2008/10/14
アメリカに薬を持ち込む際のルール
お元気でしょうか 海外旅行や出張でいろいろなお薬を持ち出す そんな話をしていたら、 とのような場合の規約、取り決めなどはないのですが という質問をいただきました。 調べてみたのですが、 参考は 篠塚 規 「英文診断書・医療書類の書き方」です。 やはり、 海外に持ち出すには、一番問題なのは麻薬関係のようです。 著者も何度も述べていますが、 日本では、個人の医院も、大きな病院も お薬をまとめて粉にして、各患者さんごとに 白い紙袋というのでしょうか、あの4cm四方くらいのちいさなやつ 時にはいくつも 子供のボーロ菓子みたいにつながったやつですね。 あれがとくに問題だと言っています。 たしかに あの中には何が入っているか分からなくて 私たちも、他の病院から紹介されてきたときに 一番困るのがあの紙袋に小分けされた薬で、 何が入っているか分かりません。 外国では麻薬関係の取り締まりがとても厳しく行われます。 日本の中にだけいると全く分かりません。 著者も 「白い粉薬を大量に持参し、英語を話せない日本人は、 麻薬密輸の容疑と隣り合わせに旅をしているといっても過言ではありません」 といっています。 この容疑が晴れずに、相手先の空港で入国を拒否された話も聞きます。 また、国によって販売することが可能な薬もちがうようです。 癌などで痛み止めの使用している麻薬はもちろんですが、 不眠で飲んでいる眠剤も国によっては使用不可の所もあり、 知らずに持ち込むと、下手をすると入国拒否、国外退去 などもあるようですので、 たくさんお薬を飲んでいる人は、 旅行会社に事前に問い合わせるなどをした方がよいかもしれません。 注意としては咳止めも中枢の咳反射を押さえるために、 麻薬の成分を含むことがあって 知らないと麻薬所持とされてしまいます。 医師としては、世界各国でどの国でどの薬が販売可能か、不可能か そんな知識は誰も全く持ち合わせていないので、 旅行会社と個別に対応してもらうしかないようです。 アメリカに薬を持ち込む際のルールとしては Los Angeles U.S. custom Office の例では 1, 薬剤や類似物は、適切な表示が必要です。 2, 滞在に必要な量と予備だけを持参してください。 3, 使用法などの指示を明記した主治医からの書類が必要です。 4, 必ず税関で申告してください。 5, 連絡の取れる主治医の電話番号も明記してください。 と5点ありました。 また、痛み止めに使う麻薬は日本でも法律で厳格に管理されており 国外に持ち出すには旅行といえども手続きが必要です。 この手続き無しでは下手をすると 麻薬の密輸?? なんて嫌疑を掛けられても困りますね。 注意が必要です。 また、 最近、糖尿病手帳や、ペースメーカー手帳などがあって、 これがあれが大丈夫だと思っている方もおおいようですが、 国外ではほとんど役に立ちません。 これらは、 日本で現在の糖尿について、ペースメーカーについてだけ、 ほんとうにそれぞれについてだけ書いてあるだけで その人のことは分かりません。 ですから、 特に外国の救急の場では役に立たないと考えていた方がよいようです。 役に立たない理由にほかには、 日本語で書いてあってわからない 手書きで書いてあって誤解のおそれがある 等の点も指摘されています。 簡単ですが海外に行くに当たっての注意を書かせていただきました。 お役に立てば幸いです。 ==================================================== 編集後記 今回は問い合わせがあったのでお知らせします。 ではまた次回お会いしましょう。


