出版プロジェクト・物語小説編  RSSを登録する

野間文芸新人賞作家の赤坂真理やキャラメルボックスの成井豊、『THE ANSWER』の鈴木剛介、『クリムゾン・ルーム』の高木敏光らが所属する株式会社アップルシード・エージェンシーがお届けするメールマガジン。作家と編集者が小説を世に送り出すまでの秘話が満載。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/12/29

【出版プロジェクト・物語小説編】

■■+++++++++++++++++++++++++++
■■ 出版プロジェクト・物語小説編         2008.12.29
■■                              vol.93
■■                     発行:The Appleseed Agency Ltd.
■■+++++++++++++++++++++++++++

このメルマガでは、作家のエージェント・株式会社アップルシード・
エージェンシーが、あなたがベストセラー作家になるための情報とテ
クニックをお贈りします。

■CONTENTS----------------------------------------------------
★トピックス
★12月の新刊のご案内
★私の修業時代 
       第11回 渡辺 幸一(わたなべ・こういち)さん
                    〜努力は裏切らない(2)〜

--------------------------------------------------------------
■トピックス  〜所属作家たちの近況をお知らせします〜
--------------------------------------------------------------
★赤坂真理さんの5年ぶりの書き下ろしフィクション『太陽の涙』が
 いよいよ岩波書店から発売されました。沖縄の伝承に根ざした、清
 冽で詩的なヴィジョン溢れる大人の絵本です。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/9/0281730.html

★高木敏光さんの小説『クリムゾン・ルーム』のPSP版ゲーム「CRIMSON 
 ROOM Reverse」が好評発売中。正規シナリオに新たな裏シナリオを
 加えた新バージョンです。今なら下記サイトにアクセスすると、壁
 紙のダウンロードができます。
 http://www.success-corp.co.jp/software/psp/crimson_room_reverse/index.html

★成井豊さんの新刊『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』が原作となっ
 た、演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアー東京公演は、
 満員御礼で千秋楽を迎えました。次回作をお楽しみに!
 http://www.caramelbox.com/stage/kimikodou/index.html

★第二期作家養成ゼミから、橘果恋さんの『わたしとおなか』が、い
 よいよ発売されました。リブロで購入すると、特製チロルチョコを
 プレゼント!ぜひ、お早めに。
 http://www.sunmark.co.jp/01/frame_index.html

--------------------------------------------------------------
■12月の新刊案内
--------------------------------------------------------------
★『太陽の涙』
 赤坂真理/著 岩波書店
 http://mo-v.jp/?e396 
あたたかな海のただなかにまかれた、星座のような島々。その群島の
かたすみに僕らの小さな島はある。僕らは太陽から生まれた。あると
き、月からひとりの男が吐き出され……。清冽で詩的なヴィジョン溢
れる現代の神話。著者5年ぶりの書き下ろし作品です。

★『英国名言に生きる』
 多胡吉郎/著 PHP研究所
 http://mo-v.jp/?e395
言葉の国・イギリスはシェイクスピアをはじめ数々の「名言」を生み
出してきた。スパイスの効いたその叡智や情緒を洒脱に楽しむ一冊。

★『バルサ流トレーニングメソッド』
 村松尚登/著 アスペクト
 http://mo-v.jp/?e394
名将モウリーニョ監督が採用したトレーニング理論を応用し、日本人
向けに考え出された全72パターンの画期的な練習メニューを収録。
練習法や指導法のヒントを記したコラムも掲載しています。

★『ビジネスパーソンのための自分プロデュース術』
 細井智彦/著 大和書房
 http://mo-v.jp/?e393 
カリスマ転職エージェントが、自分の強みを発掘し、自分の市場価値
を倍増させる方法を伝授します。自分を見直すうえでも、キャリア形
成を考えるうえでもとても役立つこのアプローチは、いま転職を考え
ていない人でも、知っておいて損はありません。

