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野間文芸新人賞作家の赤坂真理やキャラメルボックスの成井豊、『THE ANSWER』の鈴木剛介、『クリムゾン・ルーム』の高木敏光らが所属する株式会社アップルシード・エージェンシーがお届けするメールマガジン。作家と編集者が小説を世に送り出すまでの秘話が満載。

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2008/12/15

【出版プロジェクト・物語小説編】

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■■ 出版プロジェクト・物語小説編         2008.12.15
■■                              vol.92
■■                     発行:The Appleseed Agency Ltd.
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このメルマガでは、作家のエージェント・株式会社アップルシード・
エージェンシーが、あなたがベストセラー作家になるための情報とテ
クニックをお贈りします。

■CONTENTS----------------------------------------------------
★トピックス
★12月の新刊のご案内
★私の修業時代 
       第10回 渡辺 幸一(わたなべ・こういち)さん
                     〜努力は裏切らない〜

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■トピックス  〜所属作家たちの近況をお知らせします〜
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★赤坂真理さんの5年ぶりの書き下ろしフィクション『太陽の涙』が
 いよいよ岩波書店から発売されました。沖縄の伝承に根ざした、清
 冽で詩的なヴィジョン溢れる大人の絵本です。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/9/0281730.html

★高木敏光さんの小説『クリムゾン・ルーム』のPSP版ゲーム「CRIMSON 
 ROOM Reverse」の発売を記念して12月20日(土)に大阪・梅田リア
 ル脱出イベント「HEP HALLからの脱出2」にて主催者とのトークシ
 ョーが開催されます。
 http://www.success-corp.co.jp/software/psp/crimson_room_reverse/

 書籍、ゲームソフトどちらかをご購入の方を対象にサイン会を開催
 します。
 *日時:12月21日(日)14:00〜 場所:リブロイオンモール鶴見店
 ご希望の方はレジカウンターにお申し出ください。

★第二期作家養成ゼミから、橘果恋さんの『わたしとおなか』が、い
 よいよ発売されました。リブロで購入すると、特製チロルチョコを
 プレゼント!ぜひ、お早めに。
 http://www.sunmark.co.jp/01/frame_index.html

★成井豊さんの新刊『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』が原作となっ
 た、演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアー東京公演が始
 まっています。残数わずか。予約はこちらから。
 http://www.caramelbox.com/stage/kimikodou/index.html

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■12月の新刊案内
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★『太陽の涙』
 赤坂真理/著 岩波書店
 http://mo-v.jp/?e396 
あたたかな海のただなかにまかれた、星座のような島々。その群島の
かたすみに僕らの小さな島はある。僕らは太陽から生まれた。あると
き、月からひとりの男が吐き出され……。清冽で詩的なヴィジョン溢
れる現代の神話。著者5年ぶりの書き下ろし作品です。

★『英国名言に生きる』
 多胡吉郎/著 PHP研究所
 http://mo-v.jp/?e395
言葉の国・イギリスはシェイクスピアをはじめ数々の「名言」を生み
出してきた。スパイスの効いたその叡智や情緒を洒脱に楽しむ一冊。

★『バルサ流トレーニングメソッド』
 村松尚登/著 アスペクト
 http://mo-v.jp/?e394
名将モウリーニョ監督が採用したトレーニング理論を応用し、日本人
向けに考え出された全72パターンの画期的な練習メニューを収録。
練習法や指導法のヒントを記したコラムも掲載しています。

★『ビジネスパーソンのための自分プロデュース術』
 細井智彦/著 大和書房
 http://mo-v.jp/?e393 
カリスマ転職エージェントが、自分の強みを発掘し、自分の市場価値
を倍増させる方法を伝授します。自分を見直すうえでも、キャリア形
成を考えるうえでもとても役立つこのアプローチは、いま転職を考え
ていない人でも、知っておいて損はありません。

★『読書は1冊のノートにまとめなさい』
 奥野宣之/著 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
 http://mo-v.jp/?e34c
何十冊、何百冊読んでも、ほとんど覚えていない……。多くの方が抱
えるこの悩み。でも、「覚えていない」は「読んでいないと同じ」。
この本では、読んだ内容を確実にあなたの「財産」にする、「インス
トール・リーディング」の技術を紹介します。1週間で3刷10万部。

★『ぬりえ国旗』
 エイ出版社
 http://mo-v.jp/?e343
世界の国々の国旗に色を塗りながら、親子で一緒に楽しめるぬりえ本。
192カ国の国旗を収録。首都や国の説明、位置なども解説。切り取
れる世界地図付き。カバー裏に貼って覚える世界の国旗一覧付き。 

★『連帯保証人』
 松井計/著 双葉社
 http://mo-v.jp/?e2e3
高校教師の雄策のもとに消費者金融から一本の電話がかかってきた。
連帯保証人になっていた愛人・柊子の返済が滞っており、連絡もつか
なくなっているという。何故、彼女は何も言わずに消えたのか? 
東京から四国、大阪と柊子の足跡を追う雄策は、予想もしなかった柊
子の過去を知ることになる―。

★『わたしとおなか』
 橘 果恋/著 サンマーク出版
 http://mo-v.jp/?e29a
ある日、朝子は見知らぬ男子生徒にラブレターを渡される。でもそれ
は――親友の奈々宛てだった。そうだよね、私のはずがない。妄想だ。
どうかしてる。だって私は――太っているから。過酷なダイエットを
決意した高校2年生の恋と友情の日々を、笑いと涙で描いた日記小説。

