2009/11/04
メールマガジン★授業成立プロジェクト★第209号
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」 第209号 2009年11月4日発行 (毎週水曜日発行) HP http://www.jugyo.jp/js-pro/ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ★目次★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 連載・楽しい言語力の指導法 第4回 聴写からメモ力、対話力へ(2)~完璧聴写~ 福岡・水巻町立猪熊小学校 桑原 健介 2 「第7回学級づくり改革セミナーin新潟」のご案内 編集部 3 「教育フォーラム 教師のチカラ in広島」のご案内 編集部 4 オススメDVD「みて、すぐわかる! 授業導入のアイディア集」 編集部 5 第4回 授業づくりネットワーク関西青年塾 2009 教材開発の鬼・古川光弘 &笑!学級経営・俵原正仁 関西青年塾 塾長 土作 彰 tuttyan@kcn.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回は、桑原健介さんの「言語力」の連載です。 「言語力」と「聴写」の関係に少し首をかしげる方がいらっしゃるかも 知れません。そこで、少しおさらいしておきましょう。 桑原さんは、前回(9月2日発行の第200号)で次のように述べてい ます。 「そこで、『聴いて、話す』にいく前の段階として、『聴いて、書いて、 話す』を鍛えていくことが大切だと考えました。『聴いたこと』を『書く』 ことにより、内容を理解することができます。『聴いて、書く』ことを鍛 えていくことで、『話す』ことを容易にしていくことにつながっていくと 考えます」 ということで、ご理解いただけたでしょうか?「聴写」を鍛えていくこ とで、「言語力」を高めることができるのです。お試しあれ。 前号でお知らせした「2」の「第7回学級づくり改革セミナーin新潟」。 嬉しい嬉しい訂正があります。あの大実践家、多賀一郎氏の講座が行われ ることが決定です!ぜひ、ご参加ください。 (中村 健一) ------------------------------------------------------------------ 1 連載・楽しい言語力の指導法 第4回 聴写からメモ力、対話力へ(2)~完璧聴写~ 福岡・水巻町立猪熊小学校 桑原 健介 ------------------------------------------------------------------ 今回は、聴写指導の第一段階である「完璧聴写」について、述べていき ます。第6学年での実践です。使用したノートは10ミリマスのものです。 子ども達に、社会見学後の作文や理科の観察後の作文などの説明的な文 章を書かせたとき、いくつかの表記上の問題点がでてきます。 例えば、べた書きであったり、文章のかたまりを意識していなかったり、 段落を意識してなかったりすることです。つまり、見出しを本文と区別し て書いてなかったり、箇条書きの形式にそった書き方ができてなかったり といった気になる点があるのです。 これらは、表記上の知識がないから起こることでもあると考えます。そ こで、それらを身につけさせるために、「完璧聴写」を行いました。 【指導の実際】 (1)やり方 ・国語の授業の導入で行う。(5分~10分) ・教師は聴写させる文をゆっくりと二回読んでいく。その時『一マス空け る。一行空ける。句点。読点。』など、書き方も指示していく。 ・子どもは聴いた通りに「完璧」にノートに「聴写」していく。 (2)実際 次のことを、実際に完璧聴写をする前に、黒板を使い説明した。 ・「カッコ1」と言ったら「(1)」と書く。 ・「黒チョボ」と言ったら「・」と書く。 〈例文〉 テーマごとのことわざ (1)体の名前が入ったことわざ ・頭かくして尻かくさず ・良薬は口に苦し (2)動物の名前が入ったことわざ ・馬の耳の念仏 ・さるも木から落ちる (3)数字が入ったことわざ ・早起きは三文の得 ・石の上にも三年 原稿の以下の『 』内の句点の全ては、私が話した内容の句点であり、 聴写の句点ではありません。 『二マス空ける。テーマごとのことわざ。』 『一行空ける。カッコ1。体の名前が入ったことわざ。体の名前が入った ことわざ。』 『次の行。一マス空ける。黒チョボ。頭かくして尻かくさず。頭かくして 尻かくさず』 『次の行。一マス空ける。黒チョボ。良薬は口に苦し。良薬は口に苦し。』 『次の行。カッコ2。動物の名前が入ったことわざ。動物の名前が入った ことわざ。』 