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映画フィルムを映像文化財として考える「映画保存協会」のメールマガジンです。当会の活動や催し情報などについてお伝えしていきます。映画は時代を映す貴重な文化財!観る/作る以外の映画の楽しみ方にご興味がある方はぜひ!

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2009/09/30

映画保存協会『メルマガFPS』Vol.51

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│映│画│保│存│協│会│Film Preservation Society (FPS)│
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映画保存協会メールマガジン『メルマガFPS』 Vol.51
                         (2009.9.30)   
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□■─────────────【I N D E X】───────────■□

§1.【レポート】 全国コミュニティシネマ会議2009in川崎

§2.【小型映画部通信16】 小型映画販売目録

§3.【ショートショート書評】第16回 映画保存のブルドーザー男
   『映画愛 アンリ・ラングロワとシネマテーク・フランセーズ』

§4.FPSからのお知らせ

§5.イベントのお知らせ

§6.編集後記

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§1.【レポート】 全国コミュニティシネマ会議2009in川崎
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9月4~5日の2日間に渡って行われた「全国コミュニティシネマ会議2009
in川崎」に参加しました。
これはコミュニティシネマセンターらが主催する年次カンファレンスで、今
年のテーマは“政策の中の「映画」”。
映画保存とも関連の深い内容でしたので、ご報告させていただきます。

《コミュニティシネマとは?》

コミュニティシネマ(http://www.jc3.jp/)は、全国の映画上映者(ミニシアタ
ーや公共施設、映画祭関係など)で構成されている団体で、今年の4月より
一般社団法人化されています。
“街の映画館”を地域コミュニティ活性化の起点とするような、その地域に
根ざした活動を展開されています。

《多様化する映画館/映画上映のあり方》

基調演説として、FIAF(国際フィルム・アーカイブ連盟)会長に就任さ
れた東京国立近代美術館フィルムセンター主幹の岡島尚志氏が登壇され、「
コミュニティシネマとフィルムアーカイヴは相互補完的な関係にある」とい
うお話からスタート。会場を見渡せばフィルムセンター関係者やOBの方々
が……。この二者が密接な関係にある事がうかがい知れました。

お話の中心となったのは「今後の映画館/映画上映のあり方がますます多様化
していく」という点。
デジタル技術の進歩などから、映画館はODS(Other Digital Stuff;スポー
ツ中継など映画上映以外の活用)など様々な機能を持つようになり、多目的化
していく。
それに伴って、例えば野外上映や移動上映など、上映形態も多様化していって
よいのではないか。

――例として、ソーラー発電で上映する移動上映館というエコロジーの視点を
持った新しい取り組みの紹介―― フィルムアーカイヴもまた変化していくが、
しかし“最良のフィルムと解説文を提供する場”(アーネスト・リンドグレン
から引用との事)であることへの再確認も同時に行われました。

《政策の中の「映画」》

次に、文化庁文化部芸術文化課支援推進室長の清水功氏と、経済産業省商務情
報政策局文化情報関連産業課の松山大貴氏から、行政がどのような施策をもっ
て映画振興に対する助成を行っているかの報告がありました。

文化庁からは、本年度の“「日本映画・映像」振興プラン”の内訳についての
説明があり、製作支援がメインであることのほか、これまでは文化財保護とい
う観点からの助成であったのに対し、これからは知的財産推進計画や日本ブラ
ンド戦略などとも連携し、映画の流通促進などコンテンツビジネス寄りの助成
にも力を入れていくとのお話がありました。
ちなみに、本年度の映画・映像フィルムの保存・継承のための予算は2.53
億円で、“「日本映画・映像」振興プラン”全体の12%程度となっています。

経産省からは、主軸となっているコンテンツ市場の輸出活性化に向けた施策に
ついて報告があったほか、21年度補整予算である“映画館デジタル化推進事
業”についての説明がありました。
これはフィルム映写のスクリーンを、デジタルシネマに変えていくための費用
の2/3を助成するというものです。
その狙いは、街の映画館をデジタル化する事によって、人の集まる多目的な文
化施設とし、コミュニティ活性化に向けた起点とする、というものです。

映画館が重要な文化インフラとして位置づけられる事は歓迎されるべきことだ
と思いますし、また投資費用の捻出が難しいコミュニティシネマにとっては、
非常に価値ある助成であるのは確かですが、一方で、そのためにスクリーンが
デジタル化されていくというのも、個人的には何か複雑な想いもします。

《根拠をしっかりと意識する》

「映画館と映像のまちづくり」と題した事例発表では、銀行の空き店舗を改装
して映画館とした埼玉県の「深谷シネマ」など、閉鎖された施設を市民の手に
よってコミュニティシネマとしてよみがえらせた事例などが報告されました。

