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教育研究集団「授業づくりネットワーク」(NPO法人)は、「授業成立の基礎技術」の集積・研究を目指した授業成立プロジェクトを立ち上げました。作文、学習ゲーム、IT活用等の視点から授業成立に必要な技術をこのメールマガジンで発信していきます。

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2009/10/28

メールマガジン★授業成立プロジェクト★第208号

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メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」
           第208号  2009年10月28日発行
                      (毎週水曜日発行)
HP http://www.jugyo.jp/js-pro/
 
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★目次★
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1 連載「”授業成立”で眠れないあなたのための読書ノート」
  第4回 横山験也『教室ですぐ役立つ学習ゲーム』
      上條晴夫『授業をぐーんと面白くする中学国語学習ゲーム集』
         北海道・上士幌町立上士幌中学校  石川 晋
         http://homepage1.nifty.com/maru-shin
2 「第7回学級づくり改革セミナーin新潟」のご案内
                          編集部
3 オススメDVD「みて、すぐわかる! 授業導入のアイディア集」
                          編集部
4 第4回 授業づくりネットワーク関西青年塾 2009
           教材開発の鬼・古川光弘 &笑!学級経営・俵原正仁
                 関西青年塾 塾長 土作 彰
                          tuttyan@kcn.jp
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 数々の学習ゲームを行ってきた私は、こう思います。「学習ゲームは授
業成立の有効なアイテムの1つだ」と。
 しかし、授業に「ゲーム」を持ち込むことに抵抗を感じられる方もいら
っしゃるようです。
 石川晋さんは、その理由を「学習のベースとして、横山氏も上條氏も大
切にされている学習者の『意欲』の問題があることを、やや軽視している
からなのだと考える」と分析します。また、「競争へのためらい」も理由
の1つだと分析します。
 学習ゲームに少々抵抗を持っていらっしゃる方に、ぜひ、今回の記事を
読んでいただきたいです。そうすれば、「やってみよう!」という気にな
るかも知れません。

 「2」の「第7回学級づくり改革セミナーin新潟」。私、中村健一が
参加します。東日本、初登場です!
 最初で最後の東日本、最初で最後の新潟になるかも知れません。ぜひ、
お会いしておきましょう!!
 東日本のみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
                         (中村 健一)

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1 連載「”授業成立”で眠れないあなたのための読書ノート」
  第4回 横山験也『教室ですぐ役立つ学習ゲーム』
      上條晴夫『授業をぐーんと面白くする中学国語学習ゲーム集』
         北海道・上士幌町立上士幌中学校  石川 晋
         http://homepage1.nifty.com/maru-shin
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 先日、近隣の中学校で国語の授業を参観した。30代半ばの先生による
古典の授業である。枕草子。
 指導案には、古文暗唱(素読中心)の授業への違和感が述べられていた。
その違和感を説明する道具として用いられていたことばが次のようなもの
だった。
 「古文を暗唱することは国語とは少しはなれたある意味ゲーム感覚の部
分もある」
 会場でも述べさせていただいたが、この「ゲーム感覚」という言葉に、
私は逆に違和感を持った。違和感の根は二つ。「ゲーム」ではなぜいけな
いのだろうということ。そして、「ゲーム」の効果をどう捉えているのだ
ろうということ。

 2002年に、授業づくりネットワーク北海道集会に、横山験也氏と上條晴
夫氏をお招きした。当時、上條氏は「学習ゲーム研究会」を期間限定で立
ち上げて、その理論研究と実践開発に集中的にとりくんでおられた。横山
氏と言えば、ミスター学習ゲーム。法則化運動の中で頭角を現し、「学習
ゲーム」の可能性の開拓者であり、全国津々浦々まで、多くの実践家に影
響を与えてこられた方だ。現在氏が進められている、教材ソフト開発や、
新たに立ち上げられた出版社(さくら社)の活動も、そうした活動の中で
蓄積してきたコンテンツや、巨大な人的つながりが、ベースとなって展開
されている。
 実は、この年の北海道集会は、このお二人の出会いを演出する場ともな
った。その意味で私にとっても思い出深く、また意義深い場となった。

