渡部亮次郎の「頂門(ちょうもん)の一針」  RSSを登録する

私は「NHKらしくないNHK政治記者」として日本の高度成長期を見つめ、その後は外務・厚生大臣の秘書官として国際化時代を体験してきました。この間、政治・社会評論を書き続け、その原稿料が給料の何倍もありましたが、みんな呑んでしまいました。

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2009/12/10

渡部亮次郎の「頂門の一針」1750

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         渡部亮次郎の「頂門の一針」1750号  
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         平成21(2009)年12月10日(木)



                         日米関係は刻一刻と危険水域に:古澤 襄

                             閣僚らの危機感が弱い:N.H.の雑記帳

                          医療費「+3vs-3%」の攻防:石岡荘十

                       補正ごときでもめてどうするのか:古澤 襄

                             ビル・エモット氏の勘違い:泉 幸男

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


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日米関係は刻一刻と危険水域に
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         古澤 襄

鳩山首相が望みの綱としているコペンハーゲンでの「バラク・ユキオ」
会談は実現の見通しが立たない。ブレる鳩山首相に米側が愛想をつかし
た形となった。鳩山側近の平野官房長官も記者会見で「(会談は)非常
にタイトだ」と繰り返すばかり。

オバマ大統領にしてみれば、鳩山首相から普天間問題で前向きな姿勢が
示されないなら首脳会談を開く何の意味もないというわけだ。対米関係
は刻一刻と危険水域に入っているが、当の鳩山首相にはその意識がない。
政府関係者でない誰かが楽観論を吹き込んでいるという見方が生まれて
いる。

<米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の長期化が、日米同盟
関係そのものに影響を及ぼし始めた。鳩山首相が意欲を示す18日のオバ
マ大統領との首脳会談は実現の可能性は低く、首脳同士で解決の糸口を
探る機会すら失いかねない状況だ。首相が提唱した日米同盟深化の協議
も早期の開始が困難になった。

首相は、コペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締
約国会議の首脳級会合の機会に、大統領との会談を調整する意向を示し
ていた。「バラク・ユキオ」関係を自負する首相は、普天間問題をめぐ
る国内情勢を大統領に直接説明し、理解を求める考えだった。

だが、平野博文官房長官は8日の記者会見で、両首脳の日程が「非常に
タイトだ」と繰り返した。日程の問題以前に、米国側とすれば、首相か
ら普天間問題で前向きな姿勢が示されないなら首脳会談に何の意味もな
い。ましてや、首相が沖縄県名護市の沿岸部に代わる新たな移設先を検
討する考えを表明すれば、大統領のメンツは丸つぶれになる。

平野氏は日米同盟深化の協議でも「基地問題について日米間で結論が出
ていないわけだから、そのことをはっきりさせた上で、どうしていくの
かということが出てくるのではないか」と、先送りを認めざるを得なかっ
た。

日米同盟の深化は、先月の日米首脳会談で合意。首相は議題に核拡散防
止やミサイル防衛、環境を挙げていた。日米安保体制の根幹である在日
米軍基地のあり方をめぐって両国関係が揺らいでいるのに、その先の関
係強化が進むわけもない。

日本が普天間問題で煮え切らない姿勢を取り続ける中で、対米関係は刻
一刻と危険水域に近づきつつある。(東京)>
2009.12.09 Wednesday name : kajikablog 



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閣僚らの危機感が弱い
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     12.9:N.H.の雑記帳

日米同盟の現状は、岡田外相が言ったという「若干揺らいでいる」くら
いなのでしょうか。閣僚らの危機感が弱いように思われます。

普天間基地移設は、時間をかければかけるほど、県外や国外に移設を求
める勢力が強くなり、更には、“海兵隊はグアムに移転せよ”と発展し、
困難さを増すばかりでしょう。仮にグアム移転が実現すれば、更に勢力
を強め、“嘉手納基地もグアムに移れ”となるかもしれません。

鳩山さんは、これらを使って米軍を日本から撤退させて(第7艦隊は別
としても)、かねてからの持論と言われる“常時駐留はなく、緊密で対
等な日米関係”を実現しようと考えているのでしょうか。

これは、理想的なことですが、資源・情報小国で、高齢化、財政難、経
済危機等に見舞われている民主党政権が、国防態勢を大増強、大改革で
きるとも思われませんし、もともと、わが国の戦略環境から見れば不可
能なことでしょう。

結果は「従米」から「従中」に押しやられることになるか、孤立させら
れ「消えてなくなる」ことになるのではないかと懸念しています。

こうしたリスクの多い政策を勧めている「取り巻き」は、引用1のよう
に米国側に見透かされている人々のようで、彼らは「外務省や防衛省ル
ートとは別の米政府高官」や引用2の情報などに操られているように思
われます。

情報後進・弱国の日本の中では様々な機密情報を蓄積している官僚集団
を除外している、「脱官僚依存」していることの悪い成果と言えるので
はないでしょうか。国民が選択した政権とはいえ、残念極まりないこと
です。 (2009.12.9:N.H.の雑記帳)
 
引用1:SANKEI EXPRESS - 2009/12/08 01:38更新より抜粋。

鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろ
う」

今年10月、カート・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は
外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日
本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書
官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米
政府高官と非公式に接触している。

首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」
と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)と
いう。

引用2:2009/09/12 02:02  【共同通信】

米、三沢基地F16撤収を打診 今年4月、日本難色で保留

米政府がことし4月初旬、米軍三沢基地(青森県三沢市)に配備してい
るF16戦闘機約40機すべてを早ければ年内から撤収させるとともに、米
軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)のF15戦闘機50機余りの一部を削
減させる構想を日本側に打診していたことが分かった。複数の日米関係
筋が11日、明らかにした。

