Mike's Rolling News of THE STONES RSSを登録する

グループ結成40数年、シーンのトップを転がり続ける世界最強ロックンロール・バンド、ローリング・ストーンズの最新ニュース。案内役は64年以来のストーンズ・フリーク、元RSFC会長、音楽評論家のMike M. Koshitani(越谷 政義)。

  • 周期 毎月第1・3日曜日
  • 最新号 2008/08/17
  • 発行部数 1608
  • マガジンID 0000158127
  • 個別ページ
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2008/04/20

◆Mike's Rolling News of THE STONES Vol. 81◆

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━━ストーンズ最新情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼

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  ■MIKE'S■                        
     ■ROLLING NEWS■            
                 ■OF■          
                   ■THE STONES■
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▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━04/20/2008 ━ Vol.81━━▲

◆お元気ですか...

ライヴ「シャイン・ア・ライト」が大きな反響です!

皆さんも感想など、メールください!!

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┃♪┃CD情報
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◇「ロールド・ゴールド・プラス 〜 ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ローリン
グ・ストーンズ」SHM-CDでも登場決定!

「ロールド・ゴールド・プラス 〜 ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ローリン
グ・ストーンズ」(ユニバーサルミュージック/UICY-90820〜1)SHM-CD
 5月28日発売 税込\3,500 生産限定

◇「ラスベガスをぶっつぶせ」

以前ご紹介したダンウンロード・オンリーだった映画「21」の挿入歌「 You 
Can't Always Get What You」(Soulwax-remix)収録のサウンドトラック・
アルバム。

「Music From The Motion Picture 21」
 
 3月18日/US 4月7日/UK

我が国では5月31日から「ラスベガスをぶっつぶせ」というタイトルで映画公開。

日本盤サントラもその時期にあわせてリリース!

「ラスベガスをぶっつぶせ/オリジナル サウンドトラック」
(ソニーミュージック/SICP-1813) 5月21日発売

◇「The Ring Of Truth/Carla Olson」(BSMF RECORDS/BSMF-2081) 4月25日

話題のBSMF RECORDS≪ブルース・ウーマン・シリーズ2008≫にはストーンズ・
ファンも注目のナネット・ワークマンも登場したが、今度はカーラ・オルソン
のアルバムがリリースされる。

「The Ring Of Truth」、このアルバムでは12曲中9曲でミック・テイラーが
ギターを弾いている。

そしてストーンズ・カヴァーは「WINTER」! 
カーラの最も大好きなストーンズ・ナンバーだ。

http://www.bsmfrecords.com/bws2008.htm

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┃♪┃chart
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◇「Shine A Light」

US/Billboard アルバム・チャート 4月19日付 11位(初登場)
                   26日付 34位

UK/music week アルバム・チャート 4月19日付 2位(初登場)

日本/オリコン アルバム・チャート 4月21日付 10位(初登場)
同       洋楽アルバム・チャート 同日付 1位(初登場)

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┃♪┃DVD
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◇「Mike Douglas - Moments & Memories」(Kultur International Films)
  3月25日 US

「Not Fade Away」1964年6月18日

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┃♪┃マガジン & ニューズペーパー  (国内)
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◇「レコード・コレクターズ」5月号

≪ローリング・ストーンズの新作はマーティン・スコセッシ監督映画のサント
ラにして最新ライヴ作!≫
≪ミック・ジャガー主演映画『パフォーマンス』がDVD化≫

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┃♪┃マガジン & ニューズペーパー  (海外)
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◇US「Rolling Stone」4月17日号 
表紙→ミック、キース&ジャック・ホワイト

≪Blues Brothers≫
≪Mick Jagger≫
≪Martin Scoresese≫

≪REVIEWS>「Shine A Light」★★★★

◇US「Esquire」5月号 表紙→キース(表4の1頁ADはルイヴィトンのキース)

≪NOT JUST A PRETTY FACE≫キース・インタビュー(8頁!)

◇UK「Film review」5月号 表紙→ミック&スコセッシ

≪Good Fellas/Living legends Martin Scoresese and The Rolling Stones
 rock the house in epic concert movie Shine a Light≫ (7頁)

◇UK「Classic ROCK」5月号

≪The 50 Rock Live≫ 8位 Rolling Stones

◇UK「The Word」5月号 ≪The Secret File of Rock and Roll≫

◇UK「Q」5月号 「Shine A Light」★★★★ アルバム・レビュー

◇「UNCUT」5月号 マーティン・スコセッシのインタビュー

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┃♪┃新刊書
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◇「レコード・コレクターズ増刊 ロックDVDベスト100」

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┃♪┃voice
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◆ロンドン在住の谷口さんから映画「Shine A Light」のレビューが
届きました。ありがとう!

