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「社会起業家的な新しい働き方のスタイル」というテーマで、主に海外メディアからの注目トピック・トレンド・事例等に関してのダイジェスト&コメントを週2回配信。「こんな働き方・ビジネスモデルがあったんだぁ」と思えるエッセンスが満載。

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2009/12/29

【ソシアレ】vol. 100 | 社会起業「業界」過去10年間の10大イベント by Change.org

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『ソシアレ』~社会起業家的な新しい働き方のスタイル
http://www.socialcompany.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/12/29━━
【『ソシアレ』~社会起業家的な新しい働き方のスタイル】を購読して下さって
いるみなさんへ

このメルマガは、主に海外で起こりつつある「社会起業的な新しい働き方のスタ
イル」に関する情報・トレンドの中から、「こんな視点がとても新鮮」、「こん
な働き方があったんだぁ」と思える情報をお伝えできたら、という思いで発行し
ています。

社会起業家という言葉に興味をお持ちな方、或いは海外事例等の中に日々の仕事
の中に活かせるヒントがないかな、と思っている方に参考にしていただければ
幸いです。

--【目次】 ---------------------------------------------------------------------
★社会起業「業界」過去10年間の10大イベント by Change.org
--------------------------------------------------------------------------------
2009年も残すところあと2日余り、1年を振り返ったり、家族の行事でお忙
しいところだと思います。いかがお過ごしですか?

今回のメルマガは仕事収めの意味と、この1年のお礼を含め、年末ぎりぎり
ですが、配信することにしました。今年も安定発行は苦労が多かったのですが、
おかげさまで今回、100号目を配信することができました。この場を借りて
お礼申し上げます。来年はより安定的に配信できるよう、工夫したいと思い
ます。懲りずにお付き合いいただければ幸いです。

では、以下はこの夏サンフランシスコで出会ったナサニエルさん(change.org
 ライター)の独断で選んだ社会起業家「業界」の過去10年を振り返ったベスト
10リストです(原文: http://bit.ly/7u7p4r )。日本国内でも「社会起業家」と
いう言葉、働き方含め、マスコミ等でも非常に話題になった一年でしたが、
来年は更に発展させていきたいですね。目の前のことからひとつひとつ、役割
果たしていきましょう♪

【10】ホワイトハウスでの「オフィス・オブ・ソーシャルイノベーション」設立
 (April 2009)
・5000万ドル(約45億円)の予算を確保した上で「ソーシャル・イノベーション・
ファンド」が設立され、2010年以降、社会問題を解決するための団体に対して
助成が行われることになっている。

【9】スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー創刊 (Spring 2003)
・2000年代において多くの大学、MBAプログラムで「社会起業家」を扱うプログラム
が創設されたが、その中でスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー
(SSIR)の創刊は代表的なものといえる。

【8】ソーシャルイノベーターの会議、「Pop!Tech」 (2003) や「TED」 (June 2006)
の無料動画提供開始
・「社会起業家」という言葉に含まれる要素が多様化し、定義があいまいになるなかで、
「Pop!Tech」 や「TED」のような会議には、アート、科学、宗教等、分野を超えた
イノベーターが集う会議として以前から一部の人には知られている会議だった。 世界
トップレベルの社会イノベーターによるプレゼンテーションをインターネット上での
無料閲覧を可能にしたことで、インスピレーションが何千万人という人に広がり、その
効果は計り知れない。

【7】ユニリーバ社による「Ben & Jerry’s」買収 (April 2000)、キャドバリー社のフェア
・トレードへのシフト (March 2009)
ユニリーバ社の「Ben & Jerry’s」買収時に約束された、「社会貢献的な要素を維持する」
ことは残念ながら実現されなかったが、その後、キャドバリー社が世界的なチョコレート
ブランドとして初めてのフェアトレード認証チョコレートの市場導入を発表。クラフト社
によるキャドバリー買収が話題になる中、社会的企業へのエグジットという道が今後どう
なるか、業界の今後を占う上でも重要なテーマになるだろう。

【6】iPhone登場 (June 2007)
・アップル、そしてソーシャルメディア等に関しどう思うかは議論の余地はあるものの、
iPhoneは個人の所有する電子デバイスとしてとてもパワフルなものであることは疑いない。
現代版スイス・アーミーナイフとして、10万以上のアプリケーションが利用可能で、手の
ひらのデバイスを通じて情報を探したり、アフリカの難民支援のための活動までもが可能だ。
またiphoneを通じてコミュニケーションの取り方が発展し、集合知、そして集団的な活動
が促進されることは間違いなく。こうした動きはまだ始りに過ぎない。

