早稲田ウィークリーメールマガジン 2008年4月24日号
早稲田ウィークリー メールマガジン 2008年4月24日号
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ワセダがもっともっとよくわかる!
◆◇◇早稲田ウィークリー メールマガジン◇ 2008年4月24日号
http://www.waseda.jp/student/weekly.html
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2008年度の『早稲田ウィークリー』は、より見やすくA4カラーに新し
くなりました。
これからも愛読のほど、よろしくお願いいたします。
■編集員より
早稲田ウィークリーの紙面でも告知していたが、23日(水)にラグビー
蹴球部 中竹 竜二監督と 競走部渡辺 康幸駅伝監督をお招きし、お話を
伺うというシンポジウムを開催した。
この企画は私たち早稲田ウィークリー編集室が編集業務の合間を縫って
準備を進めてきた。
当日は「健康維持」「リーダーシップ論」「チームマネジメント」など
さまざまな話題が繰り広げられ、世間の注目を一新に集めるチームを率
いる両監督ならではの内容に、聴衆もも食い入るように聞き入り、「質
問コーナー」では聴衆からは興味深い質問が寄せられ、両監督も真剣に
答えていた。
印象に残ったのは中竹監督の「リーダーシップ論」である。
「ぐいぐい組織を引っ張るリーダー」、「話を聞いてくれるリーダー」
など理想のリーダー像は人によって異なる。理想のリーダー像を追い求
める「リーダーのためのリーダー論」よりも、メンバー個人が自ら考え、
行動できるシステムづくり、環境づくりに傾注するフォローアーのため
のリーダー論を構築できることががリーダーとして求められる資質であ
る、という話だ。
とかく世間では理想のリーダーは「野球の〜監督」「タレントの〜さ
ん」などの話に事欠かないが、別の視点からのリーダー像、組織論が語
られ非常に参考になった。
シンポジウム終了後も熱心に両監督へ質問をしてくる学生もいて、来場
された方々がそれぞれに満足して家路について頂けたようだ。企画した
者としてこの上ない喜びである。
このシンポジウムの内容は後日「現場レポート」として学生の視点でレ
ポートを掲載する予定である。そちらもぜひご覧頂きたい。(たけ)
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[Topics]
○ ぴーぷる:
学生時代の起業経験を糧に新たな舞台へ 星野 希さん
○ スダディ・アブロード:早稲田から中国へ、中国から早稲田へ
○ こんな授業! どんなゼミ?:
トンプソンゼミ「スポーツとメディア」
〜スポーツメディアを『観戦』する〜
○ぴーぷる○
学生時代の起業経験を糧に新たな舞台へ
星野 希さん
もともと起業家を目指していたわけではなかった。早稲田に入学した
ころは、何をしたらよいのか分からず途方に暮れた時期もあったという。
「入学式でたくさんの新入生を見て焦りました。この中で自分は埋没し
ていくのではないか、と」。“大学時代はこれを頑張った”と胸を張れ
るものを見つけたい…。視野を広げるためさまざまなサークル活動を経
験し、学生団体の立ち上げや総務、フリーペーパーの編集長も務めた。
知人に起業を持ちかけられたのは、大学2年の冬。「リスクの高さを知
っていたし、学業をおろそかにしたくなかったので迷いはありました。
あくまで“学生時代”に何かをするためのツールとして法人格を利用す
ることにしたんです」。メンバーも、あえて起業家志望ではない友人に
声を掛けた。卒業時に次代へ引き継ぐことが前提の会社である。「私自
身も、4年生で引退して一般企業に就職しようと初めから決めていました。
起業は就職前の社会勉強という意味合いもありましたね」
そこまで考えての起業経験だったが、就職活動にはむしろそれがネッ
クになってしまったという。「いずれは会社を辞めて独立したいのだろ
う」と取り合ってもらえない。一方、就活中の友人たちには「起業経験
が活きて、すぐに就職が決まるのでは?」と冷ややかな目で見られたこ
とも。「学生・社長・就活生など一度にいろいろな顔を持ったため、自
分を見失いそうになってつらい時期でした。でもそんなとき、変わらず
にそばにいてくれた友人がいて。さりげない励ましの言葉がうれしかっ
