2009/05/30
映画保存協会『メルマガFPS』Vol.47
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │映│画│保│存│協│会│Film Preservation Society (FPS)│ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 映画保存協会メールマガジン『メルマガFPS』 Vol.47 (2009.5.30) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■─────────────【I N D E X】───────────■□ §1.【映画保存見聞録 第6回】富士フイルム株式会社・足柄サイト §2.【小型映画部通信13】第5回映写機操作講習会を開きました §3.【特別連載】中国のフィルム事始め(下) §4.【ショートショート書評】第12回 映画館経営は大変。でも… §5.FPSからのお知らせ §6.編集後記 ■□──────────────────────────────□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ §1.【映画保存見聞録 第6回】富士フイルム株式会社・足柄サイト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3月12日、小会のメンバーを含む総勢7名は富士フイルム・足柄サイトで フィルムを作る工程を見学させていただいた。 足柄サイトはすでに75年の歴史を持つ(1934年に富士写真フイルム設 立と同時に活動を開始)。 見学当日は快晴で、すぐ近くに(ものすごく大きく)見える富士山の白と青 空とのコントラストが美しかった。 まず、我々は工場の紹介映像を拝見し、その後、明るい空の下で記念撮影。 フィルム工場で写真を撮っていただくなんて、何だかうれしい。 その後、来客者食堂でおいしい昼食をご馳走になりつつ、足柄サイトについ てのお話をうかがった。 2007年にFIAF(国際フィルム・アーカイブ連盟)東京会議が開かれ た際には、世界中の研究者やアーキヴィストでこの食堂がいっぱいになりま したよというお話では、さぞかし賑やかだっただろうと想像した。 昼食後は今回のメイン、フィルムベースに感光乳剤を塗る塗布機の見学であ る。 ヘルメットと白衣を渡され見学スペースに入る。感光材料はエマルジョンと 呼ばれる液状なっており、そのエマルジョンの元になるゼラチンを最初に触 らせてもらう。葛きりのような乳白色の塊は、光に当てると黒く感光する。 柔らかく、プルプルとした不思議な触感。何でも食用ゼラチンよりも質は良 いそうだ。 その後、塗布機を見せていただく。今回我々が見た機械は見学用の縮小版だ が、エマルジョンの塗布が終わったフィルムをツル巻状に巻きながら乾燥さ せる部分もあるから、やはりそれなりに大きい。 透明のフィルムベースが流れていく上を、富士フイルム独自の技術による塗 布装置(スライドコーターというそうだ)から流れだしたエマルジョンがゆ っくりと塗られていく。 試しにそれを少し手の甲に取ってみるとスベスベでしっとりとした(現在、 富士フイルムは今まで培った技術を応用し基礎化粧品「アスタリフト」を販 売している)。 液状のエマルジョンを均一に塗布するには緻密な作業を必要とする。地震が 起きれば機械ごと揺れて塗布にムラができる。実際、工場敷地内に地震計を 設置し、震度1レベルの揺れでも機械を停止してチェックするそうだ。 また、エマルジョンを塗布したフィルムを乾燥させる製造ラインには、湿度 の多い気候を考えて木材を使うなど、日本の気候を考えた工夫が垣間見られ た。 塗布機見学後は質疑応答の時間を設けていただいた。実は小会にはある疑問 があった。それはフィルムにエッジナンバーとしていくつかつけられる記号 や番号のうち、メーカーがロット番号など、製品の管理のためにつけられる 記号「date code(デートコード)」だ。 これがあるとフィルムの年代特定が可能になることが多い。 米コダックと同様、富士フイルムにも同じくデートコードと思われるものが フィルム上にはあるが、富士フイルムの8ミリや16ミリについてはデート コードについてはこれまで不明であった。 富士フイルムによると、製品管理用のロット番号としてあり、社内に記録も あるはずだが、現時点では日付の特定までは難しいかもしれないという回答 だった。デートコードに関する調査は小型映画を扱う小会にとっても課題で ある。 