★『読書は1冊のノートにまとめなさい』
 奥野宣之/著 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
 http://mo-v.jp/?e34c
何十冊、何百冊読んでも、ほとんど覚えていない……。多くの方が抱
えるこの悩み。でも、「覚えていない」は「読んでいないと同じ」。
この本では、読んだ内容を確実にあなたの「財産」にする、「インス
トール・リーディング」の技術を紹介します。1週間で3刷10万部。

★『ぬりえ国旗』
 エイ出版社
 http://mo-v.jp/?e343
世界の国々の国旗に色を塗りながら、親子で一緒に楽しめるぬりえ本。
192カ国の国旗を収録。首都や国の説明、位置なども解説。切り取
れる世界地図付き。カバー裏に貼って覚える世界の国旗一覧付き。 

★『連帯保証人』
 松井計/著 双葉社
 http://mo-v.jp/?e2e3
高校教師の雄策のもとに消費者金融から一本の電話がかかってきた。
連帯保証人になっていた愛人・柊子の返済が滞っており、連絡もつか
なくなっているという。何故、彼女は何も言わずに消えたのか? 
東京から四国、大阪と柊子の足跡を追う雄策は、予想もしなかった柊
子の過去を知ることになる―。

★『わたしとおなか』
 橘 果恋/著 サンマーク出版
 http://mo-v.jp/?e29a
ある日、朝子は見知らぬ男子生徒にラブレターを渡される。でもそれ
は――親友の奈々宛てだった。そうだよね、私のはずがない。妄想だ。
どうかしてる。だって私は――太っているから。過酷なダイエットを
決意した高校2年生の恋と友情の日々を、笑いと涙で描いた日記小説。

★『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』
 成井 豊/著 ポプラ社
 http://mo-v.jp/?e299
40過ぎのテレビ脚本家・根室。クリスマス目前のある日、19歳の
娘のいぶき14年ぶりにが突然やってきた。「パパ、私、小説家にな
りたいの」。 そして迎える驚きのクリスマスとは? 
ミステリー仕立てのクリスマス・ノベル。

★『街金王 〜池袋アンダーグラウンドの「光」と「闇」〜』
 高木賢治/著 講談社+α文庫
 http://mo-v.jp/?e2e5
かくも鳥肌のたつ人生を誰も知らない…。 
捨て子、ヤクザの鉄砲玉、TVリポーター、そしてヤミ金の世界でのし
上がった男の半生を描く、圧倒的スケールのノンフィクション。
事実は小説より危険なり。重版出来。

--------------------------------------------------------------
■私の修業時代 
       第10回 渡辺 幸一(わたなべ・こういち)さん
                     〜努力は裏切らない〜
--------------------------------------------------------------
(作家紹介)
渡辺幸一(わたなべ・こういち)さん
エッセイスト、歌人。1950年北九州市生まれ。73年北九州市立大学外
国語学部卒業。90年イギリスに移住。18年間、ロンドンの金融街シティ
で、英系銀行の財務アナリストなどとして勤務した後、現在は文筆業
に専念。93年朝日歌壇賞、95年角川短歌賞、97年北九州市民文化賞を
受賞。著書に『イエロー』(栄光出版社)、『イギリス発・私的日本
事情』(朝日文庫)、『ロンドン金融街で学んだイギリス式仕事と人
生の絶妙な知恵』『イギリスはなぜ散歩が楽しいのか?』『英国のバ
ランス 日本の傾斜』(河出書房新社)など。最新作『イギリス発 
恥と誇りを忘れた母国・日本へ!』(http://mo-v.jp/?e1b0)は忽ち
重版。

〜〜〜〜〜

 私はエッセイストであることに誇りを持っている。時々、「なぜ小
説を書かないのか」と聞かれるが、その質問の奥に「エッセイより小
説の方が格上」という価値観が透けて見えるのが、いささか不可解だ。

