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渡部昇一先生の知識は社会、歴史、政治経済から言語、そして自己啓発にいたるまで多岐にわたり、日本を啓発する著書は300を超えます。元祖日本の保守、憂国の士からの日本人への提言のエッセンスをお伝えします。

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2009/11/10

渡部昇一に学ぶ日本人の知と気概vol.75

2009.11.10 vol.75
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│渡│部│昇│一│に│学│ぶ│
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┐           渡部昇一.com
│日│本│人│の│知│と│気│概│ http://www.watanabe-shoichi.com
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幅広い知識と歯に衣着せぬするどい論評で日本保守派を牽引してきた
渡部昇一先生の著書から世界と日本と日本人について考えるメールマガジン
『渡部昇一に学ぶ日本人の知と気概』では相互紹介を受け付けています。
ご連絡はhttp://www.watanabe-shoichi.com/site/goiken.htmlからお願いします。
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渡部昇一ファンのみなさま、こんにちは。

最近、電車の中刷り広告などで「坂の上の雲」
も文字を目にすることが多いと思われませんか?

司馬遼太郎氏の代表作『坂の上の雲』。
いよいよ、今月の29日からNHKスペシャルドラマで初映像化されます。

渡部ファンにもお馴染みの、谷沢永一先生が、
司馬遼太郎氏と深い親交があったことは有名ですが、
その谷沢先生の最新刊の書評を、渡部先生が書かれているので、
今回は、それをご紹介させて頂きます。

■『産経新聞』2009年10月25日【書評】
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091025/bks0910250826001-n1.htm


▼写真を通じ司馬作品を理解

かつてある書評に、私よりも反左翼的な人物がいると書かれたことがある。

その人物が、当時、産経新聞に『坂の上の雲』を連載していた司馬遼太郎である。
この時期の歴史家、経済学者たちは、皇国史観を裏返したような左翼史観が強かった。

その中で数多くの作品が産経新聞で連載され、
岩波、朝日、NHKの「敗戦利得者史観」に抗するような姿勢が司馬遼太郎にはあった。

生前、決して映像化されたくないと語っていたこの作品が、
今秋NHKのドラマとして放映される。
私は『戦争と平和』とか『風と共に去りぬ』のような
壮大な作品として完成すればいいと思っているが、
単なる英雄物語にとどまってしまうのではないかという感がある。

それはいいが、ドラマを観られる方々に忘れてほしくないのは、
司馬遼太郎がこの作品で伝えたかった本当の主題(テーマ)である。

『坂の上の雲』は、当時の陸軍に秋山好古、海軍に弟真之を登場させ、
一躍有名にした作品であるが、彼らを主人公に設定しこの時代を描いたのは、
国民作家、司馬遼太郎ならではの手腕であろう。

さて今回、私が敬愛し、司馬遼太郎と親交の深かった谷沢永一氏が、
『坂の上の雲』の時代を数多くの写真から解説した本を出版された。

ドラマの構成に即して、今秋放映分の秋山兄弟、正岡子規らの青春群像と、
日清戦争に何とか勝利し、列強の干渉を受け、
国家が風雲急を告げる日露戦争開戦前までを解説している。

『坂の上の雲』といえば、そのほとんどが日露戦争で占められているが、
日露戦争前までを写真にまとめたものはめずらしく、
正岡子規についても多く解説を割いている。

明治維新を生きてきた現場に強い人間たちによって築き上げられてきた姿が、
写真という史実を通じて司馬作品の理解をより深めてくれる。

谷沢永一氏が、

「この作品において司馬さんは、日本人の特徴も欠点もすべてさらけだした」

と述べているように、NHKドラマを冷徹に眺める視点をもつためにも、
本書は事前に読んでおきたい一冊である。

評・渡部(わたなべ)昇一(上智大学名誉教授)
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■□■ 谷沢永一CD:: 司馬さんと「坂の上の雲」を歩く    □■
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「この作家の登場でわが国は初めて最も成熟した人間理解を得た」

そう断言する谷沢永一による初の語り下ろしCD。

司馬作品を語るにこの人をおいてなし。
希代の読書人が熱く語る、最初で最後の司馬遼太郎論。

日本人という不思議な人間を考えつくしたこの作家の、
思考の精髄とはなんだったのか!

このCDの中で、谷沢永一は、

「司馬遼太郎作品はつまり、天晴れな男の系譜であるわけで、
そのことをよく読めば、なるほど、この世の中で人間と接触するためには
どのような工夫をしたらいいかということが、
自ずから会得できるようになっているわけです。」

「司馬遼太郎の生涯のテーマは何かというと、日本人が日本の社会において
生きていくためにはどういう思案、工夫が必要であるかということを語るのが、
これが司馬遼太郎一代を通じてのテーマであった」

と語ります。

生前の司馬遼太郎氏と親しく交わり、
余人では到底知り得ない、司馬遼太郎の本当の姿を知っているだけに、
その司馬評は、他の追随を許しません。

司馬遼太郎が書斎を公開した数少ない友人谷沢永一。

常に鋭い洞察で人間の機微を解き明かしてきた谷沢永一が
司馬遼太郎を如何に料理するか!

このCDの中でしか聴けない、興味深い話題が満載です。
この機会に、ぜひ、ご自身でその逸話の数々をお確かめ下さい!

■ 谷沢永一CD:: 司馬さんと「坂の上の雲」を歩く ■

作家 司馬遼太郎と親交の深かった評論家 書誌学者である谷沢永―が、
「坂の上の雲」の時代を読み解き、司馬遼太郎の知られざる一面を披露する。
「坂の上の雲」をさらに楽しく理解し、人間 司馬遼太郎を知る永久保存版!
▼Disc1 「坂の上の雲」の時代を生きた人々

【 Disc1の主な内容 】
・「坂の上の雲」で司馬遼太郎が本当に勝利したのか
・司馬が批判した参謀たちのもう一つの見方
・正岡子規が日本に残したもの
・「人間通」と近代に生きた人々 など
▼Disc2 司馬遼太郎という人物と作品

【 Disc2の主な内容 】
・日本人の生き方を模索し続けた司馬さん
・人間通、司馬遼太郎という人物
・司馬作品に書評を書く(司馬さんとの出会いと親交)
・司馬遼太郎の表現力の巧みさ
・人間通、司馬遼太郎の作品たち など 

お申し込みは、下記URL

「谷沢永一公式サイト」
http://www.tanizawa-eiichi.com/

より、承っておりますので、ご覧になってみて下さい。

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渡┃部┃昇┃一┃に┃学┃ぶ┃
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日┃本┃人┃の┃知┃と┃気┃概┃
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●発行:渡部昇一.com
□発行者へのご意見:http://www.watanabe-shoichi.com/site/goiken.html
●発行サイトhttp://www.watanabe-shoichi.com/
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