2008/06/15
そば屋の楽しみ方 40号
店の屋根に、 鳩が巣を作ったようだ。 雛がピーピーと鳴いている。 あるお客さん、その声を聞いて、 「あっ、ネズミが鳴いている。」 あの、ネズミではありません、、、、。 <<<< かんだたかんだ そばかんだ そば屋の楽しみ方 >>>>> === 第40号 === 2007年6月15日発行(月刊) ==================================== このメールマガジンは、「そば」と「そば屋」をもっと楽しんでいただくた めに、長野の「手打ちそば屋 かんだた」のおやじが書いているものです。 小難しいうんちく話は無し。時々脱線するかもしれないけれど、そばを手繰 るのと同じように、気軽にお楽しみ下さい。 ==================================== ●そばの相撲● ●お客さまの中には、そばをお好きで、 ずいぶんとたくさん召し上がる方がいらっしゃる。 こんなに、食べられるかなあ、 と思って見ていても、 ちゃんと、お腹の中に入るので不思議だ。 いったいそばは、どのくらい食べれるものだろうか。 そんな、食べ比べは、昔からあったようだ。 例えば、落語の「そば清」。 そば好きの清兵衛さんは、 そば屋で何枚食べられるかを賭けて、 いつも、掛け金をいただいていく。 ところが、ある時、 今まで食べたことのない量を食べさせられる。 さすがに苦しくなった清兵衛さん、 信州で仕入れてきた、ある薬を使うのだ。 その薬と言うのが、実は、、、、、。 まあ、このように、大食いを自慢する人は、 いつの時代にもいるようだ。 ●さて、時代は江戸時代中頃、 あるところで、「そばの相撲」が、 大勢の見物人の前で開かれた。 そば喰い自慢の二人、谷村氏と平岡氏の、 どちらの方が、たくさん食べれるかを競うものだった。 二人の前に、それぞれ、 一升以上のそばが盛られた大重箱が置かれ、 勝負は始まった。 それだけでも、かなりの量だ。 食べきれるだろうか。 大勢が見守るなか、 しかし、ふたりは、楽々とその重箱を空けてしまう。 驚いた見物人。 そうして、さらに、椀に盛ったそばを食べ始めたのだ。 さて、このあまりの勢いに、 どちらが勝つかと、楽しみにしていた見物人、 今度は、 そんなに食べて大丈夫なのかと心配になって来た。 二人が21椀づつ食べたところで、 双方とも充分に食べたという。 これ以上は、かえって興ざめになるので、 そばの相撲は、同じ量を食べて、 両者引き分けということになった。 やんやの喝采を浴びた両人。 ●ところが、ある人が二人に尋ねた。 ちょうどそら豆ご飯が炊きあがっているが、 食べてみるかと。 ええっ、たっぷりのそばを食べたばかりに、 「そら豆ご飯」だなんて。 そうしたら、平岡氏が答える。 これは珍しい。いただきましょう。 そうして、大盛り二杯のそら豆ご飯を食べてしまったのだ。 人々は呆気にとられて、 肝を潰したそうだ。 そうして、ある人が言う。 そばの量は同じでも、そら豆ご飯を食べた分だけ、 平岡氏の勝ちだと。 人々は沸いたが、 すぐに反論があった。 これはそばの勝負なので、他のものは入れないほうがいい。 結局、そういう意見が多く、 この相撲は勝負なしと言うことになったそうだ。 でも、人々は、平岡氏の大きな胃袋に、 恐れをなしたそうだ。 ●こういうそばの食べ比べは、 いまでも、各地で行われている。 長野でも、戸隠のそば祭りの時に、 そば喰いコンクールが行われていた。 でも、さまざまな事情があって、 数年前から取り止めになった。 そばを食べる量より、 そばの質を大切にしたいという、 そば屋の店主たちの思いがあるようだ。 そばの食べ比べでは有名な、 岩手の「わんこそば」。 小さなお椀に盛られたそばの、 食べた数を競うものだ。 盛岡市ではその名もすごい、 「全日本わんこそば選手権」なるものが、 毎年開かれている。 今までの最高が、時間無制限時代の(今は15分)、 559杯。 説明によると、10杯で、 軽めのせいろ一枚分ぐらいだというから、 せいろで55枚分。 え〜、え〜!!!!。 どこに入るのだろう。 ●江戸時代に行われた「そばの相撲」。 実は、こんな後日談がある。 そばを食べたあと、そら豆ご飯を食べた平岡氏。 一、二年後に、内臓を痛めて、 長く患い、とうとう亡くなってしまったそうだ。 一方の、谷村氏。 好きなそばを食べながら長生きしたそうだ。 まあ、好きなものを、腹一杯食べるのもいいけれど、 ほどほどということも、 大切なようで。 ====================================== ● 長野ではサバの缶詰がよく売れる? →「かんだた」親父のブログにて。 海より広い、銀河より大きい、「蕎麦」の世界。 「手打ち蕎麦屋は眠れない」 http://kandatasoba.cocolog-nifty.com/blog/ ====================================== ●6月22日は「茶そば」 今回は伝統的な変わりそばを楽しみます。 ●「十割そばの夕べ」は7月1日です。 ====================================== 手打ちそば屋 かんだた 長野市鶴賀権堂町2320 TEL 026ー232ー3718 営業時間 昼 11:30〜14:30 夜 17:30〜20:00(日、祝日の夜の営業はありません。) 毎週水曜定休日 駐車場 セントラル・スクウェアを御利用ください。 サービス券(一時間)があります。 Webサイト: http://www.kandata.jp ====================================== このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000151284.htm 発行者Webサイト: http://www.kandata.jp ---------------------------------------------------------------------- 手打ちそば屋 かんだた 中村 和三 電話 026ー232ー3718 メール:bya12005@nifty.ne.jp