◇映画「Shine A Light」 by 谷口誠

米国に一週間遅れてここ英国では4月11日から劇場公開。早速初日にロンド
ンのど真ん中劇場地区(ウェストエンド)のVUE WESTENDの小さいスクリーン
で見ました。プレミアのあった大劇場ODEONでは本日4月12日時点ではまだ上映
されておらず、ロンドン市内はまだ6か所でしか上映されていない。ITV局で本
日放送された特番のインタビューも引用して、世界で一番早い完全紹介をして
しまおう。

●初めて解き明かされる舞台裏

映画はロンドンの場面から始まる。舞台セッティングの模型を見て、「人形の
家みたいだな」と早速ミックが文句をつけている。そして冒頭からスコセッシ
監督を筆頭とする撮影陣とミックの対立が描かれる。2007年の全米ツアーの
セットリストはきれいにタイプアウトされブックレットになっているのだ。

毎晩の曲順は微妙に違うのだが、毎晩とも実によく考えられている選曲である
。ところがこの日のNYのビーコン劇場のセットリストには左にタイプアップ
された曲順と全く違う曲順が右に実にきれいな手書きで書き加えられている。
犯人は、ミックだ(余談だが普通の英国人はこんな綺麗な筆記体の英語を書
かない)。

ミックが選曲権を持っているのは有名だが、常に代案を3案も持っていて、
食事の間にいも考えていたとは今回初めてわかった。これでは、ライティング
やカメラの準備をする映像撮影陣にとっては地獄である。ロック映画製作、
百戦練磨のスコセッシ監督もさすがに「頼むから最初の2曲だけでも決めてく
れ」、「もういいや。最初の曲でどっちがリード・ギターを弾くかだけ教えて
くれ。それでカメラワークが変わるんだよ」と懇願する(投げやり?な)有様
である。ひょうきんものロニー・ウッドが監督に「最後の曲順はどうなること
やらね」と監督を慰める。

冒頭のリハーサルの模様で、キーボードのチャック・リヴェールがリハを仕切
っているのも意外だった。チャックはミックに歌と歌詞を教えている。そう、
ミックは歌詞を覚えていないのだ。これも本番の演奏からは絶対にわからない
。ストーンズでチャックは歌わないし、目立たないし、ピアノも必要最低限し
か弾かない。シー・リヴェールとかリトル・フィートとか70年代の彼のバンド
時代からのファンの私も今回ようやくツアーになるとチャックが起用される
理由がわかった(彼はクリスマスのモミの木の会社の社長のビジネスマンだか
ら、ストーンズのツアーが始まる時だけ音楽業に戻るが、普段はフルタイムの
音楽家ではない)。

ストーンズの企業秘密を探る資料としても、この映画は一級品である。

●冒頭4曲のロックンロール・ナンバーはストーンズのライヴ史上ベストの出


スコセッシ監督の「冒頭の2曲は強力な曲を持ってきた方がいいよ。ブルーズ
がいいんじゃないか?」という提案は結局50%だけ採用された。ブルーズ・ナ
ンバーは来なかった。特番での監督の裏の発言では1曲目に来るはずだったの
だが映画では2曲目に間髪入れず演奏された「ジャンピン・ジャック・フラッ
シュ」は、過去45年のライヴの中でも最高の出来だろう。

全く同じような曲が4曲続くが、マンネリもミスもなく、ここでの緊張間とミ
ックの若々しい体の動きの美しさは、東京ドーム公演のようなアリーナでは
絶対に発揮されないものだ。やはり劇場の狭いステージでミックも走りまくる
という無駄なエネルギーも使わなくていいし、バンド内の意思疎通もとりやす
いのだろう(日本だったら武道館やドームじゃなくて、中野サンプラザとか
有楽町の国際フォーラムで見たい今のストーンズ。もちろん日本では無理な
注文だ)。

冒頭からここまでの演奏は満点。ストーンズの公式ライヴの出来としては過去
ベスト3に入る出来といっていい。開演前のMCはビル・クリントン元米大統領
なのである。彼の紹介でバンドが登場、これがいい意味での緊張感をバンド
にも観客にも与えたのだろう。

