2009/10/05
時事用語ギャラクシー「ハーグ条約」
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□■□■ 時 事 用 語 ギ ャ ラ ク シ ー ■□■□
(旧 ミニ解説つき!新聞記事の流れがサクサクわかる)
2009.10.5. 第340号
■ハーグ条約■
▽旬の時事用語をできるだけ分かりやすく説明するメルマガです。
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■■■はじめに
本日のテーマは「ハーグ条約」。
鳩山首相は大金持ちなのでお金に疎いのか、政治資金規正法違反が次々
と明るみに出ています。
検察が、献金していないのに名前だけ使われた人から事情聴取を始めま
した。
民主党は、小沢問題の時に検察ファッショだと猛烈に検察を非難しまし
たが、法務省に受けのいい千葉さんを法務大臣にして検察当局との融和
を図ろうとしていた矢先だったそうです。
取調べの可視化、在日外国人への地方参政権付与、夫婦別姓などの民主
党の政策に反対する法務省が、実力行使に出ているのでは、と解説する
人もいます。
でなければ、国民に人気の高い鳩山首相に、手を突っ込めない、といい
ます。
本当に、検察にそんな意図があるんでしょうか。
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□■□■きょうの解説■□■□
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●解説「ハーグ条約」
国際結婚が破綻、離婚した際、一方の親が子供を勝手に国境を越えて海
外に連れ出すことを禁じる条約。
1980年、「子供の奪取に関するハーグ条約」が締結され、米国、
EU、カナダなど世界81ヵ国が加盟している。
日本は未加盟のため、日本人の親が子供を日本に連れ出すケースが相
次ぎ、大きな国際問題になっている。
離婚しても、親は子供と面会する権利がある。
一方の親が、離婚時に住んでいた国から子供を海外に移すと、もう一方
の親は子供と会えなくなる。
このため、子供を海外に連れ出すことを禁止する条約ができた。
加盟国では、子供を勝手に連れ出すと、親であっても誘拐罪となる。
日本は条約に批准していないため、海外から日本に子供を連れ帰る日本
人、特に母親が多い。
国際結婚の急増で、離婚も増え続け、トラブルが多発。
日本人親を誘拐罪で国際指名手配しているケースが少なくない。
海外で離婚し、一方の親が子供を日本に連れ帰っても、日本は条約に入
っていないため、もう一方の親は日本から子供を取り戻すことができな
い。
この条約に批准していない先進国は日本だけで、米国、EU、カナダな
どは日本に批准するよう、様々な圧力をかけている。
09年3月の日米外相会談でも、クリントン国務長官が中曽根外相にわ
ざわざこの問題を取り上げ、検討を促した。
日本が批准しないのは、「共同親権」という概念が薄く、法制度や家族
観に違いがあるから、という説がある。
両親に親権を認め、離婚後も両親が子供に会う権利意識が強い外国に比
べ、母親が子供を引き取るケースが多く、母親に親権が認められがちな
日本の慣習や風土を表している、というもの。
また、外国人夫のDVに耐えかねて離婚する日本人女性が多く、子供を
連れて日本に逃げ帰ったのを、子供だけDV夫のいる国に返せない、と
の見方もある。
09年9月、日本人の元妻が子供2人を勝手に日本に連れ帰ったとして、
米国人夫が来日し、子供を車で連れ去ったところ、警察に未成年者略取
誘拐容疑で逮捕された。
この事件は米国で「拉致された子供を救おうとした父親が日本で犯罪に
問われた」として、大々的に報道された。
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■■■編集後記
前々回のベーシック・インカムがそうでしたが、初めて聞いた時「えっ、
そんな無茶な」と思うことでも、よ~く聞いて、考えてみると、意外と
説得力のある案件というのがあります。
