メールマガジン「授業成立プロジェクト」  RSSを登録する

教育研究集団「授業づくりネットワーク」(NPO法人)は、「授業成立の基礎技術」の集積・研究を目指した授業成立プロジェクトを立ち上げました。作文、学習ゲーム、IT活用等の視点から授業成立に必要な技術をこのメールマガジンで発信していきます。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/08/12

メールマガジン★授業成立プロジェクト★第197号

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」
           第197号  2009年8月12日発行
                      (毎週水曜日発行)
HP http://www.jugyo.jp/js-pro/

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

★目次★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 連載・こだわりの教育技術(その4)
  「子ども達の興味・関心をアップさせる小道具」
     奈良・広陵町立真美ヶ丘第二小学校 中條 佳記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 厳しい指導はもちろん大切です。しかし、厳しいだけの教師には、今ど
きの子どもたちは、なかなかついてきません。
 そこで、ユーモアです。ユーモアの力で、子どもたちを惹きつけましょ
う。これからの教師は、片手に厳しさ、片手にユーモアが必要ですね。
 「自分にはユーモアが足りないかも・・・」今回の中條佳記さんのお原
稿は、そんな先生方のお力になれると思います。(中村 健一)

------------------------------------------------------------------
1 連載・こだわりの教育技術(その4)
  「子ども達の興味・関心をアップさせる小道具」
     奈良・広陵町立真美ヶ丘第二小学校 中條 佳記
------------------------------------------------------------------

 今回は、私が子ども達の興味や関心を高めるために、小道具などをどう
して使うようになったのかを書きます。
 
 そもそも、なぜこのような小道具を使うようになったのかというと、使
ってみて子ども達の反応がそれまでとは全く違ったからです。ただ、教師
にもキャラやタイプがありますので、そう考えたときにやはり自分には合
っていたのかもしれません。遡れば、今から15年程前の事になりますが、
エピソードをいくつかお話したいと思います。

 最初は、高校時代の体育大会のときでした。仮装行列なるプログラムが
あり、学級の仲間たちで話し合った結果、戦隊モノをしようということに
なりました。そのとき、友人と二人で悪役のボスに立候補しました。
1000名を超える全校生徒と大勢の保護者の前で、段ボールで作成した
大きなかぶり物をして登場し、会場からはたくさんの拍手をいただきまし
た。これが、私のかぶり物の始まりかもしれません。
 また、大学時代のクラブ勧誘セレモニーの時に、「普通にアピールした
のではウケないし、インパクトがない。」と考え、「スベッてもいいか
ら…」と思い、友人と二人でユニホーム(テニス)を着て、派手な化粧を
顔に施し、200名ほどの大学1回生の前で、クラブのPRをしました。
場内からは、どよめきと笑い、そして歓声があがりました。その後、新入
部員が10数名入ってくれましたが、男子よりも女子の方が多く、友人と
驚き、喜んだ記憶があります。
 
 しかし、教師になってからは『真面目にしなければいけない。』という
思いが強く(決してかぶり物をすることが不真面目というわけではありま
せん。)、教壇に立って、かぶり物や小道具、変装などすることはありま
せんでした。しかし、「真面目にする」ということは、素晴らしいことだ
と思いますが、通り一辺倒の授業(えらそうに言いますが…)をしていて、
自分自身の中で何か「これでほんまにええんか?」という疑問が心の中に
浮かぶようになりました。「真面目にする」=「かたい・冗談を言わない」
=「面白くない・つまんない」というイメージがあります。(私自身、間
違った考えかもしれませんが…)また、子どもの個性を尊重するだの子ど
もの自主性に任せるだの言いながら、ただの放任であったり、御守をして
いるだけであったり…そんな周囲の状況のなか、悩みつつも答えが見つか
らない日々が続きました。ちょうど、その頃です。土作先生と出会ったの
は。(お名前だけは、風の噂で伺っておりましたが…)新卒から6年を経
て、初めて関西青年塾に参加させてもらう機会を得ました。学んでいくう
ちに、子ども達の学習に対する興味や関心を高める大切さや必要性を肌で
感じ、ネタを使うようになりました。
 