公演前の楽屋裏で「12歳の姪も家族みんなが来るんだよ」というビルは選挙
活動中の妻ヒラリーも連れてストーンズ全員と握手、記念撮影。クリントン
一家と親戚みなこのライヴを楽しみにしていたようだ。クリントンは「今日
は60年代の昔のともだちがたくさんくるんだよ」とウッドストック世代の
ベイビーブーマー代表気分の張り切りようだ。

余談だが今年2008年は1968年から40年ということで、ヒッピーとかウッドス
トックなどの文脈で欧米では政治・文化の特集や記事がにぎわっており、
ストーンズ特集も非常に多い。

冒頭の挨拶ではもちろん2001年のLAでのチャリティ公演への感謝の意も述べた。
ひょうきん者のロニーは「I’M BUSHED(ブッシュ大統領の名にかけた)」
と悪いジョークを言っている。

●コンピューターで選曲の変更はできるのか?

現代は舞台装置はコンピューターでプログラミングされているから、連日の
ライヴや当日の突然の曲順変更はできないはずだ、と私も思っていた。

ところがストーンズの劇場公演に関する限りそうではなさそうであることが
今回の映画でよくわかった。

この日は小さい劇場。ちなみにこのビーコン劇場はNYの劇場の老舗で、いつも
はミュージカルとかをやっている。スコセッシは冒頭の冗談で、「ライティン
グを爆発させてミックの頭の上へ落っことしてやろうか」とキレていたが、
ザ・バンドの1973年の解散公演を収録したロック映画史上最高の1976年公開の
映画「ラストワルツ」の手法を使うことにしたのだろう。

カメラの台数やワーク、ライティングも2007年のテクノロジーというより、
1969年のロック映画みたいである。アナログのいい感じが映像から醸しだされ
ている。もちろん肝心の演奏が抜群にいいからだ。スコセッシとストーンズ。
映像界と音楽界を60年代から半世紀にも渡って生き抜いてきた達人・巨匠同士
のコンビ。デジタル世代の新進の若手映画監督にこの仕事は絶対に務まらなか
ったろう。

世界でスコセッシしか今のストーンズに渡り合える監督はいない。ITVのイン
タビューでスコセッシは「彼らの歴史を編集するだけで6時間になってしまう
。音楽映画はコンサートを中心にして、ドキュメンタリー要素は必要最低限に
抑えるそのバランスが大切なんだ」と語っている。

さすが巨匠である。この番組でキースは「スコセッシとの仕事はやりやすかっ
た」と賞賛しているが、キースはスコセッシの映像撮影と編集の苦労をわかっ
ているのだろうか。

●好例のゲスト・コーナーとカヴァー・コーナー

最初のゲストはホワイト・ストライプスのジャック兄ちゃんだ。1920年代の
カントリー・ブルース研究家としてストーンズの連中も一目置いているという
ジャック・ホワイトは、ミックと絶妙のハモりの良さを見せる。これもストー
ンズ公演のゲスト・コーナーとしては抜群の出来。ジャックはストーンズの曲
をよく歌っているらしく、若い頃のミックと声質も歌いかたもそっくり。その
成果がここで出た。双子みたいだ。キースもロニーも嬉しそう。

キースがアコギにもちかえ、「あまりに古い曲なんで若いファンには新鮮かも
」といって始まる「AS TEARS GO BY」もいいテンポである。キースのイン
トロの演奏は冴えている(この曲を英国で最初にカヴァーしてヒットさせた
女王マリアンヌ・フェイスフルは最近自叙伝を出し、ロンドンでは定期的に
ライヴやメディア露出を続けてちょっとした再ブーム。本人いわく、今でも
ストーンズとは交友が続いているらしい。ロンドン公演ではストーンズの
メンバーが客に来ることが今でもあるらしい)。

非英語圏の各国のメディアでのインタビューが出てくる。ひどいインタビュー
だと他国を笑っていたら、なんと下手糞な日本人の女性の英語のインタビュー
が日本語字幕つきで出てきた。「何歳ですか?私と同じ29歳」という下品かつ
くだらない。これはいつの日本でのミックのインタビューなのだろう。
映画館では英国人の観客がここで馬鹿にして笑っていたが、一日本人として
国辱的。恥ずかしかった。

好例のカヴァー・コーナー。今回はモータウン・ナンバー、テンプテーション
ズの「ジャスト・マイ・イマジネーション」。ストーンズらしいアップで
ロックなオリジナルの編曲でこれは素晴らしいカヴァー。