『次の行。一マス空ける。黒チョボ。馬の耳の念仏。馬の耳の念仏。』 『次の行。一マス空ける。黒チョボ。さるも木から落ちる。さるも木から 落ちる。』 『次の行。カッコ3。数字が入ったことわざ。数字が入ったことわざ。』 『次の行。一マス空ける。黒チョボ。早起きは三文の得。早起きは三文の 得。』 『次の行。黒チョボ。一マス空ける。石の上にも三年。石の上にも三年。』 子ども達は、集中し黙々と聴写していきました。 聴写後、全体で正しく書けていたかを確認していきました。2マス空け ているか、一行空けているか等一つずつ確認していきました。「一行空け てなかった」「一マス空けてなかった」などの声をつぶやく子どももいま した。 聴写した文章の書き方について気づいたことを発表させました。次のよ うなことがでました。 ・見出しの後、1行空けている。 ・(1)(2)(3)の高さが同じである。 ・・の高さが同じである。 ・(1)(2)(3)より、・の高さが一マス分低い。 ・・の文の2行目のはじめは1マスあける。 ・具体的な内容がいくつもあるときには、黒チョボを使っている。 ・(1)→・と具体的になるごとにマスを下げている。 ・(1)(2)(3)や・を使うと全体がわかりやすい。 子ども達に、次のような話をして学習を終えました。 『作文の記録文や報告文を書くとき、今までは見出しと本文とを区別する ことなくだらだらと書くことが多かったです。しかし、完璧聴写をして、 それではわかりにくいということに気づきました。(1)(2)や・を 使い高さをそろえると、何が書いているかとてもわかりやすいですね。 今度から作文の記録文や報告文を書くとき、今日学んだことを使ってい きましょう。そうすると、今までよりも読みやすい作文が書けるように なるでしょう。』 「完璧聴写」でノート指導をすることで、子ども達は見出し・箇条書き ・文頭を揃えることなどについて意識するようになりました。 次回は、次のステップである「スピード聴写」の指導について、述べさ せていただきます。 ----------------------------------------------------------------- 2 「第7回学級づくり改革セミナーin新潟」のご案内 編集部 ----------------------------------------------------------------- 第7回学級づくり改革セミナーin新潟 主催 学級づくり改革セミナーin新潟 協賛 上越教師塾 きわめて大切でありながら学ぶ機会の少ない「学級づくり」。その学び の場である本セミナーもおかげさまで7回目を迎えました。今回は、毎回 中学校での奮闘の様子を赤裸々に語る堀川真理先生に加え、講師として山 口の小学校から中村健一先生をお迎えしました。中村先生は「お笑い教師 同盟」の中心メンバーで、笑いとフォローを学級づくりに活かし笑顔あふ れる教室を創り出しています。今の子どもたちは自信に乏しく、ものごと に挑戦しないなどといわれていますが、明るい雰囲気と心のこもった配慮 で、子どもたちに自信を与える中村先生の哲学と技術は、私たちにとって 大きな学びをもたらしてくれるはずです。そして、もう一つみなさんに朗 報。国語教育の実践家として活躍の多賀一郎先生が急遽、本セミナーにご 登壇いただけることになりました。先生の繰り出す教材と授業、そして子 どもを見つめる目のあたたかさが聴く者の心を打ちます。骨太の哲学と子 どもへの愛にあふれる多賀ワールドをご堪能いただきたいと思います。感 動満載、濃厚な半日。乞うご期待。 ◆日時・会費 2009年11月21日(土) 午後1時00分~4時40分 3000円 (受付開始:午前12時30分) ◆会場 上越教育大学新潟サテライトキャンパス http://www.juen.ac.jp/contents/attache/n_satellite/index.html 詳しくは大学HPトップページ「付属施設」をクリック 〒950-0914 新潟市中央区紫竹山6-3-5 電話 025-384-0355(利用時専用) ◆定員 60名 ◆内容 1:00~1:10 開式行事 1:10~1:50 『水際で防ぐ生徒指導』堀川真理(新潟・中学校) 2:00~3:30 『お笑いとフォローの学級づくり』 中村健一(山口・小学校) 3:45~4:45 『授業で学級をつくる』多賀一郎(兵庫・小学校) ◆申し込み方法 お名前(ふりがな)、電話番号、Eーmailメールアドレス、勤務 先、自宅住所(よろしければ)をご記入の上、下記連絡先へFAXまた はEーmailでお申し込みください。 