2005/06/16
たいしの撞球道(ビリヤードどう?)
====================================================================== たいしの撞球道(ビリヤードどう?) 第7号 ====================================================================== 目次 ◆〜基礎テクニック(押し球)〜 ◆次号予告 ◆編集後記 ==基礎テクニック(押し球)============================================ 前回の引き球に続いて今回は押し球です。上を撞けば押せる。簡単と思われる 節が多々あるショットですが、手玉が先球に当たった後に前進させるだけなら それほど難しくはないのかもしれません。本当に単に上を撞けば大体そんな 感じに動きます。でも、それはしっかりとした押し球、別の言い方をすれば コントロールされた押し球と言えるでしょうか?答えは否。だと思います。 引き球と同様にしっかりと押しの回転をかけて手玉をキューパワーによる前進 する力プラス回転による力で押すのが押し球をきちんと使えているという事に なるのだと思います。上級者のセンターショットで押し球をすると一度先球に 当たった瞬間に止まった後に加速するように手玉が走り出すような光景をみた 人も多いのではないでしょうか?前号までで解説した通り100%の厚みで 先球に当たった場合、手玉の前進力は先球に全て伝わりストップします。そう 完全に止まった後にフォロー回転がかかって進みだす。これが押し球です。 どうしたらそんなショットが出来るのでしょう?実は前号までをマスターして いる人ならば既に出来るはずなのです。完全なストップ、もしくはキレのある 引き球と同じ撞き方で上の撞点を撞いてあげれば良いのです。ただ、引き球や ストップと違って結果が判り辛いので、やはりストップ→ドロー→フォローの 順で練習するのが良いのではないかと思います。 と、ここまでだとな〜んだ。前回までのことができてりゃ良いんじゃん。って 声も聞こえて来そうなので、撞点についてもう少し考察してみたいと思います。 引き球の場合はミスキューしない範囲で出来るだけ下を撞く事が要求されます。 これは中心点から外れた(ボールの端)ほど前進力が弱まる傾向にある為です。 では、押し球ではどうでしょう?出来るだけ上を撞くということで回転力は 上げられるかもしれません。でも、手玉の前進力は小さくなります。これは、 手玉が軽くなってしまうことを意味します。手玉が軽いとは質量(重さ)が 実際に軽い訳ではなく、前進力をどれだけ保って先球にヒットしたかによると 考えています。極端な話しで実際には起こりませんが、手玉が軽い場合先球に ヒットした瞬間に反作用で一度戻ってから回転力で進むということになります。 これは不確定な要素と言えます。ビリヤードは確率のゲームですから不確定の 要素は出来るだけ排除したいものです。では、どこを撞くのが良いのか?俺の 経験上、一番しっかり押せるのはクッションの高さだと思います。要するに キューをクッションぎりぎりで限りなく平行にストップショットの要領で撞く ことが一番安定感のある押し球になるのではないかと思います。 前回の編集後記で引き球はポケット優先、押し球はネクスト優先という主旨の ことを書きましたが、今回押し球についても解説したのでもう少し補足して みることにします。引き球は先球に当たった時に先球に対してフォロー回転を 与えます。歯車の理屈で考えると分り易いでしょう。では、押し球の場合には どうなるでしょう?なんと先球にドロー回転が掛かるのです。ただ実際には ほんの少し逆に回転するくらいで先球が戻って来ることはありません。でも、 厚い球をフォローで撞いた場合、手玉のフォローと先球のドローが同時に起き 先球の回転が悪くなる。もしくは接触時間が長いのでスローが大きく出たり、 最悪の場合スキッドして先球があらぬ方向に進むことさえあります。要するに 先球をポケットするには向かないショットなのです。でも、悪いことばかりと 言う訳ではありません。手玉にフォローの回転が掛かっているということは、 手玉は自然な動き(戻って来るより進む方が動きとしては自然ですよね?)と 言える訳で、手玉を狙った場所にきちんとコントロールするには引き球よりも 格段に確率が高いと思います。最近は各プレーヤーのシュート力が上がって 来ている影響なのか、より手玉を細かくコントロールする傾向が強くあり、 押し球を中心に組み立てるプレーヤーが多いように思いますが、理屈でなった というよりも経験でそういう傾向になるということのような気がします。で、 B級くらいまでのうちはシュート力=実力と評される事が多いので、先球を しっかりポケットする感覚を養う意味でも俺は個人的にあえてドローを中心に 組み立てることを勧めたいですね。 ==◆次号予告========================================================== 第8号 〜基礎テクニック(厚みの見方)〜 ==◆編集後記========================================================== 今回も長くなってしまいました。どれくらいの人がきちんと全部読んでくれて いるのか心配ではありますが、まぁ、マイペースで好き勝手に自分の考えを 発表して行こうと思っています。 ご質問のある方は俺のHP(Taishi'S HOME PAGE)のビリヤード掲示板に投稿 して頂けると嬉しいですね。アドレスは下記にありますのでご参考まで... ---------------------------------------------------------------------- 発行者:たいし ホームページ:http://www.taishiweb.com/ ご意見ご感想はこちらまで:magazine@pczama.com 登録・解除:http://www.taishiweb.com/magazine/ ======================================================================