質疑応答が終わり、外に出ると袋を渡された。中をのぞくと……「写ルンで す」と先ほど撮った集合写真が!お土産までご用意いただくとは。 本当にうれしく、そして意義深い勉強をした見学だった。 今回の見学に際して、富士フイルム株式会社の平野様、柴田様ほか皆様には 大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます。ありがとうございまし た。(天野) <富士フイルム株式会社> http://fujifilm.jp/ ※富士フイルムの詳しい歴史はこちら(フィルム好きには必見のサイト!)↓ http://www.fujifilm.co.jp/history/ ※足柄サイトの詳しい歴史はこちら↓ “豊富な良質の水”と“きれいな空気”――箱根山ろく南足柄に大工場を http://www.fujifilm.co.jp/history/dai1-03.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ §2.【小型映画部通信13】第5回映写機操作講習会を開きました ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 春の恒例になりましたFPS映写機操作講習会も、節目の5回目を迎えるこ とができました。 3年前に谷中の市田邸で始めた頃のことが懐かしく思い出されます。毎回ほ ぼ定員を超えるお問い合わせをいただき、主催者として本当にありがたい限 りです。 また、講師の武田正先生はスライドプロジェクターや映写機の部品など、重 い荷物を持ってきていただき、図示・図解しながら楽しく講義していただい て、ここまで続けてこられたのは先生の暖かいご協力があったからだなあ… としみじみと感じました。 今回の参加者は12名。うち、今回が初めての映写の方が9名でした。 上映会を企画したい、職場などにフィルムがあるので、といった方も多く、 改めて講習会の需要が高いことを知りました。 今回は、いただいたアンケートの中から、感想の一部をご紹介します。 -------------------------------------------------------------------- ●わずか1日の講習でしたが、多くの映写機に触れられて勉強になりました。 今日をきっかけとして、今後職場等で上映会を開催できるよう、練習を頑 張ります。 ●ユーモアを交えた先生の講義がたのしかったです。人数もちょうどよいと 思いました。 ●わかりやすく、わからないことも聞きやすく、よかったです。実習がしっ かりとあり、安心しました。 ●時間的に長いなと思ったが、終わってみるとすぐに終わってしまった印象 でした。ここで覚えた経験を活かしてみたいと思いました。 -------------------------------------------------------------------- このほかに、講習会の数を増やして欲しい、すでに講習会に参加した人向け の練習会を開催して欲しい、というご意見がありました。 講習会の数を増やすのは現状なかなか難しいのですが、もう少し広い会場を 借りて、参加できる人数を増やすことは検討中です。 次回は秋の開催です。情報はホームページ等に掲載いたしますので、ぜひご 参加ください。(N) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ §3.【特別連載】中国のフィルム事始め(下) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (前月号の(上)から続く) 「保定電影膠片廠」(保定映画フィルム工場、“廠”とは工場の意味)を建 設するため、全国14の省や市、82の企業が関連設備と器械の研究・開発 に参加した。設備は1963〜65年にかけて引き続き使用された。 このように、中国人は自身の技術力によってついに保定映画フィルム工場を 1965年9月23日に完成させ、操業を開始した。 これが以降の化工部(部は日本の省庁に当たる)の初のフィルム工場であり、 現在の中国楽凱グループ(LUCKY FILM)である。 当時、新華社は「保定フィルム工場、正式操業を開始」と題し、特別報道を 展開した。この時歴史に刻まれた意義とは、中国における感光工業の誕生で あり、フィルムを全面的に輸入に頼っていた歴史に終わりを告げたことであ る。 保定フィルム工場は操業した年に2479万メートルの白黒映画用フィルム と航空測量用白黒フィルム65万メートルを製造した。 