2009/06/05
「社長!コーチングですよ。」No.0111「的を得たフィードバック」
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2009年6月5日(第111号)
「社長!コーチングですよ。」
(毎月5日、20日発行)
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メールマガジン「社長!コーチングですよ。」発行人の田中伸幸です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
明日のサッカー日本代表の試合(ウズベキスタン戦)が気になります。
あと1勝で本大会出場が決まるとのことですが、気持ちよく勝利を手にして、
混沌とした世間のカンフル剤になってほしいと思います。
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的を得たフィードバック
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先号でフィードバックについて書きました。
今号もその続きを少し考えてみます。
ご承知の通り、ティーチング(教える)やコーチング(導く)で、
相手に投げかける言葉がフィードバックです。
相手が奮起するか、意気消沈するかは、フィードバックの質に大きく影響します。
とりわけ社長や上級管理職が投げかけるフィードバックは、
相手のその後の人生に影響を及ぼす威力を持っていることが多いです。
問題は、何をヒントに言葉を投げかけるか。
皆さんはどうなさっていますか?
その場の思いつきで言う
他の誰かにも言った言葉を投げかける
とにかく何度も繰り返し言う
・・・
どれも間違いではありませんが、十分とは言えません。
問いたいのは、「その言葉(群)をどう結び付けているか」です。
例えば、挨拶。
挨拶の大切さは小学生でも知っています。
しかし、挨拶励行の理由に関して、社員達がどう捉えているかは、
マチマチではないでしょうか。
重要なのは物事の上位概念を導き出すことです。
挨拶ひとつとっても、社長なり管理職がどんな上位概念を持っているかで
助言の仕方、注意の仕方、認め方、褒め方にも差が生じます。
挨拶を例に挙げて、挨拶をすることの意義、上位概念を考えてみます。
(1)挨拶をし合う
(2)相手の存在を認める
(3)意志の疎通を図る
(4)時間の有効活用(無駄にしない)
この場合、(3)と(4)が上位概念と言えます。
唯一無二の答がない世界なので、これは一例とご理解ください。
上位概念は、聴けばわかる世界です。大抵の人の脳の中にある。
ただし、自ら導き出すのは準備を要します。
その準備のひとつは、視点や気分を換えること。
いつも同じ仲間、同じテーマ、同じ場所、同じ段取り(方法)では、
気分的にラクなだけで、なかなか新しい視点に気づけません。
言葉(群)は脳の中にあり、それをどう結び付けて取り出すかは、
貪欲に上位概念を求める意識と、柔軟な視点や気分の転換量に
影響していると考えます。
異なる世代の人達とディスカッションしたり、
普段行かない飲み屋に行ったり、
ひと駅手前から歩いてみたり、
近所の行事に参加してみたり、
いつも断っていたことをやってみたり、
・・・
ちょっとした「いつもと違うこと」で、視点や気分は変えられます。
しかし、それだけでは、脳へのインプット力が弱い。
せっかくの刺激を活かすには、
その時に感じたこと、気づいたことをメモすることです。
日記に書いてもいいし、人と対話するのも効果があります。
気づきや学びを、言葉にまとめ、それを書いたり、他者と対話することは、
脳の中の言葉(群)の結び付きを強化したり、取り出す際の組合せの数を増やすのに、
非常によいとされています。ぜひ、日頃の変容を活かしてください。
━ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
脳の働きを調べるのが面白く、最近読んだ本では「思考の整理学」や
「海馬(脳は疲れない)」が響きました。どちらもわかりやすくて、
人に紹介したくなります。
脳はだれもが持っているのに、ちゃんとした取扱説明書はありません。
そんなもの必要があるのかと言われそうですが、性能や特徴を知った上で、
考え事をするとより効果的と考えます。上の2冊はその要望を満たしてくれます。
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