今回のテーマと関係して興味深かったのが、新潟県の「高田・世界館」の事例
です。
復興のための資金集めに大変苦労されていた中、経産省が「近代産業遺産」に
指定した事がきっかけで、町の行政(この場合は教育委員会下の文化財課)が動
き、予算化が適ったとのことでした。

先日行われた「映画の保存と復元に関するワークショップ」においても文化庁
の方が言われていたことなのですが、行政が動くにはその根拠となるものが必
要であり、それが今回のケースでは近代産業遺産指定でした。
映画保存に関係が深い所でいえば、文化庁における「文化芸術振興基本法」が
そうなのかと思います。行政に何かを訴えていくには、こういった“根拠”を
しっかりと意識することが重要なのだと感じました。

《その他にも・・・》

上記の他にも、1994年出版の「芸術経営学講座映像編」のバージョンアッ
プから始まった“映像を見せる仕事”を行う“映像学芸員(仮称)”に向けたテ
キスト作り/資格化/養成講座などについて議論や、沖縄の桜坂劇場や、金沢
の21世紀美術館からアウトリーチの報告、また映画監督の青山真治氏らによ
る山中貞雄監督への考察と、ニュープリント版の『河内山宗俊』(1936)、ジ
ャック・ロジェ監督『オルエットの方へ』(1971)の上映など、盛り沢山の内
容でした。(M)

全国コミュニティシネマ会議2009in川崎 ホームページ
http://www.jc3.jp/commoncontents/conference/conf09/index.html

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§2.【小型映画部通信16】 小型映画販売目録
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メルマガVol.49でお伝えした戦前の小型映画の目録調査、伴野商会の
パテベビーとマーヴェルグラフの目録を下記URLアップしました。
今後もう少しデータを整備するため、暫定版としていますが、ぜひご覧にな
ってください。

http://www.filmpres.org/smallgauge/sgresearch

この入力作業と相前後して、小型映画部では近ごろパテベビーの調査が着々
と進んでいます。2008年に開催された第9回宝塚映画祭で展示を行った
活動弁士、片岡一郎さんの9.5ミリコレクションのスライドショーをアッ
プしたのもそのひとつです。

http://www.filmpres.org/archives/562

新たなるパテベビー調査に向けて、小型映画部員Iはこの春からリワインダ
ーなどの機材製造に取り掛かっています。部品を買い足したり、既存の機材
を改造したり……試行錯誤を繰り返し、リワインダーは微調整を残すのみ、
検尺器も16ミリを改造して、まもなく完成予定です。

さて、恒例の映写期操作講習会について、何件かお問い合わせをいただいて
おります。
大変申し訳ありませんが、会場の都合でまだ正式な開催の告知ができません。
もう少々お待ちいただければと思います。(N)

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§3.【ショートショート書評】第16回 映画保存のブルドーザー男
   『映画愛―アンリ・ラングロワとシネマテーク・フランセーズ』
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 果たして、この世に「映画保存」という考えが生まれたのはいつなのだろ
う。
 この疑問については、すでに各方面から研究されているので、おおよそ何
年ごろと答えられる。
 だが、ここで言いたいことは正確な年代ではない。俳優、監督、観客、映
画で飯を食いたいと願う若者から、映画にあまり興味がない人にも「映画を
保存する」という考えを(国を超えて)伝えたのは目の大きい一人のフラン
ス人であった。
 彼の名はアンリ・ラングロワ。彼の一生をまとめた本を今回は紹介する。

 ラングロワは若い頃から映画フィルムをはじめ、脚本やポスターなど映画
に関するものは何でも集めた。最初は自宅のバスタブに、そして今や映画保
存を語る上では欠かすことのできない世界有数のフィルムアーカイヴ「シネ
マテーク・フランセーズ」に。
 彼は収集した多くのフィルムを広く人々に公開した。ゴダール、トリュフ
ォーらヌーヴェル・ヴァーグの旗手らはシネマテーク・フランセーズで世界
中の映画を鑑賞し、議論し、作品を作った。
 もし彼らが、溶かされて櫛やマニキュアになっていたかもしれないセルロ
イド製のフィルムに映されたルイーズ・ブルックの蠱惑(こわく)的な瞳や、
ルノワールの『ピクニック』に見える風のそよぎを知らなかったら、映画の
歴史は大きく変わっていただろう。
 ラングロワは戦時中、ナチス・ドイツから映画フィルムを守った。フィル
ムだけでなく、大切なユダヤ人の友人らの安全を確保するためにも努力した。
 とにかく、彼は映画というラベルがついているなら(人だろうが物だろう
が)何でも集め、守り、保存した。
いったい何が彼をそこまで駆り立てたのだろう。
 1968年、仏政府が指示に耳を貸さないラングロワをシネマテーク・フ
ランセーズのトップから更迭した際、世界中の映画人らは猛烈に抗議した。
そこには仏映画界だけでなく、黒澤明やジョン・フォードら世界中の映画人
が含まれていた。結局、仏政府はラングロワへの処分を撤回する。
 映画が政治に勝った画期的な事件。これを通じて、映画保存の考えが世界
に広く伝わったとも言える。

