2006/08/04
アジアのヘソ( The Navel of Asia )~アジアのヘソで茶を沸かす~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジアのヘソ( The Navel of Asia ) 〜アジアのヘソで茶を沸かす〜 2006年 8月 4日号: Vol.023 【中国新疆ウルムチ市より、21世紀のシルクロードの風を・・・】 マガジンID:0000151362 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます!編集長の柊谷龍哉です。 先月の20日、新疆から戻って来たのですが、 カラッと乾燥した暑さ&殺人的凶暴紫外線ビームの新疆とと、 記録的集中豪雨渦巻くジメジメムシムシ日本とのギャップに、 けっこう参ってしまいました。 そう言えば7月は、中京テレビが「梅辰どんぶり亭」って番組の撮影に、 ウルムチへやって来ました。 何でも梅宮辰夫が世界のあっちらこっちらへ行って、 当地の食材で、現地人100人中80人以上に美味いと言わせる丼を作るって 番組だそうで、今回で8回目とか9回目とか言っていました。 今回の出演者は、メインの梅宮辰夫に高田純次&出川哲朗のいつものトリオに 浅香唯というカルテットでした。 で、7月17日の午後8時から、ウルムチ二道橋の国際大バザール付近で、 「梅辰どんぶり亭」は開店したのでした。 この丼の仕込みに、この日、日本料理「江戸之櫻」を1日貸しました。 スタッフの人の話では、お盆の8月12日午後、日テレ系でオンエアーの予定 だそうです。皆さんぜひ、チェックしてみてください。 さて、今日から新生「アジアのヘソ」、張り切ってやってゆきたいと思います。 ┏━INDEX<目次>◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃ 1.ニセひらまさ旅行記 北新疆の巻 その一 〜プロローグ〜 ┃ ┃ 2.新疆・烏魯木斉 豆知識 019 〜 福 海 〜 ┃ ┃ 3.笛吹きコラム Vol.0 〜新疆に猫はいるか?〜 ┃ ┗ 4.編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────────────────────● │1.ニセひらまさ旅行記 北新疆の巻 その一 〜プロローグ〜 └─────────────────────────────────● ウルムチに居ついてから10年近く経つが、北新疆には行ったことがなかった。 なぜかというと旅行が嫌いだからである。 で今回、7月8、9、10日と福海と書いてフーハイと読む北新疆にある湖に 強制的に連れて行かれたのである。 どのような経緯でこの強制連行型旅行が計画されたのかというと、2月のある 日、釣り好きの某日本人、Oさんとしておきましょう、彼が福海で釣りができ るらしい、行きたい行きたいと言い出したことから始まるのである。 酒の席での話なので適当に相槌を打っていたところ、車の手配の話になり、そ こでウルムチで旅行会社をやっている日本人のHというのが車を用意できるか もしれない、と言ったところ「じゃあ、4月にまた来るのでアンパイよろしく」 と言い残し日本へ帰っていったのである。 この時点で福海がどこにあるかもわからない状態であったが、とにかくHに連 絡してみたところ「釣りですか、イイですねー」と言い、なんか怪しい雲行き になってきたが、つまりHも釣り好きだったのである。何かノリノリである。 「そう言えば、Kさんも釣り好きですよ」と言い出した。Kとはウルムチで酒 バーをやっている日本人であり、ヒゲがモジャモジャである。 「そうすると人数的にはOさんとあんたとKと、あとうちの会社の中国人の総 経理で4人だね」と言ったところ、「僕はOさんをよく知らないのでニセさん も行かないと困りますよ。て言うことで5人になりましたね」と言い出した。 ふざけるなH。 しかし、人数が多ければ多いいほど個人負担が軽くなるので、もう少し人数を 集めたいところである。 時間は流れて4月の半ば。Oさんが予定通りウルムチに来て釣りに行こうとなっ たが、福海ではまだ釣りが解禁されていないとの情報が入り、「7月にまた来 るからその時にしよう。アンパイよろしく」と言い残し日本へ帰っていった。 そしてKは何か知らないがウルムチの釣り道具屋で疑似餌を買ってきて、「買っ ちゃいましたよー」と満面の笑みを浮かべながら、まったく興味の無い私に見 せびらかしていたのである。 時はまたまた流れて7月8日。結局、参加者はO、K、K妻、ブラジル料理レ ストラン店長のY(中国人)、そして私である。 