【出版プロジェクト・物語小説編】
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■■ 出版プロジェクト・物語小説編 2007.11.19
■■ vol.69
■■ 発行:The Appleseed Agency Ltd.
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このメルマガでは、作家のエージェント・株式会社アップルシード・
エージェンシーが、あなたがベストセラー作家になるための情報とテ
クニックをお贈りします。
■CONTENTS----------------------------------------------------
★トピックス
★11月の新刊のご案内
★著者インタビュー
『ひとり介護』(ダイヤモンド社)岡山徹さん
〜書く技法を学ぶには、書いて、書いて、体で覚える〜
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■トピックス 〜作家たちの近況をお知らせします〜
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★カフェリブロの作家養成ゼミからデビューした『わん☆くら』の著
者の粥川みどりが、リブロ名古屋店でサイン会を開催します。
詳細はこちら。
http://www.libro.jp/web/topics/
★鈴木剛介の『デブになってしまった男の話』が、高倉あつこさんに
より漫画化されました。2008年1月に単行本発刊です。
http://www.comicbunch.com/
★河出書房新社が開催する「河出文庫グランドフェア2007」に『海峡
を渡るバイオリン』が選ばれています。オビに応募券がついていま
すので、お買い上げの方には、抽選で坂崎千春さんイラストの特製
文庫バックが当たります。この機会にぜひ。
http://www.kawade.co.jp/kawadebunko2007/
★弊社代表の鬼塚忠の初の小説『Little DJ 小さな恋の物語』が原作
となった映画が神木隆之介、福田麻由子主演で今冬、公開予定です。
http://www.little-dj.com/
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■11月の新刊案内
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★『パリジェンヌに学ぶおしゃれのエッセンス』
斉藤智子/著 河出書房新社
http://mo-v.jp/?c090
パリ在住の生活芸術ジャーナリストが春夏秋冬の17人のパリジェンヌ
のおしゃれ術を四季を通して紹介します。暮らしのなかから生まれる
等身大のファッションを自分なりに楽しんでいる彼女たちの参考にな
るおしゃれがいっぱいです。
★『大富豪になる人の心の法則』
パット・メシティ/著 金森重樹/監訳 主婦の友社
http://mo-v.jp/?c08f
人間は内面が変わらない限り、どんな具体的な手段を身につけたとし
て、一時的に資産が増殖したとしても、継続的に増加しつづけ富裕層
になることはない―。つまり、富裕層になるための心構えができれば、
富裕層から資産ゼロの状態に一時的に陥ったとしても、もう一度富裕
層になることが可能です。本書は、そのための心構えを説いた、あな
たの心に変革を起こす一冊です。
★『わん☆くら』
粥川みどり/著 主婦の友社
http://itm-asp.com/cc/1615/gxlGSkrD
カフェリブロの作家養成ゼミから生まれた、期待の新人作家のデビュ
ー作。1歳になったばかりの豆柴の雄犬「楽(がく)」がホスト犬と
して働くことになった―。動物虐待に遺棄、迷子騒動、アジリティ、
ペットショップにペット可マンション、病気や超能力など、犬をめぐ
る様々な現実を問題にしながら、人と動物が共生する素晴らしさを描
いた秀作。
★『そして、涙は海になる』
須田幸子/著 PHP研究所
http://qrl.jp/?255426
子どもが産めなくなった。髪も抜け落ちた。それでも、最期まであき
らめなかった―。24歳で子宮ガンとなってからこの世を去るまで、病
床で綴った一人のサーファーの想いが、カフェリブロの作家養成ゼミ
から一冊の本となりました。
★『加齢に克つ!サビない体のつくりかた』
米井嘉一/著 草思社
http://itm-asp.com/cc/1615/SG31W38I
老化のスイッチを「オン」にして、ガンや心臓病、脳卒中など怖い病
気にもなる体のサビ。サビない体を手に入れるには、どうすればいい
のか?日本のアンチエイジング研究の第一人者の著者が、簡単ですぐ
に役立つ方法をわかりやすく解説します。
