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500以上の四字熟語を文中に挿入した、四字熟語てんこもり小説。お見合い経験約五十回の筆者が綿密な(?)取材と、実体験を元にして書いた奇想天外、前代未聞のドタバタお見合い恋愛物語。

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2008/05/28

【前途洋々】【順風満帆】<四字熟語物語ー平成のたちくらみー>

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  《第九章》  アサミクレヨの過去(その15)


 ユタカの話によると、アサミ女史にはるるるん寿よろずハッピー
ブライダル研究所に就職する少し前、結婚を決めた男性がいたとい
うのである。その男は以前彼女が勤めていた会社の同僚で、※364
【前途洋々】の商社マンだった。若かったアサミ女史は彼に夢中で、
彼もまた、彼女の事を気に入っていた。

「このまま何もなければ、あいつも※365【順風満帆】の結婚生活
が待っているはずだったんだ。だがな……」と言いながら、ユタカ
は重苦しそうに言葉を続けた。

「あいつはちょっとした、そう、ほんのちょっとした過ちを犯して
しまったんだ」

「過ち?」


(つづく)


【四字熟語解説】

364前途洋々(ぜんとようよう)

 洋々とは水が満々として、溢れるように流れている様子や、広々と
広がっている様子。
 そこから、未来が明るく、希望に満ち溢れている様子を表す。まだ
若く、いろんな将来の可能性が広がっている若者に対して主に用いら
れる。
 確か筆者もかつてこのような時代があったと認識しているが、だら
だらと日々を過ごしているうちに、いつの間にかいいオヤジになって
しまった。
 若い頃は時間など無限にある、と感じていたものだが、今や一年な
どあっという間に過ぎ去ってしまう感覚である。
 人生というステージにおいてやれることというのは結構限られてい
るものだなあ、と感じる昨今である。


365順風満帆(じゅんぷうまんぱん)

 追い風に乗り、帆を風にいっぱい満たし、水の上を滑るように進む船
の様子から、すべてが波に乗り、うまくいっている状態を表現する。
 あらゆるタイミングが良いように組み合わさり、あたかも自分のため
に今の状況が用意されているような感覚を受けるような時が誰しもまれ
にあるものだが、こういう状態の時というのはなんでもできそうな気が
して、つい調子に乗り、一転転落の道へと迷い込むことも……ライブド
アとホリエモンのたどった経路はまさしくそれだね。
 うまく行っている時ほど落とし穴が多いので、なお一層気を引き締め
なければならない、という教訓ですな。

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メルマガ発行者:玉木 義大(たまき みちひろ) 
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