オバマ米政権の発足に伴う国防戦略の見直しを反映した動き。日本側は
北朝鮮情勢や在日米軍再編への影響を懸念し、いずれにも難色を示して
保留状態になっているという。

日米両政府は現在の米軍配備を前提として在日米軍再編案に合意した。
鳩山新政権の発足に伴い、この問題をめぐる協議が始まり、停滞してい
る米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の嘉手納基地への統合案などが
再浮上する可能性もある。

三沢基地のF16は冷戦末期の1980年代に旧ソ連をにらんで配備され、冷
戦終結後は北朝鮮への外科的先制攻撃(サージカルアタック)を想定し
ているとされてきた。

ただ日米両政府内には、実際に先制攻撃する公算は小さい上、仮に攻撃
せざるを得ない事態でも空母やグアムからの攻撃が可能で、三沢基地に
配備する価値が低減しているとの指摘があった。

日本政府関係者はF16を撤収させた場合「グアムの米軍基地から次世代
型戦闘機F35を巡回の形で駐留させる可能性がある」と予測している。
ただF35は量産態勢にまだ入っていない。これを配備するとしても5年
以上先で、三沢基地から常駐の米戦闘機がなくなる公算が出てきた。



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医療費「+3vs-3%」の攻防
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         石岡 荘十

来年度の医療費、診療報酬を上げるのか下げるのか、それとも据え置く
のか。厚労省、財務省に関係団体を巻き込んだ攻防が展開されている。
いま論議が集中している医療制度改革論議の柱は大雑把に言って

・診療報酬(医療費)の増額の是非

・医師不足の解消

この2点だ。

国民が使う医療費(診療報酬)を「国民医療費」というが、2008年度こ
の総額は34兆円にのぼった。社会の高齢化に伴って医療費は毎年3%程度
ずつ多くなり、このままでは医療費が国を滅ぼしてしまうというのが、
自民党与党時代の厚労省の主張だ。「医療費亡国論」である。

そこで小泉政権時代、この医療費を毎年2200億円ずつ削っていく政策が
スタートした。その影響をもろにかぶったのは先端医療を行う大学病院
や地方の基幹病院など第一線の医療現場である。

ここで働く勤務医は体力の限界ギリギリのところまで追い込まれている。
日勤→泊り、そのまま日勤という長時間の連続勤務で睡眠不足。ふらふ
らのほろ酔い状態で患者の治療に当たっているという、研究結果もある。
http://www.melma.com/backnumber_108241_4358074/

開業医を含め診療科別にみると、産科、小児科の医師不足は深刻だ。妊
婦がたらい回しされて死亡する“事件”が社会問題となった。産科医が
つぎつぎと廃業し、日本は「安心して赤ちゃんを産むことも出来ない国」
になってしまった。

若い人は、半分以上が結婚をしても子どもは要らないという。このまま
では日本の医療、国の体制全体が崩壊するとの危機感が高まった。舛添
前厚労相は、最後に
、
・医師の数をいまの1,5倍に増やす

・医療費の削減は行わない

というこの2点を置き土産に去った。新政権もこの方針を引き継ぐかに見
えた。

ところが、新政権の“平成田舎芝居”とでもいえそうな「事業仕分け」
を受けて具体的な予算の数字論議に火がついた。仕分け人の判断は

・診療報酬の配分を見直す

・薬剤費を大幅に減額する

つまり、薬価を大幅に引き下げ、開業医の診療報酬を引き下げ、医療費
については据え置いて、勤務医への配分を厚くすることで開業医の待遇
改善を図ろうというものだった(11月11日)。

ところがこれを受けた財務省の野田佳彦副大臣が「3%の引き下げ」と数
字を挙げて医療費カットの意向を明らかにする。「診療報酬本体自体は、
底上げではなくて大胆な配分の見直しを行うという姿勢で査定」する、
と田舎芝居にお墨付きを与える発言(11月19日)をしたものだから、さ
あ大変。

選挙前の“公約”「民主党政策集INDEX2009」に、「総医療費対GDP比を
OECD(経済協力開発機構)加盟国平均まで今後引き上げていく」と明記。
2009年9月9日の三党連立政権合意書にもそのことが明記されているから
だ。

加盟国の医療費平均は対GDP比で8,9%。日本は8,1%で、21位。つまりよ
く働く割に、稼ぎに見合った医療の恩恵は受けられない国なのである。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1890.html

3%以上の改定を今後3回続け、やっとOECD加盟国平均に追いつくという
計算もある。

そこで「適切な医療費を考える民主党議員連盟(160人)」(会長、桜井
充・参議院議員)は12月4日、幹事長室に、「医療崩壊を防ぐための緊急
提言」を提出した。提言は4項目だが、一番目が「次期診療報酬改定では
ネットでプラス3%以上」とし、3%カットの財務省との間でバトルを展
開している。

では肝腎の所管大臣、長妻厚労相の考えはどうか。

12月3日、医療の現状把握のため、東京女子医大などを視察した後の会見
で、次期診療報酬改定について触れている。

「市場メカニズムを考えれば、国民のニーズがあるところにお金が付く
のは当たり前であり、中長期的には診療報酬もそのような体系にしたい。

また日本の対GDP比医療費は、OECD先進7カ国の中でも最低。絶対的な金
額の低さがある。『これだけ負担すれば、こうした医療が受けられる』
といった透明性のある議論をしていきたい。

