ウィークリー?ながみね ―― 法治国家を"身近に"感じて  RSSを登録する

司法フリーライターが、法律・裁判に関する「1週間のニュース」と「次週の予定」をコンパクトにお届け。家族や友人との話題としてお使いください。裁判所の法廷傍聴リポートも配信中。ナゾの作家の小説連載も? 相互広告・相互紹介のお問い合わせもお気軽に。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/07/14

▲▼ 東京地裁つまみぐい ▼▲ 第80皿目【のどが渇いて、午後ティー&カフェラテ万引き】

 
  書を捨て 法廷に行こう ……  東京地裁つまみぐい   ・━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 2008/07/13


 ◆===================================================================

   毎度ご愛読ありがとうございます。 このメールマガジンは、
   『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して配信しております。

   新たにご購読を始めてくださった方、どうもはじめまして。
   このマガジンの過去記事は、すべて公開しておりますので、お暇なとき
   気が向きましたら http://archive.mag2.com/0000148642/ へどうぞ。

   もし、そいつに目を通して、購読を後悔したら、どうもすみません。

 ===================================================================◆




           >>>>>>> 読者の皆さまへ <<<<<<<


  本号は1日遅れの配信となっております。 どうもすみません…。

  発行人のルーズな性格が、ここにきてじわじわと露呈してきておりますな。


  2カ月に1度のペースで、井垣康弘弁護士(元神戸家裁の裁判官で、神戸連続児童
 殺傷事件を担当)の事務所にて、少年問題や法律問題にたずさわる方々が招かれて
 講演会が行われいるんです。

  私はこの春から毎回参加させていただいております。事務所は大阪の豊中市にあるん
 ですが、東京から新幹線で来てるのは私ぐらいです。

  ふつうの講演会と違うのは、講演をする人と聞く人の距離が極めて近いことですね。
 なにしろ、卓球台を囲んでディスカッションをしますので。

  昼の1時から開始し、3時か4時あたりでいったん休憩となって、卓球台の上に
 ビールやおつまみが出てきます。土曜日のまだ日が出ているうちから飲める。そして
 酒の勢いに任せて、議論がさらに白熱するのも、この講演会の面白さです。

  先週、7月の部が終わって、さぁ帰ろうかとしていると、井垣さんから、9月に
 講演する人がまだ決まってないという話があって、なんだかんだで私に白羽の矢が
 立ってしまったのです。 ご指名を受けて、ありがたいことです。


  講演テーマは、ズバリ「裁判員制度について」。 でかい!

  今までも、この裁判員制度というテーマで、原稿のご依頼をたびたび受けて、
 それなりに調べてきて、同制度については「やめたほうがいいんじゃないの?」と
 いうスタンスで来てますけど…… どうなんですかね。

  評議のなかで、一般の人の意見をくみとることが保障されている法律になって
 いないので、だいぶ心配しているわけですが、うまくやればうまくいくシステム
 だとは思っています。
  法律は窮屈だけど、裁判所の実際の運用や努力によって、改善される余地はある
 かも……?

  私の考えが、ふらふら揺れているのは確かです。

  なので、講演とはいっても、私はあまり主張を出さずに客観的データだけ提示して、
 皆さんと気軽に話し合うような場にするのが一番かなと。話し合っているうちに立場が
 変わるかもしれないし。

 

 

  法律というのは小難しいので、一般の方に向けて易しく説明することほど難しい
 ことはありません。 私など、その難しさを解きほぐしたくて、なにかいい切り口や
 書き方はないか、四六時中考え事をしているようなもので……。

  政治・経済・学問・芸術・スポーツなど、世の中の行動・現象は、たいてい法律で
 裏づけられているものです。法律のシステムを知っていれば、世の中の仕組みの一端が
 見えて面白いだろうなとは思いますが。

  法律問題を易しく解説するという、私と志を同じくする方が配信しておられる
 メールマガジンをご紹介します。 こういうマガジンの存在は、刺激になりますねぇ。

 

========

  〜今、法の学び方を考える。〜
 
   「法律=難しい=学びづらい」を払拭しましょう。説明後半のヒーローコント(笑)
  や月1のクイズ大会で楽しい法律を。公務員や法律関係資格試験合格を目指す方、法
  律に興味がある方の基礎知識の養成にピッタリ。メインメルマガ、『楽しい法律辞典』
  他、問題集、豆知識という各種無料メルマガもご用意しています。
  
  【ご登録はこちらで】
  http://www.le-in2.com/mail2.htm



 _______________                     _______________
 \   ┌──┴────────────────────┴──┐   /
  \  │   日本国憲法 第82条  (裁判の公開)      │  /
  /  │                          │  \
 /   │ 1  裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。 │   \
  ̄ ̄ ̄ ̄└──────────────────────────┘ ̄ ̄ ̄ ̄







▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲ ネットで擬似体験する裁判傍聴!

▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲ 本日の つまみぐい法廷

                        (※印は、発行人注です)


 □
■□ 窃盗、傷害 被告事件


 【被告人】 無職の男(23歳)

 【法 廷】 東京地方裁判所



 被告人は午後9時ごろ、99円ショップで「午後の紅茶」ペットボトル1本と、
カフェラテ1点(計198円相当)を窃取。

 また、店外に逃走する被告人を追跡してきた同店店長の頚部を締め上げ、全治
1週間の傷害を負わせたという疑いで起訴されている。

 その公訴事実を「間違いありません」と認めた被告人、肌は色白で細身。髪は
センター分けで脱色。紺色の長袖トレーナーを着ている。

 とても粗暴犯をおかしたような人物には見えない。


 被告人は友人宅に居候していたが、仕事を見つけようともしていなかったようだ。
消費者金融5社から、計170万円ほど借金があるとのこと。

 「当時、所持金が90円程度しかなかった。なので、欲しかった飲み物を万引き
 しようと思った。近所にはコンビニもあるが、店内の造りが入り組んでいる
 99円ショップのほうが万引きしやすいのではないかと思った。以前、万引きに
 成功したことがあった」
 「お金が無くこんなことをした自分が恥ずかしいと思い、なんとか振りきって
 逃げようと必死だった」とは、被告人の供述を記録した調書の内容。

 叔父から毎月3、4万円の仕送りもあったというが、それもムダにしてしまって
いたのかもしれない。弁護側からは叔父と母親からの「減刑嘆願書」が情状証拠として
提出されていた。


 弁護人は、「どうして水を飲んでガマンしなかったのか」と質問。検察官も同じ
質問をしていた。やはり最初に浮かぶ疑問だろう。無理もない。

 被告人は「そう思ったんですが…… 心が弱くて、そのときは万引きしてしまい
ました。ジュースぐらいならという軽い気持ちでした。申し訳ありません」と
繰り返すばかりであった。



 もし、被告人による店長への暴行が、万引きを完結するための手段としてなされたの
であれば、強盗致傷罪(最高刑は無期懲役)となり、来年からは裁判員が召集される
一大事となる。午後ティーの万引きとはいえ、決してあなどれないのだ。


◆ 刑法 第238条(事後強盗)
 窃盗が、財物を得てこれを取り返されることを防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅
するために、暴行又は脅迫をしたときは、強盗として論ずる。



 しかし、本件ではこの事後強盗の規定は適用されず、窃盗(万引き)と、傷害(追い
かけてきた店長を殴る)の2件で起訴されることになった。法律上の最高刑は懲役22年
6カ月となる。

 これも決して軽い刑罰ではないが、強盗としてまとめて論じられるよりは、盗みと
暴力をわけて立件されたほうが、被告人には有利だということになる。

 あくまで理論的な上限が懲役22年あまりということであり、実際の量刑は懲役3年
程度であろう。執行猶予もつくかもしれない。ケガもそれほどひどいものではないし、
被告人もまだ若いことから、検察や裁判所も「最後のチャンス」だと情けをかけている
のかもしれない。



▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ みそしるの おすすめブログ


 もっと、本格的な裁判傍聴録を読みたければ……

 絶坊主さんの 『 名古屋地方裁判所 やじうま傍聴記 』


           http://chisai.seesaa.net/

 

 「もう二度としません」

 「申し訳ありませんでした」

 「反省しています」


  じつは、刑事裁判に持ち込まれる事件の背景や、登場する被告人のセリフって、
 だいたいパターンが決まってるんですよね。

  にもかかわらず、これだけバラエティに富んだ傍聴記録をアップしつづけられる
 ということは……

  あっしには、わかりますぜ。 絶坊主さんは、少なくとも、エントリされている
 記事の数倍、数十倍、相当な回数の裁判傍聴をこなしておられるということを。

  頭の下がる思いがします。

           http://chisai.seesaa.net/




★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ───────────────────────────────────

        桃栗3年 柿8年 … 出版企画のタネをまく
 
    ///  ウ ィ ー ク リ ー な が み ね  \\\

 ───────────────────────────────────
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★




□□■ PLAN 0012
□■
■    『まだまだ発掘! 全国の裁判員制度キャラクター 第2弾』


  このメールマガジンの復活第1号でお届けした、裁判員制度のキャンペーン
 キャラ特集ですが、かなり好評を博しまして、おかげさまで週刊誌の仕事にも
 つながりました。

  裁判員制度のキャラは、全国バラバラで多様性があるのが特徴的だったのですが、
 先月、鳩山法務大臣の号令で、全国統一キャラクターが、福岡高検の「サイバン
 インコ」に決定しました。

  http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080603/trl0806031051000-n1.htm

  ほかのキャラクターが、地域の特産品などに偏りすぎていた中、裁判員制度の
 アピールに一番関連が深いというのが、この「サイバンインコ」だったようです。

  裁判員制度と関連が深いといっても、まぁ、ダジャレなんですが。

 

  しかし! 全国統一キャラが決定した現在でも、地域の独自キャラの熱は、
 まだまだ消えずに、むしろ草の根で広がりを見せていたのです!