突如カントリー・コーナー。ロニーがスティール・ギターを披露する「FAR 
AWAY EYES」。キースが演歌っぽく、こぶしをがんがんと大声で歌うので、
デュエットしていたミックが嫌な顔をしている。

しかし、ここではキースの方が歌唱力が上だ。カントリー歌手としてキースは
今、絶頂期にいるのではないか。後半ではギターを持たず、ハンド・マイクで
1曲煙草を吸いながら歌うのをミックが許しているのだから、彼の歌唱力の
向上はすごいものがある。キースは今や素晴らしいカントリー歌手だ(舞台で
煙草を吸う癖を昨年末のロンドンO2アリーナでやって、英国の法律で最近禁止
されたことを知らず、罰金を取られて反省文をキースが出した。今後、英国や
西洋諸国の室内ライヴでキースが煙草を吸うことはありえない。最後の演奏
しながらの喫煙シーンだろう。煙草を吸ってマイク・スタンドで歌うスタイル
は黒人歌手のサミー・デイビスJRを真似ているんだろうね)。

2人目のゲストはシカゴ・ブルース界の王様、黒人のバディ・ガイ。ストーン
ズとの競演はもう40年にもなるのか。元祖ブルース・ブラザースとして、ミッ
ク/キースのコンビがバディ・ガイとジュニア・ウェルズのコンビを真似てい
ることは、ブルース・ファンには常識だ。しかしバディをロック・ファンに
紹介したの功績は、もちろんストーンズによってである。

老齢だというのに枯れるどころか、バディはブルーズというよりパンクなギタ
ーを弾いてキースやロニーをびっくりさせている。曲はブルースの父、マディ
・ウォーターズの「シャンペーン・アンド・リーファー」。ミックは歌わず
ハープに専念。上手い。ミックはストーンズ結成当初からブルース・ハープを
ずっと吹いているが、ハーピストとしての評価が日本では低いのではないか?
リトル・ウォルター直系の素晴らしいハープは本人も言うように「しょっちゅ
う吹いているから」上手なのだ。今でもいつも持ち歩いてちゃんと練習してい
るんだと思う。

3人目のゲストはミックとは親子、いや孫くらいの(?)年の差があるクリス
ティーナ・アギレラ。アイドルではなく、なかなかシャウトしてロックしてい
る。なかなかやるじゃん、彼女。往年のティナ・ターナーの役割を意識してい
るのだろう。女の魅力でミックを悩殺。ソロ前でミックがいきなり抱き上げて
「キャー」と叫ぶところは、親子みたいだなあ。退場の際にロニーはにこにこ
して見送るのに、キースが「ふんッ」と馬鹿にしているところにゲストの
キャスティングの難しさがある。ミックは「いやー楽しかった」ってスケベ
親父丸出しだ。

●世界で最も撮影されたバンドのベスト映画・ベストライヴであろうか?

メンバー紹介は「クイーンズ出身のリサ・フィッシャー」というミックの冗談
が冒頭から滑った。あー、やっちゃった(女王のクイーンとNY郊外の町のしゃ
れ。リサはブルックリン出身だと訂正するが手遅れだ)。バンドはいつもの
メンバーだが、サックスのボビー・キーズのところでやたらと拍手が多いのは
日本公演でも同様だが、あれも好例化してるのだろうか。チャーリーを舞台前
に呼びつけ、「一言いえよ」とのミックに「ハロー」とぎこちなく一言いう
チャーリー。この人柄がファンの大拍手につながる。人格者チャーリー。大好
きだ。

「あなたでこのバンドはもっているんだ」とスクリーンに向かって叫ぶストー
ンズ・ファンは私以外に世界で何人いるんだろう?ひねくれているんじゃない
ぞ。ミックもキースもロニーも全員が心から思って言っているこの言葉の重み
をファンはよく噛み締めよう

60年代から70年代の貴重なインタビュー映像などが上手く挿入されている。
これらの映像の価値については長年のストーンズ研究家にお任せしたい。

懐かしいグラナダ侵攻のパロディーニュース映像が出てきた。キースの70年末
の「これが最後のツアーになるだろう」の映像は40年来の古巣ファンの私にと
ってはやはり「懐かしい」感じがした。バンド解散の危機だったんだよなあ。
日本公演なんて実現しないし、もう一生見れないと思ったもの、あの頃の
一日本人ストーンズ・ファンとしては。

個人的にはそのキース・ナンバーの「コネクション」が収録されたことが一番
嬉しい。

日本では昔から「ハッピー」が有名だが、私はこの曲がキースのロック・ナン
バーで一番好きな曲だ。アーロ・ガスリーというフォーク歌手の名盤中の名盤
の「アミーゴ」という76年のアルバムの最後に素晴らしいカヴァーがあるので
、若いファンの方はぜひ聞き比べしてほしい。ただし、映画では曲中が切られ
ているのが残念。今からDVD化でのボーナス映像を期待しているのだが、ちょ
っと気が早すぎるか?

