実例で見るダウンタウン松本人志のこの発想  RSSを登録する

【新作1位】人は、一生の内で何度爆笑するのでしょう。本誌はボケの天才、DT松ちゃんの過去の爆笑ボケを紹介する事で、アナタの「爆笑回数/一生」を少しでも増やすものです。 但し、問題形式です。あなたにも挑戦して頂きましょう。一応、発想プロセスの解説付きです☆

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2009/07/31

実例で見るダウンタウン松本人志のこの発想:vol56

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       ▼ 実例で見るダウンタウン松本人志のこの発想 ▼





                      ○=〔 毎週/火曜日/発行 〕=○
                      ○=〔2009/07/31 : Vol.056〕=○
                      ○=〔現在の読者数 1562人〕=○
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■  物事は両面から見る。
■
■  それでは平凡な答えが出るにすぎず、知恵は湧いてこない。
■
■  いまひとつ、とんでもない角度―――つまり
■
■  天の一角から見おろすか、
■
■  虚空の一点を設定してそこから見おろすか、
■
■  どちらかにしてみれば問題はずいぶんかわってくる。
■
■
■                     司馬遼太郎『 夏草の賦 上 』

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 ●MENU●
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 ┏┏ 【1】 本日のネタ    ネタNo.087
 ┏┏ 【2】 作者の勝手な「ここがポイント」
 ┏┏ 【3】 あとが記
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おひさしぶりです!作者です。

この前はいかがでしたでしょうか?
あれのほどは。

そうです、年にいちどの・・そう、

7月7日の七夕です。

あなたは天の川に向かって何か願いごとされましたか?

というか、

そういったイベントに参加されましたか?

僕はしてません(笑)

ここ何十年と、してません。

むかーし、小学校で短冊に願いごとを書いて、笹の葉をサラサラした記憶が
うっっすらある程度で、基本「七夕」という制度には今後も参加しないスタンスで
いきたいと思っております。

はい。

この場で何宣言でしょうか。。。

ちなみに、そのむかーしに短冊に乗せた願いごとは、
「願いごとが叶いますように」
だったと思います。

まぁ、そんなことはどうでもよく、

僕も最近TVで知ったのですが、

「洗車雨」

と呼ばれる雨があるのをご存知でしょうか?

ホントかウソかウソかホントか知らないですが、そういうのがあるらしいんです。

雨の振り方から付けられた名前ではなく、
年にいちどのその日に降った雨のことを、そう呼ぶんだそうです。

「はぁ・・今日は午後から洗車雨かぁ」

どこのだれがそう小粋に漏らすのかは分かりませんが、

年にいちどの・・そう、7月7日の七夕。

の前日、つまり「7月6日」に降る雨をピンポイントでそう呼ぶのだそうです。

ご存知の方は読み飛ばして頂きたいのですが、

この由来がなんとなく「めるへん」だったので紹介させて頂きますと―――――


(ここは上空の雲の、そのまたはるか上空・・・)

彦星「 はあぁぁぁ、やっとやで。まぁーーーー待ったね!1年間。

    毎回そうやけど、カンベンして欲しいわホンマ。慣れへんでー、しかし。
    今回は最初の1週間で挫折しそうになったけど、よくぞ耐えた俺!えらい!

    てか織姫、元気してるかなー。俺の顔覚えてんのかなーどきどき。

    そう、明日は待ちに待った7月7日!たった1日だけ逢うことを許された日・・。

    一応、メールでは9時半に天の川の上流の、昔ロケット広場やったとこに集合って
    言っといたけど・・ちゃんと来てくれるかなー。

    あそこの親父(天界の偉いさん)、厳しいからなぁ。
    それで1回ドタキャンされてるし。。。

    まぁそこは気にしても仕方がない!

    とりあえず、10:15からの「ごくせんTHE MOVIE」のチケットは押さえてるし、
    その後はマクドで1年間の積もった話(主に太陽系の動向)かな。
    まぁ今年は平日だから混んでないでしょ。

    そんで天の川沿いをフラーっとドライブやね。
    この前買い換えたハイブリッドの牛車で・・
    あ、そろそろ洗車終わる頃かな?

    最近宇宙線が多いから、結構原子核とかがドアとかミラーにへばりついてたし。

    おいビフ!洗車は終わったかー? 」

ビフ「 あっ、はい。」

彦星「 ワックスは必ず2度掛けしてくれよ、1度じゃダメだぞ。」

ビフ「 これ、もう2度目ですよ。」 

彦星「 おいおいビフ、ごまかすじゃないよ。」 

ビフ「 ・・えへへへ。いや、どうもすいません、だんな様。
    これからちょうど2度目を塗るところで。」 



こうして、織姫に逢う前日に彦星が洗車する牛車、
その洗った水が地上に降り注いだものを「洗車雨」と呼ぶのだそうです。

いやー、めるへんですね~。
昔の人の想像力には夢がありますね。
結構こういう話、好きなんです。
(終盤、ちょっと別の話が混ざってしまいましたが)