■ 新発見1
 ↓ 函館地裁 「ほーふくん」 (※サイがモチーフ)
http://www.courts.go.jp/hakodate/about/osirase/pdf/07_10_01_hounohi_osirase/poster.pdf

  サイ判員のサイが「法服」を着ています。「報復」という意味ではないようです。
 ほーふくんの、つぶらな瞳を見ていると、ドロドロした疑問も消え去り、澄み切った
 気持ちになってきます。  何も言えなくて、夏。


■ 新発見2
 ↓ 鳥取地裁 「saiちゃん&banくん」 (ブログ「裁判員広報応援隊」より)
http://saibanninnkouhou.seesaa.net/article/47387441.html#more

  おねえさんキャラが「saiちゃん」で、赤ん坊キャラが「banくん」ですね。
 saiちゃんは丸顔の童顔ながら、ワンピースからのぞかせる脚線美は素晴らしく、
 そのさりげないセクシーさは高く評価されるべきでしょう。


■ 新発見3
 ↓ 新潟地検 「けんしん君&チューリーちゃん」
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=111635

  あっ、 ネット上に画像がないじゃ、あぁりませんか!
  それは、チャーリー浜ちゃん。
  キミたちがいて、あ、ボクがいる。


■ 新発見4
 ↓ 長野地検 「信州おそばくん&信州りんごちゃん」
http://mainichi.jp/select/today/news/20080701k0000m040077000c.html
http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/nagano/kyarakutashoukai.html

  おそばくんは、頭上のそばを食べるパフォーマンスを実施中です。そばの食べ方は
 気をつけないと、婚約者からフラれかねませんので、注意が必要です。(←話題が古い)


  それにしても各地、男女セットでキャラを立てているケースが目立ちますね。
 男女共同参画の理念を気にしすぎの感もありますが、そう考えると、性別不明の
 「サイバンインコ」なんて、いろんな意味で優秀さが際だっているように思います。

 


▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ みそしるの おすすめメルマガ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             毎日5分!食卓の事件簿
>>>           日刊メールマガジン「暮しの赤信号」

 1975年に発行された「暮しの赤信号」は、毎号10何万部も発行され、学
校や家庭でベストセラーになりました。その発行人で、『脱コンビニ食!』(平
凡社新書)の著者でもある食生態学者の山田博士が発行するマガジン。食べもの
は人生を変え、文明を変え、歴史を変えます。実際の商品名もズバリ公表。

 法務省から、刑務所や少年院に収容されている人たちの更生に執筆を頼まれた
山田が毎日、ユーモラスに描きます。読者から「人生が変わりました!」という
声が続々と。本当の健康術は「節約術」でもあることがよくお分かりでしょう。
     始発駅はこちら → http://www.mag2.com/m/0000141214.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◆ ━━━━━━


 

▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ みそしるの おすすめメルマガ


 愛されて300号、15万人超の読者数を誇る、お化けマガジン。東大医学部卒の
精神科医「ゆうきゆう」さんが、恋愛などの人間関係に悩む皆さんへ、毎週お届け
する処方箋です。

 とはいっても、小難しい話は一切ありません。身近な話題から、皆さんの日常
生活にとってプラスに作用する心理学知識を軽妙に披露。人柄、にじみ出とります。
 個人的にも、純粋に「読み物」として勝負しているメールマガジンの先輩と
して、学びたい部分もたくさんあります。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「浦島太郎は、どうしておじいさんにされちゃったの?」
「ウソをついたとき、人間の目はどちらを向く?」

答えを見たら、後悔するはず。 → http://www.mag2.com/m/0000034430.htm
世界中で読まれているメールマガジン、「セクシー心理学。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


▼=========================================================================
 東京地裁つまみぐい ─ 裁判をネットで観てみよう [Magazine ID:0000148642]
 2008年7月13日付 通巻第86号             発行人:長嶺まさき
 (毎週日曜日に、あなたのメールボックスへ潜入します。ご注意下さい)
|==========================================================================|
 本誌を気に入ってもらえたら http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html 
 の『読者の本棚』で推薦して頂ければ勇気100倍です。そんな貴方に幸多かれ!
==========================================================================|
 ☆司法脱線ブログ『法治国家つまみぐい 〜 六法全書でニッポンを覗こう 〜』 
                         http://miso.txt-nifty.com/
 ☆新世紀の新解釈『正義の法律用語辞典』 
            http://homepage2.nifty.com/misoshiru/yougo/yougo.htm
 ☆発行人は、こんなヤツ
                    http://miso.txt-nifty.com/about.html
 ご意見やご感想、相互紹介、愛のメッセージも、こちらからお願いします。↑
=========================================================================▲

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る