本体部分はプラス、薬価は下がるが、全体部分でプラスにしていく必要
があると考えている。ネットでプラス改定を目指す」と述べている。

医療関係者は、勿論「+3%」支持である。固唾を呑んで議論の行方を
見守っている。

「+3%か-3%かの攻防」はここだけではない。

診療報酬の詳細をきめる中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤
久夫・学習院大経済学部教授)の総会が11月25日に開かれ、+3%を主
張する診療側に対して、支払側は「保険料引き上げに直結するような診
療報酬の引き上げを行う環境にはない」と主張。意見の隔たりは埋まら
なかった。

医療費を引き上げれば、それはめぐりめぐって個人の負担となって跳ね
返ってくる。かといって、ほって置けば日本の医療は崩壊する。

ここが思案のしどころなのだが、この論議の中から患者の声は聞こえて
こない。

さて、あなたならどうする?  20091208



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補正ごときでもめてどうするのか
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           古澤 襄

菅、亀井の口論でもめた基本政策閣僚委員会で激しい応酬の最中、鳩山
首相ら閣僚は20分間も押し黙ったままだったという。会議に出なかった
民主党の「最高実力者」小沢幹事長は、内閣を束ねられない鳩山首相に
手を貸す素振りもみせない。

「やはり小沢さんは鳩山を見捨てている」と党内の消息通は語る。

菅、亀井の喧嘩はいち早く平河町を駆け巡った。ポスト鳩山に擬せられ
ている両者のサヤ当てとみる向きもある。産経新聞の解説が臨場感があ
って面白い。それにしても鳩山さんは、どうなっているの?よく喋るが、
顔の見えない影の薄い首相は戦後政治でも珍しい存在である。

<「やはり連立政権を維持していくことが政権の安定につながるから、
ここは我慢のしどころだ」

■首相に揺さぶり

首相、鳩山由紀夫は8日朝、記者団にこう心境を語った。米軍普天間飛
行場移設問題をめぐり、連立離脱をちらつかせた社民党に続き、今度は
国民新党が首相の足元を揺さぶっていた。

8日午前9時、首相官邸3階の南会議室。第2次補正予算案など新たな
経済対策を決める基本政策閣僚委員会は、冒頭から緊迫した空気が漂っ
ていた。

「日本郵政社長に斎藤次郎元大蔵事務次官を決めたときも私は文句を言
わず認めた。(国民新党が求めた)郵政株式売却凍結法を通した恩義は
感じないのか」

口火を切ったのは副総理・国家戦略担当相の菅直人だった。緊急経済対
策規模を1千億円上積みし7・2兆円にしたにもかかわらず、なお納得
しようとしない郵政改革・金融相の亀井静香に詰め寄ったのだ。

「お前、そんなことまで言うのか。国民新党のためというが、3党合意
で決めた内容じゃないか」

■20分間の応酬

亀井も激しく言い返し、言葉の応酬は鳩山をはじめほかの閣僚が押し黙
る中、約20分間続いた。

出席者の一人は「最高権力者同士の会議のはずが、まるで幼稚園児のケ
ンカだった」と漏らしたが、これには伏線があった。

もともと菅は亀井の財政出動路線に批判的で、「財政出動が大きければ
大きいほどいいなんていうのは恐竜時代」と亀井を当てこすったことも
ある。その菅は、本格化する平成22年度予算案編成作業を控え、新経済
対策を4日中に決定するつもりだった。

ところが、国民新党が増額を要求したため折り合いがつかず、8日に先
送りされた。菅は4日に、亀井に3度にわたり電話をかけ「なぜ協議に
出てこないのか」と出席を促したが、その電話すら無言で切られていた。

業を煮やした官邸側が別ルートで国民新党側に「連立離脱する覚悟はあ
るのか」と脅しをかける場面もあった。

だが亀井は終始、強気で妥協するそぶりすらみせない。結局、菅も予算
上積みを認めざるを得なかった。

衆参両院で8人しかいない国民新党や12人の社民党が強い姿勢で臨め
るのは、民主党の「最高実力者」である幹事長、小沢一郎が問題解決に
動こうとせず、事態を放置しているからだ。

「連立内にいろいろ議論があるのは大いに結構なことだ。それは民主主
義の手法、プロセスとしては、当たり前のことだ」

■連立維持を優先

小沢は7日の記者会見でもこう述べるなど、連立維持を優先させる構え
を崩さない。小沢がそう意思表示している間は、政府がいかに国民新、
社民両党にいらだちを深めようと、連立の枠組みを壊したり、組み替え
たりすることは鳩山にも許さないという暗黙の了解がある。

政府への不介入を決め込む小沢と、その影に縛られ連立の手かせ、足か
せで思うままに動けない鳩山政権。その弊害は経済分野にも及んでいる。

                   ◇

■経済無策、「政局」ばかり

世界経済の先行き不安、デフレや円高が解消されない中で、鳩山政権で
は経済政策の「司令塔」が見あたらず、政治家にとって理解しやすい
「政局」ばかりが優先されている。

財務相、藤井裕久は8日の記者会見で、第2次補正予算案に盛り込む新
たな経済政策の財政支出が7・2兆円に膨らんだことについてこう繰り
返した。

「3党連立であるとしか申し上げられない」「3党連立の仕組みがある
ことを素直に受け止めている」。藤井は直接触れなかったが、国民新党
の意向だと言いたかったようだ。

補正予算決定に至る鳩山政権の軌跡は、首相の鳩山由紀夫が官房副長官
を務めていた7党1会派による非自民連立の「細川政権」を連想させる。

細川政権は平成5年8月、「赤字国債を発行しない」と公約して発足し
た。だが、バブル経済崩壊やコメ不作で半年後の6年2月、4年ぶりに
赤字国債(3兆1338億円)を発行する予算案を編成した。