・・・。

好きなんですが、
実際、この「洗車雨」に僕は大変な迷惑をこうむったわけで。。。

( あとが記↓に続く)




 ※ 楽しみ方 ※

  本誌では、あるシチュエーションに対し、過去に松ちゃんが
  どの様な発想(ボケ)をしたのかを厳選して紹介しています。

  ただし、最初はボケの内容を伏せています。
  これは読者の皆様の発想力を活性化する為に
  あえてこのような形式にしています。

  ですので、一度は限られたシチュエーションの中
  自由な発想で「問題」に挑戦して見て下さい。
  
 ↓ では早速、本日のネタに行ってみましょう~♪ ↓


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【1】本日のネタ
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≪シチュエーション≫

 ●ある番組の企画、ゲストがお気に入りの料理屋を紹介するコーナー。

 ●ゲストは U字工事、紹介する店は「池袋餃子スタジアム内店舗 来らっせ」。


 → 益子 「 あの宇都宮の、日本一の餃子が東京で食べられるって
        凄くないですか? 」
   浜田 「 うーーーん 」
   益子 「 6こで360円なんですけど、何が凄いって、宇都宮を代表する12店から
        3つの味を2こずつ選べるんですよぉっ! 」
    客  「 へえ~~ 」
   松本 「 ああ、そうなんや(笑) 」
   益子 「 ちなみに、餃子消費量日本一を誇るのは・・?そう、栃木です 」
   浜田 「 知るかっ! 」
    客  「 あはは(笑) 」
   益子 「 県民はですね、なんと年間6,500円分の餃子を食べるんですよ 」
    客  「 へえーーー 」
   益子 「 ただですねぇ・・、今年はちょっと危ないんですよ 」
   浜田 「 なにが? 」
   益子 「 前期、宇都宮が浜松に抜かれたんですよ 」
   浜田 「 ほぉっ 」
   益子 「 で、焦った栃木が食え~~っ!ってなって、
        また追い越したんですよ! 」
   松本 「 何の争いやねんっ!」
    客  「 あはは(笑) 」
   益子 「 いやぁ、宇都宮の餃子は最高ですね 」
   松本 「 ふーん、相当好きやねんね 」
   益子 「 はい、愛してますね。・・あ、ちょうど地図が出ましたね 」
   浜田 「 え、池袋やっけ? 」
   益子 「 そうですそうです、駅からちょっと歩いて造幣局の近くの
        ナンジャタウンって施設の中で・・ 」
   浜田 「 よく行くんや? 」
   益子 「 あぁ、もうしょっちゅう行ってますねっ! 」
    客  「 あはは(笑) 」

   松本 『 この○○○○○○○○の? 』







------------------< 果たして、松ちゃんのボケは・・・? >------------------







 → 益子 「 で、焦った栃木が食え~~っ!ってなって、
        また追い越したんですよ! 」
   松本 「 何の争いやねんっ!」
    客  「 あはは(笑) 」
   益子 「 いやぁ、宇都宮の餃子は最高ですね 」
   松本 「 ふーん、相当好きやねんね 」
   益子 「 はい、愛してますね。・・あ、ちょうど地図が出ましたね 」
   浜田 「 え、池袋やっけ? 」
   益子 「 そうですそうです、駅近くのナンジャタウンって施設の中で・・ 」
   浜田 「 よく行くんや? 」
   益子 「 あぁ、もうしょっちゅう行ってますねっ! 」
    客  「 あはは(笑) 」







   松本 『 この近くに王将ないの? 』









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【2】作者の勝手な「ここがポイント」
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U字工事。