★『貧乏人は医者にかかるな!』
永田宏/著 集英社
http://mo-v.jp/?9629
2025年、日本の医者不足は決定的に!? 医者は人気の科や大都市に
偏在しているのではなく、本当に人数が足りないのです。医者不足問
題の本質をデータで検証し、団塊の世代が後期高齢化を迎える2025年
時点での日本の医療のあり方を探ります。
★『海峡を渡るバイオリン』
陳昌鉉/著 鬼塚忠・岡山徹/聞き書き 河出書房新社
http://mo-v.jp/?9628
バイオリン製作の名匠、「東洋のストラディバリ」陳昌絃。彼は十四
歳で韓国から日本へ渡り、偶然聴いた弦楽器の音色に魅せられて、独
学で道を切り開いていきます。感動のノンフィクション。ドラマ・漫
画化もされた原作が、いよいよ文庫化されました。
★『ひとり介護 母を看取り父を介護した僕の1475日』
岡山徹/著 ダイヤモンド社
http://mo-v.jp/?9586
一人暮らしの著者と両親が同居して3年目、母親が胆管癌とわかり延
命のための手術をし、残された日々をいとおしみながら2年を過ごし
見送った後、足が不自由な父親の介護を2年、くも膜下出血で突然死
するまでの労苦を、骨太でときにユーモラスな文章で綴った介護記録。
読むものに感動と共感を与えるノンフィクション。
★『スバラしきマニアの世界』
久我羅内/著 扶桑社
http://mo-v.jp/?945d
「死霊の盆踊り」など訪ね歩いた奇祭の数は300以上。「階段にな
っている国道」「はしごのかかっている国道」「便所のなかを通って
いる国道」など全国のトンデモ国道を踏破。など、世の中には、驚く
ほどマニアな人がたくさんいます。そんな珍研究、変な趣味が大集合
の一冊です。
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■著者インタビュー
『ひとり介護』(ダイヤモンド社)岡山徹さん
〜書く技法を学ぶには、書いて、書いて、体で覚える〜
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(著者紹介)
岡山徹(おかやまとおる)さん
慶応義塾大学英文科卒。
翻訳家。コラムニスト。作家。
訳書としては『ジョン・レノン』、『レオン』、『マトリックス』、
『シャンドライの恋』など70冊近くある。現在は、ジャパンタイムズ
の姉妹紙『週刊ST』で映画のコラムを連載中。また、担当した字幕翻
訳では『ヘンダーソン夫人の贈り物』など。著書としては、『夏空よ
りも永遠に』(東京書籍)、『語源でたどる英単語まんだら』(小学
館)などがあり、聞き書き『海峡を渡るバイオリン』(河出書房新社
)はベストセラーに。これを原作としたテレビ・ドラマも、2004年、
フジテレビの3時間ドラマとして放映され、文化庁芸術祭ドラマ部門
優秀賞を授賞した。
ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/okaraji
〜〜〜〜〜
・まず本作が出版に至った経緯をお教えください。
岡山徹さん(以下、敬称略)
本書にも書いたのですが、以前出版した『命を見つめて』という山
崎倫子さんの本がきっかけです。山崎さんは高齢者デイ・ケアの専門
家なのですが、そのあとがきに、当時すでに癌の治療を始めていた母
のことを書いたのです。それに御社の鬼塚さんが興味を持ってくれた
のが始まりでした。
・第五章「命の臭い」にそのあたりのことが載っていますね。お母様
の手術のことで頭が一杯で、取材日を間違えていたという……
岡山
ちょうど三回目の取材の時でした。山崎さんのお話はとても興味深
かったのですが、心が母のほうに向いていたのか、なかなか全体像が
浮かばなかった。しかしデイ・ケアという問題と、最期を迎えつつあ
る母の現状が頭の中で結びついたんです。とても身近な問題に感じら
れた。それで『命を見つめて』を書くことができるという確信と、同
時に『ひとり介護』という本の芽が生まれた。
・『ひとり介護』というタイトルは非常に印象的ですね。
岡山
実はなかなか決まらなかったんです。最初に私が候補を出して、鬼
塚さんやダイヤモンド社の佐藤さんにも考えていただいて、何度も話
し合いました。結局佐藤さんが「これで行きましょう」と決断した。
「あ、いいなあ」と思いました。佐藤さんに「うまいのを考えつきま
したね」と話したら、「岡山さんが考えたんですよ」と(笑)。自分
が何を提案したのかわからなくなるくらい話し合ったわけです。
・簡単な言葉ですがいろいろな問題をはらんでいる気がします。
岡山
そうでしょう。少子化が進んでいる日本では子ども一人で二人の親
を介護しなければならないというケースは増えてくるでしょう。それ
を予言しているタイトルです。そしてもう一つ意味が重なっている。
・どういう意味ですか?
