断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術 RSSを登録する

断熱をおろそかにした家は、外気温度の変化が室内に大きな影響を与え、大きな空調エネルギーを必要とします。優れた断熱性能の家に自然エネルギーを活用して、省エネしながら夏を涼しく・冬を暖かく暮らせるノウハウを公開します。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/04/07

★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★ 第73号 (通算97号)清明編

この記事を取り寄せる

 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第73号 (通算97号)清明編           2008年 4月 7日発行
    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
    ┃断┃熱┃・┃気┃密┃・┃防┃湿┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
    ┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┫
    ┃快┃適┃・┃健┃康┃・┃省┃エ┃ネ┃の┃技┃術┃ ┃ ┃
    ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
 ●● 早いもので新年を迎えてまだ間がないと思ううちに桜の季節が過ぎていきま
   す。
    私は相も変わらずに、全館連続空調と局所間歇空調の得失を考えています。

    サイトを良くご覧になりメルマガも購読されている方の中には、良くご承知
   の向きもいらっしゃると思いますが、一般に全館連続空調をするほうが局所間
   歇空調するより多くのエネルギーを必要とします。
    全館連続空調と局所間歇空調をしたとき、それぞれの必要エネルギーの差は
   空調を切ってから次に空調を入れるまでにどれだけ温度が下がるかによって決
   まります。
    空調を切ったあと温度が早く下がる建物とはどういう建物でしょうか?
    ひとつは断熱性能の不十分な建物、そしてもうひとつは熱容量の小さい、蓄
   熱しにくい建物です。

    断熱性能が低く熱容量も小さい建物、つまり木造の低断熱な建物で全館連続
   空調をすると大きなエネルギーを使います。一方、局所間歇空調すれば、それ
   ほど大きなエネルギーを使わなくても済みます。全館連続空調と局所間歇空調
   のエネルギー消費の割合は、間歇空調の空調時間をどれくらい長く取るかによ
   っても変わりますが、木造でQ値 3.0W/m2・Kの建物で一日3時間ほど空調す
   るときには連続空調に比べておよそ50%のエネルギーを節約することができま
   す。
    一方、RC外断熱のQ値 1.5 W/m2・Kの建物で一日3時間ほど空調すると
   きは連続空調に比べて僅か4%しか空調エネルギーを節約できません。

    環境対策を考えれば僅か4%の省エネでも心掛けた方がいいと思われるでし
   ょうか?
    ここに、もうひとつ考慮しなければならないことがあります。
    どちらの建物も、約3時間しか間歇空調しないという前提で間歇空調を考え
   ています。つまり、24時間の連続空調に比べて約1/8の時間でおよそ50%
   と96%の暖房出力を発揮する暖房設備が必要になることです。

    1/8の時間で50%の空調エネルギーを発揮するには連続空調する場合に比
   べて約4倍の能力を持つ暖房機器を準備しなくてはなりませんし、1/8の時
   間で96%の空調エネルギーを発揮するには7.7倍の能力の暖房機器を必要と
   します。
    空調エネルギー(例えば電気代)を半分にするために4倍の能力を持つ空調
   機を取り付けるのはまだ理解できるとしても、4%の空調エネルギーを減らす
   ために7倍以上もの能力を持つ空調機を設置して間歇空調する意味があるでし
   ょうか?
    Q値 1.5W/m2・KのRC外断熱の家は、連続空調してもQ値 3.0 W/m2・K
   の木造住宅の空調エネルギーを間歇空調で50%減らしたよりも少ないエネルギ
   ーしか必要としません。

    「変だな? ちょうど同じエネルギーを使うんじゃないの?」ですって?
    室内の内部発熱がなければ50%エネルギー消費を減らしたQ値3.0W/m2・K
   の建物のエネルギー消費とちょうど同じになりますが、内部発熱を抜いた空調
   エネルギーで50%と94%を計算しています。


****************************************************************************

    まだもうひとつ間歇空調の問題点があります。
    間歇空調を採用する場合、ほとんどのケースでエネルギー消費を減らすこと
   だけに関心が向いていることです。

    何も、エネルギー消費を減らすことが悪いと言う訳ではありませんが、間歇
   空調をするときに留意しなければならないことがあります。
    それは、「非空調室の室温をどこまでは下げてもいいか?」ということです。

    暖房室の温度と非空調室の室温が7〜12℃を超えると結露が起きなくてもカ
   ビやダニが発生する条件を満たします。
    間歇空調や局所間歇空調を選ばないと経済的に空調できない家の中には、空
   調していても非空調室の室温が暖房室よりも7℃以上低くなり、中には外気温
   度より僅かに低い温度まで室温が下がるものがあります。
    そういう家、特に大きい家で局所間歇空調をするときには、経済性を考える
   前に、空調を切った部屋の温度がどれくらいに保てるかを考えるようにしなけ
   れば環境を損ない、財産を損なうことになりかねません。

****************************************************************************
サイトリニューアル情報
 特にリニューアルはありません。
****************************************************************************
 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第74号 (通算98号)穀雨編 は 2008年 4月21日に発行予定です。

 ┌──────────────────────────────────┐
 │     断熱を科学的に理解できる国内唯一の断熱専門サイト     │
 │       http://www.sotodan-souken.com/index.shtml       │
 └──────────────────────────────────┘
============================================================================
  発行者   (有)日本外断熱総合研究所 & 加藤清彦
   〒167-0053 東京都杉並区西荻南1-1-17
   03-5932-2115(平日9:00〜17:00 土日祝10:00〜17:00)
============================================================================
Copyright 2004 Japan Institute of Insulation, Co, Ltd. All Rights Reserved.
                                    
──────────────────────────────────────
■「断熱・気密・防湿 快適健康・省エネの技術」に関する、ご意見、お問い合わせ
先は info@sotodan-souken.com までどうぞ。
----------------------------------------------------------------------------
■「断熱・気密・防湿 快適健康・省エネの技術」の登録・解除は
http://www.mag2.com/m/0000154085.html からお願いします。
──────────────────────────────────────

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
このメールは、Windowsをお使いの方はMSゴシック、Macintoshをお使いの
方はOsaka等幅などの「等幅フォント」で最適にご覧いただけます
アウトルック・エキスプレスをお使いの方はツール−オプション−読み取り−フォン
ト から、プロポーショナルフォントをMSゴシックに指定してください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る