1966年、同工場は水溶性カラーフィルムの生産を正式に開始した。当時 の生産量は389万メートルで、大型歴史舞踏劇『東方紅』のデュープネガ として使われた。 同年、モノクロのインターネガの生産も始め、感光フィルムの種類は4種類 に増えた。これで同工場は中国最大のフィルム生産基地となったのである。 保定フィルム工場が建設された前後、上海や天津、無錫、汕頭などでも感光 フィルム工場が建てられ、映画フィルムの研究・開発と生産を担った。 「天津感光材料公司」は1943年に設立し、その前身は「天津七星撮影器 材廠」である。すでに写真用乾板や感光フィルムを生産していた。 1957年、国の投資を受けて新工場が建ち、1958年に創業を開始した。 同工場は1970〜1984年まで白黒及びカラーポジフィルムや音声用ネ ガフィルムを生産した。 また、上海では1958年に上海市委員会がすでに「上海感光材料廠」と感 光フィルム工場の同時建設を決定していたが、中ソ関係の決裂により、感光 フィルム工場はまだ設立されていなかった。 1958年末、上海感光材料廠が「上海感光フィルム工場」と名を改め、1 959年に映画用モノクロフィルムを試作し、同年4月には水溶性カラーポ ジフィルムの試作に成功した。 上海映画技術工場はこのフィルムを使って『女藍5号』(『芙蓉鎮』『乳泉 村の子』を手がけた謝晋監督作品)のデュープネガを制作した。 これが中国製フィルムで制作された中国初の劇映画である。 「無錫映画フィルム工場」は1958年に設立し、1959年にはモノクロ ポジフィルムの生産を始めた。また、カメラ用フィルムや印画紙も生産して いたが、中央政府の工業調整方針により1963年に生産を停止した。 「汕頭感光材料工場」(後の汕頭公元感光材料工業総公司)は1953年に 設立し、1955年に創業を開始した、新中国成立後初の感光材料生産工場 である。また、国産映画フィルムと写真用フィルムを最も早く市場向けに供 給した工場でもある。 上述したように、フィルム生産の難しさによって数年間の間にこれだけ多く のフィルム工場が設立されたが、1950年代は独自生産ができず、少量の サンプルを工場で試用したのみだった。 しかし、1960年中期にかけ、保定映画フィルム工場が正式に操業を始め てからは、中国のモノクロ映画用フィルムはようやく系統的に生産し、モノ クロ映画のポジ、ネガ、デュープ、音声用フィルムなどを一体化して生産し 始めた。 また、天津や上海の感光フィルム工場もモノクロポジの大量生産を始めた。 1965年にはモノクロポジの生産量は2479万メートル、1966年に は5350万メートルに達し、また、水溶性カラーポジの生産量も389万 メートルに達した。 この時、フィルムの主要材料である酢酸セルロースエステルや同素材のベー ス、カメラ用ゼラチンの国産化にも成功し、これらはその後の映画フィルム 研究開発により良い技術的基礎を与えることとなった。(了) -------------------------------------------------------------------- 上記は中国電影専業史研究 電影技術巻」(中国電影出版社、2006年 3月)第3章第4節「電影膠片生産起歩」(映画フィルム生産の始まり)か らの抄訳である。 同研究書は本文のほか、詳しい数値データも掲載されている。今回、数値デ ータはグラフ形式のため掲載できず、割愛した。 なお、同研究所は監督、演技、映画美術、撮影、映画教育など多岐にわたる シリーズが出版されている。中国の映画事情を細かく網羅したシリーズとし てここに紹介する。(天野) ≪参考サイト≫ 中国楽凱(China Lucky Film)英語サイト http://www.luckyfilm.com/eng/index.html 「最初の映画フィルム工場―保定電影膠片廠」(CCTV、中国語) http://www.cctv.com/history/special/C13326/20070119/104929.shtml ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ §4.【ショートショート書評】第12回 映画館経営は大変。でも… 『映画館ほど素敵な商売はない』神谷雅子著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 京都初のアート系映画館「京都朝日シネマ」閉館後、2004年、新たに「 京都シネマ」がオープンした。本著はそのオープンまでの道のりを代表の神 谷雅子さんがまとめたもの。