岡山
どんなケースであれ、介護は「ひとり」で行うことがほとんどだと
いう意味です。たとえば家族で介護するといっても、旦那さんや子ど
もは会社や学校があるから、結局はその家の主婦にすべて任されると
いうパターンが多い。それもまさに「ひとり介護」です。
・後者の意味のほうが重い気がします。
岡山
今まで散々面倒をかけてきた両親の世話をする。それだけでもいろ
いろな思いが脳裏をよぎります。それがたとえば自分の両親でない場
合も多い。女性の場合は旦那さんの両親ということもありえるわけで
す。そうなると、つらいことがほとんどです。介護するほうの孤独感
は大きい。
・第七章「最後の帰り道」の中に、モルヒネで譫妄状態になったお母
様が発した「調子づくじゃねえ」という言葉が出てきます。生前の最
後の言葉です。あの部分は、戦慄が走りました。
岡山
介護している側、子どもの立場としては、最期は美しくあってほし
い。しかし現実というのは、ほんとうに厳しいし、想像を超えたもの
です。介護する側はそういうものも乗り越えていかなければならない。
・「ひとりで」ですね。
岡山
そうです。でも「ひとり」ではない。親の介護をする時は、多かれ
少なかれみんなそういう立場に立たされるんです。この本で言いたか
ったのはそのことです。つらい思いをしているのはあなただけではな
い。「ひとり介護」だけど「ひとり」ではない。私もそうだったんで
すよ。実際に介護という問題に直面している人たちには、そういう気
持ちを伝えたいですね。
・では次に、岡山さんご自身のキャリアについてお聞きします。翻訳
家・映画ライターとして豊富な経験をお持ちですね。
岡山
元々、ミュージシャンを目指していたんです。ボブ・ディランやザ
・バンドが好きで、フォーク歌手のバックバンドでギターを弾いてい
たこともありました。文章を書く仕事は、映画雑誌「キネマ旬報」の
記者が最初です。当時は半ペラ(200字詰め原稿用紙)で月250枚の原
稿を書いていました。
・映画関連のお仕事というのは、現在でも役に立っていますか?
岡山
大いにありますね。たとえば主観―主観―主観ときた後に、客観的
な文章を差し込む。現実的な話の間に、想像した世界を挟み込む。話
が行き詰まった時、こうやって視点を変えると思わぬ展開になったり、
広がりが出たりする。これは映画から学んだ技法です。映画の仕事か
ら原作本やノベライズといった翻訳の仕事につながり、それがきっか
けで御社の鬼塚さんと知り合って、『海峡を渡るバイオリン』に携わ
ることになるのですが、ノンフィクションでもお聞きした話をそのま
ま使うことはしません。
・どうされるのですか? ノンフィクションというと事実を正確に伝
えることが主だと思うのですが?
岡山
もちろんそうですが、正確に伝えることと聞いた話を右から左へ書
き写すのでは違います。話を伝えるのでなく、話のエッセンスを読者
に届けなければならないんです。そのために想像力を駆使したり、ま
ったく違う話を挿入したりする。『ひとり介護』にもそういうシーン
があります。
・それはどの場面ですか?
岡山
「エピローグ」で鳩を踏みつぶそうとする少女の話が出てくるでし
ょう。介護とはまったく関係のない話です。しかしあのシーンなどは
まさにそうですね。ただし、闇雲にエピソードを作るのではだめです。
あのシーンには、今回の本のエッセンスが込められている。そういう
視点の変化を加えることで、作品全体のトーンが生まれ、テーマをよ
りアピールできるように思います。
・そういった技法はどうすれば学べるのでしょうか?
岡山
それはもう「書いて、書いて、体でおぼえる」しかないですね。私
はシナリオの勉強もしていたのですが、「シナリオは便所で書け」と
いう言葉があるんです。書く暇がないという人でも、便所に行かない
人はいないでしょう。だから便所へ行ったら、必ず書くように習慣づ
ければいい。そこまでしないとうまくなれませんよという意味の言葉
です。書くという意味では本もシナリオも同じです。私は今でも一日
15〜16時間は、机にかじりついています。
・では最後に今後のご予定などをお聞かせください。
岡山
今まではミュージシャンや映画関係の翻訳書を多く手掛けていたの
ですが、芸能関連だけでなく、世界には多くのすぐれたノンフィクシ
ョン作品があります。日本では海外ノンフィクションはあまり売れな
いのですが、売れないからといって看過してしまっては、日本の読者
は世界の潮流からどんどん取り残されてしまう。そういう本がいくつ
くらいあるか、この間数えてみたんですよ。そうしたら200タイトルほ
どもあった。これは何とか出版に漕ぎつけたいと思っています。また
自分だけでなく、若手の翻訳者も育成したいですし、翻訳だけでなく
自分で小説も書いていますので、そちらも何とか花を咲かせたい。や
りたいこと、書きたいことは山ほどあります。時間が足りないですね
(笑)。
・本日はどうもありがとうございました。
岡山
こちらこそ、ありがとうございました。
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メルマガをお読みの皆さんで、本にしたら絶対売れる!!という
企画・原稿をお持ちでしたら、弊社あてにご応募ください。
くわしくは企画原稿検討の要項
(http://appleseed.co.jp/0_1.php)
をご覧ください。検討させていただきます。
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配信 株式会社アップルシード・エージェンシー
編集 栂井理恵 文責 鬼塚忠
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