【FAXの方】0258(46)6742 金垣 秋子(かねがき あきこ) 【Eーmail】thanks_akari@hotmail.co.jp (thanksとakariの間はアンダーバー) 渡辺 明里(わたなべ あかり) 締め切り 11月15日(日) または定員に達し次第。 ----------------------------------------------------------------- 3 「教育フォーラム 教師のチカラ in広島」のご案内 編集部 ----------------------------------------------------------------- 教育フォーラム 教師のチカラ in 広島 新学習指導要領の全面実施に向けて、移行措置・先行実施が始まってい ます。すべての学習活動を通して子どもたちを育て、確かな学級づくりを していくことが求められています。授業力、実践力といった〈教師のチカ ラ〉が子どもたちの成長を左右します。明日からすぐに役立つ、哲学のあ る授業づくり、学級づくり-そんな強い思いを持って、道徳授業、音声言 語活動、学級づくりの達人が広島に集います。 ■日時 2009年11月28日(土) 13:00~16:30 受付開始12:30 ■会場 広島県広島市ゲバントホール 地図はこちら 〒730-0802 広島市中区本川町2-1-13和光パレス21 5F ■参加費 1,000円 ★当日会場にてお支払いただきます。 ■対 象 小学校教員、その他教育関係者 ■定 員 150名 ★定員になり次第、受付を締め切ります。 ■プログラム(予定) 1. 講座 ○深澤 久 先生 (群馬県・小学校教諭) ○杉渕 鉄良 先生 (東京都・小学校教諭) ○土作 彰 先生 (奈良県・小学校教諭) 2. 実践発表 ○山根 僚介 先生 (広島県・小学校教諭) ○中村 健一 先生 (山口県・小学校教諭) 【主催】NPO日本標準教育研究所、広島教育フォーラム実行委員会 【協賛】広島県標準会、山口県標準会 【後援】広島県教育委員会、江田島市教育委員会、庄原市教育委員会、 世羅町教育委員会、竹原市教育委員会、東広島市教育委員会、 広島市教育委員会、福山市教育委員会、三原市教育委員会、 (株)日本標準 ※現在、広島県内の各教育委員会に後援名義使用の申請中です。 掲載教育委員会名は、県教育委員会をのぞいて50音順です。 【参加申込方法】 ●ちらしをダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、FAXに てお申し込みください。 Fax. 042(989)1001 ダウンロードはこちらから。 http://www.gakuryoku.net/seminar/0911forum/0911forum.pdf ●参加申込フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。 参加申込フォームはこちらから https://www.gakuryoku.net/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=091128forum ●順次参加証を郵送いたします。(参加証は、会場への入場に必要ですの で、当日、必ずご持参ください。) ----------------------------------------------------------------- 4 オススメDVD「みて、すぐわかる! 授業導入のアイディア集」 編集部 ----------------------------------------------------------------- 「みて、すぐわかる! 授業導入のアイディア集」 今回ご紹介するDVDシリーズは、授業導入に対する様々なアイディア 集です。今まであれば授業が始まる時、教師が教壇に立つと心地よい緊張 感が生まれていました。しかし、最近この緊張感が生まれず、教室ではあ る種ザワザワ感がなかなか止みません。 そういった教室の空気を打破していくのに必要な有効な手段として「授 業導入ネタ」があります。 今回のシリーズでは、4人のベテランの先生方に「お笑い系導入・演劇 ・パフォーマンス系導入、訓練・トレーニング系導入、コミュニケーショ ン系導入」の4種類にわたる導入パターンを数多く紹介していただきまし た。日常の実践の中から生まれた子どもたちを一気に教師の一挙手一投足 に引きつける指導ネタですので、ご覧いただければすぐわかる!そしてす ぐ身につけられます! 教室の状況に併せてお選びいただきながら使えるアイディア集!