た」。やがて一生働きたいと思える企業と出合い、念願の内定を手にし
たのである。
「大学は特殊な場所。その気になれば何だってできます」と星野さん。
自身も、この4年間は非常に華やかで充実した時間だったのだそうだ。
「これからは地に足をつけてしっかりと生活し、地味でも確かな幸せを
見つけたいですね!」。大学時代にとことん挑戦してきた彼女だからこ
そ、見つけられた答えだ。
■ほしの・のぞみ
1985年東京都生まれ。雙葉高校卒業。政治経済学部を今春卒業。石井安
憲ゼミ。2006年1月、企画・宣伝・イベント運営などを請け負う(有)マ
ルシェビス設立、代表取締役。07年11月に現役学生へ有価証券譲渡。趣
味は旅行。
○こんな授業! どんなゼミ?○
中国社会の探求〜多角的観点から読み解く中国〜
2008年3月 スポーツ科学部卒 久門 怜央
このゼミを紹介するうえで、まずは担当教員のリ−・トンプソン教授
の存在を説明しないわけにはいかない。彼は日本でのラジオのDJなどの
ユニークな経歴を経て、現在は大相撲やプロレスの研究を専門とする米
国出身のスポーツ科学部教授である。DJ時代を髣髴とさせる流暢な日本
語と本場仕込みのアメリカンジョークによって、研究室は熱気と時折漂
う微かな冷気で覆われている。
本演習では、スポーツに関連するさまざまなメディアを研究材料とし、
そこに映し出される内容が社会に対してどのような影響を与えているの
かを解明していく。メディアを主体的に読み解く力(メディア・リテラ
シー)を養成すると同時に、われわれがスポーツに対して抱いている主
観的な思想を排除することがゼミ生には求められる。
創設5年目を迎えたトンプソンゼミのユニークな取り組みの一つが、夏
季米国合宿だ。その目的は、スポーツ文化が根付いている米国でのス
ポーツ映像制作を学生自らが経験し、普段メディアの「受け手」である
われわれがメディアの「担い手」となることで、メディア・リテラシー
獲得に不可欠な「あらゆる物事の『ウラ』を読む」力を実践的に養成す
ることにある。
筆者自身は、身近な存在であるスポーツを用いてメディアを研究する
ことへの興味からこのゼミの門をたたいたのだが、想像以上にメディア
とは「極めて物語的な」存在だった。明快な例を挙げれば、野球界のイ
チローと大相撲界の朝青龍という国民的スポーツの第一人者である両者
に対する印象は、なぜこれほどまでに異なるのだろう。メディアが2人に
関する「物語」を作り上げていないならば、両者は共に「偉人」のはず
なのだが…。あなたもメディア・リテラシーを駆使し、メディアを上空
から「観戦」することによって、この疑問を解きほぐしていただければ
と思う。
○スダディ・アブロード○
◇ From Waseda to People's Republic of China
早稲田から中国へ
国際教養学部 4年 高田 あゆみさん
〜大学をも動かした持ち前のバイタリティ〜
最初の留学は高校時代。カナダのバンクーバーに約10カ月滞在した。
その時から心の奧に「アジアの言葉を学びたい」という思いが芽生えた
のだという。「だから早稲田に入学する前から『中国への留学』という
目標があったんです」と高田さんは語る。留学先は、大連外国語大学。
所属は留学生向けの漢学院だった。本科は4年制だが、1年間の留学生は
語学研修科に通う。だが高田さんは大学にかけ合って、留学期間中の前
期は中国語講座だけでなく、英語学部で「マーケティング」と「国際貿
易」の専門科目を学んだ。そして後期には、北京語で行われる本科の経
済貿易学科への編入を希望した。「でも前例がないということで何度も
断られて…」。しかし持ち前のバイタリティで、初の事例として認めて
もらったという。
〜美しい「中国語(北京語)」の秘密〜
「中国語といっても、実は地域によってかなりなまりがあるんですよ。
あまり知られていませんが、黒龍江省の省都ハルピンの中国語が一番き
れいだと言われているんです。だからアナウンサーはハルピン出身者が
多いんですって」というトリビアを教えてくれた。大連の中国語にもな
まりがあるとのこと。「一度、タクシーの運転手さんが何を言っている
のか分からないこともありました」と当時を思い出して笑う。
〜一度、仲良くなると、強い友情で結ばれる〜
日本との戦争という不幸な歴史があるものの、大連の印象はかなり
「親日的」だったという。「日本企業の進出が目覚ましく、『経済開発