くしくも当時の蔵相は藤井だ。藤井が当初「後世に恥を残す政策をとる
べきでない」と反対した赤字国債発行再開を最終的に認めた理由の一つ
が「連立の事情」だった。

「補正ごときでこんなにもめて、本予算はどうするのか。この内閣はど
うなるんだろう。こんな調子で本当に予算は組めるのか」

郵政改革・金融相の亀井静香の欠席で第2次補正予算案を決める基本政
策閣僚委員会が流れた4日夜、閣僚の一人はこう漏らした。

■マニフェスト予算

「今週中に要望をまとめて優先順位をつける。党として要望する機会を
つくってもらいたい」民主党幹事長の小沢一郎は7日の記者会見でこう
方針を示した。

小沢は14日にも、22年度予算案の重点要望を鳩山に提出する。幹事長室
が受けた陳情は、内容がマニフェスト(政権公約)に合致しているかど
うかで選別されていく見通しだ。

マニフェストは「国民との契約」(鳩山)であり、先の衆院選勝利の原
動力だった。可能な限りマニフェストを重視した予算編成を望む党側と、
財政規律を少しでも進めたい官邸の意向はときに矛盾する。

さらに社民、国民新両党の思惑がからめば難航は必至だ。本来は鳩山の
リーダーシップが求められる局面だが、その存在感は薄い。

マニフェストの目玉政策である子ども手当も高速道路の原則無料化も、
財源のめどは立っておらず、担当閣僚同士の「言いたい放題」(政府高
官)が続く。

「菅氏をトップに国家戦略室を作ったが、スタッフが極めて乏しく、国
家戦略になっていない」首相は2日、前国会議員が主催した講演で、ひ
とごとのようにこうぼやいた。

■成長戦略の欠如

鳩山政権発足時から「欠如」が指摘されているのが成長戦略だ。これは
中長期的な経済政策を持っていないことを意味する。

10月2日、霞が関の合同庁舎の会議室に菅ら内閣府の政務三役らが集まっ
た。円卓で相対したのは、気鋭の民間エコノミスト5人。鳩山政権下で
始まった政府とマーケット関係者による経済情勢の意見交換会だ。

「声の大きい人ばかりにお金を使うべきでない。拡張財政は効果が小さ
い」

新政権の予算編成がバラマキに陥ることを警告したのが、BNPパリバ
証券チーフエコノミストの河野龍太郎だった。河野は政府がまとめた緊
急雇用対策や「無駄の撲滅」といった目標には一定の評価を与えるもの
の、「マクロ経済の中長期的な展望に欠ける。財政再建策も早急につく
るべきだ」と指摘する。

「民主党のマニフェストをみると、国民生活第一にシフトしている。長
期的な課題と(政策への)ウエート(重み)の付け方がないといけない」

12月2日、東京・芝の東京プリンスホテルで開かれた経済同友会会合。
代表幹事でリコー会長の桜井正光は、事業仕分けの成果を語った行政刷
新担当相の仙谷由人にこう語った。

企業であれば、経営戦略と中長期の経営計画の双方を必ず立てる。桜井
はそうさとし、「経営戦略がないと、トータルの予算はなかなか組めな
い」とくぎを刺した。仙谷は神妙な面持ちでうなずき、こう返すのがや
っとだった。

「成長戦略は、菅さんが近々につくってくれると思う」(敬称略=産経)>

2009.12.09 Wednesday name : kajikablog 



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ビル・エモット氏の勘違い
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        泉 幸男

“民主党不況”を9月29日にグーグル検索したら4,520件がヒットした。
12月7日には、その4倍の 18,500件がヒット。 “鳩山不況”に至って
は、なんと277,000件もヒットする。ちなみに“小沢不況”は、たった
1,370件。

小沢一郎氏は、来年の参院選に役立つと思われる政策だけを背後からご
り押ししつつ、責任は鳩山無任所大臣(ひょっとして首相?)に押し付
ける妙法をご存知のようだ。

■ 民主党不況の目玉政策 ■

不況を増幅する迷走政策の最たるものは、やはり子供手当だろう。

勘違い男のビル・エモット氏(The Economist 誌 前編集長)が「予算編
成では何が重要でしょう」と問われて、こんなことを言っている。


≪公共工事から、子供手当や失業手当など福祉重視への転換を進めるこ
とだ。理由は2つある。まず、最低所得層の人々は政府から受け取るお
金を全額使い切る可能性が高い。

貯蓄する余裕がなく、100円支給すれば100円使う可能性が高いので、景
気の下支えには有効だ。

第2は日本社会の格差が広がりすぎ、福祉政策が必要になったこと。

経済協力開発機構 (OECD) 加盟国の中で貧困層が拡大しているの
は日本だけだ。最低賃金も日本はOECDで最低レベル。

かつてあれほど平等社会だった日本が今や英国以上の格差社会になった
のは劇的な変化だ。≫

(12月2日の日経5面の特集連載「政権 ─ 知日派の見方」)

かわいそうなほど的外れ。理由は2つある。

■ 子供手当をもらえるのは、恵まれた層だ ■

ひとつは、子供手当や失業手当をもらえる人というのは、けっして社会
の最底辺ではないこと。

失業手当がもらえるのは、1年前まで定職があった人。ほんとに悲惨な
ひとはそもそも定職を得られず、失業手当ではなく生活保護へ直行する。

最底辺の人々は、結婚をする甲斐性すらない。あるいは結婚しても共働
きでギリギリの生活を維持しなければならないから、子づくりを先延ば
しにする。 「子供がある」こと自体、今や日本社会では、それなりの境
遇にあることの証だ。