 では、ここから『子ども達の興味・関心をアップさせる小道具』と子ど
も達の反応を少しですが、紹介していきたいと思います。
 まず、巨大指示棒(1m50cmほど)です。登場させたときは、学級
の子ども達はビックリしていました。まず第一声が、「デカッ」でした。
登場させる度に笑顔で、注目をひくことができました。休み時間には「先
生、持たせてください。」「先生、触らせてください。」廊下を歩く、他学
級の子ども達も興味津々で教室の中を覗いたり、入ってきたりしています。
 次に、熱血くん(フジテレビ『平成教育学院』より)という声の出る人
形です。「正解者に拍手。よくできました~。」と独特の機械音でしゃべ
ります。主に算数の時間に活用します。ただ単に、答え合わせをするので
はなく、正解者に拍手したり、考えている子どもに「考え中~。」もう少
しで正解の時には「おしい。」の一声。子ども達は登場させるとニコニコ
しながら授業を受けるようになりました。
 最後に、オバマ大統領や武士、金髪アフロ、馬、戦隊もの、鬼などのか
ぶり物(マスク)です。原点に戻ると言ってしまえば、大げさですが、子
ども達へのインパクトは絶大です。「何か…今日も先生はやってくれるん
じゃないか。」という期待感に満ちた子ども達の表情は、教師のパワーと
やる気に繋がります。さすがに、馬のかぶり物をして、教室に入っていき、
握手を迫ったときは、子ども達の顔は驚きを通り越して、「先生とわかっ
てるんやけど、こわいです。」と言っていました。これは諺の学習の時に、
〔 □の耳に念仏 〕と黒板に書いておき、馬をかぶって入室すると、知
らない子どもも何のことかわからなくても、すぐにわかるようになります。
授業後、クラスで活発な男の子は、必ずと言っていいほど、「かぶらせて
ください。」と近くにやって来ます。信頼関係を築く上でも、大切なアイ
テムの一つだと私は考えています。

 今回、紹介したものは、子ども達が興味・関心を高めるきっかけ作りに
使用している物ばかりです。ほんの一部ですが、子ども達にとっては素晴
らしいアイテムです。子ども達の目の輝きが変わります。子ども達は、何
に興味をもち、どんなものに関心を抱くかを見極めるのが、大変難しくな
ってきているように思います。学級でネタを披露したときに、大人しそう
な女の子がニッコリ微笑めば、「よしっ。」と自分自身、その日のネタは
大成功と思っています。多種多様な好み、考え方があるなか、手をかえ、
品をかえ、日々子ども達と関わり、進めていくことが大切だと考えます。
通り一辺倒では、通用しません。子ども達のパワーは無限大です。
 これまで、関西青年塾塾長の土作先生をはじめ、全国の講師の先生方か
らアドバイスやご指導をいただき、オリジナリティのあるネタを考え、使
ってきました。子ども達に注意や説教など、ときには必要ですが、明るく
楽しくユーモアあふれる雰囲気を教室の中に作ることこそ、教師の役目だ
と考えます。自分自身が楽しくないことを子ども達にさせられないし、で
きません。今までの経験から、この技術が誕生したと言っても過言ではあ
りません。今の状態で満足することなく、これからも、さらに新しいネタ
や小道具を開拓してできればいいなと思っています。
 
------------------------------------------------------------------
【編集後記】
------------------------------------------------------------------

 「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。
 http://www.jugyo.jp/js-pro/

 次号は8月19日発行の予定です。お楽しみに。
 
==================================================================
メールマガジン「授業成立プロジェクト」
第197号(読者数1378)  2009年8月12日発行
授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫  haruo.kamijo@nifty.ne.jp
【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】

編集責任者       中村健一(山口) kenek728@yahoo.co.jp
副編集長        土作 彰(奈良) tuttyan@kcn.jp
            石川 晋(北海道) zvn06113@nifty.com
編集メンバー      平山 雅一(北海道) m-hira@f3.dion.ne.jp
            中嶋 卓朗(宮城) nakaj@cd6.so-net.ne.jp
            中條 佳記(奈良) qqvz2hg9k@lagoon.ocn.ne.jp
            田中 博司(東京) o-tnk@mti.biglobe.ne.jp
            青山 新吾(岡山) mxf02541@nifty.com  
             桑原 健介(福岡)kensuke1106@jcom.home.ne.jp
メルマガ発行サポーター 佐藤 正寿(岩手) msts5sato@nifty.com

【ご意見・ご感想をお待ちしています。→中村健一 kenek728@yahoo.co.jp
校内研でワークショップをしたい等の問い合わせもお待ちしています。】

登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
==================================================================
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る