★『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』
 成井 豊/著 ポプラ社
 http://mo-v.jp/?e299
40過ぎのテレビ脚本家・根室。クリスマス目前のある日、19歳の
娘のいぶき14年ぶりにが突然やってきた。「パパ、私、小説家にな
りたいの」。 そして迎える驚きのクリスマスとは? 
ミステリー仕立てのクリスマス・ノベル。

★『街金王 〜池袋アンダーグラウンドの「光」と「闇」〜』
 高木賢治/著 講談社+α文庫
 http://mo-v.jp/?e2e5
かくも鳥肌のたつ人生を誰も知らない…。 
捨て子、ヤクザの鉄砲玉、TVリポーター、そしてヤミ金の世界でのし
上がった男の半生を描く、圧倒的スケールのノンフィクション。
事実は小説より危険なり。重版出来。

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■私の修業時代 
       第10回 渡辺 幸一(わたなべ・こういち)さん
                     〜努力は裏切らない〜
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(作家紹介)
渡辺幸一(わたなべ・こういち)さん
エッセイスト、歌人。1950年北九州市生まれ。73年北九州市立大学外
国語学部卒業。90年イギリスに移住。18年間、ロンドンの金融街シティ
で、英系銀行の財務アナリストなどとして勤務した後、現在は文筆業
に専念。93年朝日歌壇賞、95年角川短歌賞、97年北九州市民文化賞を
受賞。著書に『イエロー』(栄光出版社)、『イギリス発・私的日本
事情』(朝日文庫)、『ロンドン金融街で学んだイギリス式仕事と人
生の絶妙な知恵』『イギリスはなぜ散歩が楽しいのか?』『英国のバ
ランス 日本の傾斜』(河出書房新社)など。最新作『イギリス発 
恥と誇りを忘れた母国・日本へ!』は忽ち重版。

〜〜〜〜〜

 学生時代、私は詩人になりたかった。寺山修司や谷川俊太郎のよう
に詩を書くことを職業として、生計を立てようと思っていた。大それ
た望みだったが、怖いもの知らずは若さの特権である。十八歳で処女
詩集を自費出版し、その力量を世に問うた。しかし、反響はまるでな
かった。ただ一人、小林勝氏だけはこちらが気恥ずかしくなるほど熱
烈に評価してくれ、激励してくれた。小林氏は芥川賞と直木賞の候補
になったこともある作家だが、二年後、四十三歳の若さで急逝した。
結核のため肺摘出の手術を受けた体で無理を重ね、命を縮めたらしい。
彼からもらった葉書は今でも大切に保存している。
 
 小林氏の激励にもかかわらず、大学を出る頃になると私は完全に自
信をなくしていた。当時、早稲田の学生だった荒川洋治の作品を読み、
「同世代にこんな凄いやつがいるのか」と驚いた。私も九州の一角で、
それなりに奮闘したのだが、一向に認められる気配はなく、焦りが募
るばかりだった。結局、詩人として立つ夢を放棄し、商社に就職した。
以来、「書かざる詩人」を僭称しながら、実際は文学と縁のないサラ
リーマン生活を送ることになる。

 転機は二十年後に突然やって来た。一九九〇年、障害を持つ長男の
教育環境を考え、イギリスに移住した私は、ロンドンの金融街で一日
中英語を使って仕事をしているうちに、無性に日本語で書きたくなっ
た。私が書き始めたのは現代詩ではなく、短歌であった。自分でも意
外だったが、短歌という定型詩の韻律が英語に疲れた私の心を癒して
くれたのだ。

 やがて、私は朝日歌壇賞や角川短歌賞などを受賞し、イギリスの銀
行に勤める傍ら、歌人として活動することになった。一九九七年、歌
集「霧降る国」を出版した。この歌集を読んだある出版社の社長が「短
歌ではなく、文章を書いてみないか」と声をかけてくれ、イギリスに
おける人種差別の実態を書いた『イエロー』という本が世に出ること
になった。これが私の実質的なデビュー作である。『イエロー』は、
日本だけでなく、イギリスの新聞でも大きく取り上げられた。この本
はのちに、『イギリス発私的日本人事情』というタイトルで朝日文庫
に収められた。

 私の著書はこの十二年間で九冊になった。今、来春出版予定の十冊
目の準備に追われている。今年の夏に銀行を辞め、ようやく文筆専業
になったが、それまでは「二足のわらじ」だった。ロンドン金融街の
朝は早い。私は午前六時に家を出なければならなかった。夜は無理が
きかないタイプなので、午前四時半に起きて原稿を書いた。平日は四
百字詰め原稿用紙で二枚、土曜と日曜は五枚ずつというのが自分に課
したノルマだった。毎日書き続けることが肝心である。手を動かして
おれば、自然と構想が湧き、書き進む方向性が見えてくる。持続的な
努力は決して人を裏切らない。自分自身の体験から私はそう信じてい
る。

                           (続く)
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メルマガをお読みの皆さんで、本にしたら絶対売れる!!という
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くわしくは企画原稿検討の要項
(http://appleseed.co.jp/0_1.php)
をご覧ください。検討させていただきます。

ご意見・ご感想は(info@appleseed.co.jp)までお願いいたします。


【最後にお知らせ】

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・株式会社アップルシード・エージェンシーのサイト
http://www.appleseed.co.jp/

・鬼塚忠「カフェリブロ作家養成ゼミ」
http://blog.goo.ne.jp/appleseed_august

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http://www.appleseed.co.jp/magazine.html

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配信 株式会社アップルシード・エージェンシー
編集 栂井理恵  文責 鬼塚忠
E-mail:info@appleseed.co.jp
http://www.appleseed.co.jp/

〒162-0824  新宿区揚場町2-12セントラルコーポラス401
TEL:03-3513-4325  FAX:03-3260-4437
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