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企業やネットショップ、自治体など、ウェブアクセシビリティの向上に取り組んでいる現場を取材して声をお届けします。障害者、高齢者、全ての人に利用しやすいサイトづくりのヒントが見つかるかもしれませんよ。ウェブマスター、ウェブデザイナー等の皆さん必読。

  • 発行周期 不定期ですが努力中
  • 最新号 2007/09/05
  • 部数 394部
  • メルマガID 0000157597
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2006/04/19

ウェブアクセシビリティ実例見聞録 別冊<2006年4月19日>

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よい情報はみんなで共有しよう!何かヒントが見つかるかも!

       【 ウェブアクセシビリティ実例見聞録 】

別冊(2006年4月19日)
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  普通は隔週木曜日配信なのですが、
  今日は別冊をお届けします。

  内容はいつも巻末で質問を募集している
  「公開質問箱」への質問と回答。
  もう一つは興味深いセミナーのお知らせです。


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  「公開質問箱」への質問
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3月23日の第22号で、総務省の情報通信政策局
情報通信利用促進課の岩崎未希子企画係長にお話を伺いましたが、
その後、中山義也さんというかたから質問をいただきました。
PDFに関する質問です。
中山さんからの質問につづけて、
岩崎企画係長からの回答をご紹介します。

バックナンバー第22号
http://blog.mag2.com/m/log/0000157597/107087904?page=1#107087904


 <中山さんの質問始まり>

 初めまして。
 いつも「ウェブアクセシビリティ実例見聞録」楽しく拝見しています。

 さて早速ですが、ウェブアクセシビリティについてずっと不満に思い
 問題提議している事があります。それはPDFファイルです。

 JIS規格でも特定のソフトに依存するファイルは
 代替ファイルを用意するよう定められていますが、
 行政のほとんど、それ以上に経済産業省でさえ
 PDFファイルだけで情報公開を行っている事が多いです。

 知り得た情報では、役所のプレス用資料や多くの申請書等は
 word や一太郎で作成されるため変換が容易なPDF が
 用いられているようです。
 つまりはユーザー側への配慮では無く担当者の利便性だけなのです。

 音声ブラウザに対応した作り方のものはほとんど無い状態ですし、
 数年前のPC、低スペックのPC、低速度の回線等では、
 非常に扱い辛いファイルでしかありません。

 様々な行政にも何度も申入れしていますが一向に改善されないばかりか、
 ウェブアクセシビリティすら未だに知られない方が多い現状です。

 そこで岩崎企画係長への質問ですが、
 1.行政は何故PDFファイルにこだわるのか?
 2.行政に対してウェブアクセシビリティへについて
  何か講習会等は開催されているのか?
 3.今後改善される予定はあるのか?又そのために
  どんな方法を考えておられるのか?

 以上3項目を是非お聞きしたいです。

 <中山さんの質問終わり>


これに対して岩崎企画係長からは以下の回答をいただきました。

 <回答始まり>

 PDFファイルの掲載については、
 確かに、ご指摘いただいたようなことが、
 まだまだ問題点として存在しています。

 > 1.行政は何故PDF ファイルにこだわるのか?

 行政機関によって異なる部分はあるかと思いますが、
 以前は、文書を作成する際の書式が
 内部規定などで細かく決まっていた時代もあり、その影響もあってか、
 全体的に決められた文書の体裁を維持しようとする傾向が
 強いのかもしれません。
 PDFの場合、紙文書での体裁をほぼそのまま保つことができる
 などの理由から、良く利用されていると思われます。

 > 2.行政に対してウェブアクセシビリティへについて何か講習会等は
 > 開催されているのか?