子供は“できちゃう”ものかもしれないが、“できちゃった”後の人間
は、その日暮らしの意識を捨てて、子の将来を見据えた貯蓄をする。子
供手当をもらう人々は、ビル・エモット氏が言うような「最低所得層の
人々」では決してない。

「貯蓄する余裕がなく、100円支給すれば100円使う可能性が高い」とい
うのも、まったく外れている。

■ 子供の中学卒業まで、家計は貯蓄モード ■

ビル・エモット氏の空論に反発を覚えたのも、自分の経験に反していた
からだ。

うちでは、長女が生まれてから次女の中学入学くらいまで、貯蓄額が多
かった。住宅ローンの期前返済も進んだ。

日本企業では20代が薄給で、30代になると給与が急速に上昇する。子供
が小学生のうちは、教育支出が比較的少ない。子供自身も質素である。
ブランコに乗っていれば満足だ。

娘ふたりが私立中学に入り、親の学習指導を受け付けなくなり家庭教師
をつけはじめた頃から、教育支出が見る見る上がり、長女の大学入学で
ついに貯蓄の食いつぶしを始めた。

わが家の場合、私立中学だったからカネがかかったが、もし公立中学に
行っていたら娘の中学卒業までは貯蓄モードだったはずだ。子供手当を
もらうのは、子供が中学卒業するまで。

人間が人生においてもっとも貯蓄に精を出す時期に与えられるのが、民
主党の子供手当だ。

子供手当を受け取り次第、支出しないと生きていけないような人は、子
供が中学を卒業して高校生になり、子供手当が受け取れなくなったら、
どうやって生きていくのか。

 ビル・エモットさん、教えて!

■ 論より証拠 子供手当の貯蓄を勧める日経記事 ■

日本経済新聞9月26日の日曜別刷り2面に、こんな記事が
あった。

≪「子ども手当」で教育費ためる 
            中学卒業時で300万円メド≫

郵便局の学資保険など、いくつかの貯蓄商品を紹介してい
た。

この記事の発想は、きわめてよく理解できる。

子供手当を想定せずに子を産み育ててきた家族に、やおら年31万2,000円
(子供1人あたり)が支給されたとしよう。

すでにして子供の養育費や教育費は通常の給与でまかなう前提で人生設
計してきた家庭が、あるとき急に「お子さんのために年31万2,000円を追
加で消費してください」と言われても、使い困るではないか。

子供手当の目的に忠実にカネを使おうとする家庭ほど、このカネを子供
の高校・大学生活のために貯蓄しておこうとするはずだ。
 
■ どうせ来年だけの子供手当 ■

2つ目に考えるべきポイントは、子供手当が長期的に定着する政策だと
は到底思われないことだ。

子供手当政策のために必要な資金は、民主党マニフェストによれば年に
5.3兆円。最近では、年に 5.5兆円とか 5.7兆円といった数字も目にする。

子供手当の財源をひねり出すための「事業仕分け」ショーはワイドショー
受けするネタを提供したが、経済成長なくしては子供手当は維持できな
いことをしみじみ知った人も多かったはずだ。

事業仕分けショーの結果、「仕分け 1.7 兆円 捻出」などと新聞は見出
しをつけるが、1.7 兆円のうちの1兆円は基金の国庫返納など、右手か
ら左手にカネを移しただけの、今年限りのものである。

実質的に“捻出”できたのは、0.7兆円だ。そのなかには技術開発や藝術
支援など、ソフトパワーの増強のため、削減でなくむしろ増額すべき分
野も多かった。

こんな状態で、子供手当に毎年5兆円超の財政支出が続けられると考え
る能天気な日本人が、どれくらいいるものだろうか。

そもそも子供手当は、来年の参議院選挙で民主党が票を掠め取るための
即効政策として立案された、壮大でチンケな小沢戦術だ。選挙で議席の
過半数を取れば、廃止されるだろう。

■ 公共事業を削って子供手当に充てる大間違い ■

そういう一時的なカネを、貯蓄志向の強い層にばら撒かれても、受け取
る側は生活パターンを変えられない。消費行動には結びつかない。

公共事業を削って子供手当の財源を作る事業仕分けショーが大量の失業
者を顕在化させるのも時間の問題だが、社会的犠牲をはらって得るもの
は何だろう。

公共事業に充てられていたら社会に還流したはずのカネが、子供手当と
して分配された途端に「貯蓄」として凍結されることになる。なんとい
う悲喜劇。

貯蓄されたカネを、もちろん銀行は貸し出しに使うけれども、事業のた
めにカネを借りる人が激減するのが不況の本質だ。

カネを借りる人がいなくてカネの回転が滞るから、何とかカネ回りを人
為的に活性化しようというのが公共事業。

不況対策は、子供手当政策を放棄して、公共事業にカネを投じ、ゆるや
かなインフレが起きるところまで通貨量を増やすことにより、はじめて
達成される。


■ メリハリのある政策 地方自治の枠組みで ■

参院選ではなく、子供のことを本当に考えるのなら、たとえば以下のよ
うな政策が考えられる。(あくまで例。いろんなアイデアがあるはずだ)

(1)「食育」をも念頭においた地産地消の給食を実現する
   ための補助金の拡大
   (地産地消のための開始時のコスト高を見込む。
   良質の農産品生産の奨励政策を兼ねる)

(2) 小中学校のパソコンや図書室等の充実のための補助金
   (各種購入品を増やすことによる景気対策を兼ねる)

(3) 少人数クラス実現のための教員増員
   (会社倒産などによるワケあり失業者の中途採用)