亀井大臣のモラトリアム法案が、まさにそれで、最初は昭和恐慌時のモ
ラトリアム失政を想起して「無茶な」と思っていたのが、今や私は大賛
成です。
むしろ、庶民の苦しみや生活を本当に分かった政治家ではないかと、
亀井さんを稀代の名政治家、総理にしてもおかしくないのでは(?)、
とさえ思っています。
コツコツとまじめに働いてきたフツーのサラリーマンが、突然、ボーナ
スを大幅に減らされて、あるいは突然のリストラで、マイホームのロー
ンはもちろん、子供の学費さえ払えなくなるケースが相次いでいます。
夜遊びも、不倫も、いけない遊びも無縁で、働きずめに働いてきた人が、
突然、本当に酷い目にあっています。
私の知り合いにも、ボーナス削減で住宅ローンと子供の授業料が払えな
くなった人が実際にいます。
彼は有名企業で働く超まじめなサラリーマンですが、ボーナス月のロー
ンをどうしようかと、頭を抱えています。
何も悪いことはしていないのに、社会の経済情勢からマイホームを失っ
ても、それでも自己責任といわれれば、それまで。
中小企業の経営者も、社長は給料ゼロで頑張っているのに、貸しはがし
にあって、経営は黒字なのに、借金返済を迫られて倒産するところが増
えています。
こうした経営者も、女遊びにうつつを抜かすわけでもなし、贅沢な生活
をしたわけでもなし、コツコツとまじめに働いた末に、こんな目にあっ
ています。
何も悪いことはしていないのに、時代が悪い、それでも自己責任といわ
れれば、それまで。
それを、亀井大臣は、自己責任にしなかったという点で、私は凄い政治
家だと思います。
銀行や大企業が困った時には、政府が税金をつぎ込んで助けます。
まじめにやっている庶民が困った時、政府が率先して助けて、何が悪い
のでしょう。
たぶん、官僚の言い分的には「前例がない」ということでしょうが、銀
行は助けるが、庶民は助けないという前例の方が、おかしいのではない
でしょうか。
今、世の中は経済的に大変なことになっています。
月数千円の授業料が払えずに高校を辞める子供が急増していて、高校授
業料を無料化すると言い出した民主党に、高校の先生方から「一刻も早
く」との声が殺到しているそうです。
生徒の3分の2が生活保護という中学校もあって、病院がわりに学校の
保健室を使ったり、家で食べ物をほとんど口にしない子供がいたり、想
像を超える事態が起きています。
何も悪いことはしてないのに、マイホーム破産に追い込まれそうなサラ
リーマン
何も悪いことはしていなのに、黒字倒産に追い込まれそうな中小企業の
おっちゃん
こうした庶民を救うには、前例のあるなしは関係ありません。
何も徳政令みたいな借金棒引きではない、元金支払い猶予というだけで
す。
テレビに元日銀マンという金融庁の副大臣が出て、亀井大臣の政策を説
明していましたが、一緒に出ていた絶対反対の自民党の元金融大臣に
「この人も本心では賛成していないんだよ」と突っ込まれて、ニヤニヤ
するだけで否定しませんでした。
きっと、金融の専門家にとっては、考えられない政策なのでしょう。
こういう圧倒的多数(専門家を標榜する人たちを含め)の意見を封じ込
めても信念を貫くのが、本当の政治家です。
確か亀井大臣は死刑廃止議連の会長でもあります。
死刑廃止に国民の大多数が反対している現状で、わざわざ廃止を訴えて
も、政治家として得することは何もありません。
こうした点への取り組み方に、政治家が本物かどうか、信念をもってい
るかどうか、試金石になるのではないでしょうか。
記憶力の良い古い読者から「えらく亀井を誉めるけど、お前、前に亀井
の悪口を書いとったやんけ」と言われそうです。
以前、亀井さんが自分の愛人用マンションを手に入れようと、ゼネコン
に圧力をかけたエグい話を、当のゼネコンの人から聞いたので、何とい
う悪い政治家か、と思ったのでした。
しかし、愛人のために泥水を飲む政治家であっても、政策がちゃんとし
て、信念があれば、清潔だけど何もしない政治家よりもずっといいので
はないか、と思うようになりました。
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