エンド・ロールで流れるインスト2曲(リハからのアウトテイクだろう)もレ
アな音源としてフルで聞きたい。ファンは要チェックである。

映画の最後は「アトランティックレコード創始者のアーメット・アーティガン
氏へ捧げる」の言葉と写真が。そうか、彼の死とともにこの映画の企画は始ま
ったわけだな。撮影地がNYというのもこれでうなづける。

終盤は「スタート・ミー・アップ」「サティスファクション」でしめくられる。
このあたりは悪くはないが、ベストの出来とも私は思わなかった。キースが
コードの間違えを大音量でやって、ミックが濡れ衣でロニーを責めてロニーが
「俺じゃない」と弁明する格闘技も今では好例のコーナーなのだろう。非常に
厳しい評価をさせてもらえれば、悪くはないが、後半はここ数年の好調のスト
ーンズ公演の中では標準の出来ではないか。

BBC(英国放送協会)のDJや司会者たちの評価はみなよい。「ファンじゃなく
ても十分楽しめる音楽映画」という評に私も全く賛成である。
ロック映画としても★★★★☆(4つ半:90点)というのが私の評価である。

日本での公開は今年の末だという。苦労して遠出してでも、できるだけ大きな
スクリーン、いい音響(ドルビーデジタル5チャンで見ないと損するよ、音が
回るからね!)の劇場で見にいきましょう。

CDもDVDももちろん両方買わなければならない、傑作である。

●谷口誠:2004年ワーナーミュージック・ジャパンで4枚組みDVD『フォー・
フリックス』の担当ディレクター。UKロック好きが昂じ、退職後、ロンドンに
移住。第二の人生を演劇・音楽鑑賞に注いでいる。

◇ヨミウリ・オンラインの<グルメ ドリンク&ワイン>ワインニュースの
ところに出ました、ストーンズ!  
     

 http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20080409gr0d.htm

ワイン好きのやつがまとめているネット独自のコーナーですので、
新聞にはでません、多分。(あさみヨリ)

┏━┓
┃♪┃編集後記
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早く観たい!

★──【Writer's Profile】――――――――――――――――――───★
Mike M. Koshitani(越谷 政義)
1966〜69年 ローリング・ストーンズ・ファン・クラブ会長
音楽評論家/DJ/MC
ストーンズ、エルヴィス・プレスリーをはじめ、ロック/ブルース/ソウルなど
のアルバム・ライナーノーツ、雑誌/新聞への執筆、ラジオDJ、イベントMC/
プロデュースを手掛ける
*著書:「STONES COMPLETE」(双葉社)
        「ローリング・ストーンズ大百科」(ソニー・マガジン)
    「ワークス・オブ・エルヴィス」(共同通信社) 
        「ストーンズそこが知りたい」(音楽之友社)  ほか
*監修&主著「キース・リチャーズ・ファイル」(シンコー・ミュージック) 
 ほか
*プロデュース・アルバム:「RESPECT THE STONES」
                         「RESPECT THE STONES 2」 ほか
*ミュージック・ペン・クラブ・ジャパン事務局長
*ローリング・ストーンズ・ファン・クラブ顧問

発行人:Mike M. Koshitani(越谷 政義)
マガジンID: 0000158127
E-Mail: info@we-want-stones.com

バック・ナンバー:

http://www001.upp.so-net.ne.jp/keithrichards/

http://blog.so-net.ne.jp/keithrichards/

http://rokkets.com/ayukawawards/Mike's%20Rolling%20News%20of%20THE%20
STONES/Vol_3.html

http://rokkets.com/ayukawawards/Stones/index.html

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┃♪┃ローリング・ストーンズ・ファン・クラブ
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FC入会希望者は下記まで・・・。

104-0054東京都中央区勝どき5-13-2-309 RSFC  FAX:03-3533-5745

http://www.szanmai.com/  ← これは面白い!

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