 各自治体における取組の全てを把握しているわけではありませんが、
 自治体によっては職員に対するアクセシビリティ研修を
 実施しているところもあるそうです。

 なお、総務省では、国と地方公共団体に対する
 ウェブアクセシビリティに関する講習等について、
 以下のような取組を実施しました。

 (地方公共団体の職員を対象とした講習等)
 ・全国各地でウェブアクセシビリティセミナーを開催
  ※セミナーの詳細は、「みんなの公共サイト運用モデル」ホームページ
   をご参照下さい。
   (参考:http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/w_access/index.html)

 (国の職員を対象とした講習等)
 ・各省庁の職員を対象としたIT研修の1コマを使って、
  ウェブアクセシビリティに関する研修を実施
 ・各省庁の職員向けに
  「公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会」
  報告書に関するセミナーを開催

 このうち、研究会報告書に関するセミナーでは、
 障害者のウェブ利用方法を紹介したビデオを上映しながら、
 ウェブアクセシビリティの重要性などについて説明し、
 あわせて「みんなの公共サイト運用モデル」の中身を解説しました。
 特にビデオについては、
 ウェブアクセシビリティの重要性を実感していただく上で
 非常に効果があったようです。

 > 3.今後改善される予定はあるのか?
 > 又そのためにどんな方法を考えておられるのか?

 PDF掲載については、総務省の研究会報告書のなかでも、
 「アクセシビリティへの十分な配慮が必要となるため、
 PDFでアクセシビリティを確保するために必要な知識が十分でない場合は、
 本当にPDFを利用する必要があるのかどうか、再検討する必要がある」
 としているところです。 

 これらを踏まえ、当方としては、
 上記にあるような研修、セミナーを通して、
 研究会報告書の成果物である「みんなの公共サイト運用モデル」を
 広く普及させることにより、
 ウェブアクセシビリティ維持・向上の取組が
 進んでいくことを期待しています。

 <回答終わり>


PDF は、昨年ホームページ・リーダーが
その読み上げに対応したことが話題になりましたが、
本当に読み上げに対応するには PDF ファイルを作成する時点で
配慮しなければならず、
現実にはまだ PDF イコール アクセシブル とはいかないようです。

公共性の高い情報については、
やはり HTML で記述したウェブページなど、
代替ファイルを用意するのが一番親切と言えるでしょうね。

中山さんにはすでにこの回答をお送りして、
ご丁寧なご返事をいただきました。

「公開質問箱」へのご質問は随時受け付けております。
バックナンバーに関する質問でもけっこうです。
ご遠慮なくお送りください。



さて、次はセミナーのご紹介。

★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  〜第7回ユニバーサロンアクセシビリティセミナー〜
  HCIとしてのサーチエンジン−−グーグル、
  人にやさしい次世代の検索サービスとは? 
★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

上記のタイトルのセミナーが、
毎日新聞ユニバーサロン主催で5月11日にを開かれます。
プログラムとスピーカーは以下の通りです。

■プレゼンテーション1「Googleの新たなサービス展開」
 スピーカー:
 Googleインターナショナル・プロダクトマネージャー
 アンジェラ・リーさん

■プレゼンテーション2「メタデータを利用した検索サービスの可能性」
 スピーカー:
 ゼノン・リミテッド・パートナーズ代表 神崎正英さん

■プレゼンテーション3「連想する情報サービス」
 スピーカー:
 国立情報学研究所連想情報学研究開発センター長・教授 高野明彦さん

会場を交えてのディスカッションもあるそうです。
楽しみですね。

日時:2006年5月11日(木曜日)15時30分〜19時(15時より受付開始) 
会場:毎日ホール(毎日新聞本社内)
定員:100人
参加費:3,000円

詳しい情報はこちらのページでご覧ください。
http://www.mainichi.co.jp/universalon/volunteer/message/2006/0402.html

私も参加します。
興味のあるかた、ぜひ会場でお会いしましょう。




別冊の内容はここまでです。
続いて明日朝、通常の配信として第24号をお送りする予定です。

ついでですから第24号の予告をちょっと。。。

上記でご紹介した毎日新聞ユニバーサロンの編集長、
岩下恭士さんの登場です。
バリアフリーの情報サイト、ユニバーサロンの誕生秘話や
岩下さん注目の新技術など豊富な話題で盛り上がります。

どうぞお楽しみに。



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どうぞ、興味のありそうなかたがいたら、
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その際は必ず全文を送ってくださいね。

取材・編集・発行/とみおかノブヒロ(グラフィック&ウェブデザイナー)
tomtom@kw.netlaputa.ne.jp

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