この広い本屋の片隅で 〜ボクらのまほろば探検〜
*** この広い本屋の片隅で *** ボクらのまほろば探検 ***
今年は、原阿佐緒賞の授賞式とまほろば大学の1回目には所用で参加できません
でした。町長やゲストは歌を詠んだのでしょうか?ホールの展示で結果を見たとこ
ろ、今年の受賞作は泉区の女性です。
船形はわかき山らしドキドキと脈打つように清水湧き出ず
なにか、伝わってくるものがあります。青少年の部の作品もなかなか良い歌があ
り、中にはなんじゃこりゃというのもありますが、あまりそんな声は気にせず生活
の中に歌を浸透させてほしいですね。では高校2年生の作品も一つ。
もう一度君に会えると路地裏の道をたどれど野良猫ばかり
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ウッちゃんに誘われて南光台の「竹亭」でウナギを食べてから仙台市文学館へ行
ってきました。「小説家・ライター講座」というのがあり、どんなものなのか興味
があったのです。ゲストは本の雑誌でおなじみの目黒考二氏。椎名誠や沢野ひとし、
木村晋介を一時期よく読み、怪しい探検隊のまねごともやった僕としては生で顔を
見て話を聞けることが嬉しいかぎり。終了後に北上次郎名でサインももらいました。
講座自体は、作家志望の人の原稿を事前に読み、みんなで感想を言ったり批評を
するというもので、「なるほど、そういう見方もあるのか」とか「別にそんなこと、
どうでもいいやん」などと思いつつ、面白い2時間でした。しかしやはり作家とい
うのはすごいなあ。とても普通ではなれるもんじゃないでしょう。
さらに別の日には「編集者講座」にも参加。本のタイトルや帯のあおり文句など
を考えました。「戦国の合戦」という本に対してウッちゃんが考えたのが「ブッシ
ュもびっくり 先に読んでおけば・・・」というもの。「明日の選挙予報」という
本には「ヒラリー号泣 先に読んでおけば・・・」でした。
さて、黒川郡はというと文学的に恵まれた環境にあるとはいえません。ウッちゃ
んに語ってもらいましょう。
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こう見えて私は本屋が好きだ。(こう見えてと言ってる自分の主体はどう見てい
るか、というような議論はさておき。)2時間くらいなら平気でいられる。何か面
白い本は無いかと見回る時間はまさに至福の時である。
さてここでも何度か触れられているが私たちが住んでいる地域には本屋が二つし
か無い。一つはヨークベニマルの中、もう一つはジャスコの中に有る。
ヨークベニマルの小さな本屋でも無いよりましだが、ジャスコの中の未来屋書店
が出来た時は歩いていけるところに本屋ができたのがうれしかったものだ。
ここで良い本屋の基準を挙げてみよう。
まず本が多いこと、「10年置いても売れないのでは」という本を置いておくべ
きだ。例えば坪内逍遥の「当世書生気質」とかそういうものだ。また書物の王様も
必要だ。「純粋理性批判」とか「世界の歴史」とか、誰も買わないが重しとして必
要なのだ。
それと当然押さえておかなければならない定番も無くてはならない。「こころ」
とか「車輪の下」とかそういうものだ。
レイアウトは広くなく狭くなく。
店員は客に話しかけず、しかし立ち読みを邪魔するような整理もせず、また書架
は高く、人の目を気にせず本が読めないといけない。その様に考えると、宮脇書店
も未来屋書店もまだまだだ。無駄に広いし、欲しいと思うと無い。店員もやる気に
欠けるように思う。
私が好きなのは仙台駅前のEBeanS上のジュンク堂だ。神戸三宮に一号店が
有るこの書店は、いつも私の飢えを満たしてくれる。阪神淡路大震災後も、こうい
う時こそ書店が必要、とすぐに開店させたそうだ。「EBeanSは二階までじゃ
ね。上はあり得ない。」というやつは「カラマーゾフの兄弟」を3日で読む刑に処
すとして、今後の書店のオーナーにはジュンク堂を見習って欲しいものだ。
しかしマンガのビニール梱包は止めて欲しいものだと、高校生の頃、タッチもみ
ゆきも陽当たり良好もナインもなんとか甲子園も全部立ち読みした僕は思う。新し
くできたイオンの中にも泉大沢の書店が有るがまだ一回しか行っていないので評価
はまた今度。
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あだち充はともかく、僕が中学生の頃は、近所の小さな本屋のほかに駅前に古本
屋があって、10冊100円セールなんかの時は黄ばんだ文庫本を買いあさったも
のでした。まほろばホールの図書室もいいのですが、やはり自分のものにして蔵書
を増やすという楽しみもあるのです。このあたりの小中学生がひょいっと本を買い
に行くことができない、というのは可哀想な気がします。
ちなみに高校生になると本の他に楽器、レンタルレコードなど音楽関係にも金を
遣わねばならなかったのですが、よく考えたらここはそれもできませんね。ブッシ
ュもびっくり。まほろばタウンにはぜひ本屋と楽器屋を。そして宮床や鶴巣、大衡、
大郷などの少年少女たちには、小遣いを握りしめ自転車をこいでやって来てほしい
ものです。
*** 次号もお楽しみに ***
それにしても、このメールマガジンが本になったとしたら、
このタイトルではあまり売れなさそうですね。
いいキャッチフレーズはないものでしょうか。
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