さらに経営計画の段階で、

 目標利益に対しての法人税及び法人住民税や事業税、
 さらには納付すべき消費税までもが

 予定納税や資金繰りも含めて見えてくるのですからスゴイですよ。


■MGを経験した方はMGの決算で使用する
 「第5表 マトリックス会計表」を用意してください。

 実践のマトリックス会計表で見てみたい方は
 こちらから(pdfファイルを)ダウンロードしてください。↓
 http://www.its-mx.co.jp/download/e1_1.php 

 ※仕訳が分からなくても大丈夫ですよ。


 【解答】
 
   1.期末に確定した法人税及び住民税合わせて1000万円を
    決算書に計上しました。
    ひとつは「D).未払法人税等(B/S 負債科目)」という
    B/Sに計上する「未払金」です。
    では相手科目を(A〜L)の中から選んでください。 

    ★答え ⇒ I).法人税住民税等(P/L 費用科目)
    ★[MG]第5表マトリックス会計表 ⇒ フ行26列
    ★[MxPro]マトリックス会計表 ⇒ 19行27列(未払税金)


   2.決算終了後、確定した法人税及び住民税合わせて1000万円を
    現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ D).未払法人税等(B/S 負債科目)
    ★[MG]第5表マトリックス会計表 ⇒ イ行27列 
    ★[MxPro]マトリックス会計表 ⇒ 1行19列


   3.同時に法人事業300万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ D).未払法人税等(B/S 負債科目)
    ★[MG]第5表マトリックス会計表 ⇒ イ行27列 
    ★[MxPro]マトリックス会計表 ⇒ 1行19列


   4.予定納税(中間納税)分の
    法人税及び住民税500万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ I).法人税住民税等(P/L 費用科目)
    ★[MG]第5表マトリックス会計表 ⇒ イ行27列
    ★[MxPro]マトリックス会計表 ⇒ 1行27列


   4.予定納税(中間納税)分の
    法人事業税150万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ I).法人税住民税等(P/L 費用科目)
    ★[MG]第5表マトリックス会計表 ⇒ イ行27列
    ★[MxPro]マトリックス会計表 ⇒ 1行27列


   5.消費税予定納税分の800万円を現金で納付しました。
    (A〜L)の中から該当するものを1つ選んでください。

    ★答え ⇒ F).仮払消費税(B/S 資産科目)

    ★[MG]第5表マトリックス会計表 ⇒ イ行2列
    ★[MxPro]マトリックス会計表 ⇒ 1行6列


■いかがだったでしょうか。

 ぜひ参考にして経営に活用できる「試算表や決算書」を
 作成してみてください。

 マトリックス会計で考えれば
 あなたの企業も手に取るように分かりだしますよ。(^^;)

 『マトリックス会計MxPro』のご案内はこちらからどうぞ。
  ⇒ http://www.its-mx.co.jp/mxpro/

 『戦略MQ会計』を学んでみたい方はこちらからどうぞ。
  ⇒ http://www.its-mx.co.jp/mxpro/b9_2.php


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   【第4回】9月20日(土)・21日(日)
   【第5回】11月15日(土)・16日(日)

 ●『山形TOC』
   【第1回】7月5日(土)・6日(日)

 ●お問合せ・お申し込みは 
    株式会社 旭会計事務所 担当:加藤・松田
    TEL:023-631-6521  FAX:023-631-6520
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  ◇ 5月31日・6月1日(土・日)大阪
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  ◇ 6月21日・22日(土・日)大阪 堺市

 全国各地のMGの日程はこちらからどうぞ。
 ⇒ http://www.nishiken.jp/

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※【 マトリックス通信 】バックナンバーのご案内
 http://www.its-mx.co.jp/magazine/backnumber/backnumber2.php

▼ご意見、ご感想をドシドシお寄せください。次回もお楽しみに。 

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【発行元】株式会社アイティーエス http://www.its-mx.co.jp/
【発行責任者】宇野 寛  uno@its-mx.co.jp
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【ご意見・ご感想・ご質問は】uno@its-mx.co.jp
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 ※知人・友人への転送、社内での回覧はご自由にどうぞ。その際は全文を
 改変せずにご利用ください。

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