是非、 ご覧ください!! ■監修 上條 晴夫(東北福祉大学子ども科学部子ども教育学科) ■授業実演 (1)お笑い系導入パターン 中村 健一(山口県岩国市立通津小学校) (2)演劇・パフォーマンス系導入パターン 蔵満 逸司(鹿児島県南さつま市立加世田小学校) (3)訓練・トレーニング系導入パターン 岡 篤(兵庫県神戸市立好徳小学校) (4)コミュニケーション系導入パターン 菊池 省三(福岡県北九州市立貴船小学校) ■お申し込みお問い合わせ ジャパンライム株式会社 電話 03(5789)2061 ファックス 03(5789)2064 ホームページ http://www.japanlaim.co.jp/ ------------------------------------------------------------------ 5 第4回 授業づくりネットワーク関西青年塾 2009 教材開発の鬼・古川光弘 &笑!学級経営・俵原正仁 関西青年塾 塾長 土作 彰 tuttyan@kcn.jp ------------------------------------------------------------- 今秋の関西青年塾には、学級経営・授業づくりの実力者をお呼びしまし た。 まずは有田和正先生の教えをまっすぐに継承されている古川光弘氏。 そして笑育という独自の明るくハートある学級づくりを提唱されている 俵原正仁氏です。 明日の学級づくりと授業づくりに役立つ実践的な情報を与えてください ます。研修の秋は、是非奈良で学び合いましょう! 日時・2009年11月7日(土)13:00~17:00 場所・奈良県社会福祉総合センター 5階 研修室A 日程 13:00~13:20 受付 13:20~13:25 開会行事 13:25~14:05 俵原正仁氏・講座1 「笑育!俵原流学級づくりの真髄」 14:15~15:00 古川光弘氏・講座1 「ピックアップ指導法」で 国語の力を劇的に高める 15:10~15:50 俵原正仁氏・講座2 「俵原流・授業づくりの真髄」 16:00~16:35 古川光弘氏・講座2 子どもの心をつかむ「日記指導」 17:30~ 懇親会 参加費 ★当日受付にてお支払い下さい。 一般 4000円 特別会員 3000円 学生・保護者 2000円 参加申し込み 事務局の土作まで「第4回関西青年塾参加希望」と「懇親会への 参加・不参加」の旨をお知らせ下さい。 メール・tuttyan@kcn.jp 携帯・090-5014-4423 電話・FAX 0747-53-0282 ------------------------------------------------------------------ 【編集後記】 ------------------------------------------------------------------ 「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。 http://www.jugyo.jp/js-pro/ 次号は11月11日発行の予定です。お楽しみに。 ================================================================== メールマガジン「授業成立プロジェクト」 第209号(読者数1415) 2009年11月4日発行 授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp 【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】 編集責任者 中村健一(山口) kenek728@yahoo.co.jp 副編集長 土作 彰(奈良) tuttyan@kcn.jp 石川 晋(北海道) zvn06113@nifty.com 編集メンバー 平山 雅一(北海道) m-hira@f3.dion.ne.jp 中嶋 卓朗(宮城) nakaj@cd6.so-net.ne.jp 中條 佳記(奈良) qqvz2hg9k@lagoon.ocn.ne.jp 田中 博司(東京) o-tnk@mti.biglobe.ne.jp 青山 新吾(岡山) mxf02541@nifty.com 桑原 健介(福岡)kensuke1106@jcom.home.ne.jp メルマガ発行サポーター 佐藤 正寿(岩手) msts5sato@nifty.com 【ご意見・ご感想をお待ちしています。→中村健一 kenek728@yahoo.co.jp 校内研でワークショップをしたい等の問い合わせもお待ちしています。】 登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html 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