 評論家の吉田健一はかつて「散文で書かれたものはすべてエッセイ
から出発し、エッセイが最後までその基調になっている」と述べ、「
例えば福原麟太郎が批評家的エッセイストであるならば、内田百間は
小説家的エッセイストである」と指摘した。私はこの言葉を自分なり
に、「詩的に書けばすぐれた詩になり、批評的に書けばすぐれた批評
になり、小説的に書けばすぐれた小説になる。それが本物のエッセイ
だ」と解釈している。

 残念ながら、私がこれまで書いて来たものは、まだそのような水準
に達していない。いつかは世の中のさまざまな事象を融通無碍に切り
取り、みずみずしく味わいのあるエッセイを書けるようになりたい。
その意味で、私は今も修行中だ。

 原稿を書く時、私はいつも文章の流れと言葉の響きに気を配る。文
章はむろん語句をつなぎ合せて意味を表すものだが、語句を形成する
言葉の響きもまた大切な要素だ。伝えるべき意味と言葉の響きが美し
く溶け合う時、読んで心地よい文章が生まれる。私はそうした文章で
エッセイを書きたいと願っている。
 
 文章の流れや言葉の響きにまで神経を使うのは、私が現役の歌人だ
からであろう。いうまでもなく、短歌は三十一音で情感を表現する詩
形だ。言葉を極端に刈り込む一方、言葉のつながりが生み出す調べに
細心の注意を払う。そうした作業を通じて身につけた感覚が、エッセ
イを書く時にも働くのだ。

 さて、私のイギリス暮らしも十九年目に入った。遠く離れて住んで
いても、日本はやはり我が母国である。だから、この数年、閉塞感が
高まるばかりの日本が私は心配で仕方がない。どこかでボタンのかけ
違いが起き、それが修正されないまま、矛盾がどんどん拡大している
気がする。そしてまた、国際化が複雑に進む中で、世界の中の日本の
あり方は今のままでいいのかという問題もある。二〇〇八年九月に私
は「イギリス発恥と誇りを忘れた母国日本へ!」(河出書房新社)と
いう本を上梓したが、このタイトルはまさに私の叫びそのものだった。

 私は今後も、イギリスという日本に似て非なる島国を拠点に、母国
に向けて忌憚ない意見を発信していくだろう。日本もイギリスも、そ
して世界も、状況は刻々と変わっているが、複眼的な視点で、私にし
か書けないユニークなエッセイを書きたい。才脳の不足は地道な努力
で補うしかない。努力して書き続けておれば、道は必ず開けるはずだ。

                             (終)

※内田百間の「間」は正しくはもんがまえの中が日でなく月であらわ
しますが、やむをえず本稿では「間」としています。(編者注)

--------------------------------------------------------------
メルマガをお読みの皆さんで、本にしたら絶対売れる!!という
企画・原稿をお持ちでしたら、弊社あてにご応募ください。
くわしくは企画原稿検討の要項
(http://appleseed.co.jp/0_1.php)
をご覧ください。検討させていただきます。

ご意見・ご感想は(info@appleseed.co.jp)までお願いいたします。


【最後にお知らせ】

こちらにもどうぞご訪問ください。

・株式会社アップルシード・エージェンシーのサイト
http://www.appleseed.co.jp/

・鬼塚忠「カフェリブロ作家養成ゼミ」
http://blog.goo.ne.jp/appleseed_august

・メルマガ「出版プロジェクト・ビジネス書編
http://www.appleseed.co.jp/magazine.html

________________________________________________________________

配信 株式会社アップルシード・エージェンシー
編集 栂井理恵  文責 鬼塚忠
E-mail:info@appleseed.co.jp
http://www.appleseed.co.jp/

〒162-0824  新宿区揚場町2-12セントラルコーポラス401
TEL:03-3513-4325  FAX:03-3260-4437
---------------------------------------------------------------
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る