2009/07/14
グアテマラへようこそ 第55号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ グアテマラへようこそ メールマガジン 2009年7月13日発行 第55号 発行部数:247(前回発行部数) 発行:グアテマラへようこそ@ねっと http://homepage2.nifty.com/Guatemala/index.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今、グアテマラにいて、明日には帰国の途に着こうかというところです。 首都のホテルに泊まっている時は、夜に人気の少ない町中を食べ物を探し てうろうろする気にもならず、たいてい、公園の脇に毎日来ている女性か らタマールを一つ、二つ買って夕食にしています。今日も買いに行くと、 おばちゃんはいくつかタマーレスを比べて、重そうなのを一つ選んでくれ ました。今度来る時もまた会えるだろうか。(あお) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ グアテマラへようこそ ●目次● ●1 イベント案内(転載情報) 1-1 中米グアテマラの歌声 ~ラテン音楽のひととき~ ●2 グアテマラ短報 2-1 スタン台風の支援物資がいまだ塩漬け 2-2 新しい個人登録証の発行開始 2-3 サン・フアン・サカテペケスのセメント工場に対する抗議行動 2-4 内戦は終わったのに・・・暴力は続く 2-5 逮捕が相次ぐ司法当局者 ●3 グアテマラ滞在中(青西) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●1 イベント案内(転載情報・詳細はリンクで確認ください) 1-1 中米グアテマラの歌声 ~ラテン音楽のひととき~ ビクトリア合唱団 日本公演2009 2005年夏、京都で行われた第7回世界合唱シンポジウム招待合唱団 として初来日し、その真摯な姿とラテンのダンスで観客を魅了した ビクトリア合唱団が、 創立25周年記念の今年、4年ぶりに来日し て各地 で公演を行います。 コンサート・スケジュール 7/23(木)広島、7/26(日)名古屋、7/28(火)松本 7/29(水)都留 8/1(土) 東京、8/2(日)東京 主催:ビクトリア合唱団(Coro Victoria)日本公演実行委員会 後援:外務省、在日グアテマラ大使館、 グアテマラ・マヤ文化協会、JCDA日本合唱指揮者協会 問合せ:事務局 victoria_info@yahoogroups.jp 公演HP:http://coro-victoria.sakuraweb.com/japantour2009/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2 グアテマラ短報 2-1 スタン台風の支援物資がいまだ塩漬け 2005年のスタン台風被災の後、船便で送られてきた支援物資 などがいまだ税関を通ることもなく残されているものがあるとプレ ンサ・リブレ紙が伝えています。(Prensa Libre 7/6) http://www.prensalibre.com/pl/2009/julio/06/322596.html 実際には受け取り側の団体も引き取りをあきらめた状況のようで このまま廃棄処分になるのか?いつの間にか市場に出回るのか? ―――――――――――――――――――――――――――――――― 2-2 新しい個人登録証の発行開始 7月1日から、これまでムニシバリダが発行してきた住民登録証 (cedula de vecindad)に変わる個人登録証(Documento Personal de Identidad:DPI)の発行が開始されました。これは情報をチップに埋め込 むとともに、登録時には写真、指紋、サインまで記録します。しかし受付 は開始したものの発行までにはまだ時間がかかるようです。またどこまで 個人情報が保護されるのか、その点についてどういう議論があったのかは よくわかりません。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 2-3 サン・フアン・サカテペケスのセメント工場に対する抗議行動 7月13日から二日間にわたつて、セメント工場の操業に反対する抗議 行動が行われるとのこと。この工場を巡っては数年来紛争が続いています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 2-4 内戦は終わったのに・・・暴力は続く 内戦は終わったにも関わらず、暴力が続く。20万の死者・行方不明者 を生み出した内戦が終わった後の13年間における殺人事件による死者は 6万人近いと伝えています。 通常十万人に0-5人程度の殺人事件死者数がグアテマラでは昨年48人 となっているとのことです。 http://www.prensalibre.com/pl/2009/julio/12/322470.html ―――――――――――――――――――――――――――――――― 2-5 逮捕が相次ぐ司法当局者 サンマルコス県で起きた殺人事件の捜査妨害、共謀の疑いで3人の検事 と2名の警官が、7月逮捕されました。 2月にも元検事のアルバロ・マトゥスが逮捕されるなど、司法機関浄化 の動きは徐々に進んでいるようです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●3 グアテマラ滞在中(青西) 読者の皆様へ このメールマガジンの編集・発行を行っている青西です。今回は 開発と権利のための行動センターという、私の参加しているNGOと いいますか、市民グループの実施しているプロジェクトの調整作業 でグアテマラに来ています。とはいえ予算も十分ではなく、派遣さ れているというよりも、自費でやってきて、あとから会計帳簿をみ て余裕があれば若干補填されるかもしれない・・・というような 状況です。 さて、こちらでは自然資源に対する先住民族コミュニティの権利 確立というテーマで二つのプロジェクトを動かしています。それに 加えて去年開始したキチェ県のコッツアルにおける若者グループ支 援のフォローアップ、さらに新しい活動として、先住民族法の必要 性に関する理解喚起というプロジェクトも始めることとなり、あれ これ調整作業を行っています。 とは言っても、総額200万円にもいたらないような金額のプロジ ェクトたちです。その上、先住民族の自然資源への権利、なんていう テーマは日本では余り受けないのか、ほとんど寄附金も集まりません。 しかし欧米系のNGOなどでは結構関心を持ってやっているところも あるようです。 ちなみに、こちらはプロジェクトをやったからと言っても人件費が 出るわけでもなく、ちょっとまともに動かそうと思うとあれこれ経費 もかかり、お金は出ていくばかりです。 