2009/05/20
メールマガジン★授業成立プロジェクト★第185号
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」 第185号 2009年5月20日発行 (毎週水曜日発行) HP http://www.jugyo.jp/js-pro/ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ★目次★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 連載・こだわりの教育技術(その2) 「子ども達の活動時に大切にしているもの」 奈良・広陵町立真美ヶ丘第二小学校 中條 佳記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「こだわりの教育技術」は、中嶋卓朗さんと中條佳記さんが交替で執筆 します。共にMiniー1戦士の「なか・なかコンビ」です。 今回は、中條さんの初登板。副編集長の土作彰さんと同じ奈良というこ ともあってか、「硬派」な印象を受けました。 中條さんのお原稿を読んで、目標を持たせること、そして、きちんと評 価することの大切さを改めて実感しています。 (中村 健一) ------------------------------------------------------------------ 1 連載・こだわりの教育技術(その2) 「子ども達の活動時に大切にしているもの」 奈良・広陵町立真美ヶ丘第二小学校 中條 佳記 ------------------------------------------------------------------ 子ども達が活動に入る前、個々の目標をもたせていますか。 活動後の目標に対する事後評価をしていますか。 しかし、子ども達が掲げる目標って ○漠然としていて、具体化されていない。 例えば「掃除を頑張りたい。」や「一生懸命にやりたい。」など。 ○目標をたてさせただけで、それっきりになっていることが多い。 ということがあり、また事後評価を「時間がない。」という教師側の勝手 な理由でできていないことが多くありませんか。 子ども達に目標をたてさせ、活動させる時は、以下の4つを繰り返しま す。 (1)個々に目標をもたせ、自分の姿をイメージさせる。 (2)実際に活動させる。 (3)自己評価させる。(点数でも、言葉でも) (4)次への反省と課題を自分の口で言わせる。 ◆活用時期 通年で活用できますが、やはり年度最初の4〜5月が効果的でしょう。 また、目標設定も事後評価も5分程度が良いと思います。鍛えられてい ないと、長くなればダレが生じ、集中力が低下します。 年度最初に、子ども達には『何のために学校へ来ているのか。』『何の ためにそれをするのか。』『この1年で、自分にどんな力をつけて、成長 していくのか。』などを話し、指導していきます。 子ども達は思考し、活動することで、力がつき、日々成長します。 逆に、成長したくないと思う子どもはいません。『成長したい人?』と 聞くと、年度当初、全員が手を挙げることでしょう。 一方、活動が終わった後は、『全力でやったのか。』『どんな力をつける ことができたのか。』と子ども達に迫り、事後評価を行います。 ◆場面例 ●清掃活動 清掃前の5分で今日の目標確認、清掃後5分で自己獲得ポイントの確認 と明日への反省と課題の発表。 1学期間は、毎日続けます。 2学期以降は、1週間に1度。または様子を見て、必要であれば続けま す。 他には、遠足の前後、ゲストティーチャーに来ていただいた時、体育大 会の練習、集会活動時、委員会活動時、クラブ活動時、普段の授業などの 場面 ◆目標設定と自己評価のポイント例 ●目標設定 ○用紙に記入。 ○声に出させて、宣言。 ●事後評価 自己評価しやすいように、わかりやすくポイント制にする。 【例】開始時刻から時間内全力で働いた → 1ポイント 黙って働いた(黙働) → 1ポイント きれいにできた → 1ポイント として、評価を具体化し、3ポイント満点で自分は何ポイント獲得できた か。 そして、反省と課題では、足りなかった部分を明日以降どうしていくの かを述べさせます。 自分にどんな力がついたのかを確認する。 (造語でも構わないから、『○○力』と後ろに『力』の文字をつけさせる。 難しい場合、教師が幾つか準備しておいて、子どもに選ばせても良い。 もちろん活動前に。) ちなみに、掃除に関して言えば… 【例】掃除力 ほうき力 雑巾力 窓磨き力 机ふき力 小さい綿埃収集力 汚れ消し力 など この『目標設定→実行→自己評価・反省→』という技術は、今から3年 前の先輩教師の指導法から学ばせてもらいました。 卒業式の呼びかけ指導において、百数十人の子ども達を前にして、「『指 導する。』とは、こういうことなのか。」と衝撃を受けたことを今でもハ ッキリ覚えています。 それまでの全体指導と言えば…なんとなく始まり、なんとなく練習して、 できていなければ何度もやり直しさせ、フォローも評価もないままに進み、 終わりのチャイムが鳴って、時間を延長し、ようやく次の始業時刻のチャ イムが鳴って、終わる。といった感じでした。 その指導法を間近で見て、子ども達の動きや様子が変わったことがよく わかり、その後、上記の4つを自分なりに理解、納得した上で、アレンジ や工夫を加え、子ども達へ指導していきました。 以上が、私のこだわりの教育技術 その1です。 ------------------------------------------------------------------ 【編集後記】 ------------------------------------------------------------------ 「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。 http://www.jugyo.jp/js-pro/ 次号は5月27日発行の予定です。お楽しみに。 ================================================================== メールマガジン「授業成立プロジェクト」 第185号(読者数1325) 2009年5月20日発行 授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp 【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】 編集責任者 中村健一(山口) kenek728@yahoo.co.jp 副編集長 土作 彰(奈良) tuttyan@kcn.jp 石川 晋(北海道) zvn06113@nifty.com 編集メンバー 平山 雅一(北海道) m-hira@f3.dion.ne.jp 中嶋 卓朗(宮城) nakaj@cd6.so-net.ne.jp 中條 佳記(奈良) qqvz2hg9k@lagoon.ocn.ne.jp 田中 博司(東京) o-tnk@mti.biglobe.ne.jp 青山 新吾(岡山) mxf02541@nifty.com 桑原 健介(福岡)kensuke1106@jcom.home.ne.jp メルマガ発行サポーター 佐藤 正寿(岩手) msts5sato@nifty.com 【ご意見・ご感想をお待ちしています。→中村健一 kenek728@yahoo.co.jp 校内研でワークショップをしたい等の問い合わせもお待ちしています。】 登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html ==================================================================