126ページとページ数も多くなく、専門書で はないので気軽に読める一冊だ。 より快適に映画を楽しんでもらうため、神谷さんは音響、椅子、空調設備な どさまざまな分野で工夫を重ねる。そしてその実現には各分野のプロがいな ければ実現できなかったと強調する。 1つのストーリーを他人と楽しむ空間作りは、あらゆる人たちとの交流から 生まれることを読者はここで再確認するだろう。 京都シネマは既存の映画館にない上映・鑑賞プランを積極的に取り入れてい る。 例えば京都の語学教室と提携し、作品の製作国の語学教室に通っているお客 様には1000円、大学生ら学生3人が集まれば1人1000円、「ペア割 50」としてどちらかが50歳以上ならやはり1人1000円で映画を鑑賞 できるなど、ユニークなサービスを用意した。 また、聴覚・視覚障害者向けのバリアフリー上映会の実績もある。 上映作品も大手シネコンがあまり取り上げない作品を上映する。そのため、 作品選びも慎重だ。お客が見たいと思うか、また仮に上映したとしてもコス トを回収できる作品か等、映画館経営には冷静な判断力が必要である。そう いった実地的体験が読めるのも現場の人が書いたこの本ならではの魅力であ る。 映画館は都市のアジール(自由領域、避難所)とも呼ばれる。仕事や都会の 生活に疲れた人々にとって、映画館は堂々と一人になれる場所だ。 その一方で、人が集まる場所でもある。その利を生かして子どものメディア リテラシー教育や地元の若者による映画作りにも場を開放している。映画と いう媒介を通じて自由に動ける空間。それが京都シネマなのだと思う。 映画館経営は本の題名通り素敵な商売だ。その一方で、緻密な経営計画と運 用が伴う。本著に納められた上映権利料からアルバイトへの支払い代まで含 めた予算書のサンプルは、小会のように(利潤目的でなくても)映画を上映 する団体には大変参考になるだろう。 巻末には保健所からの営業許可証や、音響システムを手がけた会社による京 都シネマの音響設計説明もある。本著を読んでから映画を見に行けば、普段 あまり感じることのない映画館という「箱」を違った角度から見られるだろ う。(A) 『映画館ほど素敵な商売はない』神谷雅子著 (単行本ソフトカバー)126ページ出版社:かもがわ出版 (2007/11) <京都シネマ ホームページ> http://www.kyotocinema.jp/ ※FPS資料室に所蔵はありません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ §5.FPSからのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■FPSゲストレクチャーVol.9のお知らせ□■ 「忘れられた映画伴奏史 〜レコードと無声映画〜」 映画がサイレントからトーキーに変わる頃、レコード伴奏によって映画が上 映されていたことをご存知でしょうか? 無声映画期、わが国では上映の際に弁士が語り、楽団が演奏をしていた事は ご存知の方も多いと思いますが、無声映画晩期からトーキーの定着にかけて の数年間、無声映画の伴奏にレコードが使われていたことはあまり知られて いません。 そこで今回は活動写真弁士としてご活躍の片岡一郎さんをお迎えし、当時映 画館で映画伴奏として使用されていたレコードの音源や、当時の弁士の声を 聞きながら、忘れられていた映画伴奏の歴史に想いを馳せてみたいと思いま す。 また参加者の方には、実際に当時の音源を使って、無声映画に音をつける選 曲作業を体験していただき、最後に上映・鑑賞します。 --------------------------------------------------------------------- FPSゲストレクチャーVol.9 忘れられた映画伴奏史 〜レコードと無声映画〜 講師:片岡一郎氏(活動写真弁士) 日時:2009年6月13日(土) 14:00〜17:00 場所:協和会の蔵/映画保存協会 http://www.filmpres.org/kura 参加費:一般1,000円 学生800円 FPS会員500円 定員:25名(要予約) ★ご予約はご氏名・連絡先を明記の上、下記アドレスまでお送りください。 メールアドレス:satooya@filmpres.org □■谷根千アーカイブ ボランティア募集中!□■ 1.資料整理のため、ボランティア・スタッフを募集しています。 月に1回(3〜4時間程度)の簡単なパソコン入力やファイリングが主なお 仕事です。本好きな方、歓迎いたします。交通費支給(上限500円)。 2.