さて、実際に何をしているかといいますと。 先住民族の自然資源への権利というテーマではイサバル県とキチェ 県で活動しています。厳密に言うと今年の4月~9月は見直し期間と してちょっとプロジェクトをお休みして、今後の展開を再検討してい るところです。(プロジェクトから給与を出していたりするとこんなこ とはできないわけですが) イサバル県では自然保護区(及び計画地区)における、保護区管理 への地域住民の主体的参加を支援するプロジェクトを行っています。 特に地域のケクチ民族コミュニティが集まって組織したイロル・キチェ・ アソシエーション(AIK)の組織強化を支援しています。 この保護区では、首都に事務所を置くある環境NGOが海外のドナー や政府機関の窓口になってしまっているのですが、住民参加は謳いつ つもほとんど何もできていません。相変わらず自分たちだけでプロジェ クトを計画し、ドナーから資金を取り、プロジェクトを実施しています。 地域の人たちはいつまで経っても「受益者」のままです。 確かに植林補助金を取ってきたりで、コミュニティの収入が増加し たという成果もありますが、先の道筋が見えません。将来的にはAIK や他の住民組織と合弁体を形成して共同で保護区の管理に取り組むと いうのですが、AIKがどうしたら対等のパートナーになれるのかを真 剣には考えているとは思えません。このままでは、住民参加を謳い文句 にドナーから資金を確保する一方で、住民組織と環境NGOが合弁体に 対等な立場で参加することは難しいだろうと思います。 既に同じ環境NGOが設置した類似の合弁体では、地域のアソシエー ションは理事会も開催できないほど弱体化し、合弁体は空洞化しています。 ドナーはどうかというと、現場の状況は環境NGOを通じての情報だ けで、現場の状況を把握することも、地域住民の声を聞くこともないよ うです。 今回の訪問ではドナーや環境NGO含めあちこち訪問し、上に書いた ような話を聞いて回り、今後の展開について検討し、相談するという ことをやっています。AIKとの活動については理事会の自主的運営のた めの支援を行っていく予定ですが、それに加えて、地域の住民組織間 の意見交換・連携・ドナーとの交渉会議の設定などを行っていく必要 があると考えています。 キチェ県のイシル地域(ネバ、コッツアル、チャフル)でも活動を 行っているのですが、ここは難しいところです。30以上にも及ぶと いう水力発電計画があるのですが、どこでも住民は蚊帳の外に置かれ、 あるいは買収され、脅され、「開発」が押しつけられています。こうし た中で人々は情報提供、地域住民との協議、意思決定への参加を求め ています。 行動センターでは、このような課題に取り組む地域の人々の動きを 踏まえ、域内の連携や協力関係の形成を支援していこうと考えています。 しかしなかなかこれが難しい。あちこちで話を聞き、あちこちで対立、 不仲の話を聞かされ、という状況で少々行き詰まり気味です。 しかしそれでも真摯に取り組むグループの話を聞き、そうした人たち と詳細の詰めを行うというのがキチェ県での作業でした。 ケクチの人たちにしても、イシルの人たちにしても、日々の生活も 大変だし、豊かな生活をしているわけでもありません。それでも何か していかなくてはと、取り組んでいる人たちがいるのです。 行動センターでは「貧しい人たちへの支援」や「植林への支援」を お願いすることはやっていません。地域の人たちが自分たちで政府の 植林補助金にアクセスする力をつけること、そういう制度がなければ、 制度を作るように働きかける力をつけること、そういうことが重要だ と考えています。 現地の状況やプロジェクトの話は適宜行動センターのブログやHPなど でも紹介していきますので、時々訪問してみてください。メーリングリス トも設置しております。 ブログ:http://cade.cocolog-nifty.com/ HP: http://homepage3.nifty.com/CADE/ また活動実施のための寄付金もお願いしておりますのでよろしく お願いします。 郵便振替口座 00230-5-131472 口座名 :開発と権利のための行動センター 開発と権利のための行動センター 青西靖夫(代表理事) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記 これまでこのメールマガジンは間口をできる限り広げて、取っつきや すいものにしようと思い、私の参加している開発と権利のための行動セ ンターのカラーをできる限り薄めようと思ってやってきました。しかし 原稿を準備できないことも多く、行動センターの情報が多くなる号も度 々あったかと思います。 またイベントの広報依頼も特になく・・・更にこのメールマガジン用 のメールアドレスへはスパムばかり増えてしまい・・・ というようなことで、この先このメールマガジンをどうするか検討中 です。何かいいアイディアはありますでしょうか? guatemala@nifty.comかcade-la@nifty.comへお願いします。 編集人:青西 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「グアテマラへようこそ」の配信について---------------------------- ○配信の申込み/解除は次のURLからお願いします。 発行者Webサイト: http://homepage2.nifty.com/Guatemala/mailMag.htm もしくは こちら http://www.mag2.com/m/0000151310.htm ○当メールマガジンの配信を申し込まれますと,自動的に「ウイークリー まぐまぐ」が配信されます。配信中止をご希望の方は,次のURLで手続 きできます。 http://www.mag2.com/wmag/ ○イベントの日時・場所などは,必ず事前に各団体にご確認ください。 ○投稿を受け付けます。イベント案内、出版案内などありましたら、E-mail: guatemala@nifty.comまで ○このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。 ――――――――――――――――――――――――――――― グアテマラへようこそ メールマガジン(不定期発行) ■編集/発行■ グアテマラへようこそ@ねっと http://homepage2.nifty.com/Guatemala/index.htm E-mail: guatemala@nifty.com ◎グアテマラへようこそ のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000151310/ ◎グアテマラへようこそ のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000151310/index.html


