人民元を切り上げている場合ではない!
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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』 第10号
人民元を切り上げている場合ではない!
No. 00010
不定期発行
Presented by Wild Investors
安間 伸
Shin Amma, CFA
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人民元切り上げの影響は?
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まいどお世話になってます。
人民元が対ドルで2%切り上げられました。
日経新聞では1面トップはもちろん、多くの紙面を使ってそのことを伝えていま
す。
しかし、ロンドンでのテロを脇に追いやるほどのニュースですかね?
2%なんて、円やユーロだったら1日で動く誤差の範囲内ですよ。
同時にバスケット制への移行を発表していますが、他通貨との連動を続けるんで
あればほとんど変化なしでしょうな。騒ぐほどのことではないと。
まあ、日経新聞はこの瞬間に備えて情報を集めてきたのでしょうから、たとえ
それが小幅であっても熱を入れて報道したくなる気持ちはわかりますが(笑)。
私は人民元を切り上げている場合じゃないと思いますよ。
むしろ数年後には切り下げに追い込まれるんじゃないですかね。
ええーっ! 何だってええぇぇえ!!!!
と驚かれたあなた、ちょっと考えてみてください。
カラクリ2で述べたように、為替レートは基本的にインフレ率の違いに影響され
ます。インフレ率の高い国は、そうでない国に比べて通貨を切り下げなければ
ならない運命にあるのです。ですからインフレ率が高い人民元は、ドル・円・
ユーロなどのハードカレンシーに対して長期的には購買力平価が下がってしまう
のです。
ではなぜ今、人民元に切り上げ圧力がかかっているのか?
ひとつめの理由は、貿易摩擦によって米国議会からプレッシャーが高まっている
ことです。もうバッシングと言っていいぐらい中国を攻撃してます。
「中国の軍事費は実は10兆円だった!」なんて、私でもにわかには信じられませ
ん。CIAだかペンタゴンだか知らないけど、ちょっとやりすぎじゃねえのか。
まあこっちの利害と一致するから黙ってますけどね(笑)。
第二の理由は、忘れている人が多いようですが、94年に人民元は50%の切り下げを
行っていることです(日経新聞1面参照)。円にたとえると、1ドル100円の
為替レートを突然150円にしたのです。それが起爆剤となって中国への資金流入が
進みましたし、ついでに97-98年のアジア危機の原因ともなりました。元の強さは
その大幅切り下げによってもたらされた貿易黒字と、その後の資金流入によって
もたらされたものです。
えっ、 中国の大きな外貨準備が原因じゃないのかって?
うーん、それもあるかもしれませんが、どうも私には信じられないのですよ。
というのも中国の外貨準備は「海外の投資家が払い込んだドルをカウントして
いる」という話があり、対外負債つきの資産に過ぎないのではないかという
疑惑があるのです。
たとえば私が1億円分のドルを中国に払って元を買ったら、その1億円は中国の
外貨準備として発表されているという話ですな。
おいおい、それはいったい誰のカネなんだと(笑)。
俺が投資を引き揚げたら、外貨準備が減るのかよ!
まあこれは誰かから聞いただけの話なので、夏休みにでも確認したいと思います。
あっ、もちろん「中国が出す数字はそもそも信用できない」「持ち逃げされちゃっ
てもう残ってないんじゃないか」という理由もありますよ。
まとめますと、人民元にこれまで上昇圧力がかかってきたのは、
1. 94年の大幅切り下げの余韻
2. その後の外資の資金流入
ではないかと考えています。
しかし1については、いつかは効果が薄れるものです。人件費や土地代が急上昇
しているのであればなおさらです。自国通貨のインフレ傾向が続く限り、購買力
平価はじりじりと下がってゆきます。
さらに反日暴動などでカントリーリスクが明らかになったため、各国の企業が
他国に生産拠点を移し始めています(インド・ベトナムなど)。これまでは
海外からの資金流入が購買力平価の下落をカバーしていたわけですが、
流入が細れば購買力平価が効いてきます。
ここで大きく元を切り上げてしまえば、海外からの投資はさらに減るし、逆に
切り上げを期待していた投資家の利食い売りで外貨が流出する懸念がある。
だから20%などという大きな切り上げはできない。
しかし中国政府としてはアメリカと争って、G7などの場で吊るし上げられたく
ない。だから「こちらも気を使っていますよ」というポーズを取る必要が
あるのです。そこで、2%というどうでもいいような小幅な切り上げに
落ち着いたのだと思います。
正直、中国は元を切り上げている場合ではないと思いますよ。
むしろ見栄を張らずに、切り下げを視野に入れるぐらいかと。
まあ、アメリカ様がそれを許さないわけですが。
何年か後に元が切り下げられた場合、新聞はどんな扱いをするんだろうなあ。
「中国様への投資は大きく扱い、暴動などのネガティブなニュースは扱わない」
というのが日本のマスコミですからね。
国際面にちょこっと載るぐらいだろうか?
そんなことを今から妄想しては、楽しんでいます。
おまけ:こんな本が出るのかよ!
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うーむ、韓国批判のタブーに一石を投じる本が出ますか。
時代は大きく変わりつつあるかも。
「マンガ 嫌韓流」
−−−知れば知るほど嫌いになる国、それが韓国なんだ!
私は7月16日ぐらいにこの本の発売を知ったのですが、それ以来ずっと1週間
アマゾンでベストセラーのトップを走っています。
そんな本、今まで見たことありません。
http://tinyurl.com/ckrxy
面白いのは楽天で、しばらく経ってから更新すると右上の「残り個数」が減って
ゆきます。すごい売れ行きです。
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001792660/
おそらく日本のマスコミは、最初はこれを完全に黙殺するでしょう。韓国では
発売前から新聞やテレビで大騒ぎとなり、ハングル翻訳まで出ているのとは
好対照です(たぶん無許可)。それができなくなったら今度はバッシング
ですかね。
作者や出版社へのいやがらせも当然あるでしょう。
よその国の教科書にまで文句をつけてくる人たちですから。
韓国は朝鮮戦争でともに戦い、3万人の戦死者を出した米軍に「出て行け」
と言ってます。マッカーサーの像も撤去するように求めているようですから、
もう戻っては来れないところまで行ってしまったようです。
http://tinyurl.com/8g9xr
アメリカは日本ほど甘い国ではありません。
在韓米軍関係者をたびたび襲っていれば、撤退が早まりますよ。
アメリカの支援を受けた保守派クーデターの可能性はほとんどなくなりました。
あとは北に操られて暴走するだけ。
さよなら韓国・・・かな?
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