区』として発展しているからかもしれませんが、日本語を学ぶ学生が多
いのには驚きました」。中国の人は初めはどこかよそよそしいが、一度
仲良くなるととても親切にしてくれる。旧正月には中国人の友人の家に
招かれ、鳴り続ける爆竹を聞きながら、みんなで作った餃子を食べたこ
とが良い思い出になっている。
帰国して実感したのは、自分が日本という国から解き放たれたという
こと。今はどこででも生きてゆけるように思える。そして「相手がどこ
の国の人であっても、そのまま受け入れることができる。今回の留学の
大きな収穫です」と輝く笑顔で語ってくれた。
◇ From People's Republic of China to Waseda
中国から早稲田へ
別科日本語専修課程 王 鳴佳(ウォン ミンジャ)さん
〜アニメの世界に魅了されて日本語を学ぶ〜
名門の上海交通大学日本学科から、本学の別科日本語専修課程に留学
している王さん。今までは理系の学科がもてはやされてきた中国でも、
最近は文系の科目を学ぶ学生が増えている、と今日の大学事情をまず説
明してくれた。「それでなぜ日本語を?」との質問には、「強いはっき
りした発音が多い中国語と比べて、日本語の流れるような美しい響きが
耳に心地よくて」と言いつつも、少し顔を赤らめながら「でもルーツは、
小学生のころによく見ていた日本のアニメかも知れません」と小声で語
る。当時は『名探偵コナン』や『スラムダンク』などの日本製アニメが
大ヒットしていた。「今は『ONE PIECE』が好き」と笑う。
〜留学してから始めた自炊生活〜
留学先が早稲田に決まった時、両親はとても喜んでくれた。「早稲田
は中国でも非常に有名ですし、国の政策で私は一人っ子なので、少しは
独立心が付けばと思ったようです」と語る。実際、来日するまでは家事
らしいことをしたことがなかった。だが今は少しでも出費を抑えるため
に自炊をしている。「まずはお鍋いっぱいカレーを作るんです」。だが
さすがに毎日カレーというわけにはいかない。そういうときは少し奮発
してラーメン専門店に行く。「一風堂のラーメンが好き。中国にはない
味です」
〜これからの進路に思いを馳せる〜
留学して良かったと思うのは、世界が広がったこと。同じ寮にアメリ
カやヨーロッパからの留学生も滞在しているし、和歌山にある日本の友
人の実家でのホームステイで日本の伝統的な正月と初詣も経験した。
「日本のことがもっと知りたい。それには日本語の能力をさらに上げな
いと」と焦る気持ちもあるが、帰国は7月。あまり時間がない。帰国後の
選択肢は2つあるという。大学院に進学して再度日本に留学するか、上海
の対日貿易会社で日本語を使える仕事に就くか―。留学を通して広がっ
た視野を、これからどうやって生かしていくのか。王さんの前途を応援
したい。
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[今週の早稲田ウィークリー] Webでもご覧ください!
◎ キャンパス分煙マップ
タバコの煙の中は歩けない!…悲痛な叫びに協力を!
◎ 現場レポート:創立125周年記念野球交流戦
早大対シカゴ大
◎ 現場レポート:日本初の快挙!
国際模擬商事仲裁裁判大会 "Spirit of the Moot" 受賞
◎ ぴーぷる:学生時代の起業経験を糧に新たな舞台へ
星野 希さん
◎ 私のワセめし 第3回:珍味
◎ とっておきの話:痕跡−柱のキズ、頭の傷
太田 俊二先生(人間科学学術院)
◎ こんな授業! どんなゼミ?:トンプソンゼミ
「スポーツとメディア」スポーツメディアを『観戦』する
◎ わせだかいわい:今年100周年を迎える財団法人
早稲田奉仕園
◎ 先輩に乾杯:難病を克服してアテネに続き
北京パラリンピック出場内定!
佐藤 真海さん
◎ スダディ・アブロード:早稲田から中国へ、中国から早稲田へ
◎ 薦!: 人生の節目に再読してみたい本
『壬生義士伝(上・下)』浅田 次郎 著
◎ Weekly Flash
◎ えび茶ゾーン
◎ 杜の手帳(学内のイベント情報)
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『早稲田ウィークリー』には、キャンパスの各種イベントやいろいろ
な分野で活躍する学生・教員たちの紹介など、早稲田の幅広い情報が満
載です!
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