2008/05/15
【食安INFO】ISO22000のルールは『性悪説』で
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ 食品安全情報メールマガジン ■□■ 第30号 2008.5.15 ≪http://aims.co.jp/food/≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。発行人の三村聡です。 4月から、新しい会社でISO22000構築のコンサルティングを行うことに なったのですが、その会社の気合の入れ方は半端じゃなかったです! ISO22000というと、『コミュニケーション』『全員参加』というのが 大切なキーワードになりますが、その会社では、キックオフのために 工場を止め、大きな会場を貸しきって全従業員350人を集めたのです。 私に与えられた使命は 『小難しい規格の説明などは抜きにして、パートの一人ひとりにまで、 コミュニケーションの大切さが伝わるようにしてほしい』 ということでした。 キックオフ後に、パートの方々が『ISO22000って難しいのかと思って いたけれど、自分たちが何をすればよいのかよくわかった』 と感想を述べていたと聞き、ほっとしました。 ここまでしっかりとキックオフの場を設ける会社は稀ですが、 このようなスタートを切ることが出来た会社は、きっとよい成果を 上げられることと思っています。 では、今回のメルマガをお届けします。 ---------------------------------------------------------------- 遠回りしないISO22000の構築なら・・・ 『8ステップで効率的に進めるISO22000構築・運用マニュアル』 >> http://www.amazon.co.jp/dp/4526059315/ref=nosim/?tag=mmhappy-22 ※現在、本メルマガでお届けしている内容は、この本に基づいてまとめています。 前回までのバックナンバー >> http://archive.mag2.com/0000154003/index.html ---------------------------------------------------------------- ■『ステップ6 実施』より 〜ISO22000のルールは『性悪説』で ●ISO22000の運用 『8ステップで効率的に進めるISO22000構築・運用マニュアル』では、 ISO22000の構築の過程を8つに分けて解説しています。 『ステップ5』までは、ISO22000の構築(いわゆる『マニュアル作成』) についてまとめています。 今回の『ステップ6』からは、マニュアル作成後の手順 (実施、監視、更新)についてです。 ISOというと、マニュアルを作るというイメージが強いですが、 はっきり言って、作るだけなら数日間で簡単にできます。 それで認証取得できるかどうかが問題ですが、きちんとISO要求事項に 沿ったマニュアルなら、審査にも通ります。 大切なのは、 『作ったマニュアルをきちんと運用しているか』 ということです。 食品事故を起こした会社のほとんどは、何かしら『マニュアル』 『ルール』を備えていますが、そのマニュアルどおり守られていない ことで事故につながったケースが多いのです。 ●マニュアルどおりにやる・・・だけが正しいのか? なぜマニュアルにしたがって作業が出来ないのか。 それは大きく二つの理由があります。 ・マニュアルを扱う人の自覚が欠けているから ・自覚があったとしても、人はミスをする生き物だから 前者については、まずは『自覚教育』を徹底することが大切です。 自覚教育のさまざまな方法については、 『8ステップで効率的に進めるISO22000構築・運用マニュアル』 でも述べているため、ここでは省きます。 後者については、『ミスをしないようにしよう』では、 うまくいきません。 どんなに頑張ってもミスは起こります。 ちょっとしたケアレスミス、引継ぎのミス。 機械の故障や天災などのアクシデントによる想定外のミス。 ミスを絶対起こさないようにすることは不可能です。 だからこそできる、だからこそしなくてはならない唯一のことは・・・ 『ミスは起こることを前提にする』=『性悪説的に考える』 ということです。 マニュアル作りで失敗するケースで多いのは、『うまくいくこと』を 前提にして作っている場合です。 トラブルが起こった場合、『上司に怒られる』『かっこ悪い』 『大変なことをしてしまった』と、個人個人で勝手な処理をして しまうことがあります。 これが、最大の問題です。 ミスをすること自体より、ミスをした後の処理がきちんと行われない ことが、最も追求されるべきことです。 だから、 ・決めたとおりに行うためのルール だけでなく ・決めたとおりに出来なかったときのルール も設定し、周知しておく必要があります。 このため、ISO22000の実施では、『教育訓練』だけでなく、 『不適合成品の管理』『回収の手順』『是正処置』といった手順が 非常に大切なのです。 日本人は何事も『性善説』で考えがちですが、『性悪説』が 人や組織をよい方向に導くということも留意しておきましょう。 今回の内容は、 『8ステップで効率的に進めるISO22000構築・運用マニュアル』 >> http://www.aims.co.jp/food/22000/f_8step.htm 『ステップ6 実施〜適正な運用が行われているか』 6-1 教育訓練はこう行う 6-2 不適合成品の管理を決めよう 6-3 回収の手順を考えよう 6-4 是正処置を行おう を元にお届けしました。 作るだけでなく、きちんと守れる、そして食品安全対策の効果を 上げるためのマニュアルを作ってみませんか? ISO22000の認証取得をお考えならこちらへ! >>http://www.aims.co.jp/food/22000/form_22000consul.htm いまさら聞けない『ISO22000って?』 初心者にオススメ ISOのイロハがわかる『ISO22000』のポイント >> http://www.aims.co.jp/food/22000/f_book.htm -------------------------------------------------------------- このメルマガへのご意見、ご感想、取り上げて欲しいテーマ、 ISO22000を認証したい方の疑問、質問等はこちらへ >> http://aims.co.jp/consult/form_toiawase.htm ※このメルマガに直接『返信』していただいてもOKです。 いただいたご意見等は、このメルマガで紹介させていただくことも あります。 -------------------------------------------------------------- ◎ひとこと 先日、はじめて『カフェ』なるものに行ってみました。 (チェーン店ではなく、個人経営の店です) 手作り感あふれる店内で、女性がひとり切り盛りしている小さな店で、 私以外の客は全員女性。 出てきた食事は、ひとつのプレートにさまざまな野菜料理がちょこちょこと 盛り付けてあるものに、揚げ物が添えられ、彩りもいかにも女性向き。 ひとりで食事に来ている若い女性の姿もあり、巷の『カフェブーム』が ちょっとは理解できたような気がします。 食事はヘルシーながらも意外とボリュームもあり、美味でした。 カフェにハマる、中年オヤジになってしまいそうです(笑) ================================================================== ◆食品安全情報メールマガジン ◆本誌の登録・解除・バックナンバーはこちらへ。 http://aims.co.jp/food/melmaga/m_index.htm メールによる購読解除依頼は受け付けません。 ◆コンサルティングに関するお問合せ、その他の疑問、質問などはこちらへ。 http://aims.co.jp/consult/form_toiawase.htm 発行 三村 聡(有限会社アイムス http://aims.co.jp) 編集 三和夏生 ※このメルマガの内容の無断転載を禁止します。 ------------------------------------------------------------------