千駄木の古い蔵の再生を長期的にお手伝いいただける個人・団体を募集 しています。DIYやガーデニングが得意な方、歓迎いたします。事務所シ ェアにつきましてもお気軽にご相談ください。 以上、詳しくはinfo@filmpres.orgまでお問合せください。 FPSにご入会の必要はありませんが、最短でも半年以上継続してお手伝い いただける方を希望します。どうぞよろしくお願い申し上げます。 □■お悔やみ□■ LAタイムズ2009年5月13日付の記事によると、米国のアマチュア映 像作家シドニー・ラヴェレンツ氏が100歳で逝去されました。 ナショナル・フィルム・レジストリーに選ばれた『マルチプル・シドシス』 (1970年)は、HOME MOVIE DAY(ホームムービーの日)専用サイトから長年 リンクをはらせていただいていますので、小会会員にとってお馴染みの作品 です。 誰からも愛される氏の作品は、これからも多くの人々を驚かせ、そして映画 保存の重要性を訴えかけることでしょう。 詳しくは『メルマガFPS』Vol.19をご覧ください。 会員一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ §6.編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ オランダの映画復元専門現像所「ハーゲフィルム」が、非営利の映画保存財 団(HAGHEFILM FOUNDATION)を創設しました。 ハーゲフィルムは世界でも有数の復元現像所です。ハーゲが復元を手がけた 日本映画は溝口健二監督の『新・平家物語』(1955)や伊藤大輔監督『斬人 斬馬剣』(1929)などが挙げられます。 同財団は映画保存の技術開発や研究を国内外を問わずフォローする目的で設 立されました。 デジタル映像の技術が急速なスピードで進む中、デジタル復元で多くの経験 を持つハーゲが支援をしてくれることは、映画保存に関心を持つ世界中の人 々にとって朗報と言えるでしょう。 古く、また傷んだ映画フィルムをどの基準で、どんな方法で復元するのかと いうテーマは専門家の間でもまだ暗中模索の状態です。同財団の設立によっ て映画保存への関心がさらに高まればと期待します。 さて、今回のショートショート書評で取り上げた『映画館ほど素敵な商売は ない』は、著者の神谷さんが好きな映画『ショウほど素敵な商売はない』( 1954)から題名を付けたとあったので、DVDで見てみました。そしたら… DVDの特典に修復前と修復後の映像比較が(短いですが)収められている ではありませんか! 偶然にも“映画復元”でつながった作品でした。 コケティッシュなマリリン・モンローやドナルド・オコナーの超人的なタッ プ・ダンスもたっぷりと楽しめる作品です。この機会にぜひご覧になっては いかがでしょう?(天野) <HAGHEFILM FOUNDATION> http://www.haghefilmfoundation.org/ <『斬人斬馬剣』復元に関するサイト> http://www.dnp.co.jp/artscape/view/focus/0306/kageyama.htm 『ショウほど素敵な商売はない』(amazonのDVDコーナーにあります) ┌─────────────────────────────────┐ ------------------------------------------------------------------- 映画保存協会(FPS) 発行元 :映画保存協会 Film Preservation Society 編集担当:天野園子 Web : http://www.filmpres.org/ e-mail : info@filmpres.org ------------------------------------------------------------------- ■ご意見・ご感想はinfo@filmpres.orgまでお願いいたします。 ■このメルマガは「まぐまぐ」「melma!」を利用し配信しています。 登録/解除は http://www.filmpres.org/info/ml.html から お願いいたします。 ■原則として無断転載を禁じますが、内容を一切改変せず全文転載する 場合は上記メールアドレスまでご連絡ください。 Copyright (C) Film Preservation Society All right reserved. └─────────────────────────────────┘