 この集会の最後に、パネルディスカッションを設定した。横山氏、上條
氏のお二人には、当然パネラーのお一人としてご登壇いただいた。
 このパネルの中で、横山氏は明快にご自身の学習ゲーム観について発言
された。氏は、学習ゲームを「ふりかけ」と表現され、「教科内容をおい
しく食べてもらうためのふりかけです」と説明されたのである。
 横山氏は1980年代半ばから、学習ゲーム、クイズ、パズルについての
たくさんの著作を相次いで出版されている。それらの全てを読んでいるわ
けではないとおことわりした上で、私は氏の提案のエッセンスがまとめら
れているのは、『教室ですぐ役立つ学習ゲーム』(明治図書)であると考
える。この中で、横山氏は、「学習ゲーム化の二つの”良さ”」として、
次の二点を挙げている。「学習への意欲が旺盛」(になる)「学習内容の
方向に頭が働いている」。この本の出版は1989年。この時点で既に横山氏
は、学習者の学習意欲の問題に注目されていて脱帽である。そして、「学
習内容を理解させる」という方向に価値づけされているところは、2002年
のパネルでの発言においても首尾一貫している。すごい。

 さて、2002年当時の私は、上條氏の提案されている「学習ゲーム」の考
え方が、横山氏のそれに比して、いま一つよくわかっていなかった。横山
氏が「ふりかけ」と明言されるとして、上條氏の提案は、どうもそれとは
違うところがあるようなのだが、何が、どこが違うのか、よくわからなか
ったのである。
 当時上條氏が提案されていた「学習ゲーム」の考え方は、その後の氏の
「ワークショップ型授業」の理論研究と実践研究につながっていく重要な
要素の一つである。しかし、リアルタイムで進行している時には、私はよ
くわかっていなかった。
 
 2004年の暮れに、私は上條氏の編著である『授業をぐーんと面白くする
中学国語学習ゲーム集』(学事出版)の執筆に関わった。そして、この本
の制作の過程で、徐々に上條氏の主張のポイントが見えてきた。上條氏は
この本の中で、「学習ゲームのよさ」を、「楽しく協同的な学びになる」
「コミュニケーション体験ができる」「実感をともなった学びになる」の
三つにまとめている。注目すべきは、「学習ゲーム」によって起こる「学
び方」への関心が高いということである。横山氏の前掲の本では、教材の
作り方や精選化、ゲームの運用の仕方への関心、つまり授業者の授業技術
論への関心が高い。しかし、上條氏の場合は学びの形態や学びの体験その
ものに大きな価値を置いている。つまり、知識内容を教師がおいしく食べ
させるということよりも、生徒同士で楽しく食べ合うということとその結
果に関心が向けられているということだ。

 それで、最初の授業の話に戻ろう。

 古文暗唱はなぜゲームではいけないと考えてしまうのか。
 多分、学習のベースとして、横山氏も上條氏も大切にされている学習者
の「意欲」の問題があることを、やや軽視しているからなのだと考える。
 ゲームという手法で、たくさんの子どもたちが楽しく学び、楽しいこと
でより学びたいという意欲が高まる。本メルマガの連載でもおなじみの平
山雅一氏が「楽しさスパイラル」と呼んでいる、この学びの連環構造が生
まれるのである。そして、友達と学び合うということが学習形態として保
障されているということ、学び合いの楽しさの中で、広義な意味での言語
活動がより豊かに行われていく。
 このような価値にやや自覚が薄いことが原因だろう。

 暗唱がゲーム的になるという言葉のニュアンスには、競争へのためらい
も読みとれる。しかし、横山氏は「学習ゲーム」実践の中で、この競争の
原理をこそ巧みに取り入れている。競争自体が、一連の実践の要諦である
と言ってもよいとさえ私は考える。上條氏もまた「緩やかな競争」という
言葉で、「学習ゲーム」における「競争」の価値を指摘している。
 横山氏がおっしゃるような、学習内容を理解させるためのふりかけとし
ての「学習ゲーム」活用は、今も色あせない。多くの授業の中で、授業成
立の有力な手立てとして活用されるべき発想と方法と言える。また、上條
氏が提案する「学習ゲーム」のように、学習集団の協同性開発に力点を置
いた発想と方法によるものが、現在の教室の状況の中で、大いに求められ
ていることは言をまたない。
 現代の教室に生きる我々には、横山氏、上條氏の考え方の異同(力点の
違い)を理解しつつ活用していくことが大切ということになる。そして、
願わくば、使い分けによって、相乗効果が上がっていくように工夫してい
くことが、授業成立のためには、必要ということになる。