 劣化するのを承知で貴重なフィルムを映写機にかけるなど、保存方法をめ
ぐってほかの映画保存関係者らと厳しい対立もしたラングロワだが、そうし
た対立は現在でも映画保存をめぐる議論の出発点となっている。

 本著を読んでいると映画の世界に重量級のブルドーザーが現れ、大きなシ
ョベルですべてをかき集めていく。もちろん、ブルドーザーを操縦している
のはラングロワだ(実際にラングロワはたっぷりと太った大柄な体型である。
だからブルドーザーを連想するのだろうか)。

 著者のリチャード・ラウドはニューヨーク映画祭のディレクターを務めた
ほか、優れた映画研究者でもあり、生前のラングロワとは深い交流があった
人物だ。
 映画保存を知るにはまず手にとって読んでいただきたい。
現在の映画保存を考える上で示唆する内容も多く、川喜多かし子氏らを通じ
て日本の映画保存界にも大きな影響を与えた人物だ。有名な監督や俳優との
エピソードも交えてあるので、映画ファンなら読んでいて大変楽しめる一冊
だと思う。
 また、トリュフォーらと親交のあった山田宏一氏の『何が映画を走らせる
のか』(草思社、2005年)にもラングロワについて触れることができる。こ
ちらも併せておすすめの一冊として紹介しておこう。(A)

『映画愛―アンリ・ラングロワとシネマテーク・フランセーズ』
リチャード・ラウド著、村川英翻訳
単行本: 274ページ 出版社: リブロポート (1985/08) 

※FPS資料室に所蔵してあります。

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§4.FPSからのお知らせ
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□■第10回谷中まつりに参加します□■

日時:10月10日(土)~11日(日)  
   午前10時~午後4時(小雨決行) 

場所:メイン会場 防災広場「初音の森」 
   サブ会場 旧吉田屋酒店、谷中小学校周辺、谷中五重塔跡こども広場

≪キネマの夜≫
日時:10月9日(金) 19:00~21:00 
会場:初音の森
上映作品:『瞼の母』(1931年/千恵蔵プロダクション=日活/監督:稲垣浩
出演:片岡千恵蔵、山田五十鈴)ほか
弁士:坂本頼光

≪文化記録映画会≫
日時:10月10日(土) 1)11:30~ 2)13:30~
会場:谷中コミュニティセンター
上映作品:
1)『噫 谷中天王寺五重塔』ほか2本(全てDVD上映)
2)『谷中のすまいとくらし』ほか2本(一部DVD上映)

10日(土)の上映会にFPS小型映画部が出張映写で協力します。

□■第7回ホームムービーの日、国内10会場で開催!□■

7回目を迎えた「ホームムービーの日」を10月17日(土)に開催します。
部屋の押入れや事務所の倉庫…眠っている8ミリなどのフィルムをこの機会
にみんなで一緒に観ませんか?

詳細は下記URLをご覧ください。予告ムービーも公開中!
http://www.homemovieday.jp/

□■10月27日はユネスコ「世界視聴覚遺産の日」です□■

FPSではこの日を記念して≪映画の里親≫第6回作品のタイトル発表会と
おまけの上映会を催します。
9月のちいさな上映会で、東京都文京区の16ミリフィルムもようやく50
本に達しました。
今回はとくにアニメばかりを集めて上映!平日になりますが、ぜひお越しく
ださい。
売店ではホットコーヒーと天然酵母パンも販売します。

日時:10月27日(火) 19:00スタート 
             上映終了は21:00の予定
場所:東京・千駄木「協和会の蔵」
(地図はhttp://www.filmpres.org/kuraをご覧ください)
参加費:無料

詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.filmpres.org/archives/189

□■谷根千アーカイブ ボランティア募集中!□■

1.資料整理のため、ボランティア・スタッフを募集しています。
月に1回(3~4時間程度)の簡単なパソコン入力やファイリングが主なお
仕事です。本好きな方、歓迎いたします。交通費支給(上限500円)。

2.千駄木の古い蔵の再生を長期的にお手伝いいただける個人・団体を募集
しています。DIYやガーデニングが得意な方、歓迎いたします。

お問い合わせ:
メール:info@filmpres.org
電話/FAX:03-3823-7633
※毎週日曜 午前11時~午後5時半まで。それ以外は留守電となりますの
 でご注意ください。