(4) 生活保護家庭や失業手当受領者の子供には、子供手当
   を支給する。
   支給は現金でなくクーポン券(政府紙幣の一種)とし
   て、使える期間を限定する。
   (支給対象者にメリハリをつけ、有効期間設定で即時
   の消費をうながす)

(5) いずれも地方自治の枠組みで対処すべく、財源は中央
   政府から地方へ移す。


こういう地味な政策は、参院選にはまず間に合わないし、たとえ間に合
っても選挙民にはアピールしにくいから、小沢一郎戦術に反する。

小沢一郎氏の一声で政策が決まる政治ショーを演出したいから、地方自
治の拡充など もってのほかである。 

だが、小沢奴隷の民主党議員諸氏はそれで満足か。

■ 仕分けすべきは子供手当だ ■
 
小沢政権(鳩山無任所大臣添え)は、仕分けショーだけ評判がよく、支
持率の下支えになっているらしい。

真っ先に仕分けして廃案にすべきは子供手当だが、これに指1本ふれら
れない仕分けショーに喝采する大バカの群れが日本を滅ぼす。

◆■■■国際派時事コラム「商社マンに技あり!」■■■◆
          http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/
    子供手当をめぐるビル・エモット氏の勘違い
■■■■第282号■■平成21年12月8日発行■■■◆
転載(許諾済み)



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話 の 福 袋
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 ◎事務次官廃止、厚い壁 平野、亀井氏が反対 首相、連合は様子見

仙谷由人行政刷新担当相が、政治主導を確立するため打ち出した事務次
官ポスト廃止論が政府内で波紋を広げている。事業仕分けを契機に、官
僚主導の予算編成にメスを入れた仙谷氏。次のターゲットを官僚システ
ムに向けたいとするが、公務員制度改革関連法案の来年の通常国会提出
には、大きな壁が立ちはだかっている。

一つは、平野博文官房長官ら閣内の反対論だ。平野氏は8日の記者会見
で「事務取扱責任者としては必要だ」と真っ向否定。労働基本権付与な
ど公務員制度改革全体の工程を明らかにしないままで、次官ポスト廃止
だけ先行させた関連法案を提出すべきではないとの考えを強調した。

亀井静香郵政改革・金融相も「組織がある以上、トップがいた方が便利。
次官をなくすだけで政治主導が進むものでもない」と述べた。

平野氏は11月24日、来年の通常国会での法案提出に否定的な発言をして、
仙谷氏にクギを刺したつもりだっただけに「仙谷氏にメンツをつぶされ
た」(政府関係者)形だ。鳩山由紀夫首相は8日、「(次官ポストの要
否の)どちらに軍配を上げるか言うつもりはない」と判断を下さなかっ
た。

背景には、民主党最大の支持団体、連合の存在がある。連合は「公務員
制度改革全体の工程表を示してくれないと受けられる相談ではない」
(幹部)と賛否を明確にはしないが、連合の古賀伸明会長と同じパナソ
ニック労組出身の平野氏の意向とピタリと一致する。

これに加えて、官僚の抵抗運動が予想される。仙谷氏は先手を打って、
事務次官廃止を検討する国家公務員制度改革推進本部を12月中旬に再
編する方針をみせているが、「反対派官僚を粛清するのでは」(政府関
係者)との見方も広がる。

同本部関係者は「仙谷氏から一切指示が来ないので開店休業状態だ。仙
谷氏は一部の急進改革派官僚と手を組んでいるのではないか」と怒りを
あらわにしている。今後、改革を望まない省庁横断的な官僚の抵抗も顕
在化してきそうだ。12月9日7時56分配信 産経新聞



 ◎<変わり羽子板>「今年の顔」に石川遼選手ら13人 東京

今年話題になった人を題材にした「変わり羽子板」が9日、東京都台東
区の人形問屋「久月」で公開された。政治、経済、国際、社会、スポー
ツ、芸能分野から10点13人の「今年の顔」が選ばれた。

長さ60センチ、最大幅25センチ。右手でガッツポーズを決める最年少
賞金王のプロゴルファー、石川遼選手や、9年連続200安打を達成したイ
チロー選手が登場。

人気子役の加藤清史郎君や、オバマ米大統領、鳩山由紀夫首相、96歳で
亡くなり国民栄誉賞受賞が決まった俳優の森繁久弥さんも功績をたたえ
選ばれた。

久月の坂尻重光・総務部担当部長は「明るい話題を提供した人物を選ん
だ。暗いニュースも多いが、今年1年を楽しく振り返ってもらえれば」
と話す。展示は11日まで。その後、千葉、神奈川、静岡などでも展示さ
れる。12月9日11時17分配信 毎日新聞



 ◎「急いでいた」 ひき逃げし、会社員死なせた観光バス運転手を逮
捕 警視庁

観光バスで自転車の男性と衝突し逃走したとして、警視庁三田署は9日、
自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、埼玉県川口市
芝園町、バス運転手、向英雄容疑者(53)を逮捕した。

三田署によると、向容疑者は「何かにぶつかった感覚があったが、客を
迎えに行く途中で急いでいたので、そのまま行ってしまった」と供述し
ているという。

三田署の調べによると、向容疑者は8日午後9時ごろ、東京都港区海岸
の交差点をバスで左折する際、自転車で横断中の港区芝浦、会社員、藤
村賢一さん(34)を巻き込む格好で衝突したが、救護措置をとらずに逃
走した疑いが持たれている。藤村さんは搬送されたが、臓器損傷などで
9日未明に死亡した。12月9日12時21分配信 産経新聞