凄くいい芸人だと思います。

なんでしょう、まぁ栃木の後進国っぷりをネタにしているのも面白いですが
雰囲気がとにかくいいですね。単に栃木なまりから来るものでも無さそうです。

草食芸人というか、前へ前への感じが全く嫌悪感を醸さないですね。

はい。

で、今回のネタは。

すみません、久しぶりなのでサクサク書けないのですが・・
まぁとにかく書き綴ってみます。

まず、笑いのベースとしては「スカシ」です。

以前のネタでもありましたが、
「本人の気に入っているものであればあるほど否定する」。

「S」丸出しの発想ですが、ともかくこれがベースとなっています。

ただし、これには繊細な技術が必要です。

例えば、
1:「餃子スタジアムの餃子が大好きなんです」
 「この近くに王将ないの?」

と、

2:「餃子スタジアムの餃子が大好きなんです」
 「俺、餃子きらいなんですよ」

同じ否定でも、笑いの差は山のごとしです。

要は、全否定なのか部分否定なのか、です。

後者の様に雑に全否定した日には、そこには後味の悪い「スベってもた」が
存在するだけです。

1:の様に、「餃子は好きだけど・・」のニュアンスを含めた上での、「店」否定。

こういった部分否定が、「スカシ」をする上での基本となります。

伝え切れていないかもですが、話し手である益子の若干の興奮ぶりも相まり、
オチとして見事なスカシが決まったパターンと言えるでしょう。

はい。

とはいえ、なんですが「全否定」が必ずしもダメなワケではなく、
例えば

3:「餃子スタジアムの餃子が大好きなんです」
 「この近くにカッパ寿司ないの?」

といった返しであれば、それはそれで笑いにつながります。

全否定(=餃子否定)は全否定なんですが、対抗馬を出すことによる間接否定。

そう、いわば「結果的に全否定」。
という言葉があるかないかは別として、それであれば、先ほどの直接否定に比べて
笑いは取れるでしょう。
つまりは、

否定するなら、代替案を出せ

ということですね。

はい、ここまでがベースの話です。

ふぅ。

しかしながら。

事はそう単純ではなく、もう少し触れておくべきポイントがあります。

それは、「忘れているメジャーは出しておく」です。

こういうことです。

1:「餃子スタジアムの餃子が大好きなんです」
 「この近くに王将ないの?」

順番を逆に変えてみましょう。

2:「王将の餃子が大好きなんです」
 「この近くに餃子スタジアムないの?」

はい。

同じ部分否定でも、これまた笑いの差は山のごとしです。

順番の後先だけで、なぜにこうも変わるのか。

それは、メジャーを差し置いての話の中に、メジャーを急に持って来ることで
笑いが生まれるという法則があるからです。

説明がすごく難しいのですが、

つまり、「餃子スタジアム」の話の中で、餃子界の最巨頭、「餃子の王将」は
一切触れられず、聞き手の意識は「非」メジャーな領域に傾いていました。

そんな状況で、「忘れているメジャー」を急に持って来る。

「急に」という点がポイントで、「餃子の王将」というメジャーであれば
急に出しても聞き手は「ピン」と来ます。

これにより、「宇都宮の餃子」というある種の熱意・こだわりに対して
「餃子やったらとりあえず王将でええやん」という身もフタもない感じが
笑いを増幅させました。

対して、2:の様に「非」メジャーを「急に」持って来ても聞き手が「ピン」と
来ず、逆に「ん、ん?」となってしまうのです。

この、「ピン」と「ん、ん?」の間には海よりも深い溝があり、
メジャーを一瞬でチョイスし、「ピン」を引き出すことが、全ての笑いにおいて
重要になってくるのです。

些細と思われがちな差ですが。

ちなみに、これが最も長けている芸人は、島田紳助だと思います。

というワケで、
ちょっとまとめてみます。

本人お気に入りの「餃子スタジアム」という非メジャーな店を紹介するという
シチュエーション。

これに対する最適解として、

「忘れているメジャーを急に持って来る」ことで「部分否定」をする。

言葉にすると、「この近くに王将ないの?」

さすがです。

上記2つの笑いの法則が身に染み込んでいないと、
とても一瞬ではこの言葉に辿りつけないと思います。
松ちゃんならでは、ですね。



『 冷静と情熱と「ピン」と「ん、ん?」のあいだに 』
ここが発想のポイントです!       ・・・多分。




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【3】あとが記
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いえですね、7月6日、梅田を歩いていたらさっきまで晴れだったのに
突然降り出したワケですよ、その「洗車雨」とやらが。ドシャーッと。

ですが、僕は運よくコンビニを通り過ぎようとしてたとこなので、
すぐにビニール傘を買って、あまり濡れずに済んだのです。

まぁ出先で余計な傘を買うのは・・ねぇ、もったいないですけど。

で、機嫌良く歩いていくと、当然、準備よく傘を持ってる人なんてわずかです。
梅田のほとんどの人が予期せぬ大雨に右往左往しているワケです。

「わっしゃっしゃ」

べつに偉くもなんともないのですが、なぜか傘の下からその光景を見ていると
なんとなく優越感?が湧いて来ました。

「おーおー、皆ぬれとるのー」

と、思った矢先。

「って、止むんかーーーい!」

ひとりルネッサンスですよ!

ビニール傘を買って3分もしない内に止んでしまったんですよ、洗車雨!
どんだけ小さい車やねん!
金(\500)返せー!

その後は立場逆転、「晴れてるのになぜか傘を持ってる不思議な人」に
なってしまいました。

ちゃんちゃん、と。

これからは、不意の雨でも2、3分は屋根の下で空と会話する、
そんな深みのある男を目指したいと思います。


では、今回はこの辺で! 

                                 ( 作者 )
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うろ覚えでも結構です。なんとか仕上げてみせます(笑)
どんな「シチュエーション」で、どんな「ボケ」だったかをお送り下さい!
「ナイス発想!」というネタなら、本誌で使わせていただきます。
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■よろしければ、本誌を知らない方々にもオススメしてあげて下さい■
     http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html
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