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§5.イベントのお知らせ
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1.第28回ポルデノーネ無声映画祭

世界的な無声映画祭、イタリアのボルテノーネ映画祭で「第5回映画の里親
プロジェクト」復元作品の『黒手組助六(マーヴェルグラフ版)』が上映さ
れます。
伴奏は、FPS会員で無声映画伴奏者である柳下美恵さんに決定しました。

詳細・プログラムはこちらをご覧下さい。
第28回ポルデノーネ無声映画祭
(イタリア・2009年10月3日~10日)
http://www.cinetecadelfriuli.org/gcm/giornate/questa_edizione.html
(イタリア語・英語)

2.芸工展2009

2009年10月10日(土)~10月25日(日)

「まちじゅうが展覧会場」をキーワードに、東京の谷中・根津・千駄木・日
暮里・上野桜木・池之端界隈で開かれる「芸工展」。今回で17回目を迎え
ます。
さまざまなイベントが行われる中、「D坂シネマ」を開催する予定です。

谷中まつり映画会『町を知る・谷中を知る文化記録映画会』
日時:2009年10月10日(土)
場所:谷中コミュニティーセンター
問い合わせ 谷中まつり実行委員会事務局 
(TEL:03-3828-9291)

【1回目】午前11:30~13:00(開場11:00)

◇朝日ニュース(1957年、全国版No622 DVD上映)
かつて映画館で流されていたニュース映画。谷中五重塔炎上のニュースも…。

◇噫谷中天王寺五重塔(1957年、20分 DVD上映)
撮影・制作:塩田隆雄(元明王院住職)

◇飛鳥を造る(1976年、50分 DVD上映)
松川八洲雄監督 
撮影:瀬川順一、音響 デザイン:大野松雄、音楽:間宮芳生

【2回目】午後13:30~15:00

◇朝日ニュース(1962年、全国版No878 DVD上映)
◇谷中のすまいとくらし(1980年、20分 台東区 16ミリ上映)
寺と坂の町谷中。そこに暮らす人、今も残る風情を伝える。
◇ある機関助士(1963年、37分 DVD上映)
土本典昭監督 企画:日本国有鉄道 制作:岩波映画製作所

詳細は下記URLをご覧ください。
http://www.filmpres.org/archives/568

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§6.編集後記
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今回は「コミュニティシネマ」に参加したFPS会員のレポートをトップに
掲載しました。
アジア地区から初のFIAF会長に就任した岡島尚志氏の講演は、上映や保
存を含めた映画の広く深い可能性を示し、大変刺激的な内容となっています。
特に、現在の産業界では欠かすことのできないキーワード「エコ」との係わ
りは、普段なかなか考えの及ばない視点です。
「エコと映画」。これはひょっとして、今後10年の映画環境に大きな衝撃
を与えるのではないでしょうか。

ある機会に、とある方からお話をうかがいました。
「あー、アレしたいな。絶対したい。したい、したい!と思っていると、不
思議とかなうものなんですよ。したい、という欲求は力強くてね、吸引しち
ゃうのかもしれませんね、周りの人や状況を」

その時は「ふーん、そんなものかしら」としか思っていなかったのですが、
試しに心の中にあった願望を強く望んでみました。
それからしばらくして……私は実現の機会を見ました。小さなライブハウス
で、中学生の時からファンだった歌手は目の前で力強い歌声を聴かせてくれ
ました。
同じ時代に生きているんだから一度は会ってみたいと思っていた彼は、20
年以上経った今でも目がハートになるほどの素敵な「お兄さん」(実際には
立派なオッサンですよ)でした。
あぁ、あの方が仰っていたことは本当なんだ、と思いました。

「ショートショート書評」で取り上げたラングロワは、その欲求の塊だった
のだと思います。その塊は大きくて硬く、転がるスピードも速すぎてしばし
ば軋轢も生みましたが、改めて思います。

「フィルムを残したい」

この思いをずっと持ち続ければ、フィルムは残り、後世の人々の目に触れ、
何かを残すだろうと。

日本での映画保存には多くも問題が立ちはだかってはいますが、思いだけで
も持つことを忘れないためにFPSは活動を続けていければと思います。
というわけで!10月は「ホームムービーの日」、ユネスコ「世界映画遺産
の日」記念イベントなどを開催します。みなさま、ぜひお越しください。
(天野)

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  映画保存協会(FPS)
  発行元 :映画保存協会 Film Preservation Society 
  編集担当:天野園子
  Web    : http://www.filmpres.org/
  e-mail : info@filmpres.org
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 ■ご意見・ご感想はinfo@filmpres.orgまでお願いいたします。

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