【5】ティーチ・フォー・アメリカが人気就職先トップランクに (May 2009)
・昨年、3万人以上のトップスクール卒の大学生を選考で落とし、全アイビーリーグ卒業生
の11%(イェール大の16%含む)からの応募を受け付け、ブラウン大学、ジョージタウン
大学、シカゴ大学等含む10数校の有名大卒業生の最も多い雇用主だった団体は・・・・・
ゴールドマン・サックスでもマッキンゼーでもなく、教育系NPO「ティーチ・フォー・
アメリカ(TFA)」だった。TFAはまだ完璧ではなく、改善すべき点はあるものの、
次世代のリーダーをこの分野で育成するという目標において、大きな規模、スケール
感を持って成功を収めた事例のひとつといえる。

【4】リーマン・ブラザーズの破綻 (September 2008) 、ソーシャル・キャピタル
マーケットカンファレンス(SOCAP)開催 (October 2008)
・未曾有の世界的経済危機の象徴としてのリーマン・ブラザーズ破綻の直後に開催され、
今年2度目の開催を見たソーシャル・キャピタルマーケットカンファレンス(SOCAP)
は、金融機関を含む民間企業、多くの起業家、社会起業家の参加を見て、セクター間の
融合を実現、資本主義の在り方を問う貴重な場所を提供した。

【3】ムハマド・ユヌス氏(グラミンバンク)のノーベル平和賞受賞 (October 2006) 、
・kiva.org創設 (March 2005)
どの業界にも輝ける象徴的なヒーローが必要なように、ムハマド・ユヌス氏がノーベル
平和賞を受賞したことは多くの人にとって「社会起業家」という言葉を知らしめる
きっかけとなり、「ソーシャルビジネス」という言葉も広く知られるようになった。
また、ユヌス氏に触発され、彼のの功績を更に広く知らしめたものとして、インター
ネットを利用して途上国の起業家への融資を可能にしたkiva.orgがある。kivaは既に
1億ドル(約90億円)を超える規模の融資を実現し、同時に「Vittana」, 
「Samasource」, 「Change.org」等に代表されるような、オンラインを利用した
社会変革のプラットフォームの登場に道を切り開いた。

【2】デービッド・ボーンスティン「”How To Change The World”(邦題:「世界
を変える人たち」)」出版 (February 2004)
・社会起業家を題材にした書籍は数多くあるものの、アメリカの大学生、若い世代の多く
がこの本を通じて「社会起業家」という働き方に興味を持ったといえる。あらゆる
ムーブメントがメインストリームに移行する際書籍が必要なように、この本の果たした、
そしてこれから果たす役割は大きいといえる。

【1】eBay によるIPO (September 1998)
・投資情報専門誌「バロンズ」において、先日発表された篤志家(フィランソロフィスト)
ランキングの1位、2位に選ばれたのは、ピエール・オメディア氏(eBay創業者)、
ジェフ・スコール氏(eBay最初の従業員)だった。オンライン・オークションサイト
大手としてeBayのIPOを1998年に果たした際、彼らが得た巨額の上場益を社会起業家的
な業界の礎を築くために多くの投資をした貢献は非常に大きいものがある。10億ドル
(約900億円)以上をつぎ込んで設立したスコール財団は、スコール・ワールド・
フォーラム等、社会起業家支援のための様々な試みを行い、また気候変動問題に警鐘を
鳴らしたアル・ゴア元副大統領の「不都合な真実」等の社会的な映画製作を行う会社、
「パーティシパント・メディア」もスコール氏の支援により設立された。

なお、補足として社会起業家中間支援組織としての「アショカ」、「エコーイング・
グリーン」も挙げられる。特定の大きな出来事・イベントはないものの、すべての人が
チェンジメーカーである、と謳い業界の声として世界中の社会起業家を支援してきた
「アショカ」、そして多くの若手社会起業家、イノベーターに投資を行っている
「エコーイング・グリーン」は80年代から重要な役割を果たし、21世紀においても
欠かせない役割を果たすことが期待されている。

【各サイトへのリンクを含めた詳細はこちらからブログのページをご覧ください】
http://bit.ly/8XDfwO
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【編集後記】
長文お付き合い頂き、有難うございました。100号目という区切りを年末に
迎えることができて感慨深さもありますが、来年はより安定的に情報発信が
出来るよう、仕組みを作っていきたいと思ってます。

twitter(@socialcompany)を利用したり、自動翻訳のツールを利用する等、
まだまだ試行錯誤は続きますが、「社会起業家的な新しい働き方のスタイル」
を伝えるというテーマと、NetSquared 東京(www.netsquared.jp)の活動
を通じたソーシャルメディアを利用したNPO・公共サービス・ビジネス支援
という分野で、新しく仕事を創り出していけたら、と思ってます。

では、来年のみなさんの健康とそれぞれの分野での活躍を心からお祈り申し
上げます。来年もどうぞよろしくお願いします!


市川裕康
http://twilog.org/SocialCompany (tweetまとめサイト)
info@socialcompany.org

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