つづく ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────────────────────● │2.新疆・烏魯木斉 豆知識 019 〜 福 海 〜 └─────────────────────────────────● 今回は、「ニセひらまさ旅行記」の目的地となっている「福海」をとりあげた いと思います。 福海とは、伊犁カザフ自治州アルタイ地区の福海県に広がる、大小2つの湖の 総称です。大きい方が「ウリンゴル湖(烏倫古湖)」、小さい方が「ジリ湖 (吉力湖)」で、土地の人は、簡単に「大海子」「小海子」なんて呼んだりし ています。 2つの湖は、全長約7kmの運河のような川「クイガ河(庫依●河)」でつな がっています。(●は乃の下に小という漢字) 不揃いになってしまた「バカボンのお巡りさんの目」みたいな感じです。 ………………………………………………………………… ▼ウリンゴル湖(烏倫古湖)▼ ジュンガル盆地の北縁に位置する淡水湖です。面積827平方km(琵琶湖の 約1.2倍)、平均水深10m弱、湖面の海抜は468mの、三角形をした湖 で、ブルルト海(布倫托海)とも呼ばれています。 「ウリンゴル」とはモンゴル語で、「巨大な水溜り」という意味です。 また、「ブルルト」とは、「雲霧と同じような湖」という意味だそうで、 その名の通り、初春と晩秋にはよく霧に覆われます。 「霧の摩周湖」ならぬ、「霧のブルルト海」ですね。 ▼ジリ湖(吉力湖)▼ ウリンゴル湖とクイガ河でつながった兄弟湖。ウリンゴル湖の南、約7kmに 位置し、面積は約180平方km、水深5〜10m。 ………………………………………………………………… この両湖は、イルティッシュ河(額爾斉斯河)水系に属しています。 イルティッシュ河は、アルタイ山脈に源を発し、カザフスタン、ロシアと旅を 続けて、北極海に注ぐ大河で、中国で唯一北極海へ流れ込む河でもあります。 両湖には、哲羅鮭(鮭科の魚)、東方欧●(ワタカをもっと体高高く幅をペタ ンコにしたような魚)、白斑狗魚(パイク)、江鱈(ドンコと雷魚を足して2 で割ったみたいな魚)などのイルティッシュ河水系の魚だけでなく、鯉や鮒や 連魚や河スズキ類に日本から移入されたワカサギと、様々な魚が豊富に生息し ています。(●は魚へんに扁という漢字) ワタカってこんな魚です>http://www.biwa.ne.jp/~t-kondo/fish/wataka.htm ドンコはこんな魚>>>>http://www.biwa.ne.jp/~t-kondo/fish/donko.htm そんなわけで漁業がとても盛んです。中でも最大の水揚高を誇るのはワカサギ で、年間1,500トン以上も漁獲されています。 また、湖畔には芦原が広がり、多くの鳥が営巣する鳥の楽園になっています。 白鳥や鴨や鴫やカイツブリに白鷺などの水鳥から、千鳥やカモメなどの海鳥ま で、ほんとうに様々な野鳥が見られます。 ………………………………………………………………… 今回の福海釣り旅行の対象魚は「白斑狗魚」です。 ノーザンパイク、いわゆるカワカマスです。新疆ではチャルタイ(巧爾泰)と か、単にゴウユイ(狗魚)と呼ばれています。 冷水性の魚で、北欧からシベリアにかけて広く住んでいます。ヨーロッパでは ポピュラーな淡水魚で、増養殖も盛んで、様々に料理され食されています。 身は白身で淡白、淡水魚特有の泥臭みが少ないです。 新疆ではけっこうな高級魚で、昨日のウルムチの卸売市場での値段を見てみる と、45元/kg程度(700円弱)しています。 お皿に乗るサイズでないと中華では使いにくいので、 市場で売っているのは、50cm前後のものが殆どですが、 魚食性の魚で、本当はとても大きくなります。 福海での最大クラスは、体長1.5m以上、体重30kgを越すそうです。 そう、今回のターゲットは「福海の主」、目指すはメターオーバーなのです! 事の結末は、「ニセひらまさ旅行記」をお楽しみに・・・ ※ノーザンパイクってこんな魚です↓↓(このページの下の方) http://asia-arowana.com/burari_13_01.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────────────────────● │3.笛吹きコラム Vol.0 〜新疆に猫はいるか?〜 └─────────────────────────────────● みなさんこんにちは、笛吹きコラムです。 最近は社長不在につき「平政」を任されています。 カレー屋はまたもや閉店しました。もう半年も前の話です。 