 ◎「オバマ氏ノーベル賞の資格なし」米で66%

【ワシントン=黒瀬悦成】米キニピアック大(コネティカット州)の世
論調査研究所は8日、オバマ大統領へのノーベル平和賞授与式が10日に
ノルウェー・オスロで行われるのを前に、全米の有権者の66%が「大
統領に受賞する資格がない」と回答したとの調査結果を発表した。

「資格がある」と答えたのは26%だった。

調査では資格の有無の判断理由は聞いていないが、共和党支持者で「資
格あり」と答えたのは6%で、民主党支持者でも49%にとどまった。

また、オバマ氏の受賞でノーベル平和賞の価値を「より軽く感じる」と
の回答が41%に達した一方、「より重く感じる」は6%だった。「賞
の価値は変わらない」は49%だった。 12月9日11時42分配信 読売新聞



 ◎日米首脳会談、要請もできず…米側も消極的

鳩山首相は9日、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題を巡る日米首脳会
談を米側に申し入れていないことを明らかにした。

首相はコペンハーゲンで17、18日に開かれる国連気候変動枠組み条約第
15回締約国会議(COP15)首脳級会合の際の首脳会談に意欲を示し
ているが、調整が進んでいないことが明確になった。米側も消極的で、
本格的な会談の実現は難しいという見方が強まっている。

首相は9日午後、首相官邸で記者団に、「(普天間移設に関する)政府
の考え方をまとめるのが最初で、必要、機会があれば(会談したい)と
思っている。正式に申し入れをしている状況ではない」と述べた。

首相はCOP15までに、普天間問題への政府の対処方針をまとめたい意
向を示している。沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する
現行計画の見直しを模索し、結論を年明け以降に先送りする構えだ。  
12月9日21時22分配信 読売新聞




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反     響
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 1)今国会は仕分けなど国会外ではにぎやかなようでしたが、その割
に国会の活動は低調でした。ここまで国会使わなくていいのかなと心配
しています。

国会の審議中継や会議録のページを使って、今回の臨時国会でどれだけ
の発言をされているかの時間や文字数をざっと調べるだけでも、全然や
らなかったんだなということがはっきりするのかなと思います。質問主
意書の件数も少なかったですね。

久しぶりに民主党さんの議員さんを見て思ったことは、これまではつら
つとして明るかった若手の人たちが苦悩でやつれているように見えたこ
とと、白髪が明らかにふえてきたのに驚いた議員さんが何人かいらっしゃ
ることです。
外では責任感や自覚を持ってきたという言われ方をされていましたが、
実際のところはどうなのかなと思いました。(T・M)



 2)永冶ベックマン啓子さんにお伝えください:

ご指摘、有り難く承りました。私は1995年5月にドイツに行きケルンに5
泊、ローテンブルグに1泊滞在しました。これが生涯に最初で最後かも知
れません。

ケルンではハイヤットに泊まっておりました。その時には朝食に出るレ
バーペーストやソーセージを味わうことに専念し、パンの味はほとんど
意識しませんでした。ローテンブルグでは非常に古いホテルでしたが、
日本からの団体客は初めて食べるレバー・ペーストに感動していました。

ご指摘を受けて思ったことは、ドイツのパンに何も感じなかったという
ことは私が鈍感なのか、ドイツのパンは美味だと言うことの何れかでしょ
うか。

この旅行はDRUPAに20数名の団体を案内するコーディネーター役(兼通訳、
英語です)を依頼されていたこともあり、食べることにはほとんど神経
を使えませんでした。そう承知していれば、話が違ったかも知れません。

できることならば、もう一度ドイツに行きたいと家内にも日頃言ってお
ります。(前田 正晶)
  


 3)毎日、メルマガをありがとうございます。特派員をやっていると、
現地の新聞を見るだけでもやっとなのですが(この国は新聞の数はすご
いのです)。

加えて私はパキスタンとアフガニスタンという現代の火薬庫を抱えてい
るため、いろいろなモノに目を通すのに必死で、なかなか日本の新聞に
たどり着かないことがあります。

そういう時に渡部様のブログで、貴重なものを読むことができるのは本
当にありがたいことです。ありがとうございます。

暑いイメージしかないインドですが、デリーは寒いです。日中は20度を
上回りますが、朝晩は10度以下となり、寒暖の差が激しいため、風邪を
ひくインド人だらけです。暑い国なのに、ここまで寒いのは話が違うだ
ろうと、ちょっと腹がたちます。九州育ちの私にとって寒さは大敵です
から。(M・T)



 4)きな臭いアメリカ航空会社の資金提供:

アメリカン航空とデルタ航空がCEOまで訪日させて、それぞれ1,000億円
もの資金提供の申し出で攻勢をかけてきた。デルタのCEOは前原国交相と
会談した後のマスコミのインタビューの中で前原大臣を"His Excellency
(閣下)"という敬称まで 付けて呼んでいた。そこまでして印象づける
気らしい。

そのインタビューでも歯が浮くような美辞麗句を並べ立てて、JALが日本
の主導的立場にある航空会社と言って褒め称え、デルタとの結合で太平
洋航路の最大のキャリヤーとなると言っていた。

JALの救済には(そうする気なのだろうが)鳩山政権も苦戦しており、前
原国交相は色々と手を打っているし、西松社長も年金を削減すべく全国
行脚して努力しているが、成果は余りはかばかしくないようだ。

そのような時期に、アメリカの大手航空会社からの多額の?資金援助が
あることは望ましいことかも知れない。ましてや、最悪の財源不足に苦
しむ我が国の政府にとっても良いことかも知れない。

だが、私は何となくきな臭いものを感じずにはいられない。と言うのは、
2000年前後にアメリカと全世界に多くのアメリカのファンドが進出し、
これと思う企業の株を買いに出た。彼らの多くは利食いを狙っていたか
のようだったが、中には大口株主となって本気で経営に乗りだしたファ
ンドもあった。

