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2009/08/02

「気」ワード 330の気づき 第102号 三年越し

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 「気」ワードの世界 ~ 330の気づき ~

  平成21年 8月 2日  第 102 号   読者数:197名 

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【はじめに】

 タマサマドットコムの玉井です。
 いつも、読んでいただき有難うございます。

 梅雨は明けたはずなのですが、
 暑くなったり、涼しかったりして、
 天候が落ち着かない日が続いています。

 涼しいのは助かるのですが、
 作物の収穫に、影響が出なければと思います。


 今日のテーマは「三年越し」です。


【今日の「気」ワード】「三年越し」


  司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読み返していました。

  この本、もう何度も読み返しています。
  以前いた会社では、社内研修のテキストにもなっていました。

 ただ、今回読み直したときには、
 以前読んだ時とは、違う場所が、ひっかかってきます。

 まったく覚えていないところもあるのです。

 おそらく、前に読んだときは、
 その部分の字面を追いかけていただけで、
 結局は、見ていただけだったのでしょうね。


 読書というのは、本当に不思議だなと感じます。


 この小説、主人公が若い時代の時が、面白く読めます。
 ですから、この本の第八巻までありますが、
 第一巻が大好きです。


 秋山実之と正岡子規との会話の部分です。

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 「升さん(子規)と同じで、うまれたからには日本一になりたい」

 「だれでもだ」

 と、子規はいった。
 それが国歌草創期におけるえらばれた青年たちの共通のねがいであろう。

 この点、子規は哲学青年兼文学青年であっても、
 時代の子であるだけにその志向はひどく陽気で、
 会議も皮肉も屈折も感じていない。

 なにしろ
 「朝ニアッテハ太政大臣、野ニアッテハ国会議長」
 と思って東京に出てきた青年なのである。

 「年々学士がふえてくる」と実之がいった。
 「そりゃふえるだろう」

 「学士なんざ、めずらしがられているころでこそ、
  工科の学士は卒業早々に鉄橋を架けたり、
  医科の学士はすぐさま病院長になったりしたが、
  これからはそうはいかぬ」
 「なるほど」

 子規は大まじめな顔でうなずいた。

 そのとおりだとおもった。

 一つの学問を拓くにしても、
 草創期の連中はとくであり、
 その学問を外国からもってかえるだけで
 そのまま日本一の権威になれる。

 (中略)

 「われわれは遅くうまれすぎたのだ」と子規はいった。

 「しかし、かれら先人のやらぬ分野がまだあるはずだがな。
  それが学問でなかっても」と子規はいう。
 
 実之も、それを考えている。
 (海軍が、それに近いな)
 と実之はおもった。(p192)
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 まだ続くのですが、

 今回は、この部分が、
 なぜか、頭の中に焼きつきました。

 時代の中で、自分自身を生かすには、
 何をすればいいかということを、
 真剣に考えていたのです。

 そして、その分野で、
 夢中になって生きていく。

 主人公である、秋山好古は、騎兵の頂点に立ったし、
 秋山実之は、日露戦争で日本海軍の最大のキーマンになったし、
 子規も、俳句の世界の頂点に立ったわけです。


 他にも、司馬遼太郎が、
 スポットを当てた人は、
 自分で道を切り開いていくわけです。

 何か、先が読めないといわれている、
 これからの時代の流れを、
 暗示しているようにも思えます。


 秋山好古の、さらにすごいところは、

 陸軍大将にまで上り詰めたのに、
 退役後は普通の中学校の校長になります。
 このあたりの凄さというのは、敬服なんて通り越します。

 もし、こんな人間が学校に着たら、
 威張りまくっていたという、
 配属将校は、威張ることすらできず、
 絶えず、緊張しまくっていたと思います。


 11月29日から、NHKで坂の上の雲が始まります。
 今年は、第一部で90分が5回、
 来年、再来年と、
 第二部、第三部が4回ずつで、13回です。

 結局は、他の大河ドラマも早く終わるということですね。


 壮大なドラマだけに、
 撮影費もかかるのでしょうが、

 最近のNHKは、なにかせこい感じがします。

 大河ドラマにしても、1年の途中で終わるのが前提。
 そして、その後に、こういう番組のはさみ方をする。

 第一部が終わったあと、
 続きの第二部は、来年の秋。
 そしてさらに続きは、再来年の秋。

 結局は、三年越しです。


 坂の上の雲がドラマになるのは、うれしいのですが、
 構成の仕方が、しっくりときません。

  坂の上の雲 司馬遼太郎 文春文庫
   http://tinyurl.com/n95cx4

  NHK 坂の上の雲
   http://www9.nhk.or.jp/drama/dramalist/sakanoue.html 


【編集後記】


 前号で、脱力をテーマにしたのですが、
 これからは、このメルマガも、
 力を抜いて書ければいいなと思います。

 不安定な天候が続いていますが、
 体調には十分にご留意ください。 


 今日のメルマガの中から、
 何かを感じていただければ幸いです。

 お気づきの点があれば、お便りをいただけると嬉しいです。
  tmihsk@yahoo.co.jp
 
 最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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タマサマドットコム 玉井 久樹
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E-mail tmihsk@yahoo.co.jp
バックナンバー http://www.tamasama.com/mailmag.htm

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追伸
 
 気功の基本姿勢は、ホームページの中で説明しております。 
 健康の重要さを感じてください。
 病気になってからでは遅いですよ。

  http://tamasama.com/kikou.htm
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