2009/11/15
そば屋の楽しみ方 第50号
パソコンを買い替えたと思ったら、 今度はインターネットにつながらなくなってしまった。 プロバイダーから新しいモデムが送られてくるまで、 約二週間。 インターネットのない生活って、 不便でもあるけれど、 気楽でもあるな〜〜〜と、 思ってしまった私です。 <<<< かんだたかんだ そばかんだ そば屋の楽しみ方 >>>>> === 第50号 === 2009年11月15日発行(月刊、、、、のつもり) ==================================== このメールマガジンは、「そば」と「そば屋」をもっと楽しんでいただくた めに、長野の「手打ちそば屋 かんだた」のおやじが書いているものです。 小難しいうんちく話は無し。時々脱線するかもしれないけれど、そばを手繰 るのと同じように、気軽にお楽しみ下さい。 ==================================== ●●● 耳の痛いそば屋の「いろはかるた」 ●●● ●ある「いろはかるた」の文句から、 ーい 勢いをつけよお客の迎え声 ーろ 緑青(ろくしょう)に気付け銅鍋、銅しゃもじ ーは 繁盛の木に油断の虫が喰い。 そっ、そんなこと言われたって! あのぉ「緑青(ろくしょう)」ってなあに? これはいったい、 何の「いろはかるた」なのだろうか。 ものの本によると、 何でもそば屋を営んでいた、長野の岡本さんが、 昭和8年に作った「かるた」なのだそうだ。 そば屋の宣伝として、 刷り物にして広く配布したという。 昭和8年といえば、 先頃亡くなった、三遊亭円楽の生まれた年。 ドイツでは、ヒトラーが政権を取り、 日本は国際連盟を脱退した年。 今から、七十年以上前に作られた、 そば屋のかるた。 これがねえ、今でも耳に痛い、、、 のだ。 ●その当時といえども、 やはり、店の衛生、清潔が大切。 常に、整頓と、道具の整備を怠らないこと。 ーち 散らかった、店にお客は寄り付かず ーれ 料理場にさびた包丁、赤い恥 なるほどねえ、最近はさびない包丁もあるけれど、 やっぱり、手入れは必要。 最初の「緑青」は、銅製品に出来る青緑色の錆。 昔は、鍋やおろし金、ひしゃくなどに、 銅がよく使われた。 手入れをしないで、水に濡れたままにしておくと、 すぐに、青い色が浮いて来て、 さぼっているのがわかってしまう。 ●そば屋というのも商売。 お金に対する考え方も大切。 ーし 仕入れものすべて現金、借りぬよう うう〜ん、これは大事なことだ。 そば屋は日銭商売。 下手に、つけを溜めてしまうと後が大変。 ーり 流行は着物にきずに店にかけ たとえ儲かったとしても、 贅沢をしてはいけない、という戒め。 ーひ 控えめに費(つか)わぬ財布足を出し 商売が大きくなってくると、 つい、気も大きくなって散財しがち。 ぐっと引き締めなければ。 ●さて、そばの味も大切。 ーほ ほめられて気をゆるめるな塩加減 そう、ほめられたからって、 いい気になってはいけない。 ーて ていねいは下手も上手の仕事をし まずは一つ一つ、 丁寧な仕事をすることが、 お客様に喜ばれる秘訣なんだねえ。 ーみ 磨け腕、自慢は道の逆戻り 商売に慣れてくると、自分のやり方に、 いや、自分のやり易いやり方に傾いていきがち。 腕自慢に満足しては、時代に取り残されてしまう。 ーの のびたそば売る店だんだん縮こまり そりゃあ、そうだろうねえ。 ーね 値で売るな味と仕事と品で売れ ほらほら、耳に痛い。 クーポン券や値引きで人を集めたって一時的なもの。 やはり、そばの味で評判にならなければ。 それに「品」とあるところが、ちょっと憎い。 ●商売は、昔も今も、 お客様に喜ばれてこそ、 成り立っていくもの。 ーに ニコニコの店に閑(ひま)なし客の山 ぶっきらぼうの店よりも、 笑顔でそばを出された方が、 気分がいいもの。 これがねえ、わかっていても、 続けられない店が多いのだ。 ーゆ 有名になるほど店の腰低く うちは有名じゃないから、 腰が高くてもいい、、、、わけがない。 ーお おいしさも、まずさも一つは店気分 料理の味の感じ方も、 店の雰囲気や接客によって左右される。 目のつかぬところにも気を使い、 お客様をもてなす気持ちを店が持たなければ、 どんなにおいしいそばを出したところで、 おいしく感じなくなってしまう。 ●この昭和の初めの頃の、 そば屋の作った「かるた」を読んでみると、 今も昔も変わらない、商売の姿が見えてくる。 当時の商売も、厳しいものがあったのだろう。 ここに書かれたことは、 今でも充分に通じること。 そば屋という生業を続けていくには、 常に、こうして自らを戒め、 注意を呼び起こしていかなければ。 特に、こんな言葉はね。 ーゐ 居眠りは不体裁ぞや店の番 居眠りをしたいほど閑なときも、 時々あるもので、、、。 ====================================== ●信濃町産のそばが好評だった。 →「かんだた」親父のブログにて。 海より広い、銀河より大きい、「蕎麦」の世界。 「手打ち蕎麦屋は眠れない」 http://kandatasoba.cocolog-nifty.com/blog/ ====================================== ●11月29日(日)一日限り。 「ボジョレーヌボー切り」 更級そばに、解禁されたばかりのボジョレーヌボーを打ち込んだもの。 このそばをどんなに食べても、酔っぱらわないので、ご安心を。 えっ、それでは物足りない? ====================================== 手打ちそば屋 かんだた 長野市鶴賀権堂町2320 TEL 026ー232ー3718 営業時間 昼 11:30〜14:30 夜 17:30〜20:00(日、祝日の夜の営業はありません。) 毎週水曜定休日 駐車場 セントラル・スクウェアを御利用ください。 サービス券(一時間)があります。 Webサイト: http://www.kandata.jp ====================================== このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000151284.htm 発行者Webサイト: http://www.kandata.jp ---------------------------------------------------------------------- 手打ちそば屋 かんだた 中村 和三 電話 026ー232ー3718 メール:bya12005@nifty.ne.jp