 ただ、いずれにしても、戦後の教育の流れの中で否定されがちだった
「競争」の発想を(これは「切磋琢磨する仕組み」として有効な機能とい
えるわけだが)、積極的に授業の中に持ち込もうとする、ここを肯定でき
るかどうかに、学習ゲームへの理解と受容の差が現れてくると私は考える。

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2 「第7回学級づくり改革セミナーin新潟」のご案内
                          編集部
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第7回学級づくり改革セミナーin新潟

主催 学級づくり改革セミナーin新潟
協賛 上越教師塾

 教師であるならば「よい学級をつくりたい!」と思うことでしょう。し
かし、学習指導と違ってなかなか学ぶ機会がないのが現状です。学級づく
りは、「古くて新しい課題」と言われています。学力向上のためには、学
級づくりが大事であることの認識が広まりを見せています。
 今回は、毎回中学校での奮闘の様子を赤裸々に語る堀川真理先生に加え、
メイン講師として山口の小学校から中村健一先生をお迎えしました。中村
先生は「お笑い教師同盟」の中心メンバーで、笑いとフォローを学級づく
りに活かし笑顔あふれる教室を創り出しています。その活動は、新聞やテ
レビに取り上げられるほど注目されています。今の子どもたちは自信に乏
しく、ものごとに挑戦しないなどといわれていますが、明るい雰囲気と心
のこもった配慮で、子どもたちに自信を与える中村先生の哲学と技術は、
私たちにとって大きな学びをもたらしてくれるはずです。

◆日時・会費
2009年11月21日(土)
午後1時00分~4時40分 3000円
(受付開始:午前12時30分)
◆会場
上越教育大学新潟サテライトキャンパス
http://www.juen.ac.jp/contents/attache/n_satellite/index.html
      詳しくは大学HPトップページ「付属施設」をクリック
〒950-0914 新潟市中央区紫竹山6-3-5
電話 025-384-0355(利用時専用)
◆定員  60名
◆内容
 1:00~1:10 開式行事
 1:10~2:00 『水際で防ぐ生徒指導』堀川真理(新潟・中学校)
 2:10~3:40 『お笑いとフォローの学級づくり』
                     中村健一(山口・小学校)
3:50~4:30 なんでもQ&A 中村・堀川・赤坂
◆申し込み方法
  お名前(ふりがな)、電話番号、Eーmailメールアドレス、勤務
 先、自宅住所(よろしければ)をご記入の上、下記連絡先へFAXまた
 はEーmailでお申し込みください。
 【FAXの方】0258(46)6742
        金垣 秋子(かねがき あきこ)
 【Eーmail】thanks_akari@hotmail.co.jp
          (thanksとakariの間はアンダーバー)
渡辺 明里(わたなべ あかり)
締め切り  11月15日(日) または定員に達し次第。

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3 オススメDVD「みて、すぐわかる! 授業導入のアイディア集」
                          編集部
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 「みて、すぐわかる! 授業導入のアイディア集」

 今回ご紹介するDVDシリーズは、授業導入に対する様々なアイディア
集です。今まであれば授業が始まる時、教師が教壇に立つと心地よい緊張
感が生まれていました。しかし、最近この緊張感が生まれず、教室ではあ
る種ザワザワ感がなかなか止みません。
 そういった教室の空気を打破していくのに必要な有効な手段として「授
業導入ネタ」があります。

 今回のシリーズでは、4人のベテランの先生方に「お笑い系導入・演劇
・パフォーマンス系導入、訓練・トレーニング系導入、コミュニケーショ
ン系導入」の4種類にわたる導入パターンを数多く紹介していただきまし
た。日常の実践の中から生まれた子どもたちを一気に教師の一挙手一投足
に引きつける指導ネタですので、ご覧いただければすぐわかる!そしてす
ぐ身につけられます!

