2009/03/31
【システムはなぜ機能しない?】Vol.00185 #『オレオレ詐欺』と『システム訴訟』 ― 03/31号
※システム開発・設計を行うSE、プログラマ ※システムを利用するユーザー システム開発に関わる全ての方々へ ==================================================================== ──────────────────────[2009/03/31-Vol.00185]─ □■ □■ 「コンピュータシステムはなぜ機能しないのか?」 □■ 〜利益を大幅にアップさせるシステム設計の裏ワザ〜 ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今回のテーマ 「『オレオレ詐欺』と『システム訴訟』」 ◆目 次 (1)新宿五丁目通信「韓国から検索してみる」 (2)今回のテーマ (3)終わりに「世界が自分のフィールド」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【発行】杉山 淳子(株式会社アイロベックス 代表取締役) http://www.ilovex.co.jp/?utm_source=mag&utm_medium=185&utm_campaign=hd ※当社では、システム開発を一括受託開発で行っています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇◆(1)新宿五丁目通信 ◇◆◇ -------------------------------------------------------------------- 「韓国から検索してみる」 -------------------------------------------------------------------- こんにちは。編集担当の黒木です。 弊社サイトのアクセス解析結果に「Yeti」という 韓国のポータルサイト「NAVER」のロボットを目にします。 以前は、日本にも上陸していたそうなのですが、利用したことのある方は いらっしゃるでしょうか? 興味本位にそのサイトで「アイロベックス」と検索してみました。 (「終わりに」へつづく・・・) (黒木) ◆◇◆(2)今回のテーマ ◇◆◇ -------------------------------------------------------------------- 「『オレオレ詐欺』と『システム訴訟』」 -------------------------------------------------------------------- 日本人は訴訟を嫌う、と言われてきました。 「裁判になってはいけない。可能であれば示談のほうがよい」 という考え方が、長い間、世間の常識を作ってきました。 この“臭いものにはふたをする”という考えが、『オレオレ詐欺』という 日本発の犯罪を生む土壌になったのも事実でしょう。 オレオレ詐欺は「自分は大丈夫」という気持ちが 被害に繋がるようです。 『オレオレ詐欺』と『システム訴訟』(失敗したプロジェクト)を 比較するのはおかしなことだと思われるでしょう。 しかし、システム開発を発注する側も、請け負う側も 「自分は大丈夫」と走りだしたプロジェクトでトラブルが起こったときに 焦って重ねて地雷を踏んでしまうことがあるのです。 どうも人間の脳は「想定範囲外」のことが起こると固まってしまい、 様子を見よう、保留しようとするならともかく、 自分ひとりの一存で、できれば隠してしまおうとする 傾向もあるようです。 そこでベンダーだけでなくユーザーも、 前もってシステム開発プロジェクトがうまくいかない場合を 考えておくことが必要です。 もちろん「プロジェクトは、うまくいって当たり前」という考えは 間違っていません。 しかし、実際には、大規模なプロジェクトになるほど 順調に進むことが滅多になくなるのです。 これは敢えて口に出さないまでも、この業界の常識です。 だからこそ「万が一」を考えておく。 それが契約の基本です。 システム要件を決めるための要件定義や外部設計では、 ユーザーが、どれだけ時間を割いて打ち合わせに参加し要件を確定したか といったことが費用のかかり具合を大きく左右します。 プロなんだから「かゆいところまで手が届くように」 「言わないこともわかってほしい」といったユーザー側の甘えの論理は、 システム開発では、なかなか通用しません。 一方、プロジェクトを請け負う側のベンダーは、 「契約書」に書かれていなくても、システム開発のプロとして プロジェクトマネジメントを適切に行う義務を負うことが求められています。 事実、システム訴訟の判例では、 システム開発の失敗の原因の一部がプロジェクトマネジメントにあれば、 契約に無くともベンダーに損害を賠償する責任を命じています。 ベンダー側のプロジェクトマネジメント義務として 以下のようなことが挙げられています。 ・決められた開発の手順、手法を守る。 ・プロジェクトの進捗を管理し、問題を発見したら適切に対処する。 ・ユーザーに課題を示し、ユーザーが納期までに 決定できるように指導する。 ・ユーザー要望による機能追加・変更が請負金額、 納期に影響する場合は、タイムリーに説明し、要望の断念または、 金額の増額、納期の延期を求める。 〔参考:日経コンピューター 2007/10/15 トラブルを招く契約、防ぐ契約より〕 このようなことがプロとしての義務であると判決は判示しています。 つまり、どんなに煩がれても、また、ユーザーの機嫌を損ねることに なったとしても、なるべく早く、根拠を明示して金額交渉することが ベンダーの義務なのです。 ━【“3秒”で終わる★アンケート】━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回のメルマガはいかがでしたか? 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