アメリカの紙パルプ産業界では、世界的な印刷筆記用紙のメーカーだっ
た会社がその印刷用紙事業を売りに出したところ、サーベラス
(Cerberusで、地獄の番犬という意味)というファンドが買収し、その
ままアメリカ最大級のメーカーとして運営し続けている例もある。

中には世界最大級の紙パルプ・林産物メーカーの株式7%を取得したファ
ンドは、その会社の経営を細かく分析し、経営方針にも厳しく介入した。
結果的には、いわば大リストラとなったその会社最大にして世界第2の
規模を持つ事業部門を「将来性が危うい」との理由で売却させてしまっ
た。

だから、私はアメリカの2社がどのような形で資金を提供してくる気か知
らぬが、株式を買収するような形にでもなった場合には彼らの思うがま
まにリストラを実行せよと迫ることがあると見ている。いや、資金提供
でも経営に介入するかも知れない。

ないしは、アメリカ式の合理的経営の手法でJALを徹底的に見直して、彼
らの基準から判定しての過剰な人員の削減や、不採算事業の縮小・合理
化・売却を提案してくるだろうと想定している。悪い表現をすれば、
「バラバラにして立て直せ」と言い出す危険性が高いだろうということ
である。

正直に言えば「会社が生き残ることと、破滅のどちらを選ぶのか」とい
う二進法の考え方の適用である。私はJALという名の会社を国家の名誉を
賭けて存続させたい、存続しようと言うのならば、外資の手を借りるの
も一法かとすら感じている。

だが、その改革のいう名のリストラの中に入れられる会社と社員は大変
な経験をすることになるだろう。前原国交相はそこまで考えてデルタの
CEOと会談したのだろうか。(前田 正晶)



 5)貴誌1749号の花岡様論考「これは戦争誘発論ではないか」を拝読
しました.これは一般読者である私には大変わかりやすく説得力のある
ものと思いました.

斯様な解説は大学で学生さん達に講義をされていることの反映かとも感
じました.何か,社会人大学に行って勉強し直している様な爽やかな印
象を持ちました.

識者,専門家各位の記事は優れたものなのだろうとは思いますが,無料
メルマガで学ぶ者としては,斯様な「平易かつ的確な解説・主張」をと
ても有難く思います.

花岡様のお人柄をヒシヒシと感じました.2009/12/9(大阪)



 6)貴誌1748号「身辺雑記」を拝読致しました.小澤氏の中国訪問,
渡部様の仰る通りと感じるものの,小澤氏はそれほど愚かなのでしょう
か? あまりに単細胞で短絡的過ぎて衆愚の代表みたいな振舞いに映り,
却って「出来過ぎの愚かさ」に感じられ,何かウソ臭く思われてなりま
せん.

本当に「言葉通りの愚行」をやろうとしているのでしょうか? ひょっ
とすると「政治的には騙されても良いから,賄賂天国の有効活用で私腹
をタップリと肥やそう..」というのが目的でしょうか?

そうであれば何となく分かる様な気もいたします.
なんてこった..2009/12/9 (大阪)


 主宰者より:小澤の狙いは別にあります。党内での求心力の向上。その
ために中国を利用している心算でしょうが、叩頭外交の展開になる。そ
れでも行く。売国行為以外のなにものでもありません。



 7)民主党の小沢一郎幹事長が、10日から4日間の日程で、中国と韓
国を訪問します。

新人議員約80人を含む民主党の国会議員を約140人も小沢幹事長が同行さ
せるのは、中国と韓国の接待によって外国人参政権を民主党国会議員に
支持させるのがねらいだと思われます。(まこと)



 8)抜群な貴報愛読しています。下記について、ご教示お願い出来れ
ば幸甚です。(国税を海外にバラ撒かないで欲しい)
   
!)地球の気温 いつを起点に 温暖化か寒冷化か?   露・ツンドラ融解
のCO2噴出量と世界の化石燃料CO2の構成比   太陽・磁気波や 
銀河系へ蛇行接近による諸影響?
   
!)限界まで追求した日本の公害防止機器を世界に無料配布?   困窮国民
を見殺して欧米に排出権取引の美名の下、献金?   裏に政治的思惑があ
るかも?(箕畑拝)
   

主宰者より:どなたか詳しい方、お応えください。



 9)荒木純夫様

最新の事情をいろいろ教えていただきありがとうございました。お役人
がいい仕事をしていることを聞いて頼もしく思いました。

パソコンも大人になったのですね。やっとお酒が語れるようなったとい
うわけです。

技術の進歩に感心しました。

ちなみに、私のバソコン(ウインドウズMe)とメールソフトでは、ま
だ「きき酒」ができませんでした。「もと」も書けませんでした。

↓こんな感じです。
●書けない漢字が「?」になっている様子(画像)
 http://www.munojiya.com/index950-99018-mail.html

むの字屋

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身 辺 雑 記
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10日号を休まずに済んだ。それほど大学病院の検査と診察が能率的だっ
たわけ。循環器(心臓)内科のムラサキ カガリさんという女医さん。
心房細動(不整脈)がなくなっているので、もはや診療は不要とのご託
宣だったが、禁酒を命ぜられた。

これは、さながら死の宣告だった。「70代前半。日本人の平均として、あ
と10年の余命があるが、早めに死んでもいいから飲みたい、というのな
ら、どうぞ」。どちらを選ぶか、飲まずに考える事は苦痛だね。


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御意見・御感想は:ryochan@polka.plala.or.jp
    HP: http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
    ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/
□■■□───────────────────────────□■■□ 


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