 教室の状況に併せてお選びいただきながら使えるアイディア集!是非、
ご覧ください!!

■監修
   上條 晴夫(東北福祉大学子ども科学部子ども教育学科)
■授業実演
 (1)お笑い系導入パターン
          中村 健一(山口県岩国市立通津小学校)
 (2)演劇・パフォーマンス系導入パターン
          蔵満 逸司(鹿児島県南さつま市立加世田小学校)
 (3)訓練・トレーニング系導入パターン
          岡 篤(兵庫県神戸市立好徳小学校)
 (4)コミュニケーション系導入パターン
          菊池 省三(福岡県北九州市立貴船小学校) 

■お申し込みお問い合わせ
    ジャパンライム株式会社
      電話     03(5789)2061
      ファックス   03(5789)2064
      ホームページ  http://www.japanlaim.co.jp/
 
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4 第4回 授業づくりネットワーク関西青年塾 2009
           教材開発の鬼・古川光弘 &笑!学級経営・俵原正仁
                 関西青年塾 塾長 土作 彰
                          tuttyan@kcn.jp
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 今秋の関西青年塾には、学級経営・授業づくりの実力者をお呼びしまし
た。
 まずは有田和正先生の教えをまっすぐに継承されている古川光弘氏。
 そして笑育という独自の明るくハートある学級づくりを提唱されている
俵原正仁氏です。
 明日の学級づくりと授業づくりに役立つ実践的な情報を与えてください
ます。研修の秋は、是非奈良で学び合いましょう! 
 
日時・2009年11月7日(土)13:00~17:00
場所・奈良県社会福祉総合センター 5階 研修室A
日程
 13:00~13:20    受付
 13:20~13:25  開会行事
 13:25~14:05    俵原正仁氏・講座1
             「笑育!俵原流学級づくりの真髄」
 14:15~15:00    古川光弘氏・講座1
             「ピックアップ指導法」で
                     国語の力を劇的に高める
 15:10~15:50  俵原正仁氏・講座2 
             「俵原流・授業づくりの真髄」
 16:00~16:35  古川光弘氏・講座2 
              子どもの心をつかむ「日記指導」
 17:30~             懇親会
                        
参加費
     ★当日受付にてお支払い下さい。
    一般        4000円
       特別会員     3000円
       学生・保護者   2000円
 
参加申し込み  
    事務局の土作まで「第4回関西青年塾参加希望」と「懇親会への
   参加・不参加」の旨をお知らせ下さい。
        メール・tuttyan@kcn.jp
         携帯・090-5014-4423
     電話・FAX 0747-53-0282
 
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【編集後記】
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 「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。
 http://www.jugyo.jp/js-pro/
 
 次号は11月4日発行の予定です。お楽しみに。
 
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メールマガジン「授業成立プロジェクト」
第208号(読者数1412)  2009年10月28日発行
授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫  haruo.kamijo@nifty.ne.jp
【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】
 
編集責任者       中村健一(山口) kenek728@yahoo.co.jp
副編集長        土作 彰(奈良) tuttyan@kcn.jp
            石川 晋(北海道) zvn06113@nifty.com
編集メンバー      平山 雅一(北海道) m-hira@f3.dion.ne.jp
            中嶋 卓朗(宮城) nakaj@cd6.so-net.ne.jp
            中條 佳記(奈良) qqvz2hg9k@lagoon.ocn.ne.jp
            田中 博司(東京) o-tnk@mti.biglobe.ne.jp
            青山 新吾(岡山) mxf02541@nifty.com  
             桑原 健介(福岡)kensuke1106@jcom.home.ne.jp
メルマガ発行サポーター 佐藤 正寿(岩手) msts5sato@nifty.com
 
【ご意見・ご感想をお待ちしています。→中村健一 kenek728@yahoo.co.jp
校内研でワークショップをしたい等の問い合わせもお待ちしています。】
 
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