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教育研究集団「授業づくりネットワーク」(NPO法人)は、「授業成立の基礎技術」の集積・研究を目指した授業成立プロジェクトを立ち上げました。作文、学習ゲーム、IT活用等の視点から授業成立に必要な技術をこのメールマガジンで発信していきます。

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2009/06/30

メールマガジン★授業成立プロジェクト★第191号

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メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」
           第191号  2009年7月1日発行
                      (毎週水曜日発行)
HP http://www.jugyo.jp/js-pro/

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★目次★
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1 連載・こだわりの教育技術(その3)
  「1秒先の姿をほめる(2)」
     宮城・仙台市立上杉山通小学校  中嶋 卓朗
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 連載「こだわりの教育技術」、今回は中嶋卓朗さんの登板です。
 中嶋さんは「1秒先の姿をほめる」言葉かけの効用について、次の2つ
を挙げます。「やらされ感がなく、自分から動くこと」「微笑がみられる
こと」。中嶋さんの指導に気持ちよく従う子どもたちの姿が目に浮かびま
した。教室に「安心感」を生む、教育技術の1つですね。
 私も意識して教室で使ってみようと思います。  (中村 健一)

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1 連載・こだわりの教育技術(その3)
  「1秒先の姿をほめる(2)」
     宮城・仙台市立上杉山通小学校  中嶋 卓朗
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 前回、ADHD児Aへの先輩教師の対応から学んだ【1秒先の姿をほめる】
言葉がけについて書きました。
 今回は、A以外の子どもたちへの対応について書きます。

 Aへの対応を重ねているうちに、【1秒先の姿をほめる】くせがついて
きました。
 頭の中に、子どもの1秒先にすてきな姿を見る回路が開発されたという
感覚です。

 当初、A以外の子どもたちには何の気なしに
「もう少し丁寧に書くといいね」とか
「背中を伸ばして」とか
「もっと大きな声で」などと声をかけていました。
 【今の姿を直す】声がけです。
 子どもたちもそれに従って行動を修正していました。

 Aへの対応と他の子どもたちへの対応を平行して行っているうちにだん
だんと垣根がなくなってきたというのでしょうか。
 子どもたちの間を歩きながらA以外の子に【1秒先の姿をほめる】声が
けをする機会が増えていきました。

 【1秒先の姿をほめる】ことで、Aは笑みを浮かべて自分から行動する。
そんなAの姿を見ることは私にとって喜びでした。

 【今の姿を直す】声がけと【1秒先の姿をほめる】声がけ。喜びを得ら
れる方を自然と選択するようになったのだと思います。

 A以外の子どもに声がけした例を挙げます。
・場面
○私の声がけ
●子どもの反応

・帰りのあいさつの時、「起立」と声を出した係の子に向かって
○「お、今日は元気なあいさつが聞けそうな予感がする」
●にかっと笑い、張りのある声で「明日も元気に来て下さい。さような
 ら!」

・算数の時間。なかなか定規を使わない子がフリーハンドで書いた線を消
 した瞬間
○「お、定規を使って引こうとしているね」
●定規を持って線を引く

・おしりをいすから落として座っている子が、足を動かした瞬間
○「お、いい姿勢で座ろうとしているね。」
●座り直す

・漢字練習中、弱い筆圧でさらさら書いている子。2行目に移った瞬間
○「おお、いい字を書こうとしているね。・・・うん、黒々としたカチッ
 とした字だ」
●強い筆圧で、線一本一本をしっかり書き始める。

・野菜が苦手な女の子。おかずに箸を付けようとしたとき
○「お、今日は、いつもより多く食べようとしているでしょ。」
●「先生、今日はけっこう食べたよ」と見せに来る。

【今の姿を直す】声がけの時と違うのは
・やらされ感がなく、自分から動くこと
・微笑がみられること

 A以外の子どもたちの反応も【1秒先の姿をほめる】方に軍配を上げま
した。

 Aが気づかせてくれた【1秒先の姿をほめる】は一般化できる教育技術
なのだと感じています。

 では、どのように【1秒先の姿をほめる】のか。
 どんなタイミングで
 どんなスタンスで
 どんな感覚で

 子どもたちの反応を確かめながらの試行錯誤から3つのポイントがある
ことに気付きました。

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1 流れの変化点をとらえる(タイミング)
2 指示せず気付く(スタンス)
3 まずほめて、そのあと「導く」(感覚)
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 次回、くわしくふれたいと思います。

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【編集後記】
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 「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。
 http://www.jugyo.jp/js-pro/

 次号は7月8日発行の予定です。お楽しみに。
 
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メールマガジン「授業成立プロジェクト」
第191号(読者数1348)  2009年7月1日発行
授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫  haruo.kamijo@nifty.ne.jp
【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】

編集責任者       中村健一(山口) kenek728@yahoo.co.jp
副編集長        土作 彰(奈良) tuttyan@kcn.jp
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編集メンバー      平山 雅一(北海道) m-hira@f3.dion.ne.jp
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