そして今更このメルマの再開! もうハイテンションでいきましょう、ハイテンションで 決してやけくそになってはいけません。 平原綾香の「明日」でも聞きながら さて今回のお題は「新疆に猫はいるか?」です。 つい先日の話ですが、いつものごとくビールを二本買って アパートに帰りました。いつものウースービールです。 そしてまたいつものごとく昨日の晩から放置された コップ(MY杯子)をゆすぎ、ビールをどばーと注いで、 ぷはーと飲んでいたですが 「猫」の泣き声が聞こえるじゃないですか。 おかしいな?なんだ、なんだ?と耳を澄ますと、 どうやら部屋のドアの向こう側に猫がいるようです。 一瞬、衝動的にドアを開けて猫を見てみようかと 思ったのですが、時間も時間ですし(大体深夜1時くらい) 構わず、夜の一人宴会を私は続行していたわけです。 でも不思議なことは、その断続的に聞こえる泣き声が 「猫のそれじゃないんじゃないかな?」と聞いているうちに 思い始めたのです。 私は日本を離れてかれこれ三年は経っていますから、 もう猫もロバも一緒くたですよ。 もちろんあの猫にも責任があります。 はっきり「ニャー」と泣けばいいのに、あいまいに 「ふにゃっ、ふにゃー」って泣くんです。 結局、ビール二本を飲み干し酔いが回ったところで ドアを開けて見たのですが、酔っ払っているとはいえ 本当に勇気が要りました。なにせ 正体のわからない生き物が階段に潜んでいるわけですから。 でも、階段は真っ暗で正直何も見えなかったのです。 ええ、奴が本当に猫だとしたら向こうさんにはこちらが はっきりと見えていたはずですよ。 檻に入った酔っ払いがね。 とまあ、「新疆に猫はいるか?」です。 後日談:この文章を書いている今日の朝、猫と確認いたしました。 出勤時、上の階段から降りてきた女の子が紐を引いて 「猫と思わしき四本足」を連れ出していました。 私の記憶では白猫です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────────────────────● │6.編集後記 └─────────────────────────────────● 最後までお読みいただきありがとうございます。 笛吹きコラムの「猫」ですが、私はたまに目にしますがね・・・>笛吹き でも、目にするようになったのは、ここ1、2年ですね。 ウルムチの街でも、ペット飼う人が多くなりました。 子犬を連れて散歩してる人は、いたる所で目にしますし、 観賞魚飼ってる人も多いです。 以前は、犬っていえば、遊牧民か養魚場の番犬以外、殆ど見かける事はなく、 もっぱら食用(冬になると市場でよく売ってました)だったのですが・・・ 通称「華凌市場」という、超巨大な、各種卸売市場が集結したような所が有る のですが、ここのペット売り場、特に観賞魚売り場は圧巻です。 地下2階から5階まで、観賞魚から観賞魚の道具、水草、生餌、果ては釣具ま で、ギッシリ売っています。日本であんな規模で、観賞魚を売ってる所、見た 事はありません。 所で、中国の南部では猫を食べます。 広州の食材卸売市場に行くと、檻入れられた食用の猫が、うず高く積まれてい ます。「食は広東に有り!」とはよく言ったもので、昆虫、両生類、爬虫類、 各種鳥類、各種野生動物と・・・、「生きてるものは食べれるもの」とばかり、 なんでも売っています。 ♪みんなみんな、生きているんだ、食材なんだ〜!って感じです。 では、また次回をお楽しみに・・・ 皆様からのご意見・ご感想など、お気軽にメールを下さい。 いただいたメールはこのメルマガで紹介させていただくことがあります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆アジアのヘソ( The Navel of Asia ) 〜アジアのヘソで茶を沸かす〜 マガジンID:0000151362 ----------------------------------------------------------------- ┏・発 行:中国新疆奥哈邀商貿 有限公司 ┃ 中国 新疆ウイグル自治区 烏魯木斉市 建設路10号 ┃ http://ohayo-urumqi.com ┃・編集者:柊谷龍哉 ┗・メール:tatsuya@ohayo-urumqi.com 配信の登録解除はこちらから⇒ http://www.mag2.com/m/0000151362.htm ⇒ http://ohayo-urumqi.com/mail-mag/ このメールマガジンは『まぐまぐ』を利用して発行しています。 http://www.mag2.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


